俺も彼女も高校生 【ステージの裏側編】そして…
Added 2023-11-30 15:00:00 +0000 UTCいよいよショーが始まる。 初めてのショーなので顔は見えないがみんな緊張しているのは分かる。 怪獣ギガントキングズの秋穂さんは落ち着かない様子で、その巨体のままステージ袖をウロウロしている。 リュウ星人の紗弥香は平静を装っているが、かなり緊張していることは足が震えているので分かる。 まずは2人が登場してステージ上を暴れ回る。 リュウ星人と怪獣ギガントキングズが登場し、リュウ星人が指示を出し怪獣ギガントキングズが暴れ回る。 2人とも緊張していたのに上手く演じていると思う。 観客席からは子供たちの悲鳴やウルトラマンを呼ぶ声が聞こえてる。 そこへ登場するのは俺のウルトラマンゼウスと磐田先輩のウルトラマンポセイドン。 だが、これから出演する俺よりも緊張しているが、今俺の隣りで手の平に[人]の文字をウルトラウーマンメティスの着ぐるみ越しに飲み込んでいる莉乃ちゃん。 莉乃ちゃんを見ていると笑顔になり少し緊張がほぐれた。 そしていよいよ俺の出番、勢いよくステージへ飛び出していく。 ウルトラマンゼウスとウルトラマンポセイドンが登場すると一気に会場が盛り上がった。 子供たちの声援を受けて俺は怪獣ギガントキングズと戦う。 この怪獣の着ぐるみは厚手のため、豪快にパンチやキックを繰り出しても中の秋穂さんにはダメージはない。 ただ、あんなに可愛いお姉さんをウレタンたっぷりの着ぐるみに閉じ込めて殴る蹴るを繰り返していると何か妙な興奮が込み上げてくる。 一方、ウルトラマンポセイドンはリュウ星人と相対している。 磐田先輩はやりにくいだろうなと思う。 もし、攻撃の当たりが強ければ絶対に後で紗弥香に嫌味を言われるから。 控え室で磐田先輩は何度か練習の時、紗弥香に攻撃がヒットしてしまい怒られているのを見た。 ウルトラマン側が優勢になった時、闇落ちしたウルトラウーマンダークヘラが登場する。 ダークヘラは紗弥香のお姉さんの明日香さん。 そんなダークヘラを追って登場するのは、ステージの袖で大量に[人]の文字を書いて飲み込んでいた莉乃ちゃん。 俺は微笑む。 莉乃ちゃんのお腹の中は、今[人]の文字だらけだろうな、と。 ダークヘラとウルトラウーマンメティスも加わり、3対3でステージ狭しと戦いが繰り広げられる。 少し戦いが落ち着いたところでダークヘラが話す。 『お前たちにいいものを見せてやろう!』 そう言うとリュウ星人に光線を浴びせた。 光がステージ上を照らし、リュウ星人はステージからはける。 『リュウ星人は宇宙寄生生物に悪の心に体を乗っ取られた心優しい竜人族、その宇宙寄生生物の悪の心をダークヘラは吸収した』 説明のアナウンスが流れる中、ダークヘラの指揮の元、怪獣ギガントキングズがウルトラマンゼウスとウルトラウーマンメティスに襲いかかりステージから押し出されてしてしまう。 「いくよ!」 秋穂さんの声が微かに聞こえて怪獣ギガントキングズが突進してくる。 それをウルトラマンゼウスの俺とウルトラウーマンメティスの莉乃ちゃんが受け止めるが、怪獣ギガントキングズの突進が止まらないように押される演技が要求される。 そのままステージ袖まで押し出された。 「緊張したぁ!」 怪獣ギガントキングズから秋穂さんが漏らす。 「私もです」 ウルトラウーマンメティスの莉乃ちゃんが相槌を打つように言った。 「緊張するけど、子供たちが応援してくれるから頑張れますね」 「でも私、敵だし、怪獣だし!」 怪獣ギガントキングズはうんこ座りをし俺たちに背を向けていじけている。 そんな秋穂さんを慰めにいく莉乃ちゃん。 俺は次の準備のため、高畠さんの元へと急ぐ。 「お疲れ様、初めてとは思えないほど良かったよ」 「ありがとうございます!」 と俺はくぐもった声で返した。 「じゃあ、ダークポセイドンの準備始めよう」 俺は今からダークポセイドンに変身する。 しかも、時間の関係上ウルトラマンゼウスの着ぐるみの上から重ね着しなければならない。 幸いにもダークポセイドンは筋肉隆々のため、ウルトラマンゼウスより一回り以上大きいため重ね着が可能だ。 ただ、ピッタリとした着ぐるみであることには変わりないので着るのにも苦労するし、着た後はかなりの暑さの中でのアクションを求められる。 俺はダークポセイドンとなり、姿見で確認する。 テレビでも登場シーンを確認したが、間近で見ると威圧感と存在感があり、迫力が半端ない。 見惚れている俺を高畠さんが促す。 「もうすぐ出番だから、頑張って!」 ステージに残されたダークヘラとウルトラマンポセイドンの前に雷のような光が落ちて、リュウ星人いや竜人が現れる。 竜人の姿は二足歩行するツノの生えたトカゲのような姿。 リュウ星人の溶けた皮膚は簡単に脱ぐことができるので、光とともにステージ裏へ移動したリュウ星人は女性スタッフに溶けてグロテスクな皮膚を脱がせてもらうと竜人になれる。 こうしてリュウ星人から竜人に戻された紗弥香が舞台上へと戻ってくる。 すっかり宇宙寄生生物から解き放たれた竜人はウルトラマンポセイドンに助けを求めるように背後に周ると、ダークヘラを睨みつける。 「そんなに睨まなくても、お前から悪の心を抜き取ってやったんだよ、ハッハッハッ」 口に手をやり高笑いするダークヘラ。 ステージを降りてくる竜人は俺のダークポセイドンに気がつくとハイタッチを交わして再びステージ裏へ。 紗弥香は今から竜人の着ぐるみを脱いで、急いでウルトラウーマンメティスとなる。 ステージ袖では莉乃ちゃんの入ったウルトラウーマンメティスがハーネスを取り付けられている。 そしてその横では怪獣ギガントキングズの秋穂さんも待機している。 ステージ上ではダークヘラとウルトラマンポセイドンのやり取りが続いている。 ハーネスの取り付けが完了し、タイミングを見計らい怪獣ギガントキングズがウルトラウーマンメティスに蹴られて、転がりながらステージへと戻る。 それをキッカケにダークヘラが語気を強めて言う。 『忌々しいウルトラマンども!』 ダークヘラはリュウ星人から手に宿した悪のパワーをウルトラウーマンメティス目がけて照射した。 紫色の閃光がステージを照らす中、ウルトラウーマンメティスの前にウルトラマンポセイドンが盾となった。 呻き声を上げながらステージからはけるウルトラマンポセイドン。 やられた演技をしながら戻ってきたウルトラマンポセイドンの磐田先輩ともハイタッチを交わす、ダークポセイドンの俺。 いよいよ出番だ。 磐田先輩の演技に重なるように苦しみながらステージへ。 ダークヘラがまた高笑いする。 『バカなヤツだ』 『何をしたの!』 ウルトラウーマンメティスの言葉に返すダークヘラ。 『お前の身代わりになったんだよ、ウルトラマンポセイドンは』 そう言って指を差すと、ウルトラマンポセイドンが苦しみながら這うようにしてステージへと戻ってきた。 ステージに登場したウルトラマンポセイドンに観客席からどよめきが起こる。 ウルトラマンポセイドンの体はシルバーから黒く変色し、赤と青のラインは歪み紫と濃い青に変化していた。 ウルトラマンポセイドンの変化はそれだけではない。 筋肉が異常なほど盛り上がり、目も吊り上がり恐怖さえ覚える姿になっていた。 ウルトラウーマンメティスは黒いウルトラマンポセイドンに駆け寄り声を掛ける。 『大丈夫、ポセイドン!』 その声にゆっくりと顔を上げた黒いウルトラマンポセイドンはウルトラウーマンメティスの首に手を掛ける。 「莉乃ちゃん、苦しかったら遠慮なく俺の体を蹴ってね」 「うん!」 小さくギリギリ聞こえる声でやり取りをすると、片手でウルトラウーマンメティスの首を締め上げながら持ち上げていく。 首を軽く掴んでいるだけでもハーネスのお陰でウルトラウーマンメティスの体が持ち上がっていく。 足をバタバタさせて黒いウルトラマンポセイドンの手を振り解こうとするが力が強過ぎてウルトラウーマンメティスの力では解けない。 足を動かし俺の手を払い除けようとして苦しむ莉乃ちゃんの演技はなかなか上手だと感心しながらも首を締め上げたまま見上げる。 『ハッハッハッ、どうだい?ダークポセイドンの力は?』 ダークヘラが高笑いをしながら、ウルトラウーマンメティスに話し掛けるが、今はそれどころではないウルトラウーマンメティス。 「じゃあ、莉乃ちゃんいくよ!」 「せーの!」 俺は莉乃ちゃんとタイミングを合わせて、ステージ袖へ向けて莉乃ちゃん、いやウルトラウーマンメティスを投げた。 ダークポセイドンの手から逃れたウルトラウーマンメティスは投げつけられ、転がるようにしてそのままステージからはけていく。 ウルトラウーマンメティスが転がった先にも、ウルトラウーマンメティス。 ここでウルトラウーマンメティスの中身はここで莉乃ちゃんから着替えを済ませ紗弥香へとバトンタッチする。 2人はハイタッチをしてから入れ代わる。 よろけながらもすぐにステージへ戻って来たウルトラウーマンメティスが入れ替わっていることに観客は誰も気づかないだろう。 ステージ袖でハーネスを外した莉乃ちゃんのウルトラウーマンメティスは俺に手を振って次の準備へと向かう。 莉乃ちゃんに手を振られて俺は思わず、手を振り返しそうになった。 ステージ上ではダメージを負ったウルトラウーマンメティスに背を向けてダークポセイドンはゆっくりとダークヘラの下へと歩みよりひざまづく。 『いい心掛けだ、これからも我が下僕として働いてくれ、ダークポセイドンよ!』 高笑いするダークヘラ。 ダークポセイドンからダメージを受けてふらふらと立つウルトラウーマンメティス。 ステージ袖には磐田先輩がウルトラマンゼウスに着替えを済ませステージへと戻って来た。 ウルトラウーマンメティスの体を起こして尋ねる。 『これは一体?』 『ポセイドンが闇の力でダークポセイドンにされてしまったの』 ダークヘラとダークポセイドン、そして怪獣ギガントキングズと対峙するウルトラマンゼウスとウルトラウーマンメティス。 ここからステージ上での戦いが繰り広げられるが、ウルトラマンゼウス、ウルトラウーマンメティスの方が勝っていた。 『おのれー!』 怒りを露わにするダークヘラはまた悪の心の吸収を試みる。 ダークヘラが悪の心を吸収し始めたのは怪獣ギガントキングズ。 紫の光とともに悪の心を吸収すると、怪獣ギガントキングズは凶暴さを失い、ウルトラマンたちに背中向けて去ってしまう。 “ずっと出ずっぱりの秋穂さんお疲れ様です“ 俺はそう思いながら怪獣ギガントキングズを見送った。 秋穂さんには明らかに疲れの色が見えた。 怪獣ギガントキングズから悪の心を吸収したダークヘラは自らの体へ、その悪の心を押し込める。 おどろおどろしい音楽とともに苦しみ始めるダークヘラ。 そしてよろけながらステージから消える。 ステージ上からはギリギリまで手の平に[人]を書いて飲み込むダークヘラギガンティスの姿がハッキリと見えていた。 “莉乃ちゃん、また緊張してるんだ“ そう思いながらもこちらもほぼ出ずっぱりだった明日香さんのダークヘラがステージ袖で、ダークヘラギガンティスとハイタッチしていた。 すぐに紫の照明がダークヘラが消えたところを照らし、怖そうな曲が流れると、禍々しく凶悪な風貌のダークヘラギガンティスが現れた。 “莉乃ちゃん、緊張してたからつまづいたりしいよね“ とそんなことを思いながら見つめる。 照明に照らされて音楽の中を登場するのは確かに緊張する。 しかし、明日香さんとのハイタッチで吹っ切れたのか、莉乃ちゃんは堂々と登場してきた。 俺のすぐ横まで来たダークヘラギガンティスはボソッとこぼす。 「凄く緊張するね、圭太くん」 俺は莉乃ちゃんの言葉に頷いた。 見た目は筋肉隆々で頭にはツノが生え、ダークポセイドン同様に目が吊り上がったようになっている。 手は大きくなり凶暴な爪が生えたダークヘラギガンティス。 中身の莉乃ちゃんは凄く緊張していたが、見た目だけはかなりの威圧感があった。 ここからは磐田先輩と紗弥香との2対1の殺陣が始まる。 ここは一番莉乃ちゃんが頑張っていたところ。 ゴツく恐ろしい見た目とは対照的に華麗な動きでウルトラマンゼウス、ウルトラウーマンメティスを圧倒していくダークヘラギガンティス。 キレのいい華麗な動きに見惚れていたが、俺もここからはダークポセイドンとして卑怯な不意打ちをしなければならない。 パワーアップしたダークヘラギガンティスがウルトラマンゼウス、ウルトラウーマンメティスを襲う。 凶暴な爪に襲われるウルトラマンゼウスとウルトラウーマンメティス。 油断をしたところにダークポセイドンの攻撃が加わる。 ダークヘラギガンティスのパワーに圧倒されて絶対絶命のピンチに陥る。 2人のウルトラマンは手を取り合い必殺技を繰り出す。 『シャイニング ジュエルビーム!』 ステージの上から大きな輝く球体が現れると、ダークヘラギガンティスとダークポセイドンを呑み込んでいく。 輝く球体は徐々に縮みダークヘラギガンテイスとダークポセイドンの身動きを取れなくした。 それは見た目にはジャイアントバルーンのようだった。 必殺技の声とともに思うこと、もうすぐ終わりだ。 俺と莉乃ちゃんはステージ上から降りてきた球体に2人まとめて呑み込まれていく。 この【シャイニング ジュエルビーム】は特殊なジャイアントバルーンを使用したもの。 俺と莉乃ちゃんはバルーンに全身を包まれると抱き合った。 まるで恋人が久しぶりに再会したように。 バルーンはどんどん縮んで2人の体をより密着させていく。 莉乃ちゃんとこうしていられるだけで俺は幸せだ。 「莉乃ちゃん、大丈夫?苦しくない?」 「うん、息苦しいけど圭太くんと一緒だから我慢できるよ」 俺はギュッとダークヘラギガンティスを抱きしめた。 2人でバルーンに包まれて楽しんでいる場合ではない。 今はショーの真っ最中。 バルーンから逃れる演技を始める。 だが、逃れようと動くたびに互いの足が擦れて気持ち良かった。 身動きの取れなくなり一纏めになったダークヘラギガンティスとダークポセイドンは抜け出ようと暴れるが全く抜けられない。 そんな闇落ちした2人を見て、ウルトラマンゼウスが言葉を掛ける。 「必ずこの素晴らしき光の世界へ戻すからな!」 ここでウルトラマンゼウスのエンディング曲とともにショーは終了となり幕が降りてきた。 幕が降りるとすぐに高畠さんが駆け寄って来た。 「2人とも大丈夫?すぐに出して上げるからね」 程なくしてバルーンから出してもらった俺と莉乃ちゃん、 そのまま、ダークヘラギガンティス、ダークポセイドンの着ぐるみの背中のファスナーも開けてもらう。 ショーで使うこの2つの着ぐるみはグリーティングでは使用しないので簡単に脱ぐ事ができる。 「重ね着してのショーだったけど大丈夫だった?」 「はい、緊張しましたし疲れましたけど大丈夫でした」 2人とも元気に答えると高畠さんが少し申し訳なさそうに言う。 「この後、重ね着した着ぐるみを脱いで握手会に参加して貰えないかなぁ?」 確か予定では磐田先輩のウルトラマンゼウスと紗弥香のウルトラウーマンメティスで握手会をすると聞いていた。 予定が変わったのかと思っていると、高畠さんが嬉しそうに話す。 「ショーが大盛況で握手会、長蛇の列になっているらしいんだ」 「すでに園のスタッフと秋穂さんと明日香さんにも着替えて対応してもらっているんだけど、お客さんが多過ぎるので、二手に分けようと思うんだ」 「なるほど!」 俺が手を打って納得し、腰から下がダークヘラギガンティスで上半身がウルトラウーマンメティスの莉乃ちゃんを見ると大きく頷いた。 「いいのかい?」 「はい!」2人で声を合わせて返事をした。 早速、握手会場をもう一つ準備のために向かおうとする高畠さんを俺は引き止める。 「高畠さん、一つお願いがあります」 俺の言葉に高畠さんが振り返る。 「2人の写真撮って貰えませんか?」 目をパチクリした高畠さんは笑顔で答える。 「いいよ!」 俺はステージ袖まで持って来ていたスマホを高畠さんに手渡した。 「はい、撮りまーす!」 俺は莉乃ちゃんと並んで全身が写ったツーショット写真を撮って貰った。 その後の握手会も大盛況のまま終わり、初めてのショーも握手会も大成功に終わった。 そして、俺と莉乃ちゃんのスマホの待ち受け画像はウルトラマンゼウスが腰までダークポセイドン、ウルトラウーマンメティスは腰までがダークヘラギガンティスのツーショット写真になっていた。 ウルトラマンゼウスのショーが始まってからは遊園地にお客さんは増えて、土日は人が溢れかえっていた。 そしていつものようにグリーティングの後はショーを行い、握手会とあっという間に気づけば終わりの時間になっていた。 ショーも板に着き、重ね着にも慣れた。 あれだけ緊張していた莉乃ちゃんも今では堂々とステージをこなしている。 そんな俺にとって楽しい時間の終わりが近づく。 ウルトラマンゼウスの人気はかなりのもので、1年以上に渡り放送は続いていたのだがこの春で放送終了となる事が決定していた。 放送が通常よりも長かったのは大人でも見てしまうストーリーに加えウルトラマンたちのドラマもあったからだろう。 放送終了に伴い遊園地のウルトラマンゼウスショーも終了となる事が決まった。 俺は莉乃ちゃんとの勉強の成果もあり、見事大学に合格。 4月からも莉乃ちゃんと同じ大学へ通う事が決定している。 ウルトラマンゼウスを通じて莉乃ちゃんとの出会い、そして恋人となった。 さらに俺を大学まで押し上げてくれ充実した高校生活を送らせてもらった。 ウルトラマンゼウス、そして一緒に働いていた人たちには感謝しかない。 感謝の気持ちから、俺と莉乃ちゃんはショーのクオリティを上げるべく、前方宙返りやバク転もできるように特訓した。 ウルトラマンゼウスショーは派手なアクションを取り入れたことで一段と盛り上がって、さらに人気が出た。 俺と莉乃ちゃんの高校卒業と共にウルトラマンゼウスの放映も終わり、そして遊園地のウルトラマンゼウスショーも終わりを告げた。 大学生になった俺と莉乃ちゃんの物語、【俺も彼女も大学生】 お話できる機会があればお話したいと思います。 ではまた、どこかでお目にかかれれば幸いです。 石動 圭太の物語にお付き合い頂きありがとうございました。 おしまい