続・俺も彼女も高校生 完全版 【後編】
Added 2023-11-22 15:00:00 +0000 UTC新加入した寒河江 秋穂(さがえあきほ)と紗弥香のお姉さんの尾花 明日香(おばなあすか)2人を含めてのグリーティングが始まった。 残念ながら可愛いイメージのウルトラウーマンメティスだった俺の彼女莉乃ちゃんはグロテスクなリュウ星人の担当となった。 そして、ウルトラウーマンメティスは明日香さんが担当で姉妹でウルトラウーマンとなった。 秋穂さんは怪獣ギガントキングズを担当することになったのだが、多くの家族連れを対応している中、小学生に襲われて秋穂さんが足をケガしてしまった。 俺と明日香さんはケガをした秋穂さんを控え室へと運んだ。 そこで俺は2人の関係に気づいてしまった。 足をゲガした秋穂さんと病院に付き添う明日香さんはショーの練習には不参加が高畠さんから告げられた。 俺はウルトラマンゼウスから石動 圭太に戻り、これからショーの練習が始まる… はずだったのだが、イレギュラーは続く。 今日の遊園地はお客さんが多く、動物の着ぐるみが風船を配っていたのだが、人手が足りないと連絡が高畠さんの下へ入った。 30分ほど応援して欲しいと要請があった。 すぐに応援に行って欲しい旨が伝えられ、仕方なく応じることになったのだが、ウルトラマンの着ぐるみを脱いでいる時間もないため、そのまま応援へと向かう。 俺、ウルトラマンゼウスはサルの着ぐるみに、ウルトラマンポセイドンはクマの着ぐるみに、ウルトラウーマンメティスはウサギの着ぐるみに、そしてリュウ星人は頭が少し長いためキリンの着ぐるみを着て再び園内へ風船を持って出て行くこととなった。 2人1組で2組に分かれて風船を子供たちに配る。 順調に風船を配り終えそうだった時、秋穂さんにケガをさせた小学生が俺と莉乃ちゃんに近づいていることに俺は気付いていなかった。 「このキリンにも人が入っているんだぜ」 そんな小学生の会話に俺が気づいた時にはキリンの頭に小学生の手が掛かっていた。 本来なら着ぐるみの頭を被ってから顎ヒモを締めるのだが、急ぎということでそれをしていなかった。 顎ヒモを締めていないキリンの着ぐるみの頭は簡単に取り払われ、グロテスクなリュウ星人の頭が現れた。 その瞬間を俺は見逃さなかった。 笑顔で悪ふざけしていた小学生たちの顔が一瞬で青ざめていくのを。 同時に大声を上げて走って逃げて行った。 小学生たちには悪いがトラウマになるかもしれないと思うと同時に2度と着ぐるみにイタズラをしないだろうと思った。 幸い、この時は小学生の2人以外は近くにお客さんはいなかった。 程なくして風船の配布も終わり、可愛い動物の着ぐるみを着ての応援は終わった。 高畠さんからは何度もお礼を言われ、今日のショーの練習は中止となった。 日曜のグリーティングは以前の4人で行い、秋穂さんが戻るまでショーの練習はなくしばらく1日3回のグリーティングに戻った。 相変わらず、紗弥香の休憩時間恒例のゲーム&罰ゲームは続いた。 その後、秋穂さんのケガも治り、ショーの練習も再開された。 練習を続けていたある日、高畠さんから提案があった。 いつもはお揃いのジャージで準備運動や基礎練習の後、殺陣の練習をするのだが身が入っていないように思うので、一度ウルトラマンの着ぐるみを着て実践形式でやろうということになった。 正直、高畠さんのいう通り、やっていても身が入っていなかったように思う。 ウルトラマンゼウスの着ぐるみを着たら気も引き締まり良い動きができるような気がした。 俺と磐田先輩はグリーティング後、控え室で軽く休憩してから練習場所であるステージへと向かう。 いつもの練習時、石動 圭太としては視界が良好なのだが、実際にウルトラマンゼウスの着ぐるみを着てステージに立つと見え方が変わった、いや全然違った。 視界がとにかく狭い、初めてグリーティングをやった時のように周りが見えなかった。 この狭い視界の中で怪獣と戦ったり、ウルトラマン同士で連携を取ったりするのはかなり難しく思えた。 それにステージの範囲を把握していないとステージから落下する危険性もある。 ステージはそれほど高くはないが、それでも予期していないので軽いケガはするだろう。 俺はいつもの準備運動をしながら、普段の練習との見え方の違いを実感し、そんなことを考えていた。 そこへ高畠さんと共に女性陣が現れたのだが、俺は目を疑った。 なぜなら、4人全員がウルトラウーマンダークヘラだったから。 しかも、4人とも背格好が近いので誰が誰か判別できない。 高畠さんが説明を始める。 「今日はウルトラマン同士での殺陣の練習をしていくので、視界の狭さも確認しながら練習していきます」と。 こうしてウルトラウーマンダークヘラたちとの殺陣の練習が始まった。 誰が誰が分からないので逆にやり易い、どうしても俺は莉乃ちゃんには力を抜いてしまうからだ。 ただ、背中側を見ればグリーティングでダークヘラを担当している紗弥香だけは分かる。 1人だけしっかりとヒダが閉じられているから。 さすがにウルトラマンゼウスの着ぐるみを着ての殺陣は難しかった。 距離感が全く掴めない、そのため動きもバラバラになり、パンチやキックが当たったり当てられたり、全然当たらないほど離れていたりと普段の練習とは全く違った。 声を掛けてタイミングを合わせても、お互いに自分の声が届いているのかも分からず上手くいかなかった。 ショーの練習はいつもより早く切り上げられた。 ウルトラマンの着ぐるみを着ての練習はグリーティングとは比べものにならないくらい呼吸も苦しくなり、視界も狭いためかなりキツいだろうという高畠さんの配慮から。 現に俺もそうだが経験の長い磐田先輩にもハッキリと疲れが見て取れた。 控え室に戻っても会話もなく、2人とも荒い呼吸をしていた。 殺陣の練習が2対4で俺と磐田先輩の負担も大きかった事もある。 控え室の扉がノックされ高畠さんが入ってきた。 「お疲れ様、今日はキツかっただろう、徐々に体を慣らしてショーができるように仕上げていこう!」 そう言って、俺と磐田先輩をウルトラマンの着ぐるみから解放してくれた高畠さんは解放作業が済むとすぐに出て行ってしまった。 磐田先輩には先にシャワーを浴びて着替えてもらう。 俺は疲れたのでゆっくりしてから着替えて帰りたかった。 今日はあまりにもキツかったので図書館デートのキャンセルのメッセージを莉乃ちゃんに送っておいた。 磐田先輩が着替えを終えたので見送ってから、俺もシャワーを浴びて着替えを済ませた。 そんな時、莉乃ちゃんからメッセージが届いた。 [圭太くん、もう着替え終わった?] [うん、シャワーも浴びて帰る準備出来てるよ] 莉乃ちゃんとの関係はもうみんなに知られているので、控え室内でやり取りをしてから一緒にそれぞれの控え室を出てそのまま帰るのが通例となっていた。 だから、こんなメッセージのやり取りはごくごく普通だったのだが、今日はなにか様子が違う。 [圭太くん、良かったら私たちの控え室に来て] 続けて[みんなもう帰っちゃったから大丈夫だよ]と続いていた。 俺はスマホをカバンへ放り込むと、いつものようにウルトラマンゼウスに「お疲れ様」を言ってから自分の控え室を出て隣りの控え室をノックした。 ノックに対して反応がないので俺はゆっくりと扉を開く。 「失礼しまーす」 そこには黒色を基調とした赤と紫が入り混じった禍々しい模様の入った女性らしさの中にも筋肉隆々で、手は大きく凶暴な爪、そして頭にはツノまで生えたウルトラウーマンダークヘラが立っていた。 今までのダークヘラよりも明らかにパワーアップしたように見えるダークヘラはホワイトボードを指し示す。 そこには[ウルトラウーマンダークヘラギガンティス]と書かれていた。 最近俺は学校とバイトに明け暮れ、家に帰ってからも莉乃ちゃんと同じ大学へ進学できるように勉強に励んでいる。 そのため、ウルトラマンゼウスのテレビ放送を全く見ていなかった。 どうやら、テレビ放送では闇落ちしたウルトラウーマンヘラがさらに進化したダークヘラギガンティスとなっているようだ。 禍々しく凶悪な風貌のダークヘラギガンティスは俺を少し威嚇しながら近づいて来て、急に抱きついてきた。 そしてかなりくぐもった声で話掛けてくる。 「ショーの時は私がダークヘラギガンティスをやるんだよ!ビックリした?」 見た目の凶悪さとはかけ離れた可愛い声に俺の心は一発で鷲掴みにされた。 「圭太くんに最初に見せたくてメッセージ送ったんだよ!」 「ありがとう莉乃ちゃん、凄いねダークヘラギガンティス、怖そうだしそれに女性らしさもあって少し… 」 と言い掛けて俺は言葉を濁した。 エロいとか言ったら嫌われるかも知れないと思ったから。 幸い莉乃ちゃんに俺の言葉はほとんど届いていないようだった。 現にダークヘラギガンティスの体は胸も大きく腰は括れお尻もキュッと上がり禍々しさを取り除けばただのエロい体だけが残ると思った。 ダークヘラギガンティスの周りを一周してから尋ねてみる。 「体触ってもいい?」 「うん、いいよ!」 俺は莉乃ちゃんの入ったダークヘラギガンティスに触れてみる。 触った感じは表面がエナメルの様であるが、押すと柔らかくクッション性があった。 全身が筋肉隆々に見えるがクッション性があるので、キックやパンチが多少当たっても莉乃ちゃんの体に青アザができないだろうと思い俺は少し嬉しかった。 凶悪で禍々しくエロいダークヘラギガンティスだが、莉乃ちゃんをケガから守ってくれると思ったから。 俺がダークヘラギガンティスをバックハグをすると莉乃ちゃんは嬉しそうな仕草をする。 俺の手はバックハグをしたまま、左右の手はダークヘラギガンティスの胸と股に分かれて弄り出す。 ダークヘラギガンティスは体を捩るが逃れようとはせずに俺の手の上から自分の手を添えて、もっと触ってと言わんばかりに激しく手を動かして始めた。 俺もダークヘラギガンティスの手の動きに合わせて一緒に手を動かす。 ダークヘラギガンティスからは苦しそうな吐息が漏れだし、ツノの生えた凶悪なマスクを俺の顔へと擦り付けて言う。 「圭太くん、脱がせて」 俺は莉乃ちゃんの要求通りに、ヒダを開いて頭の天辺の辺りにあるファスナーのツマミを摘んでゆっくりと下ろしていく。 この着ぐるみを脱がせるという行為は、何度やってもしてはいけないことをしているような背徳感に襲われドキドキしてしまう。 ダークヘラギガンティスの背中が大きく開いて中が見えたのだが俺は目を疑う。 大きく開いたファスナーの奥に見えたのはダークヘラの背中だったから。 確かにダークヘラギガンティスは全体的に体がゴツくなっていたが、まさか重ね着していたとは。 だから莉乃ちゃんの声もかなりくぐもっていたし、俺の声も莉乃ちゃんに届いたり届かなかったりしていたのだった。 ダークヘラギガンティス、ダークヘラの着ぐるみを脱がせると、黒光りしたラバーマネキンが現れる。 ダークヘラの着ぐるみを脱ぐのを手伝いながらワザと莉乃ちゃんの体に何度も触れた。 かなり熱を持っている莉乃ちゃんは力なく俺に抱きついてくる。 莉乃ちゃんに気遣いながらも、その大きな胸を見ると乳首が勃起しているのがしっかりと見て取れる。 「莉乃ちゃん、これ!」 俺はふざけた調子で言いながら莉乃ちゃんの勃起した乳首を摘んだ。 「んっっ、ふぅ!もう、圭太くん!」 莉乃ちゃんは手を振り上げて叩く動作に入ったので俺は咄嗟に目を瞑った。 なかなか叩いてこないので、目を開くと目の前にラバーマネキンの顔が接近していた。 そのまま莉乃ちゃんは俺を押し倒してラバー越しに唇を重ねた。 俺は莉乃ちゃんのラバーマネキンのような体に腕を回し、足を開いて絡ませる。 重ねた唇を少し離して莉乃ちゃんが言う。 「圭太くん触ってお願い、圭太くんに触って貰っていると凄く気持ちいいの」 その後、俺はラバーマネキン姿の莉乃ちゃんとしばらくの間抱き合っていた、控え室の鍵を掛けて。 俺も彼女も高校生【ステージ編】に続く。