絵里奈と梓は食い入るように話を聞いていた。 目に涙を浮かべ、今にも泣き出しそうになりながら話すのは浅川 亮子(あさがわりょうこ)と仁科 恵美(にしなめぐみ)の二人。 亮子と恵美は契約社員として働いていた会社で突如、着ぐるみを着てドールとして扱われた話を語っていた。 そこでは巨大なアクリルケースの中で二人はドールの役を演じ、虐める側と虐められる側となり、それを大勢のお客さんの前で披露した事を話していた。 最後は完全に陥れられ、お客さんの前でオシッコをし、ウンチを漏らすという醜態を晒し、その報酬を放棄してまで会社を辞めてきたというのだ。 二人ともかなり激怒し、話の途中で泣き出すなど情緒不安定になっていた。 散々話して、絵里奈と梓に聞いてもらえた事で亮子も恵美もすっきりした表情で帰っていった。 二人が帰った後、絵里奈が梓に尋ねる。 「さっきの話どう思った?」 梓は満面の笑みで答える。 「もちろん、大興奮でしょ!お客さんの前でお漏らし最高じゃん!」 「だよね!私、梓のことメチャクチャに虐めたくなっちゃった!」 「私もそう、絵里奈に虐めてもらうの想像しただけで濡れてきて、ちょっとチビっちゃった」 「でしょうね」 「じゃあ、早速申し込んじゃう?亮子と恵美の後は私たちのものね」 そう言って二人はハイタッチした。 おしまい