SamSuka
ごむらば
ごむらば

fanbox


貴方はコンドーム着ける派?着けてもらう派?【後悔編】

湯船にしばらく浸かっていると、凪沙に動きがあった。 ビクッと驚いたように動いた後、動き始めた。 「あれ?私」 「ゴメンね凪沙、俺やり過ぎた」 謝罪の言葉を述べた後、微妙な沈黙が続いた。 先に口を開いたのは凪沙。 「先に出て寝てていいよ」 凪沙の言葉にはいつもの元気はなかった。 ふざけられそうな雰囲気でもないので、俺は先に出て下着とTシャツに着替えてベッドへ潜り込んだ。 “凪沙、怒ってるのかぁ?” 初めてなのに、あんなに調子に乗って気を失うまでヤッてしまった事を今更ながらに後悔する。 そう考え出すと悪いことばかりが浮かんでは消えていく。 “このまま、別れるなんてないよね” そんな事を一人、凪沙のベッドの中で悶々と考えを巡らせていた。 お風呂の方が音がしたので薄目でお風呂への扉をジッと見ていた。 コンドームを全て脱いでいつもの凪沙に戻っていた。 可愛い感じのパジャマを着て出てきた凪沙はドライヤーを当て始めた。 そんな凪沙を薄目で見つめる俺。 ドライヤーが終わったタイミングで俺は目を閉じて寝たフリをする。 凪沙は俺に背を向ける形でベッドへ入り、そのまま眠ってしまった。 何度か凪沙に声を掛けようとしたが、やめてと懇願する凪沙を気絶するまで犯し続けた俺に掛ける言葉は見当たらなかった。 そして、俺はいつの間にか眠りに就いていた。 目覚めたのは早朝だろう。 まだ、窓の外は暗かった。 疲れたのだろう、よく眠っている凪沙を起こさないようにベッドを出ると俺は服を着て凪沙の部屋を出た。 俺は過去にも付き合った彼女にやり過ぎて別れた事があった。 「また、やってしまった!」 自然と口からこぼれ落ちた言葉。 俺は目を潤ませて凪沙の家の最寄り駅へと向かった。 駅のホームで電車を待つ間も考える事は凪沙の事ばかり。 スマホの画面を覗き込む。 もしかすると、目覚めて俺がいないことに気づいた凪沙が連絡してくれるかも知れないとおもったから。 しかし、スマホに連絡が入ることはなかった。 結局、俺は駅のホームで1時間近く、凪沙からの連絡を待ったが何の音沙汰もなかった。 凪沙からの連絡が入れば、すぐにでも戻れるようにと駅のホームで待ち続けたが徒労に終わった。 電車に乗った後もずっとスマホを見続けていたが、凪沙からの連絡はなかった。 家に着いた俺は一気に疲れたのと、悪い事を忘れたくて布団に潜り込んだ。 どれくらい眠っただろう。 目が覚めた時は、凪沙との事は夢の中の出来事のように思えたが、スマホを見る勇気はなかった。 遠目でスマホを睨む俺、そんな俺のスマホが鳴った。 スマホに飛びつき着信を見ると凪沙からだった。 慌てて電話に出る。 「もう、酷いよ!翔吾のバカァ!」 「ゴメン凪沙、俺… 」 俺の謝罪を無視して凪沙が話す。 「何で勝手に帰っちゃうの?いろいろしようと思っていたのに、すぐに来て!」 そう一方的に凪沙が話して電話は切れた。 俺は笑顔になると、すぐに家を飛び出す。 “凪沙、怒ってなかったんだ、良かった!嫌われてなかった!” 別れも覚悟していただけに凪沙からの電話は嬉しくて仕方なかった。 取り敢えず、凪沙に会ったら誠心誠意謝ろうと思い駅へと急ぐ。 昼近くになっていたので、電車がなかなか来ない事に苛立ちを覚えながらも凪沙の家へと向かった。 凪沙の家に着くと凪沙が笑顔で迎え入れてくれたのだが、部屋に入ると凪沙の表情が一変した。 少し怒ったような表情の凪沙が口を開く。 「ねぇ翔吾、私だけコンドームを着けて気絶するまで逝かされるのはおかしくない?」 俺は誠心誠意謝るつもりで来たのだが、笑顔で迎え入れられタイミングを逃し、そして責められている。 「うん、そうだね」 「じゃあ、これ!」 そう言うと一辺がA4サイズの縦長ほどある正方形の薄いアルミのパッケージを渡してきた。 それはコンドームの袋を巨大化した物のように見えた。 「これ、何?」 俺が尋ねると凪沙はそのパッケージを裏返して話す。 「ここに説明書きあるから着替えて来て」 そう言ってお風呂の方へと誘導される。 仕方ない、許して貰うためにもここは凪沙の言うことに従うしかないと思った。 大きなコンドームのパッケージを手にし、お風呂場へ。 大きなコンドームのパッケージ内には媚薬がしっかりと仕込まれているのが分かる。 このまま脱衣所でパッケージを開けたら大変なことになるのは目に見えているので浴室へ。 そこでパッケージを開けてコンドームを取り出した。 コンドームは案の定、媚薬でヌルヌルになっていた。 それを取り出して眺めてみる。 綺麗に折り畳まれているので小さく見えたが広げてみると俺が着るのにちょうどいいサイズだった。

貴方はコンドーム着ける派?着けてもらう派?【後悔編】

More Creators