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貴方はコンドーム着ける派?着けてもらう派?【バキュームベッド編】

俺は静かな湖の底へでも沈んでいるよう不思議な感覚に陥っていた。 何かすごく心が安まるような感覚の中、『ピチッ、パチン』という音で現実へと引き戻された。 “あれ?” 俺は目が覚めたのだが、真っ暗で何も見えない。 体が妙に窮屈に感じる。 手は後ろ手で全く動かせないし、足も少ししか動かない。 「あれ、俺どうなった?」 そう自然と言葉が出たが、顔を押し潰されているようで満足に話せない。 「翔吾、もしかして気絶してた?」 遠くで凪沙の声が聞こえる。 そして今の自分の状況が思い出されてきた。 “そうだ!バキュームベッド!” そう自分の置かれた状況が完全に把握できた時、バキュームベッドの側面が大きく開いて黒いコンドームを纏った凪沙が入り込んできた。 「ねぇ、バキュームベッドどうだった?気持ち良かった?」 「うん、とっても!俺、気絶してたんだね」 「そうみたい、これでおあいこだね」 凪沙の表情は分からないが声で嬉しそうにしているのが分かった。 「じゃあ、私もバキュームベッド体験しようと」 そう言うと凪沙は俺に背中を見せて入ってきたバキュームベッドの側面のファスナーを閉め始める。 「え!どうやって?二人で入ったら誰が掃除機を操作するの?」 俺は慌てて凪沙に聞いた。 「任せて!準備はしてきたから」 そう言うとバキュームベッドから突き出いた俺のペニスを抜いてから俺に覆い被さるようにして自分に挿入する。 「あっあぁぁぁん!」 吐息を漏らしながらも凪沙は自分の鼻にチューブを挿すとバキュームベッドの外へと出した。 「んっ、翔吾、そろそろだよ!」 吐息混じりで話す凪沙の言葉が終わらないうちに、けたたましい音を立てて掃除機が動き出した。 凪沙は俺に抱きつくようにし頭を俺の体に密着させたまま、みるみるうちに空気が抜かれて二人とも真空パックされた。 つまり、俺と凪沙は合体したまま、バキュームベッドの中で一つとなり全く動けなくなってしまった。 凪沙がどんな仕掛けをして二人でバキュームベッドに収まる事ができたのかを考えてみた。 結果、思いついたのはタイマー式の電源を接続して掃除機を動かしたのではないかということ。 それならば、掃除機の起動時間がある程度、凪沙が把握していたのも頷ける。 ただ、真空パックされたのに依然として掃除機は止まらない。 けたたましい音を聞きながら、俺も凪沙もさらにどんどん真空パックされていく。 完全に空気が抜け切ったのであろう、掃除機の音が急に高くなった。 流石にこれ以上はと思うが掃除機は止まらない。 「はえ、はえ?(あれ、あれ?)」 さすがに凪沙もこの異常事態に気づく。 “タイマーの設定を間違えたのだろうか?” 俺には分からないが、凪沙にとっても想定外のようだった。 掃除機が高い音を出し始めてからだいぶ経った時、掃除機の電源が突然切れて吸引が止まった。 おそらくだが、掃除機に負荷がかかり過ぎてヒューズが切れたのだろう。 “助かった!” その時はそう思ったのだが、俺の考えは甘かった。 バキュームベッドで想像以上に空気が抜けた為、二人とも身動きが全く取れない。 掃除機が止まらない事に焦って動いたことも不味かった。 バキュームベッド内にあった僅かな空気さえも吸い出す結果となってしまっていた。 そして、DVDのバキュームベッドは掃除機を止めると空気が内部へ戻っていったのだが、どうやら凪沙が購入したこのバキュームベッドには逆止弁が付いており、掃除機を止めても空気が逆戻りしないようになっていた。 “さて、どうしたものか” と考えるがどうにもならない状況。 少しでも体を動かすことができるなら、チューブを通した空気穴や俺のペニスが突き出ていた穴から空気が徐々に流入する可能性もあるのだが、その可能性も低い。 体も動かせず満足に言葉を発する事もできず、万策尽きた俺は考える事もやめてしまった。 皮肉なもので、こんな時でも凪沙に挿入したペニスはヒクヒクとして勃起をやめない。 俺のペニスに呼応するように凪沙も時折締め付けてくる。 “もういいや!” 俺はそのまま頭を真っ白にして流れに身を任せて眠ってしまった。 暑さと息苦しさで目覚めた俺。 俺に覆い被さる形で凪沙が密着したままだった。 あれからどれくらい経ったか分からないが、体力的にはかなりキツい。 俺でもキツいのだからと思っていると案の定凪沙はぐったりとして動かない。 さすがにヤバ過ぎると思った俺は両手両足に力を込め、バキュームベッド内に空気を取り込もうと試みる。 当然だが力を込めてもラバーシートが伸びるだけだったが音が聞こえた。 『ピチッ、パチッ』 そして気づく掃除機が止まった時より明らかに手足が動かせるようになっている事に。 顔の辺りに空いた呼吸口を持ち上げるようにすると少しずつだが空気が流入し始めた。 “助かった!” 俺はそう心の中で呟いた。 バキュームベッド内に空気が戻り、真空パックされる前の状態に戻ったが俺にはバキュームベッドから外へ出る体力も気力も残っていなかった。 ずっと俺の胸の上で寝息を立てる凪沙を抱きしめながら目を閉じた。

貴方はコンドーム着ける派?着けてもらう派?【バキュームベッド編】

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