俺、田処 翔吾(たどころしょうご)は付き合って半年経つ彼女 廣瀬 凪沙(ひろせなぎさ)の家にお泊まりする事になった。 夕飯を済ませ、映画を見てそろそろお風呂。 俺から先にお風呂に入る。 入念にペニスを洗いお風呂からタオルを巻いて全裸同然で出てきた俺に凪沙が尋ねる。 「翔吾はコンドーム着ける派?着けてもらう派?」 凪沙の質問に即答できずに俺は少し考えて答える。 「凪沙が着けてくれるの?」 「うん、翔吾が着けて欲しいなら着けてあげるよ!」 本当は生派なのだが、今日が初めてのHでありコンドームを着ける前提で話をしている凪沙の事を考えるとどちらかを選ばざるを得なかった。 「私もお風呂に入ってくるから翔吾はベッドで待っててね」 笑顔で手を振りお風呂へ向かう凪沙は可愛い。 俺も手を振り腰に巻いていたタオルを取ると全裸で、凪沙の匂いの詰まったベッドで待たせてもらう事にした。 生でHしても失敗しない自信はあるが、時に付き合った女の子からコンドームを着けて欲しいと言われる事はあった。 だが、女の子にコンドームを着けてもらった事はない。 いったい、どんな感じなのだろうと今からワクワクする。 凪沙のお風呂は長かった。 女子は長風呂が多いが特に今日は念入りにあちらこちらを洗っているのだろう俺のために。 そう考えると待っていられた。 俺も今日はいつも以上にアソコを洗っておいた。 お風呂から出たようでドライヤーの音が聞こえてくる。 しばらく、単調なドライヤーの音を聞いていると少し眠くなってきた。 ドライヤーの音が止んだ後、お風呂の方から『ピチッ、パチッ』とゴムのような音が聞こえてきた。 俺はその音を聞きながら想像する。 凪沙は俺のペニスにコンドームを被せる練習をしているのではと。 オナニー用の男性器を模したバイブで今、コンドームを着ける練習している健気な凪沙の画を想像しているとますます興奮してきた。 その様子を覗きたい気持ちをグッと抑え、凪沙がベッドにやって来るのを俺は待った。 ゴムの音が止んで少しすると、お風呂へと続く扉からピンク色をした手が出てきた。 お風呂に気合いを入れて浸かり過ぎたのだろうか。 そしてその手は手探りで部屋の照明を消すと凪沙が話し掛けてきた。 「翔吾、恥ずかしいから向こう向いてて」 「うん、分かった!」 俺は返事をし、窓側を向いて背中をお風呂側へ向けた。 ゆっくりと凪沙が近づいてくるのが気配で分かる。 「失礼します」 凪沙は自分のベッドなのに、そう言って俺が横になるベッドに入ってきた。 俺の背中に小さくなりピッタリとくっついてくる凪沙も可愛い。 俺はゆっくりと凪沙の方を向いて抱き合う。 「え!」 凪沙を抱いた瞬間、俺は驚いて声を上げてしまった。 凪沙の体が濡れていたから、それにヌルヌルしている。 お風呂に入ったばかりなので濡れているは分かるのだが、ヌルヌルが理解できない。 驚いて引っ込めた手で再び凪沙の体を確かめるように抱いてみた。 凪沙の体に触れてみるが、明らかに人肌ではない感触に動揺しながらも凪沙の体全体を確かめるように触れてみる。 “ゴム?” 凪沙の体に触れた手の情報から俺の頭によぎったものはそれだった。 凪沙の体を探っているうちに俺は興奮してきた。 なぜだか無性に凪沙を抱きたくなる。 凪沙の体の事も解決していないが、俺は凪沙に覆い被さった。 暗闇ではっきりとは見えないが、凪沙の顔がいつもと違うように見える。 覆い被さって凪沙にキスをするが、舌が何かに阻まれて入っていかない。 それに凪沙の口もヌルヌルしていた。 俺の顔に凪沙の熱い鼻息だけが降り掛かった。 ますます興奮し始める俺。 もう自分でも制御が効かない。 「凪沙、大好きだ!」 俺はペニスを凪沙に突き立てた。 『グジュ』 液体お空気が混じっていたような音を立てて俺のペニスは凪沙の中へと入った。 俺は凪沙と手指を絡ませて、ヌルヌルした凪沙の体の上で自分の体を滑らせる。 凪沙のアソコは締まりがよく気持ち良さが半端ではない。 俺は早漏ではない、自慢ではないがすぐに逝ったりしないはずだったのだが、そんな自信を跡形もなく打ち崩されて俺は呆気なくフィニッシュしてしまった。 そのまま凪沙に覆い被さると、凪沙は俺の首に腕を回してキスをしてきた。 だが、やはり何かに阻まれて凪沙と舌を絡ませることはできなかった。 逝ったことで興奮も少し収まった俺はハッとする。 俺は事もあろうに中出ししてしまったことに気づいたのだが、もう遅い。 しかも、凪沙の下の口にしっかりと咥えられたペニスは簡単には離してもらえなかった。 「ゴメン凪沙、俺、凪沙の中へ出しちゃった…もし、赤ちゃんができたら俺と一緒になろう」 俺は自分の決意とともに凪沙にそう言った。 「翔吾、大丈夫だよ、私コンドーム着けてるから」 俺には凪沙の発した言葉の意味が分からなかった。 目をパチクリさせて凪沙を見ていると、暗闇に慣れた目がだんだんと凪沙の全貌を明らかにしていく。 凪沙の頭も体もピンク色の薄い膜に覆われていたのだ。 それはまるでコンドームを身に纏ったような姿だった。 俺が何も言わないので凪沙が話し始める。 「翔吾言ったじゃない、コンドームは着けてもらう派だって」 そう言われて俺はハッとした。 あの時の凪沙の言葉の意味はコンドームを俺が着ける派か、凪沙にコンドームを着けてもらう派かという事だったのだ。 でもまさか凪沙が全身コンドームを着けるとは想像もしていなかった。 「このコンドームの媚薬凄いでしょ、めちゃくちゃ興奮するんだよ」 楽しそうに話す凪沙の声がくぐもって聞こえるのはきっと顔も含めた全身コンドームを着ている事に気づいたからだろう。 「凪沙、照明点けてもいい?全身見てみたいんだけど」 「……… !」 凪沙からは返事がない。 「ダメ?」 少ししてから答えが返ってくる。 「このままじゃあ、恥ずかしいからもう一つコンドーム着けてくるね」 そう言うと凪沙は布団から飛び出してお風呂の方へと走っていってしまった。