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ごむらば
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マグロ女 【中身編】

今日の大トロ女は元気がないように思えた。 それはそうだろう、いつもより遥かにマグロに閉じ込められていた時間も長く、何度も俺とも交わっている。 なので、大トロ女の姿で快楽の絶頂に達した後動かなくなってしまった。 かく言う俺もかなり疲れている。 このまま大トロ女と抱き合いながら眠りたいと思うが、マグロ女の正体を確認するのは今日しかないと思っている。 動かなくなった大トロ女の首の辺りを調べていて初めて切れ目らしきものを見つけた。 そこへ指を差し入れてみる。 「やっぱりそうだ」 俺は疲れて眠くなっていたが、大トロ女の中身への突破口を見つけ、眠気が吹っ飛んだ。 大トロ女の鼻からチューブの伸びるノッペラボウはラバーマスクだった。 見つけた切れ目を引っ張るとよく伸びる。 俺のドキドキが止まらない。 心臓の音が聞こえそうなほどドキドキして息も荒い。 俺はゆっくりとノッペラボウのマスクを脱がせていく。 ノッペラボウの捲れた首元に肌色が見えた。 ますます緊張と興奮が高まる。 俺は一気に大トロ女のノッペラボウのマスクを取り去った。 「え?!」 大トロ女の中身を見て俺は言葉を失う。 そこには顔はなく肌色のノッペラボウだったから。 中身の女性の顔が見ることができると思っていた俺は驚き、そして拍子抜けした。 そんな俺に対してノッペラボウのマスクを脱がされたことに気付いて目覚めた大トロ女は鼻の辺りを触ると恥ずかしそうに俺に背を向けたのだが、その背中にもファスナーは見当たらなかった。 俺に背を向けた肌色のノッペラボウの肩を抱くようにしてこちらを向ける。 抗うことなくこちらを向いた体は大トロで顔が肌色のノッペラボウの彼女。 大トロ柄のゴムのスーツの首元を大きく広げて脱がせていく。 確信はなかったがマスクの首元がかなり伸びたので体の方も同じ要領で脱がせることができると思った。 大トロ女は抵抗することなく俺に身を委ねる。 そして自らも大トロ柄のゴムのスーツを脱ぐのに協力する。 大トロ柄のゴムのスーツを脱がせた先に中身の女性への突破口があると信じていた俺がまたも失望させられる。 彼女の全身は肌色のゴムのスーツ、所謂ラバースーツに包まれていた。 大トロ柄のゴムのスーツは厚手だったが、かなり薄くなっているような手触りだ。 しかもファスナーや切れ目も見当たらない。先ほどの大トロ柄のゴムのスーツ同様に首元を確認したが、切れ目は見当たらなかった。 “いったいどうなっているんだ?” 俺は固まってしまい項垂れる。 視線の先には中の女性へと繋がる陰部の穴だけはしっかりと確認できた。 両手を広げて俺を求めてくる肌色マネキンに素直に応じる。 今度は俺から肌色マネキンにキスをし押し倒した。 至近距離で見ても分かる事といえば鼻の穴が二つ空いていることぐらいだった。 そこには少し前まで大トロの時のチューブが刺さっていた。 驚くべきはその鼻の穴の中まで肌色のラバーで覆われていること。 そして、思うことは一体どうすれば、この肌色のラバーを脱がせて中の女性の顔を見ることができるのだろうかということだけだった。 俺は激しく肌色マネキンの顔に触れながらキスをし、また元気になったペニスを挿入しようと少し体を起こした時だった。 顔に触れていた手が滑り、肌色マネキンの顔から頭の方へ滑り込んだ。 「あっ!」 俺の手は肌色マネキンの頭の中へと入ってしまっていた。 “もしかして!?” そう思うと肌色マネキンの顔から両手を差し入れていくと、フードのようになっていた。 肌色マネキンのフードを脱がせたが、ここからどうすればいいか正直分からない。 思い切ってフードから首の方へ手を突っ込んで広げると伸びた。 やはり、この肌色のラバースーツも大トロ柄のゴムのスーツと同じ仕様になっていた。 俺に勢いが戻る。 手際よく肌色のラバースーツを脱がせていく。 中の女性も抵抗することなく、むしろ脱ぐのに協力的であった。 肌色のラバースーツを脱がせた俺の前には肌色のノッペラボウのマスクだけ被った全裸の女性が現れた。 ここまで来ても以前として顔は見れない。 「マスク取ってもいいかな?」 女性はコクリと頷く。 俺は肌色のノッペラボウに見えるマスクに手を掛けた。 それを捲り上げるようにしてマスクを脱がせていく。 そこにいたのは俺が知っている顔。 いつもお店にいくと受付をしてくれる感じのいい女性だった。 そういえばいつも帰りに彼女の姿は受付にはなかった。 若くて可愛い大学生くらいの彼女がどうして風俗店でアルバイトをしているのか正直、不思議だった。 彼女は乱れた髪を掻き上げる。 「いつもご利用ありがとうございます!」 「貴方様だけの特別なマグロ女コースはいかがでしたか?」 顔を赤らめて少し恥ずかしそうに言う彼女は物凄く可愛い。 「うん、とっても良かったよ!毎週末が楽しみで仕方なかったよ」 俺は笑顔でそう答えた。 「あっ、私名前も言ってなかったですね」 「竹内 明美(たけうちあけみ)って言います」 「俺は竹之内 司(たけのうちつかさ)、苗字似てるね」 「ええ、本当ですね」 嬉しそうにそう言う明美ちゃんは子供っぽい面もあり、すごく可愛かった。 「今まで何度も体を重ねてきたのに初めて挨拶するって変ですね」 「そうだね、ところでさっきの言葉が気になったので聞いていい?」 「はい、何でも聞いてください」 「俺だけの特別なマグロ女コースって言ったよね」 「はい、言いました」 「どう言うこと?」 「えーと、それはですね」 そう言いながら俺の視線に気づいた明美ちゃん。 回りをキョロキョロ見てから言う。 「ごめんなさい、マグロの皮を取ってもらってもいいですか?」 俺のすぐ横にあるマグロの皮を取って明美ちゃんに渡すと彼女は解体して出たマグロの皮を全裸の体を隠すように巻いた。 顔を真っ赤にしている明美ちゃんに話し掛ける。 「マグロの皮だけだと変だね」 「そうですね」 私、裸なのも忘れて話してました。 顔を赤らめながら頭を掻く明美ちゃん。 「本題に戻していい?俺だけの特別なマグロ女コースって?」 明美ちゃんは一つ頷いて話し始めた。 「私は現在、大学に通っています… 母子家庭で育った私は裕福ではありませんでした。 ところが半年前、突如私の生き別れた父が亡くなったと連絡がありました。 私の父はすでに亡くなったと母から聞かされていたのでかなり驚きました。 母は父の葬儀には参列しないと言い張りましたが、私は父の顔見たさに葬儀に参列しました。 そこで父の遺産相続の話になりました。 そして相続したのがあの風俗店です。 店長からオーナーとして店に来て欲しいと懇願され、大学の休みの土日だけ行くことになりました。 何もしなくていいと言われたのですが、落ち着かないので受付を自ら勝手でました。 そんな風俗店のオーナーになって少し経った時、風俗店へ入るところを彼氏に見られてしまいました。 当然、彼氏は激怒し別れてしまいました。 貧乏な私が風俗店へ入っていくのですから、そこで働いているとしか考えられないでしょう。 酷く落ち込む私に店長はよくしてくれました。 生前の父がこの店長の事を我が子のように大事にしていたそうです。 そんな時、たまたま私のスマホの待ち受けを見た店長。 待ち受け画面は着ぐるみを着て笑顔で映る私の姿。 店長には私が着ぐるみを着るのが好きだという事を伝えるとある提案をしてくれました。 私の好みの男性が現れた時、着ぐるみを着て接客をしてみてはどうかと。 正直、性的なサービスをするのはと、難色を見せる私に店長が提案してくれたのはマグロ女でした。 それから私は着ぐるみを着た私でも愛してくれる人を探すことにしました。 そして、貴方と出会いました。 友人との会話で貴方が独身で彼女がいないことも知りましたし、風俗が好きでないことも知りました。 でも、週末は必ずマグロ女の私に会いに来てくれるのでどんどん貴方に惹かれていきました。 … 後はご存知の通りです」 俺は明美ちゃんの話を全部聞いてから尋ねる。 「俺は明美ちゃんの彼氏になれるの?」 顔を今まで以上に真っ赤にして俯く明美ちゃん。 返事はなかったが、顔で応えてくれている。 「明美ちゃん、良かったら俺と付き合って下さい」 そう言って手を差し出すと、明美ちゃんは顔も体も赤身より赤いのではと思うほど真っ赤になりながら俺の手を両手で握って言う。 「よろしくお願いします」と。 そして、俺と明美ちゃんは抱き合った。 抱き合ってしばらくすると明美ちゃんが言う。 「あのー司さん、少しだけ向こう向いてもらってもいいですか?」 「うん、いいけどどうしたの?」 「全裸は恥ずかしいからラバースーツ着てもいいですか?」 「いいよ!」 そう言って明美ちゃんに背中を向けると、『ピチッ、パチッ!』と音を立ててラバースーツを着始める明美ちゃん。 そんな明美ちゃんに質問してみる。 「明美ちゃん、いつも俺の受付をしてから大急ぎで着替えてたの?」 すぐに背中越しに答えが返ってくる。 「いつも司さんが来る前には肌色のラバースーツと大トロ柄のゴムのスーツ、それに赤身の足だけを腰まで着て受付していたんですよ」 「たまに司さんが来るのが遅い時は暑くって」 と答えてくれた。 “なるほど!” 明美ちゃんに背中を向けたまま、俺は一人頷いた。 「そろそろ着替え終わった?」 質問したが答えは返ってこないので振り返ると、そこには肌色マネキンがいた。 「緊張するし、恥ずかしいからラバーマスクも被っちゃった」 くぐもった声でそう話す明美ちゃんの口元のラバーが動くのがエロく見える。 「そのマスク被っても見えるの?」 「みえるよ!ここに目があって分からないほどの小さな穴が3つずつ空いてるんだよ」 そう言って、明美ちゃんいや肌色のマネキンは自分の目が見えている辺りを指差した。 俺は顔を近づけて覗き穴を確認してみた。 確かに小さな穴がありここから見えるのかは分からないが本人が見えるというのだから間違いないだろう。 そんな肌色マネキンとなった明美ちゃんに顔を近づけた俺はそのままキスをしながら、優しく押し倒す。 「また興奮してきちゃった、明美ちゃんいい?」 「うん、いっぱい気持ちよくなろ!」 俺は肌色マネキンに挿入すると腰を振る。 今まで黙って交わっていた2人だったが、互いの名前を呼び合い激しく交わった。 2人とも快楽の絶頂に達した後、呼吸を整えながらベッドに横たわる。 なかなか鼻だけでは呼吸が追いつかない明美ちゃんはラバーマスクを引っ張り、口でも呼吸している。 「息、大丈夫?」 「うん、大丈夫?はぁ、はぁ、はぁ」 大丈夫そうには見ないが本人がそう言うのであれば大丈夫なのだろう。 そんな時、俺に一通のメッセージが届いた。 メッセージの送り主は風俗店の店長だった。 【裏メニュー】の終了時、回収のため連絡先を教えていた。 しかし、あまりにも回収が早過ぎるのでは…!? 【真実編】につづく

マグロ女 【中身編】

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