意気揚々とバックヤードへ引き上げる意地悪お嬢様とは対照的にボロボロになりスタッフに支えられながらバックヤードへ引き上げる気弱なメイド。 二人の姿が消えると、発売記念で設置された等身大ドールハウスの前に別のスタッフが現れて、【意地悪お嬢様と気弱なメイド】の限定商品の販売を始めた。 設定を無視した寸劇を見ていたお客さんは興奮冷めやらぬといった様子で限定商品を求めて、すぐに商品は完売してしまった。 限定商品を販売している間にアクリルケースの中では浴室と脱衣所が片付けられて、【設定 柔軟運動とエステ】の【設定 柔軟運動】の準備が進められていた。 【柔軟運動】は【入浴】を終えた意地悪お嬢様が軽く体を解すというもの。 ヨガマットが敷かれ、簡単なトレーニング器具が配置されていく。 その横にはマッサージの施術台も準備された。 この施術台は【柔軟運動】の後の設定【エステ】のため。 レオタードに着替えた意地悪お嬢様と顔だけ露出したピンクの全身タイツ姿の気弱なメイドがアクリルケースの中へ現れた。 よく見ると気弱なメイドのピンクの全身タイツは少し光沢を帯びている。 しかも、その全身タイツにはファスナーも無かった。 考えられるのはこの全身タイツがラバースーツであるという事。 現に気弱なメイドの体に貼り付けてピッタリとしていて、少し動きにくそうにも見えた。 そんなことよりもお客さんのお目当ては設定を無視した【意地悪お嬢様と気弱なメイド】、意地悪お嬢様が設定を完全に無視して気弱なメイドをどう虐めるのかということに注目が集まっていた。 早速、ヨガマットの上で柔軟運動を始める意地悪お嬢様。 気弱なメイドは意地悪お嬢様の背後に回り背中を押してサポートするのだが、何かお気に召さなかったのだろう。 意地悪お嬢様は気弱なメイドにヨガマットの上に横たわるように指示する。 気弱なメイドは何度も謝るようにペコペコしながらも、ヨガマットに横たわる。 これが設定の【柔軟運動】の中の【ヨガマット】だ。 意地悪お嬢様は気弱なメイドの上に乗り、ヨガマットとして扱う。 だが、この意地悪お嬢様はまたも設定とは違う行動を見せる。 ヨガマットに横になった気弱なメイドの上にもう一つ別のヨガマットを被せるように乗せたのだ。 そして、ヨガマットの上に馬乗りになるといつの間にか透明の粘着テープを手にしている。 気弱なメイドは設定と思っているのか暴れたりしない。 その間にも意地悪お嬢様は気弱なメイドをサンドした上下のヨガマットを粘着テープでくっ付けて一つのヨガマットにしてしまった。 仕上げとばかりに四辺を粘着テープでしっかと固定し始めて、気弱なメイドもさすがに異常事態に気付いたがもう遅かった。 アクリルケースの中にはピンクの全身タイツを着た気弱なメイドの入ったヨガマットが出来上がった。 二つ折りになり体を起こそうとするヨガマットを蹴り倒した意地悪お嬢様はその上でストレッチを始める。 意地悪お嬢様の重さに耐えられず助けを乞う様にヨガマットの角が時折持ち上がるが意地悪お嬢様がそんな事に気を留めるはずもなく、ストレッチは続いた。 ストレッチが終わるとヨガマットは二つに折り畳まれて端へと追いやられた。 意地悪お嬢様は自ら別のヨガマットを準備し、バランスボールで運動を始める。 気弱なメイドが閉じ込められたヨガマットはその間に立ち上がり彷徨い歩くように動いていた。 しかし、だんだんとヨガマットの動きにキレがなくなってきた。 厳重かつ簡単には外せないように粘着テープでくっつけられたので酸素不足に陥ってきたのだろう。 ヨガマットはふらふらとしてトレーニング器具にぶつかったり、アクリルケースにぶつかったりしている。 そうしているうちに粘着テープの一部が剥がれて気弱なメイドはヨガマットからピンクの全身タイツで覆われた頭を出した。 しかし、すぐには動くことができずにその場で呼吸を整えていた。 しばらくして、ヨガマットから出てきた気弱なメイドを見てバランスボールで運動していた意地悪お嬢様が近づいてくる。 当然、これから設定以上のことが起こる事を予期する気弱なメイドは震えていた。 それと同時にお客さんの期待も高まる。 設定の【ヨガマット】の次は【バランスボール】だ。 ヨガマットとして意地悪お嬢様に踏みつけにされた気弱なメイドは次に【バランスボール】を投げつけられるというのが本来の設定なのだが… 。 本来、気弱なメイドから距離を取り意地悪お嬢様はバランスボールを投げつけるはずなのだが、意地悪お嬢様は少し大きめのバランスボールを両手で掴むと、気弱なメイドへと近づいていく。 そして、バランスボールを大きく振り上げた。 気弱なメイドは許して下さいと意地悪お嬢様に懇願するように両手を合わせて頭の上に持ってきた。 だが、一度両手を振り上げた意地悪お嬢様は止まらない。 そのまま気弱なメイドにバランスボールを叩きつけるように振り下ろした。 すると、許しを乞うように合わせていた両手から頭、上半身までがバランスボールの中へ入ってしまった。 仕組まれた事なのか偶然なのか分からないが、気弱なメイドはお尻までもバランスボールに呑み込まれてたようになっしまった。 それが偶然である事はすぐに誰の目にも明らかとなる。 常に気弱なメイドを虐めている意地悪お嬢様が驚いたようで固まっていたから。 上半身がバランスボールになった気弱なメイドは訳が分からず、右往左往している。 そんな気弱なメイドをしばらく固まって見ていた意地悪お嬢様だったが、何かを思いついたらしく、またも動き出す。 お客さんもスタッフも固唾を呑んで固唾を呑んで意地悪お嬢様の動向を見守る。 意地悪お嬢様は先ほどより少し小さなバランスボールを二つ用意すると、再び気弱なメイドに近づいていく。 再び気弱なメイドに近づいていく。 バランスボールから飛び出した気弱なメイドの左足を掴み、足先をピンと伸ばすと勢いよくバランスボールに突き刺すようにした。 すると気弱なメイドの左足までがバランスボールに呑み込まれた。 それを見て満足そうに頷く意地悪お嬢様。 そしてすぐに右足も同じ様にしてバランスボールに突き刺したが、上手く刺さらず2度目で気弱なメイドの右足もバランスボールに変えてしまった。 大きく股を開いた状態で閉じられなくなった気弱なメイドが動揺しているのを他所に意地悪お嬢様は何か始めた。 それは体と両足がバランスボールとなった気弱なメイドの繋ぎ目に何かを塗り始めたのだ。 それを塗り終えると意地悪お嬢様は満足そうに気弱なメイドを腰に手を当てて見ている。 バランスボールから脱出を試みる気弱なメイド。 上半身を覆ったバランスボールから脱出しようと押したり引いたりすると、両足のバランスボールが潰されたり引っ張られたりして変形する。 つまり、3つのバランスボールは気弱なメイドを取り込む形でくっつけられてしまったのだった。 立った姿勢でなんとかしようとして、内側から押して手の形が浮き彫りになるが、すぐにバランスボールの弾力に負けて消えてしまった。 そんな頑張る姿はバランスボールの外側からでもよく分かった。 また、両足がバランスボールで大股開きになった気弱なメイドはバランスを取るのも難しくなってきたのだろう。 必死にバランスを取ろうと動いてはいるがフラフラしている。 バランスボール人形となった気弱なメイドにある程度距離を取ったお嬢様。 そして勢いよく気弱なメイドの上半身に目掛けてパンチを繰り出したのだ。 すると、バランスボール人形はあっさりと後方に、おそらくは仰向けに倒れてしまった。 そんな倒れたバランスボール人形に意地悪お嬢様は飛び乗ると、三つのみ、足先をピンと伸ばすと勢いよくバランスボールに突き刺すようにした。 すると気弱なメイドの左足までがバランスボールに呑み込まれた。 それを見て満足そうに頷く意地悪お嬢様。 そしてすぐに右足も同じ様にバランスボールに突き刺したが、上手く刺さらず2度目で気弱なメイドの右足もバランスボールに変えてしまった。 大きく股を開いた状態で閉じられなくなった気弱なメイドが動揺しているのを他所に意地悪お嬢様はバランスボールと気弱なメイドの腰、左右の足の付け根に何か塗り始めた。 それが接着剤であることは、今までの流れから皆が察した。 三つのバランスボールでほぼ全身を覆われた気弱なメイドはおそらくだが自分がどうなった分からないだろう。 封じられた両手は時折バランスボールの内側から押されて手の形が浮き彫りになるが、すぐにバランスボールの弾力に負けて消えてしまった。 また、両足のバランスボールで大股開きになった気弱なメイドはバランスを取るのも難しくなったのだろう。 必死にバランスを取ろうと動いてフラフラしている。 そんなバランスボール人形となった気弱なメイドにある程度距離を取る意地悪お嬢様。 そして勢いよく気弱なメイドの上半身を覆うバランスボールにパンチした。 少しすると倒れてしまった。バランスボールの上で座って楽しそうに飛び跳ねる。 だが、バランスボールに閉じ込められた気弱なメイドはたまったものではない。 だが、正式なバランスボールではないので、意地悪お嬢様が体重を掛けると接着部分から空気ぐ漏れ出した。 空気が漏れると次のバランスボールへと移る意地悪お嬢様だったが、すぐに3つのバランスボールは空気が抜けて萎んでしまった。 残ったのは萎んだバランスボールのお化けのような姿の気弱なメイド。 バランスボール内の空気が抜けたことで呼吸が苦しくなったのだろう。 バランスボールのお化けは[助けて]と叫ぶことも出来ずにただその場でバタバタしていた。 さすがに命の危険を感じたスタッフがアクリルケース内に飛び込んでバランスボールのお化けを引き上げていく。 残された意地悪お嬢様はその場に取り残され、ヨガマットの上で柔軟体操をしていた。 意地悪お嬢様が柔軟体操をしているだけでは間がもたないと判断したのだろう。 発売記念で設置された等身大ドールハウスの前にスタッフが現れて、急遽、【意地悪お嬢様と気弱なメイド】の限定商品の再販売を始めた。 寸劇を見ていたお客さんの中で限定商品を購入していないお客さんが殺到し、すぐに商品は完売してしまった。 中には並んでいる時、意地悪お嬢様を興味深げに見ているお客さんもかなりいた。 スタッフが限定商品を販売していた机を片付けると、中断していた寸劇が再開した。 ドールハウス2 【設定 エステ】へ続く