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ごむらば
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スーツアクトレス目線【後編】

ショーはウルトラマンショー、ショッピングモール内で行われる屋内イベント。 初めてのショーという事もあり、炎天下でのショーではなく屋内にしてくれたのだと思った。 それでも着ぐるみの中が暑いことに変わりない。 ウルトラマン役の男性たちは腰までウルトラマンになっているが、すでに汗だく。 私ともう一人の女の子が怪獣として舞台に上がる。 私の怪獣はウルトラマンの新シリーズもので比較的新しいものだったのだが、それでも中は汗の臭いと酸っぱい臭い、カビ臭さが充満していた。 幸い嘔吐した臭いはしなかったので、助かったと思った。 そしてもう一人の怪獣役の女の子はかなり年季の入った怪獣が割り振られていた。 外観はパッと見綺麗に見えるがよく見るとかなり補修した後が見受けられた。 怪獣の背中を開けて入ろうとしたが、もの凄い臭いが上がってきたのだろう。 女の子はこの世のものとは思えないほど顔を歪め、突然走り出した。 予期していたのか、女の子はすぐに捕まり怪獣へ押し込まれて行く。 「こんなの無理、絶対無理!」 叫ぶように言う女の子を力づくで押し込む男性スタッフ。 そんな姿を見て私は何故か興奮してお股を濡らしていた。 無理矢理にでも怪獣の着ぐるみに押し込めたのは、今回のショーのメンバーが一人休んでいるため、人数が足りないことにあった。 それなのに彼女にまで逃走されると、ショーが成り立たなくなるため仕方ない事だと思う。 嫌がる女の子を凶悪な怪獣に無理矢理押し込める行為に、女の子を自分に置き換えて興奮していた。 そして、自分がマゾヒストである事を実感した瞬間でもあった。 ショーでは私も彼女もウルトラマンに殴られ、けられ、投げられ、完膚なきまでにやられた。 2体の怪獣は中にたっぷりウレタンを詰め込まれ、私も彼女も元の体型には程遠いほと膨れ上がっていた。 そのため、ウルトラマン役の男性たちも遠慮なく攻撃を繰り出してきたのだが、その実ウレタンで体が守られているとはいえ、男性の手加減のない攻撃はしっかりと中まで伝わってきていた。 午前の部が終わり、午後の部もある。 私も彼女も怪獣から出してもらったが、身体中の痛みと疲れから動けなかった。 お互い臭い体を寄せ合いながら休憩し、午後の部に備えた。 午後の部では彼女は逃げる気力も体力も奪われ、自分から怪獣の中へと収まっていった。 それでもショーをやるものとして、彼女は午後もウルトラマンにこっ酷くやられた。 かくいう私も同様に。 私はウルトラマンショーを始めるようになってから彼氏ができた。 彼はウルトラマンショーの運営会社に勤める営業マン岩井 彼方(いわいかなた)。 たまに、ショーを見に来る事もあった。 その時、偶然帰る方向が同じという事で一緒に帰り、ウルトラマン談議に花を咲かせた。 その時、連絡先を交換してからは付き合うまでそう時間はかからなかった。 休みの日は2人日を合わせて彼方の家で過ごすのが通例になっていた。 そんなある日、彼方がニヤニヤしながら私に近づいて来て言った。 「遥子ってショー以外でも着ぐるみ着たいと思う?」 「うん、まぁ…」 そう答えたが、実のところずっと着ぐるみは 着ていたいと思っていた。 着ぐるみを着ると自分じゃないものになれるのも楽しいし、何より息苦しく暑い中で圧迫される事に快感を感じるようになっていた。 事実、ショーの後、私のお股はびちゃびちゃで汗をかいていなければ、誰が見ても分かるレベルで濡れていた。 彼方が大きな段ボールを運んできた。 「遥子、これ何だと思う?」 何かは分からないがゴムのような臭いはした。 「どう?」 彼方が段ボールから取り出したのはウルトラマンゼロの着ぐるみ。 私が好きなウルトラマンであることは彼にはいつも話していた。 「もしかして、私がゼロになれるの?」 興奮気味に聞く私に彼方が答える。 「これは俺が着るの、遥子はゼロが好きだろ」 「うん、好きだけど… 」 「俺も好きだろ」 「うん!」 「だから、遥子の好きな俺がウルトラマンゼロね」 じゃあ、あの質問ってなんだったんだろう? 【「遥子ってショー以外でも着ぐるみ着たいと思う?」】 そんな私の疑問を彼方はすぐに解消してくれたが、同時に私は固まった。 段ボールから出てきたもう一つの着ぐるみ。 黒を基調としたボディに赤い炎のような柄が見えた。 私はそれが何か分かった。 ウルトラマンゼロの宿敵ウルトラマンベリアル。 凶悪な風貌、巨大な両手の爪、人をあざう笑うようなマスク。 背丈はウルトラマンゼロより小さいが体がゴツい分、随分と大きく見える。 「じゃあ、まずは俺が先に着ぐるみに着るよ」 そう言いながら、彼方はラバースーツを着始めた。 私も彼も付き合ってからお互いのフェチについて話してラバーフェチであることを知り、自分にピッタリのラバースーツを持っている。 「え?なんでラバースーツ?ウルトラマンゼロに入るんだよね?」 「そうだよ、インナースーツ代わりのラバースーツを着たら着ぐるみに汗が染み込まないから臭くならないでしょ」 そう言われて私は何も言い返せなかった。 それは彼方の言う通りだと思ったから、ショーならば暑さもあるので、キツイが家ならいつでと着ぐるみを脱ぐこともできる。 ならば、ラバースーツを着て汗で着ぐるみを汚さない対策をする方が合理的だと思った。 「じゃあ、私も着替えようかな?」 「お互い協力しようよ!」 彼方がそう言う時はだいたい私の体を触ってくる。 ドレッシングエイドを塗ってあげるといっては、私の体を堪能するように弄るのだ。 結局、私は彼方に手伝ってもらいながら、私がウルトラマンのショーの話し、彼がそれを楽しそうに聞きながらラバースーツに着替えた。 私はラバースーツを着ただけでお股は濡れて乳首は硬く勃起してしまう。 彼は決まって私の乳首を揺らすように触れてから乳首をギュッと摘ままれると私は力が抜けてしまう。 いつもここからは互いの体を弄り、ベッドへと雪崩れ込むのだが、今日は用意した着ぐるみがメイン。 彼方が着ぐるみを手にしたのはウルトラマンゼロ、細身でスラッとした印象を受ける。 「着るの手伝ってよ」 ショーで何度も手伝いをさせられているので要領は得ている。 彼方をウルトラマンゼロにするのを手伝う。 均整の取れた体にウルトラマンゼロを着た彼方は凄くカッコ良かった。 「彼方もスーツアクターしたらいいのに」 思わず口をついて出てしまう。 そう言った私に両手を広げるウルトラマンゼロ、見惚れていたが両手を広げられたら応えない訳にはいかない笑顔で思いっきり抱きついた。 「少しだけこうしていたい」 ウルトラマンはラバースーツ姿の私を抱きしめながら、頭を撫でてくれた。 “最高!!” 大好きな人が入った大好きなウルトラマンゼロ、ずっと抱きついていたかった。 今度はウルトラマンゼロになった彼方が私にウルトラマンベリアルを着せるのを手伝ってくれる。 次は私の番、悍まし凶悪なウルトラマンベリアルに私は足を踏み入れる。 中は意外に隙間があり暑くないかも、そんな風に思ったのはショーで着ぐるみを着ているからだろうか。 だが、私の細い足とベリアルの足の隙間を埋めるように足の形状をしたウレタンを彼方に押し込まれる。 「え?」 私のえ?に彼方が反応した。 「遥子の足じゃあ細すぎて不恰好なベリアルになってしまうだろう」 「それに遥子言ってたよね、着ぐるみの隙間はウレタンで埋めるって」 「確かに言ったけど…」 私はそれ以上言葉が出てこなかった。 私の足はベリアルの黒と赤のムキムキの足に変えられていく。 足だけでなくお腹周りも余裕がある。 もちろんそこにもベリアルの体型に合わせたウレタンが押し込まれた。 「これっ結構キツイよ!」 「大丈夫、大丈夫、普段スーツアクトレスやってるんだから大丈夫でしょ!」 彼方の言うことはあながち間違ってない。 実際にはもっとキツイ着ぐるみを着て何度も熱中症、嘔吐と闘いながらショーをこなしてきた実績が私にはある。 だが、それは仕事でありショーを見てくれるお客さんをガッカリさせないために頑張っただけで、プライベートではかなりキツイ。 「もおっ!」 そう言いながらも私はウルトラマンベリアルの着ぐるみの中でウレタンと一緒に収まり背中のファスナーを閉められた。 これはショーでもあるかないかのキツさはあったが、彼方の家の中なのでこれでも耐えて、ダメならすぐに脱がせて貰えると思っていた。 「ねぇベリアル、宅配便届いてるから取ってきてよ、そう言うとベリアルの爪に宅配BOX受け取り用のカードをテープで固定されて、あれよあれよという間に部屋の外へ出されてしまった。 「ちょっと彼方待って!」 そう声を上げたが口元のウレタンに阻まれて大きな声は出せなかった。 彼方の部屋から放り出された私。 幸い廊下には誰もいなかった。 彼の部屋は5階、1階の宅配ボックスまでどう辿り着くかがポイントだが、やはりエレベーターで往復するのが得策だと考えた。 労力も使わず上手くいけば誰にも合わずに済む。 そう判断して彼方の部屋から階段とは反対方向にあるエレベーターへと向かった。 ベリアルの大きな爪でボタンを押して、エレベーターを呼んだ。 ここでも幸運が続きエレベーターには誰も乗っていなかった。 1階のボタンを押したつもりだったのだが、大きな爪が邪魔をして肝心の1階以外の2階3階ボタンを押してしまった。 慌てて1階を押そうとしたが焦って上手くいかず、今度は4階のボタンを押してしまった。 私は慌ててエレベーターを降りた。 各階に停まった上、1階へ辿り着がなければ意味がない。 仕方なく彼方の家の前を通り反対側の階段へと向かった。 そして、急いで階段を降りて行く。 “なるべく早く彼方の部屋へ戻りたい!” その一心だった。 なんとか1階の宅配ボックスに辿り着き、凶悪な大きな爪に取り付けられたカードキーを使って宅配を取り出すが、それほど大きくない段ボールを取り出すのに大きな爪が邪魔をして悪戦苦闘する。 “誰か来てベリアルの姿を見られたら、どうしよう!” とにかく早く荷物を取って彼方の部屋へと戻ることだけ考えて頑張った。 結果、段ボールを取ることができて、小脇に抱えると私は慌てて階段へと向かった。 ベリアルの大きな爪ではエレベーターの行き先ボタンを押せないので階段を使った。 階段で4階を通りかかった時、「ベリアルだ!」 子供の声がした。 子供の母親は驚きの表情を浮かべているが、そんな事に構っていられない。 騒ぎになる前に私は走って階段を駆け上がり彼の部屋へと駆け込んだ 「ヤバっ!見つかった!」 親子に見つかった事とベリアルの着ぐるみを着て走った事で私の息は切れていた。 「宅配、ありがとう!」 そういう彼方はウルトラマンゼロの着ぐるみもラバースーツも脱いで部屋着になっていた。 「暑いから私も脱ぐぅー」 甘えるように言ってみたが、ベリアルはそんなことは言わないと拒絶された。 私はそこからはベリアルを演じる事にした。 彼には言っていないが実は一度だけ男性アクターが足らずにベリアルを演じた経験が私にはあった。 その時のセリフを思い出しながらベリアルを演じた。 だが、彼の反応はというとこんな感じ。 「ベリアルはそんなに可愛い声じゃないよ、OK仕方ないな」 彼が私の背後に回った。 私の演技の頑張りに彼がベリアルから解放してくれると思った。 頭を反らすようにして着ぐるみから出してもらうとラバーマスク越しとはいえ新鮮空気が入ってきた。 その空気を吸っていると彼方の唇が私の口を塞いだ。 “頑張ったご褒美だ!” 彼方は私の口にピッタリと唇を合わせて呼吸させてくれない。 普通なら暴れるところだが、彼方だから そう思って目を閉じたのが不味かった。 彼方は唇を離すと、別のものをラバーで覆われた私の口に押し込んだ。 “え、なになに?” 訳が分からない私に彼方が言う。 「この猿轡、ベリアルの呻き声が出るんだよ!」 「がぁ、グォー(え、何それ?)」 「さっきの宅配物がこれなんだ」 私の声は得体の知れない声に変換されてしまった。 動揺する私を他所に彼は続ける。 「猿轡したら涎垂れるから」 そう言うと猿轡をした上からタオルで口を覆った。 「グォー、ゴッゴッ」 得体の知れない声を上げる私に彼が言う。 「猿轡も好きだろ、可愛いなぁ」 そう言って頭を撫でられると私は抵抗できなくなってしまった。 「じゃあ、ベリアルに戻ろうね」 優しく言われると、私は頷く事しかできず再びベリアルの中へ顔を埋めていくのだった。 背中のファスナーがゆっくりと閉じられていく。 猿轡をした事でより苦しくなったが、それでもショーの時よりは幾分かマシだった。 ウルトラマンゼロのヒダにはなかったマジックテープを貼り合わされて私はベリアルに閉じ込められた。 両手の凶悪で大きな爪ではマジックテープはおろかファスナーを開くことは到底無理だった。 彼方は完全に声も体もベリアルとなった私を見て満足そうにしている。 そして私に抱きついてきた。 「カッコいい!しばらくこうして居てもいい?」 こんな怖い姿の私でも彼方が喜んでくれるなら私は満足だった。 彼方がベリアルとなった私の体中を触るが、着ぐるみと詰められたウレタンにより触られていることは分かるものの彼方を感じることはできなかった。 彼方の手はどんどん下へと伸びていく。 そして足から股へ移動した時だった。 彼方が股のところで何かをした。 突然私の体に衝撃が走る。 演出のため男性の膨らみを付けているとおもっていたものには、実はバイブが仕込まれていた。 私の一番感じるところを知っている彼方が取り付けた事は間違いなかった。 私はベリアルの呻き声を上げながらその場で内股になりうちももを擦り合わせながらバイブに耐える。 「凶悪なベリアルが内股でプルプルしてるのって可愛いね」 “そんな事言わないで!言葉責めはやめて!” そう思ったところで彼方には届かない。 そんな彼方の言葉に私は反応して、前屈みになって、そのまま女の子座りをしてしまう。 「凶悪なベリアルなのに女の子座りをして感じている姿はかなり萌えるよ」 “だから、そんな事言わないでって!そんな事言われたら私!” 両方の責めで私は呻き声を上げて逝ってしまった。 床で横たわる私を覗き込んだ彼方が言う。 「よく頑張ったね、ギュッしてあげる」 そう言うと私の脱力した体を持ち上げてハグしてくれた。 「グェー!」(ダメぇー) 私はギュッとされるのが好き、特に逝った後は。 ベリアルの圧迫感と彼方にギュッとされて、私は呻き声を上げながら意識を手放した。 私は気づくと結婚披露宴の高砂席に座っていた。 横には彼方? えええ!ウルトラマンゼロが座っている。 暑くて息苦しさに自分の体を見ると、純白のウエディングドレスの下に黒い肌に赤い炎のような模様が入ってる! え!私ベリアルの着ぐるみを着て結婚式してるの? 動揺を隠せない私、そしてベリアルなのに大きな胸の谷間が見えている。 何じゃこりゃ! 参列者もウルトラ兄弟だったり、怪獣だったり、親族席にはウルトラの父と母も座っている。 え!え!え! お父さんやお母さんまで着ぐるみ着てるの? 私の友達も女性の星人でドレスを着ていた。 何コレ、何コレ! みんなが近寄って来て私たちを祝福してくれるのだが、シャンパンを掛けられる。 「やめて!」 その時目が覚めた。 “夢だった!良かった” 安堵した瞬間、体の感覚が戻り暑さを感じ、汗が噴き出してきた。 どれだけ眠っていたのだろう、そろそろベリアルから出して欲しい。 そう思って彼方を探した。 彼方は笑顔で後ろに何か隠し持って、私に近づいてくる。 “今度は何をするの?” 怯えるように後退りする私の前まで来ると、私の手を取り立ち上がらせてくれる。 “なに、なに?” すると私の前に跪く彼方。 そして、背中に隠し持っていたモノを私の前に差し出した。 「遥子、俺と結婚して下さい!」 隠し持っていた物は、婚約指輪だった。 突然のプロポーズに嬉しくて私はうんうんと頷いて答える。 「こちらこそ、よろしくお願いします!」 と答えたつもりだが、ベリアルの呻き声がする猿轡をされたままだった。 「ぐガァがぁ、ゴゴがグゲェゴー!」 全く言葉になっていない。 彼方は笑顔で答える。 「OKだね、こらからもよろしく!」 ベリアルの呻き声をどう解釈したのか、彼方は笑顔で私に抱きついてきた。 この世界広しといえど、ラバースーツを着て、その上にベリアルの着ぐるみを着て、口には猿轡をされた上タオルまで巻かれて、お股に仕込まれたバイブの微動を感じながらプロポーズを受けたの女性は私しかいないだろう。 っていうか、そんな相手に普通プロポーズなんてしない。 それでも私は嬉しくて嬉しくて泣いてしまった。 凶悪な大きな爪の付いた両手で顔を押さえる。 彼方をそんな私を包み込むように抱きしめてくれた。 「そろそろ出る?」 そう聞かれたが、私は嬉し泣きでボロボロになった顔を見られたくなかったので、もう少し落ち着くまでベリアルの中でいることを希望した。 落ち着いてから私はベリアルから解放された。 ラバースーツのマスクも脱いで彼方の顔を見たら、プロポーズをされた時よりもボロボロに泣いてしまった。 そして、プロポーズの返事をする。 「こんな私ですがこれからもよろしくお願いします!」 「こちらこそ、よろしく!」 彼方はそのままキスをしてくれた。 私は嬉しくて嬉しくて涙を流し続けた。 少し落ち着いてから、結婚式の夢を見ていた事を彼に話した。 彼は目を輝かせて聞いていたが、私の話を聞き終わると言った。 「それいいね、それやろう!」 「えー!じゃあ私、グリージョかカルミラがいいなぁ!」 彼が渋い顔で答える。 「花嫁はベリアルの方が絶対に面白いって!」 私は必死に拒みましたが、花嫁ベリアルになりたいでしょ、分かってるよ」 「ううぅ… 」 私は恨めしそうに彼を見ましたが、彼は笑顔で私の頭をポンポンするだけでした。 私と彼は半年後に結婚式を挙げた。 私は純白のウェディングドレスを着て、友人家族に祝福されながら。 「それでは新郎新婦お色直しのため、退席致します」 司会の言葉に私の緊張は高まっていた。 お色直しは参列者へのサプライズ。 結局、私は断れずに彼方がゼロで私がベリアルの着ぐるみを着てのお色直しで登場する事になりました。 それも彼と2人だからもいいかと思った。 夢が現実になった、ある意味別の意味で。 私は鼓動が高鳴るのを感じながらお色直しへと向かった。 お色直しを済ませて、戻った私たちをさらなるサプライズが待っていることも知らずに。 そう、参列者全員、そして司会者までウルトラ系の着ぐるみを着ていたのだった。 後でいろいろな感想が友人親族から寄せられた。 着ぐるみ初体験だったけど、これは暑いし見えないし大変だという感想が一番多かった。 そして、なぜか私のお母さんが一番着ぐるみにハマったとお父さんから聞いた。 お母さんは毎日のようにウルトラの母となり家事をしているらしい。 本当に私のお母さんがウルトラの母になっているのかを今度2人で確認しに行こうと思っている。 おしまい

スーツアクトレス目線【後編】

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