SamSuka
ごむらば
ごむらば

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売れない俳優

5年間俳優をやっているが、泣かず飛ばず。 そんな俺に映画の話がきた。 とは言っても、その映画で有名俳優のとあるシーンでの替え玉が、俺の役なのだがもうそんな事には拘っていられない。 食べていくのもやっとの俺は映画の話を受けた。 名前も書かれていない控え室へと案内されて待っているとスタッフが衣装とタブレットを持ってやって来た。 渡されたものはビニール袋に入った黒いもの。 「これに着替えて下さい、着替え方はタブレットを見て下さい」 そう言うとスタッフはさっさと行ってしまった。 まずはタブレットを見てみる事にした。 動画を再生すると、外国人男性が光沢のある黒光りしたブーメランパンツを履いて出てきた。 小さな丸テーブルに置かれた黒光りしたものを手に取るとそれを被り始めた。 「え?マスクか?」 そう言いながら動画を見ていると、予想通りマスクだったが、マスクとタンクトップが一体となっていた。 凝視してみるが、その黒光りするマスクに覗き穴も呼吸穴も見当たらない。 なのに、その男性は苦しむ様子もなく、今度は大きな黒いものを広げ始めた。 「まるで見えているみたいだ」 ポツリと呟く。 男性が手にした黒いものは全身を覆うスーツ。 それを着始めるのだが、首のところから足を入れ始めた。 そのスーツにはファスナーはなく首元が大きく開いて、男性はスーツを着ていく。 “まるでゴムのようだ“ そう思いながら男性が着替えるのを見守る。 男性は腕を通し両腕を伸ばすようにすると、スーツは男性の体を呑み込み、全身黒光りするマネキンに変えてしまった。 「コレを今から着るのかぁ」 自然と独り言が漏れる。 取り敢えずビニール袋から出してみると独特の香りが立ち込め、それに塗られていた潤滑剤のようなものが手についた。 【ラバースーツ】ゴムで作られた服、聞いた事はあったが、まさか自分が着る日が来ることは想像もしていなかった。 “とにかく着ない事には仕事にならない“ そう自分に言い聞かせて、タブレットで見たことを再現し始めた。 まずは全裸になると、黒光りするブーメランパンツを履く。 ヒンヤリとしたが、履いてみると体に密着してなかなかいい感じだった。 次にマスクとタンクトップが一体になったものをこれから被るのだが不安はある。 ゴムの服だから、確実に通気性はない。 被ってみたが脱げなくなり、窒息したら洒落にならない。 マスクを被る前に内側を覗いてみた。 それで不安は全て解決した。 顔の目と鼻の辺りに光が差し込んでいたから。 「なんだ、ちゃんと穴開いてるじゃん」 そう言って外からマスクを見てみると、穴はほとんど確認できない。 中に手を突っ込んで、マスクの内側を少し浮かせて改めて見ると、確かにぱっと見は分からなかったが小さな穴が開いていた。 「なるほど、こうなっているのか」 一人で納得し、安全である事が確認できたのでマスクを被ることにした。 マスクを被り、タンクトップに腕を通す。 思っていたよりも簡単に着ることができた。 マスクを被っても視界もある程度確保され、呼吸も問題ない。 自分でラバーマスクに覆われた顔を触ってみると、なんとも言えない気持ち良さ。 ブーメランパンツに収まっていたペニスが勃起し、右太ももの方へはみ出してきた。 「うわっ、どうしよう?」 焦ってラバースーツを着ようとすると、ラバースーツ以外にもう一つ、タブレット動画にはなかったラバースパッツが出てきた。 何かの配慮があったのか分からないがそれを履いて勃起したペニスを上に向けた。 圧迫感がなんともいえない、このまま射精してしまいそうな自分を必死に落ち着かせ、時間を掛けて勃起が収まったところでようやくラバースーツを着始める。 こちらもタブレット動画同様に着ていくと上手く着る事ができた。 全身を圧迫される気持ち良さに再び勃起してくるが、ブーメランパンツとスパッツ、全身を覆うラバースーツに押され込まれたペニスは下を向いたままで勃起するも自身の存在をアピールするように形を浮き彫りにさせる。 だが、なにぶん押さえ付けられているため、あまり目立たないように自分では思えた。 改めて姿見で全身を見てみる。 黒光りし妖しい光を放っているが、その姿は到底、人には見えない。 高級ブティックに置かれているマネキンのようにしか見えなかった。 ラバーマネキンとなり、椅子に座り目を瞑り、心を落ち着かせてスタッフが呼びに来るまで待機する。 下手に体を触っていると、また勃起して今度こそフィニッシュまでいってしまいそうだったから。 『コンコンコン』 扉がノックされてスタッフが呼びに来た。

Comments

いつもコメントありがとうございます。2023年もよろしくお願い致します。

ごむらば

来年まで引っ張られますよ\(^o^)/ お楽しみです!

isyoya


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