初めての【足マグロ】を見てから1週間後、俺はまたあの風俗店を訪れていた。 しかも今日は友人はいない、俺一人だけだ。 もちろん、マグロ女に会うため、そして今日は【手マグロ】を選択した。 料金は足マグロより少し高くなる分、マグロ女のグレードが上がるはずだと俺は期待していた。 個室へと案内されて、俺の視線はすぐにベッドへと向く。 ベッドの布団に膨らみがあり、すでにマグロ女は待機していた。 布団を捲ると俺の想像していたモノとは違うマグロ女が横たわっていた。 俺が想像していたのはマグロの着ぐるみから足と手が出たマグロ女だったのだが、実際はマグロの着ぐるみの胸ビレから銀色の腕だけが飛び出しており【足マグロ】の時の足はなくマグロの尾っぽがあるだけだった。 「そうきたかぁ」 また、あの美脚に会えると思って期待していた分少し残念ではあった。 銀色の【手マグロ】の腕に触れてみる。 やはり、ゴムのような感触であり艶っぽい綺麗な腕だった。 【足マグロ】の時同様にマグロの着ぐるみから腕が生えたようになっていた。 手に触れていると【手マグロ】は俺の手を掴んできた、そして指を絡めて恋人繋ぎをする。 今日は妙に積極的だ。 料金が上がった分のサービスだろうか。 もう片方の手も恋人繋ぎすると俺は【手マグロ】に覆い被さる形となった。 だが、これ以上は何もできない。 できる事といえば、このまま【手マグロ】を抱きしめることくらいしかできない。 なので、やってみた。 【足マグロ】の時に分かっていたことだが、やはり【手マグロ】の体も固い。 マグロの着ぐるみの材質が何で出来ているのか分からないが、柔らかい感じではない。 中に身がギュッと詰まっていて本物のマグロに抱きついたらこんな感じなんだろうと思ってしまう。 マグロに抱きつくことはこの先どう転んでもないと思うので、貴重な体験といえば貴重な体験なのだが、それを風俗店でやる事ではないと思った。 【手マグロ】は完全に失敗だと思い、俺は【手マグロ】に覆い被さるのを止めた。 尾っぽに少し跨る形で、【手マグロ】を見下ろしていると【手マグロ】が何かを訴えるように手を動かし始めた。 何かを伝えたいようだが、俺にはよく分からない。 ただ、手の近くに来るように伝えている事だけは分かったのでベッドを降りて移動する。 【手マグロ】の横で銀色の手に触れると、ベッドで仰向け状態だった【手マグロ】は俺の方へ向くように横になった。 そのまま手探りで俺のズボンを探り当てて、ベルトを外し始める。 ズボンのホックを外し、チャックを下ろすと下着の上から俺のペニスを撫で始めた。 徐々に刺激され勃起してくると、【手マグロ】は俺の下着も脱がせ始めた。 そして、両手で優しく勃起したペニスを扱き始める。 お世辞にも上手とは言えないが、銀色の艶っぽい手で扱かれているとだんだんと気持ち良くなってきた。 献身的にペニスを扱き続ける【手マグロ】。 「あっ、出そう、逝くぅ!」 俺の言葉は【手マグロ】の中の人には届いていないようで、ペニスを扱くペースは変わらずに一定。 俺は体を震わせながら逝くと、精液を目の前の【手マグロ】にぶっかけた。 逝った後も扱き続ける手を止めない【手マグロ】だったが、手についた精液で滑るのを感じてようやく手を止めた。 俺は自分で精液の処理をした後、【手マグロ】の手と体についた精液を拭いて少しすると時間となった。 だが、帰り間際に【手マグロ】は俺にハグを求めるように両手を広げ、俺はそのハグに応じた。 正直、今回の【手マグロ】はガッカリだが、最後のハグが俺の気持ちを変えてくれるのに十分だった。 “また、明日も来よう” そう思い風俗店をあとにした。 【手マンマグロ編】につづく