フェチ転ハツ起 意味:フェチが転じて初めてのことが起こった 私、早瀬 美月(はやせみづき)と友人 瀧澤 麻衣(たきざわまい)の2人でプールへと行った時、私のフェチが麻衣ちゃんに知られてしまいました。 うっかり者でおっちょこちょいの私はプールではよく鍵を失くす事がありました。 そこでいつも私の鍵を麻衣ちゃんに預ける方法を取っていました。 今日もいつも通り、裸になりバスタオルを体に巻いて、水着とスイミングキャップの入った袋だけを取り出して、ロッカーに鍵を掛けると、鍵を麻衣ちゃんに預けました。 テキパキしていてしっかり者の麻衣ちゃんは既に水着に着替えており、私の鍵を自分のロッカーへ入れると、自分の鍵と財布を貴重品ロッカーへと預けに行ってしまいました。 その間に私は水着に着替えてしまおうとして、 ビニール袋から黒いスイミングキャップを取り出して固まってしまいました。 出てきたのはスイミングキャップではなく、ラバーマスク、それもマネキンのようなノッペラボウになるマイクロホールマスク。 慌てて水着も確認してみましたが、黒い水着ではなく入っていたのはラバースーツでした。 冒頭でもお伝えしたが、私はおっちょこちょいです。 水着のセットとラバースーツのセットを取り間違えて持って来てしまったです。 あまりの自分のバカさ加減に顔を押さえて座り込んでしまいます。 遊びに来たプールは家からかなり離れているので、簡単には水着を取りに帰る事もできません。 何より麻衣ちゃんを待たせるのも申し訳ない。 かと言って、ここで水着を買うほど裕福でもありません。 どうしていいか分からず、座り込んだままの私のところへ麻衣ちゃんが戻って来ました。 「美月、準備できた?あれ?」 バスタオルを巻いて裸のままの私を見て不思議そうにする麻衣ちゃん。 私は正直に水着を忘れた事を麻衣に伝える事にしました。 「それは?」 麻衣ちゃんはラバースーツの入ったビニール袋を指差して言います。 「えーと、アレだよアレ」 私は必死に誤魔化そうとしますが、こんな時の麻衣ちゃんの追求から私は逃れた事がありません。 案の定、麻衣ちゃんの追求に捕まってしまいました。 渋々といった感じでラバースーツを出します。 麻衣ちゃんに引かれると思っていたのですが、麻衣ちゃんは目を輝かせて言います。 「美月、着てみてよ!」 私はキョロキョロして周りを見ると他の利用者もいます。 私が戸惑っているのを見て、麻衣ちゃんはラバースーツの入ったビニール袋を手に取ると、私の手を引いて走り出します。 「ちょっと麻衣ちゃん、どこ行くの?」 「いいから、いいから」 麻衣ちゃんに強引に連れて来られたのはシャワールーム。 プールにも入っていないので利用者は誰もいません。 基本的にはプールから上がってからシャワーを浴びて帰る利用者が多いからです。 「さあ、どうぞ美月、着替えて着替えて!」 テンションの高い麻衣ちゃんに勧められるがまま、私はプールのシャワー室でラバースーツに着替える事になってしまいました。 個室に入り、出入口の扉を閉めてラバースーツに着替え始めます。 幸いなのか、ビニール袋にはラバースーツと一緒にドレッシングエイドも入っています。 私は体に巻いていたバスタオルを取り、体にドレッシングエイドを塗っていき、塗り終わるとラバースーツの背中のファスナーを開いて足を通していきます。 ドレッシングエイドのお陰もあり、足は簡単にラバースーツに呑み込まれていきました。 腰までたくし上げると腕を通してから背中のファスナーを引き上げました。 ここから一つ問題があります。 このラバースーツはマスクまで一体になっているのですが、マスクは目と口が開いており、目出し帽のようになっていて、人に見られるのはとても恥ずかしいので首元に押し込み背中のファスナーを目一杯上げました。 そうしてから個室から出ると、麻衣ちゃんが私の黒光りする姿を見て目を輝かせています。 「美月、凄くいいよ!素敵!」 幸運にも麻衣ちゃんは私のラバースーツ姿に引くことなく興味を持ち褒めてくれました。 気分を良くした私に麻衣ちゃんが話してきます。 「美月、ビニール袋の中にまだ何か入っているよ」 「ラバーマスクが入ってるの」 うっかり口を滑らせたのが失敗でした。 「見せて、見せて!」 麻衣ちゃんに促されるまま、ビニール袋からマスクを取り出します。 麻衣ちゃんは不思議そうにラバーマスクを見ています。 外側から見ると全く穴が開いていないマスクなので、不思議に思ったのでしょう。 麻衣ちゃんはマスクの内側から覗いて細かな穴が開いていない事を確認すると言いました。 「美月、これ被ってみてよ!」 麻衣ちゃんは一度言い出すと止まりません。 私はラバーマスクも被ることになりました。 こうなると、麻衣ちゃんの視線は私の顔周辺に集中します。 当然、首元に強引に押し込んだラバースーツと一体の目出し帽のようなマスクの存在も気づかれました。 「美月、首元の不自然な膨らみは何?」 気づかれて指摘されれば、麻衣ちゃんからは逃げられません。 私は観念して首元に隠すように突っ込んだマスクを取り出しました。 「へー、スーツと一緒になってるマスクもあるんだ、私が被せてあげるよ!」 無邪気に言う麻衣ちゃん。 私は自ら他人は見られたくなかった目出し帽のようになったラバーマスクを被ると、麻衣ちゃんは背後に周り、背中の途中で止まっていたファスナーをマスクの天辺まで閉めてくれました。 私は顔を見られる前に、細かい穴しか開いていない被ればノッペラボウのようになるマスクを手にして被ろうとした時でした。 「なんだろうこれ?」 そう言って麻衣ちゃんは天辺のファスナーのところで何かしています。 顔を隠したい一心で大事な事を忘れていました。 このラバースーツのファスナーはロックができる様になっていて、失くさないようにファスナーに鍵を付けていたのです。 「こうしたらいいのかな?」 麻衣ちゃんはあっさりと私のラバースーツのファスナーが開かないようにロックを掛けてしまいました。 私は慌ててファスナーを下ろそうとしましたが 動きません。 振り返り麻衣ちゃんに言います。 「麻衣ちゃん、鍵返して!」 麻衣ちゃんの返事はこうでした。 「今日、私の言う事を聞いてくれたら夕方には返してあげるよ」 私はなぜか麻衣ちゃんには強く出られず、従うことになってしまったのです。 「そのマスク、泥棒さんみたいで面白いけど、さっきのラバーマスクを被ってみようか」 私は麻衣ちゃんの指示に従うように、手に持っていたラバーマスクを自分で被ります。 全身黒光りする私の姿を見て、麻衣ちゃんが嬉しそうな声を上げます。 「凄いー、本物のマネキンみたい!」 そう言って私に抱きつきます。 「本当に凄いよ美月!それにこれ、もしかして興奮してる?」 麻衣ちゃんはそう言うと、ラバースーツ越しに勃起した乳首にワザと指を引っ掛けるようにして触ってきました。 私は体を震わせて後退りします。 「美月、可愛い!」 「もう、麻衣ちゃんやめてよ」 私の言葉を軽く受け流して麻衣ちゃんが話し始めます。 「じゃあ、プール行こう!」 「え、この格好で?」 「嫌なの、鍵返してあげないよ!」 私は言葉に詰まり下を向いてしまいました。 そんな私に麻衣ちゃんがある提案をしてきました。 「美月はその姿が他人から見えなければいいの?例えば着ぐるみを着るみたいに」 私は少しだけ迷いましたが、麻衣ちゃんの提案に頷きました。 「じゃあ、ここで少し待ってて!」 そう言うと麻衣ちゃんはどこかへ行ってしまいました。 麻衣ちゃんがいなくなっても、私はシャワー室から出られません。 黒光りするマネキンのような姿を誰かに見られて騒がれたら困ります。 だから、個室に隠れて麻衣ちゃんを待ちました。 幸い、シャワー室には誰も来ませんでした。 程なくして戻って来た麻衣ちゃんの肩には大きめのトートバッグがありました。 「美月どこ?」 その声に私は隠れていた個室から出て行きます。 「何を持って来たの?」 私が不安気に聞くと、麻衣ちゃんは笑顔で返します。 「いいもの!それにしても凄いね、そのラバースーツ美月の体にピッタリ張り付いてまるで第二の皮膚みたい」 その言葉に気を良くした私はまた余計な事を話してしまいます。 「私の手作りだからね」 「えーマジッ、今度私のも作ってよ」 「うん」 そんな話をしながら麻衣ちゃんが、トートバッグから取り出したものは、シャチのフロートでした。 厚手のビニールで出来た空気を入れて膨らませるシャチです。 プールなんかに浮かべて遊ぶアレです。 なぜ?と思っていると、麻衣ちゃんは空気入れを取り出してシャチに空気を注入していきます、同時に私に指示を出します。 「じゃあ、美月は中に入って!」 私には麻衣ちゃんの言っていることがよくわかりません。 「どういう事、シャチの上に乗るの?」 私が麻衣ちゃんに聞くと麻衣ちゃんは空気を入れる手を止めて、シャチの口の部分へ移動して私を呼びました。 「美月、ここから中に入るの」 フロートのシャチの口は開いていて、中へ入れるようになっていました。 「ここから入るの?」 「ここから入るの!」 私の質問にオウム返しのように麻衣ちゃんに言われて、私はシャチに食べられるようにして中へと入っていきました。 シャチの尾ビレまで足を入れると、私の体は完全にシャチに呑み込まれました。 胸ビレに手を入れたら、後は麻衣ちゃんが空気を入れ終わるのを待ちます。 徐々にシャチが膨らむのに合わせて、私の体は圧迫されていきます。 ですが、この圧迫感が私にとっては気持ち良く感じました。 シャチが空気でパンパンになると、私はシャチから出られなくなっていました。 シャチの中で頭を横にして上を見るようにすると、シャチの大きく開いた口から呼吸はできます、それに視界は狭いですが外も見えます。 その狭い視界に麻衣ちゃんの顔が飛び込んできました。 「美月、そのラバーマスク被っていたら中に人が入ってるなんて分からないよ、じゃあプールへ行こう!」 そう言うと麻衣ちゃんが私の入ったシャチを押します。 転がるようにして台車のようなものに載せられました。 そのまま、麻衣ちゃんの押す台車に揺られてプールへ移動します。 このプールには流水プールがありそこへ連れて行かれるのだと私は思いました。 案の定、私の入ったシャチはプールへと転がしながら入水させられました。 シャチの開いた口からは水が入ってきます。 でも、私はフロートのシャチとして動かないように努めます。 なぜなら、狭い視界から小さな子供たちがいるのが見えたので。 フロートのシャチが動き出したらトラウマになりかねないと思ったからです。 「美月、待ってよ!」 そんな私の思いを砕くように先に私をプールへ放り込だ後、流れていく私に追いつけずにいる麻衣ちゃんが私の名前を呼びながら追いかけて来ます。 周りが亜然としているのは想像がつきます。 ようやく、追いついた麻衣ちゃんは私の上に乗りました。 私よりも小柄な麻衣ちゃんはフロートのシャチに乗っかり、流水プールを流れて行きます。 私も少し体を反らせるようにすると、シャチの口から水が入るのを抑えることが出来ました。 麻衣ちゃんが乗った事で圧迫感は増しましたが、耐えられないほどではありません。 私は気持ち良くプールを流れていたのですが、私に乗っている麻衣ちゃんは退屈してきたようで私にある指示をします。 「美月、バタ足バタ足!」 私はただのフロートのシャチを演じていたのですが、麻衣ちゃんから思いがけない指示がきます。 幸い私の目の前の視界には誰もいません。 “今なら大丈夫だろう“ そう思い、控え目にバタ足をしました。 控え目なバタ足が気に入らなかったのか、麻衣ちゃんからまた指示が飛びます。 「美月、もっともっと、バタフライのドルフィンキックして!」 私も麻衣ちゃんも水泳部なので、四泳法はマスターしています。 指示通りドルフィンキックをしますが、これも控え目にしていると、麻衣ちゃんが怒り出しました。 「美月、しっかり泳がないと鍵返さないよ!」 鍵を返して貰わないと困ります。 ラバースーツを脱ぐ事が出来ません。 私はバタフライを泳ぐかのようにドルフィンキックをし、胸ビレも動かして泳ぎ始めました。 「お!そうそう、美月出来るじゃん!」 私はその声を聞きながら、鍵を返してもらうために夢中で泳ぎました。 フロートのシャチで体が浮くので泳ぐのはかなり楽です。 体をしならせて泳いでいて、ある事に気づきました。 いつの間にか、背中の麻衣ちゃんの重みが消えていたのです。 “あれ?“ その事に気づいて、体を捩って振り返った時でした。 突然、私は羽交締めにされました。 そのまま、強い力でプールサイドへと押し上げらていきます。 “え?!どうなってるの?“ 動揺している私の耳に麻衣ちゃんの声が飛び込んできました。 「安木先輩、すみません、それ私のなんです」 「あっ、瀧澤じゃないか!」 安木 智弘(やすきともひろ)先輩は、高校時代の水泳部の先輩です。 そう言えば、大学でも水泳部に所属し、休みの日はプールの監視員のバイトをしていると聞いた事がありました。 ライフセーバーの資格も持っているので、プールの監視員は最適だと、麻衣ちゃんが言ってました。 “あっ!“ 麻衣ちゃんは安木先輩の事が好きで、今回わざわざ家から離れたこのプールへ遊びに行こうと私を誘った事に今気づきました。 「瀧澤、このシャチ自分で動いていたけど、誰か入っているのか?」 私はプールサイドで安木先輩と麻衣ちゃんの会話に聞き耳を立ててジッとします。 “言わないで麻衣ちゃん、私の名前は絶対出さないで!“ 心の中で強く念じます。 麻衣ちゃんや水泳部のみんなにも内緒で私は安木先輩と付き合っていました。 安木先輩が卒業して自然消滅してしまい、それ以降2年以上会っていません。 久しぶりに会った元カノが、マネキンの様なラバースーツ姿でフロートのシャチに入っていると知られたら恥ずかし過ぎます。 「えーと、友達が入っています、中の人見てみたいですか?」 麻衣ちゃんの言葉に動揺を隠せません。 私はシャチの胸ビレをパタパタさせて、抗議しました。 会話の感じから安木先輩はシャチの中身に興味を持ち、安木先輩に気に入られたい麻衣ちゃんはシャチから私を引っ張り出すことは目に見えていました。 必死に胸ビレをパタパタさせる私を見て、麻衣ちゃんが言います。 「中に入っている子も先輩に会いたいみたいですよ、ほら凄く喜んでるでしょ」 私は全力で胸ビレをパタパタさせて抗議を続けていましたが、無情にもシャチの空気が抜け始めます。 どんどん圧迫されなくなり、シャチは完全に萎んでしまいました。 でも、私はシャチから出たくありません。 空気の抜けたシャチの皮を着たまま、シャワー室へ向かいたいところですが、このままでは満足に立ち上がる事も歩く事もできません。 だから、寝そべったまま動かない作戦にでました。 そんな私の抵抗に麻衣ちゃんはシャチの口から頭を突っ込んできて言いました。 「お願い、出てきて安木先輩が中の人の事を凄く気にしているの、顔が分からないから大丈夫でしょ、名前は言わないから」 私は麻衣ちゃんの言葉に首を横に振りました。 「じゃあ、バラしちゃうよ」 私は首を横にブンブン振り小声で返す。 「分かった、出るから名前は絶対言わないでね」 麻衣ちゃんが黙って頷いたので、私は渋々シャチから出ることにしました。 空気が抜けて萎んだシャチから這い出てくる黒光りするマネキンにギョッとした表情を見せる安木先輩。 私からは見えているけど、安木先輩から私は見えていません。 お互いじっくりと見つめ合う。 少し会わない間に安木先輩はまたかっこよくなっていました。 「彼女、見えているの?」 見つめ合う時間が長くて、一瞬私の事がバレたかと思いましたが、麻衣ちゃんに尋ねているので大丈夫だと思いました。 その後も安木先輩は私の全身を舐めるように見てきたので恥ずかしくなりましたが、ラバースーツ姿の私に関心を持ってもらったようで少し嬉しかったです。 でも、シャチに人を入れて浮かべた上、それに乗ることやラバースーツ姿でプールへ入ることは監視員として黙認できないという事で、私たちはプールから出ていかなければならなくなりました。 シャワー室へ戻って来た私と麻衣ちゃん。 麻衣ちゃんは約束通りラバースーツのファスナーの鍵を返してくれ、無事に私はラバースーツを脱ぐ事が出来ました。 予定より早くプールを引き上げたので、帰りに2人でカフェに寄ってから家路につきました。 最寄駅から家までの道を歩いていると、スマホにメッセージが届きました。 麻衣ちゃんからだと思い、目をやるとビックリ! 安木先輩からでした。 メッセージにはこうありました。 [久しぶりに会いたいな、今日の美月は物凄くエロくて驚いた。また、俺の目の前であの格好になって欲しい。できれば俺もあんな姿になってみたい]と。 私の顔は自分でも分かるほど、みるみる紅潮していきます。 私は笑顔で安木先輩へのメッセージの返事を考えながら家へと向かいました。 おしまい