リアルドールレイアウト変更したアクリルケースの中には広い浴室が設置され、全裸でバスタオルを巻いた意地悪お嬢様とスクール水着を着た気弱なメイドの姿があった。 入浴する意地悪お嬢様のお世話をするため、気弱なメイドがいるのだろう。 気弱なメイドが湯船の温度を確かめるように手を入れた時だった。 意地悪お嬢様は気弱なメイドの両足をまるでラグビーのタックルでもするかのようにして掴むとそのまま気弱なメイドを頭から湯船の中へと放り込んだ。 これが設定【入浴】の始まり。 始まりといったのはこれだけでは済まないということ。 湯船に放り込まれた気弱なメイド。 想像していた以上の熱湯らしく、顔を上げた気弱なメイドからは大量の湯気が立ち上る。 熱湯に加え、呼吸ができないのだから普通の人でも慌てると思う。 だが、気弱なメイドを演じる梓はラバースーツ、耐衝撃・耐熱スーツ、さらにはドールの着ぐるみを着ているのだ。 湯船から命からがら這い出た気弱なメイドは顔を下に向けしばらく咽せ返す。 そしてドールの顔からはあり得ないほどの大量の水が流れ落ちていた。 気弱なメイドがしばらく咽せていたがようやく落ち着いてきた時、意地悪お嬢様が目の前のバスチェアに腰掛けた。 そして、気弱なメイドの頭を優しく撫でる。 だが、気弱なメイドにとって意地悪お嬢様から優しくされる事は恐怖を意味する。 気弱なメイドの体がガタガタと震え出す。 そんな気弱なメイドの背中を優しく撫でた意地悪お嬢様はゆっくりと気弱なメイドの両手を後ろに回すと隠し持っていた手錠を掛けた。 そして、気弱なメイドに立つよう促すが、気弱なメイドは首を横に振って必死に拒んだ。 だが、それで意地悪お嬢様が納得するはずもなく、手錠を力任せに引き上げると腕が極まった気弱なメイドは立ち上がらざるを得なくなった。 立ち上がった気弱なメイドに先ほどと同様にラグビーのタックルでもするように足を掴んで気弱なメイドを再び湯船へと頭から放り込んだ。 先ほどとは違い両手が使えない気弱なメイドは『ガン、ガン』と音を立てて手錠を湯船にぶつけながらも湯船から出ようと暴れる。 だが、両手が使えないので水面から顔を上げてもすぐに滑って湯船に沈んでしまう。 それでも両足を使いなんとか顔を上げた気弱なメイドはさっきよりも酷く咽せ返している。 熱湯に浸かっていることも忘れて、必死に呼吸している気弱なメイドの姿は印象的だった。 そんな気弱なメイドの姿を見て拍手をする意地悪お嬢様。 まだ顔を下に向けて咽せ返し続ける気弱なメイドの足を掴んで湯船に再び沈める意地悪お嬢様。 これにはお客さんも驚いていた。 お客さんの知っている設定は意地悪お嬢様が気弱なメイドに向けて拍手を送るまで。 だが、設定にもないことを意地悪お嬢様が始めたのだ。 呼吸も整っていない気弱なメイドはかなり慌てるが、意地悪お嬢様は止まらない。 気弱なメイドの足首にも隠し持っていた手錠を掛けた。 両足までも使えなくなった気弱なメイドは湯船の中で激しく暴れ、お湯が湯船の外まで溢れ出る。 お客さんも固唾を呑んでその様子を見守る。 湯船の中に沈んだまま、時折顔出す気弱なメイドだったが、意地悪お嬢様の暴走は止まらない。 呼吸ができずに湯船から顔を出した気弱なメイドの顔にシャワーを掛け始めたのだ。 流石に気弱なメイド役の梓の命に関わると判断したスタッフがアクリルケース内へ飛び込んで、気弱なメイドを湯船から救出した。 救出された気弱なメイドはしばらく動くことなく、顔からは始めとは比べ物にならないほどのお湯が大量に流れ出ていた。 だが、少しすると気弱なメイドが咽せ返し始めたのでスタッフはアクリルケースから退出していった。 設定の【入浴】は意地悪お嬢様が入浴すると見せかけて実は気弱なメイドが熱湯の湯船に頭から浸けられるというものだった。 次の設定の【拭き取り】は入浴したので体や髪の水気を拭き取りしなければならない。 ただ、これが普通に体や髪を拭くだけで終わるはずがなかった。 浴室の横に設置されている脱衣所へ意地悪お嬢様は手も足も手錠で動けなくされた気弱なメイドを引き摺っていく。 本来なら意地悪お嬢様に促されて気弱なメイドが怯えながら移動するのだが、もうすでに少し設定がハードな方へ傾いていた。 本来の設定では脱衣所でシーツほどある大きな白いバスタオルを使って意地悪お嬢様が気弱なメイドの体を拭いていくのだが、拭いているうちに意地悪お嬢様はバスタオルで気弱なメイドの上半身を包み込みお腹の辺りをロープで縛ってしまう。 視界を奪われた気弱なメイドは右往左往する。 その様子を意地悪お嬢様が眺めて楽しむという設定だった。 だが、脱衣所に気弱なメイドを引き摺り出した意地悪お嬢様は設定とは違った。 大きなバスタオルで気弱なメイドの体を優しく拭き取りながらミイラでも作るように全身を包み込んでいく。 気弱なメイドの全身をバスタオルで包み込んだ意地悪お嬢様はさらに別のバスタオルを使い気弱なメイドを簀巻きにしていく。 数枚のバスタオルを使い気弱なメイドを簀巻きにすると、今度は簀巻きにしたバスタオルが外れないようにロープでしっかりと縛り上げていった。 もう完全に設定を無視した意地悪お嬢様の行き過ぎた行動に興奮を隠せずに騒ぎ出すお客さんも現れる。 簀巻きにされた上ロープで縛られた気弱なメイドは見た目も動きもイモムシの様になってしまった。 だが意地悪お嬢様はこんなところで終わらない。 イモムシ状態にした気弱なメイドの頭と足先をロープで繋いで前屈の二つ折りにする意地悪お嬢様。 動くこともできずに少し揺れる程度しかできなくなってしまった気弱なメイド。 どうなってしまうのだろうと固唾を呑んで見守るお客さん。 意地悪お嬢様はそんな動けない気弱なメイドを引き摺り浴室へと戻っていく。 見ているお客さんもスタッフもまさかと思ったと思う。 焦ったスタッフは意地悪お嬢様役の絵里奈にイヤホンから指示を出す。 「もうやめなさい!もうやめて!」スタッフが叫んだが遅かった。 意地悪お嬢様は白いバスタオルの塊となった気弱なメイドを重そうに持ち上げると湯船の中へと落とした。 身動きの取れない気弱なメイドは体を少し揺する程度しかできない。 気弱なメイド役の梓が死んでしまいかねないため、再びスタッフがアクリルケース内に入り気弱なメイドを救出した。 スタッフの手で救出された気弱なメイドはロープを解いてもらい、バスタオルも外してもらったが、それでも湯船のお湯をかなり飲んだらしく、しばらくその場で咽せ返していた。 そんな気弱なメイドを見下しながら意地悪お嬢様は肩を小刻みに揺らしていた。 ドールハウス2 【設定 柔軟運動】へ続く