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ごむらば
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性処理ラバー人形 【その後の2人】

あの日雪菜と再会し、雪菜は俺専用の性処理ラバー人形となった。 あの撮影後、俺も俳優として仕事も徐々にではあるが増え、雪菜ちゃんも相変わらず顔出ししない女優を続けている。 ちなみに雪菜ちゃんの芸名が「娯遊」にした理由を教えてもらった。 大学でのあの日、俺に告白してフラれた日、そして2人が友達になったのが5月だった。 だから、「5」月に「友」人になれた事を忘れたくないから、娯遊(ごゆう)と付けたそうだ。 そして、顔出ししない女優となったのは、俺だけの物になるという誓約を自分の中で立てたらしい。 雪菜ちゃんはそれほど俺の事を思ってくれていたのだ。 撮影で会えない時ももちろんあったが、俺たちの主従関係は続いた。 もちろん、主従関係は性処理ラバー人形の時だけで普段の雪菜は俺の彼女として付き合っていた。 俺のドラマ、いや雪菜と共演した別のオムニバスドラマが落ち着いたタイミングで俺たちは同棲を始めた。 性処理ラバー人形以外の雪菜は悪戯っ子のように毎回のように俺を驚かせてくれる。 俺を驚かせる度に雪菜は楽しそうに笑い、拗ねるように怒った俺は雪菜を性処理ラバー人形に変えた。 性処理ラバー人形になった時の雪菜はいつも情熱的に俺の性処理を行っていた。 多分、俺は雪菜に上手く誘導されているのだと思った。 彼女の体調や気分の起伏で、性処理ラバー人形になりたい時は決まって俺を驚かせているのだと。 同棲する少し前にはかなり驚いて、正直少し漏らした事があった。 ドラマの撮影で酷く疲れて帰った俺のところへ雪菜が久しぶりに遊びに来た。 俺は雪菜を残して風呂に入ったのだが、疲れから湯船で眠ってしまった。 「ごめん雪菜!風呂で寝ちゃったよ!」 俺は慌ててタオルを腰に巻いて出てくると、そう雪菜に声を掛けたのだが、返事がない。 そして、室内に漂う異臭に気づいた。 少し焦げ臭い。 何だろ?と思い石油ストーブを見ると、そこには真っ黒焦げになった焼死体がストーブに覆い被さっていた。 「うそ、うそ、うそ!」 俺の部屋には今、俺と雪菜しかいない。 となれば、この焼死体は雪菜という事になる。 焼死体は人形などではなく、ずっしりと人の重みを感じた。 石油ストーブから離して、仰向けで寝かせる。 「雪菜!雪菜!」 俺は雪菜の名前を呼び続ける。 同時にどうしてこんな事になったのだろうと考えを巡らせたが、混乱した頭では何も考えられなかった。 焼死体の顔は完全に焼け焦げてはいるが雪菜で間違いない。 俺が動揺して涙まで流していると、焼死体が動き出した。 「ねぇ晴人、驚いた?」 俺は再び驚き、仰け反り座ったまま後退りする。 全身黒焦げの焼死体が話し掛けたのだから。 驚きのあまり俺はその聞き覚えのある声もちゃんと聞き取れないほどだった。 焼死体は体を起こして、俺の方へと近づいてくる。 俺は恐怖から体が震えて動けなくなっていた。 オムニバスドラマで刑事役を演じた俺は焼死体となった彼女のために奮闘し、犯人を逮捕する役を演じたのだが、撮影後も焼死体が自分を襲ってくる夢を見ることがあった。 それがまさに現実に起こっている? いや、夢ではないかと思うが、そんな俺の心理状況まで分からない焼死体は俺の体に覆い被さろうとしている。 腰に巻いたタオルを剥ぎ取ると、焼け爛れた手で俺のペニスを握り扱き始める。 俺のペニスは恐怖から縮み上がり、小さく萎縮したまま全く勃たない。 「はると、今日はどうしたの?元気ないね」 グロテスクな見た目とはウラハラに甘えた可愛い声で話し掛けてくる焼死体に俺はようやく落ち着き、その声が雪菜であると認識した。 「雪菜?」 「そうだよ!私しかいないじゃん!それにこの姿でドラマで共演したのにぃ!」 確かにそうだった。 そんな事も忘れてしまうほどのインパクトのある焼死体。 改めて冷静になって自分の体を見ると、風呂上がりだというのにところどころ黒く汚れていた。 それに雪菜が焼死体姿で移動したであろうルートにも黒い汚れが付着していた。 「雪菜!」 俺は語気を強めて言う。 「雪菜の歩いたところ全部汚れてるじゃん!」 俺にそう言われて周りを見渡した焼死体は自分が汚した後を見て、口に手を当てて驚いてる。 「うわっ、本当だ」 「本当だじゃない!これも!」 俺はそう言って自分の体の汚れを見せた。 慌てた焼死体は自分の汚した床をウエットティシュで拭き始めた。 グロテスクな焼死体が自ら汚した床を拭いている姿はなかなかシュールで滑稽に見えた。 だが、床を拭けば拭くほどに自分自身の体で汚してしまっていた。 これでは永遠に終わらないと思った俺は床を掃除する焼死体に声を掛けた。 「ところで、この焦げ臭いのは?焼死体から?」 焼死体は大きく左右に首を振って、ダイニングテーブルを指差した。 ダイニングテーブルの上には真っ黒に焦げた魚が2匹置かれていた。 「美味しそうな魚が売ってたから、お魚焼いて晴人と食べようと思ったんだけど、ご飯の準備してたら、メインのお魚があんな事に」 焼死体は肩を落として話を続ける。 「真っ黒焦げになったお魚見てたら、焼死体役の事を思い出して、着替えて晴人をビックリさせようと思ったの… 」 声がどんどん小さくなる焼死体の頭をポンポンする。 「掃除はご飯食べた後、まずはお風呂に行こう!」 そう言って俺は焼死体をお姫様抱っこして、焼死体をお風呂場へと運んだ。 焼死体をお風呂場へ運ぶと、焼死体は自分の背中に手を回した。 ドラマの中で焼死体は人形だと思っていて動いてかなり驚いたことを思い出しながらも、焼死体を脱いでいる姿を見ることはなかった。 娯遊は顔出ししない女優だから当たり前か。 そう思いながら、見ていると焼死体は背骨の中に埋まっている黒いファスナーをゆっくりと下ろし始めた。 “雪菜って体が柔らかいんだなぁ” って思いながら焼死体を脱ぐ光景を眺めていた。 焼死体の背中がパックリと大きく開くと、中からテカテカとした黒光りしたノッペラボウが出てきた。 「え?ラバースーツ着てたの?」 俺がそう声を掛けると雪菜が返す。 「娯遊は顔出ししない女優ですから!」 腰に手を当て、自慢げに言う雪菜。 ラバーマスクの下の雪菜は自分でそう言っておきながら笑っているようだった。 ラバーマスク越しに俺は雪菜にキスをしてから言った。 「また、焼死体に戻ろうか」 雪菜は首を横に振ってイヤイヤと焼死体の着ぐるみの中へと戻るのを嫌がる。 背中のファスナーを閉めようとすると一度着ぐるみに押し込んだ顔を抵抗するように出して言った。 「お腹空いたから、一緒にご飯食べたいよ!」 「うーん、もう、わがままだなぁ!」 俺は雪菜を焼死体の着ぐるみから出して、ラバースーツも脱がせた。 「裸は裸で、なんか恥ずかしいね」 そう言って、俺に体を密着させる雪菜をギュッと抱きしめてから一緒にお風呂に入った。 この後、ご飯を食べてから焼死体でウロウロした後の床掃除は2人掛かりでもかなり苦労した。 おしまい

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