倉庫の隅で、蠢めく黒いゴミ袋。 それに気づいた悪そうな3人の男たちが近づいていき、棒でゴミ袋を突くとさらに激しく声も出さずに蠢めく。 得体の知れないものに、少しビビリながらもゴミ袋を引き裂くと出てきたのはクマのぬいぐるみ。 拍子抜けする3人を他所に、その場を離れようとするクマのぬいぐるみ。 「おお、なんだこれ、動くぞ!」 「逃げようとしてるみたいだぞ」 「動いてているところを見ると人でも入ってるのか?」 男たちはそう会話をしながら、逃げようとするクマのぬいぐるみをあっさりと捕まってしまう。 そこでクマのぬいぐるみを捕まえた男がある事に気づいた。 「おお、このクマのぬいぐるみ、なかなかの巨乳だぞ!」 そう言うと、男の手はクマのぬいぐるみの胸を揉み始めた。 「おい、俺にも揉ませろよ!」 そう言うと他の男たちもクマのぬいぐるみの胸を代わる代わる揉みしだき始めた。 必死に抵抗するクマのぬいぐるみだったが、短い手足ではどうする事もできずやられ放題だが、一向に中の人の声は聞こえてこない。 胸を揉むのにも次第に飽きた3人はクマのぬいぐるみをうつ伏せにひっくり返すと背中のファスナーを開いていく。 「中にどんな女が入ってるのか見てみようぜ!」 2人の男が手足を押さえて動けなくしてから、残りの1人がクマのぬいぐるみの背中に腕を突っ込んで中身を引っ張り出す。 出てきたのは、黒光りする手足の短い人型のもの、いわゆるヒトイヌだ。 黒光りしているのは全身ラバーで覆われているから。 「うわっ、何だこれ、手足が短けぇぞ、人か?」 顔までも黒光りするラバーで覆われていて、この女性と思われる人の顔は見えない。 ただ、呼吸用と思われるチューブが鼻の辺りから2本突き出ていた。 『スースースー』 と絶え間なく苦しそうな呼吸が続く。 「鼻で呼吸してるみたいだぞ」 男の1人がそう言うと、2本のチューブを塞ぐように指で摘んだ。 途端に頭を振って暴れ出すヒトイヌ。 それを見て男たちは大笑いする。 「凄い苦しんでるぞ、面白ぇー」 何度もチューブを塞がれ、頭を振ったり後退りして呼吸をしようとするヒトイヌの姿に男たちは爆笑しながらヒトイヌをオモチャにした。 ヒトイヌを仰向けにすると、股のところにはラバーで覆われていて分かりにくいが、穴が開いていることに気づいた男たちのは1人がそこへ指を突っ込んでみた。 途端に体をピクんピクんとさせるヒトイヌを見て言う。 「おい、コイツ感じてるみたいだぞ、俺から入れてみようかな」 そう言うとズボンを脱いで、勃起したペニスをその穴へ突き立てた。 ヒトイヌはさっきよりも激しく体をビクつかせて、頭を左右に振る。 「おお、喜んでる喜んでる!」 そう言いながら腰を激しく振り始めた。 ヒトイヌの鼻のチューブからは今までよりも増して呼吸が激しくなっていく。 だが、それも長くは続かず体を大きく震わせた後、痙攣するように体を細かく震えさせてた。 ヒトイヌが逝った後で男も逝くと性液をヒトイヌに掛ける。 だが、ヒトイヌに休息はない。 次の男、そしてまた次の男にペニスを突っ込まれては腰を振って気持ちよくされ、ついには動かなくなってしまった。 それと引き換えに体は白い粘液だらけにされた。 身動きもせず、ただ鼻の辺りから伸びる2本のチューブから激しく荒い呼吸音が続く。 白い粘液だらけの体をうつ伏せにされ、体中砂だらけになったラバーヒトイヌの背中にはファスナーが縦に走っている。 男たちはクマのぬいぐるみから出した時にはそのことに気づいていながらもラバーヒトイヌと戯れた。 ファスナーを開いていくと、砂混じりで汚れて鈍く黒光りする背中から、人の肌が覗く。 その人肌の範囲はファスナーを開くとともに大きくなっていく。 そして、ヒトイヌの頭の天辺まであるファスナーを開くと、湿った黒髪が広がった。 「早く顔を拝ませて貰おうぜ!」 1人がそう言うとファスナーを開いた男がヒトイヌのマスク部分も脱がせていく。 ヒトイヌのマスクの内側は鼻のチューブが内側にも伸びており、ヒトイヌ女性の鼻の中まで伸びていた。 マスクを脱がせた事で、鼻のチューブは引き抜かれ、『ジュルッ』という音と鼻水が一緒に飛び出してきた。 口には大きなペニスギャグを加えており、卑猥な音を立てながら涎が糸を引いて出てきた。 「ゴホン、ゴホン、ゴホン」 咳き込む女性は整った美しい顔をしていたが、鼻水は垂れ、閉まらない口からは涎がとめどなく溢れ、その美貌を台無しにしていた。 ようやく、顔が出た女性が身に纏うヒトイヌスーツと脱がせた男たちは唖然とする。 女性は肘から先の手がなく、膝から先の足が無かったから。 女性の体は大きな胸、括れた腰、締まったお尻どれをとっても魅力的な体をしていたが、男たちは女性の手足が短い事に驚き、逃げていってしまう。 そんな状況を倉庫の端で、一部始終を見ているスーツ姿の男がいた。 「カット!」 の声が掛かり、今まで静かだった倉庫が慌ただしくなる。 助監督が手足の短い女性の元へやって来て声を掛ける。 「美麗ちゃん良かったよ、このまま次のシーンもいけるかな?」 「大丈夫です、お願いします!」 と、私が返事をするとスタッフが集まり次のシーンの撮影の準備に取り掛かる。 私はセクシー女優をしている桜庭 美麗(さくらばみれい)。 フリーで事務所に所属もしていないし、マネジャーもいない。 そして、【仕事があれば断らず何でも受けるのがモットー】だ。 そんな私の仕事に対する姿勢が気に入られ今回の話が来た。 役どころは特殊な能力を持つ主人公のお姉さんの役。 主人公の特殊な能力を引き出すためには想像し得ない怒りが必要である事から主人公の能力を引き出すために犠牲にされるお姉さん。 ヒトイヌにされるシーンではリアリティを追求する黒船 宗(くろふねたかし)監督の意向で私の手足を本当に切り落とすという信じられない依頼がきた。 その後の生活も最善のバックアップをすると言われたが、そんな要望を受けられる筈がない。 映画出演の話はなくなり掛けたのだが、助監督が監督と私の間に入って仲裁したことで事は取り敢えず収まった。 代わりに私の手足は曲げた状態で固定された上から、特殊メイクを施しての出演となった。 だが、監督が私に対して好意を持っているとも思えない。 そして、黒船監督に嫌われると虐められるという業界の噂があるので、撮影が終わるまで気が抜けない。 先ほどの撮影もただ、男たちに犯されるフリをするシーンだったが、実際に犯される形となってしまった。 クマのぬいぐるみに入り、ゴミ袋に詰められている時間もかなり長く、酸素不足でかなり苦しくなり、本当に助けを求めて蠢いてしまった。 その背景には3人の男たちのやり取りのシーンに監督のOKが出ずに何度も撮り直しになっていたから。 それにヒトイヌスーツに関しては台本にはなく、しかも鼻の奥にまでチューブを突っ込まれ、口には大きなペニスギャグで声も呼吸も制限された。 私は黒船監督からの虐めだと確信している。 佐武 渚(さたけなぎさ)のスマートホンに、見知らぬアドレスからの動画付きのメッセージが届いた。 動画を再生して見てみる渚。 そこには3人の男が何かが入った動くゴミ袋を棒で突いている姿。 1人の男がゴミ袋を引き裂くと出て来たのは可愛いクマのぬいぐるみ。 だが、かなりの大きさがあり四つん這いで男たちから離れるように逃げようとするが、すぐに捕まった。 その後、クマのぬいぐるみの中身は女性であるようで中身が取り出された。 出て来たのは黒光りする手足の短い女性。 だが、声一つ上げない。 そんな女性を男たちは虐め、犯してしまう。 一通り楽しんだ男たちは女性が身に纏っている黒光りするものを脱がせていく。 女性の顔が露わになった。 そこには渚の見知った顔が映っていた。 鼻水と涎まみれで無惨な姉の姿。 さらに全部脱がせれ裸にされた姉の肘から先、膝から先がなくなっていた。 優しくて大好きな姉の変わり果てた姿に渚は怒りを抑えきれない。 「誰が何のためにお姉ちゃんにこんな酷い事を」 送られてきた動画を見て怒りに満ちた渚の元へ宅配便が届く。 30cm×40cm、深さが30cmほどの発泡スチロールの箱に入った要冷蔵のお届け物。 フタを開けた渚は言葉を失う。 そこには先ほど見た姉が、全裸で腕と足を完全にもがれて小さくなった姿で入れられていたから。 姉は渚に向かって力なく言う。 「渚、助けて」 そう言った後、姉は絶命してしまう。 怒りに満ちた渚の表情を映してカットが掛かった。 「お疲れ様です、美麗さん」 そう私に声を掛けてくれたのは、主人公の佐武 渚役の近森 深雪(ちかもりみゆき)ちゃんだった。 「大変ですね、これは」 そう言うと発泡スチロールから飛び出した短く折り畳まれて緑色のタイツを被せられた腕に触る深雪ちゃん。 「そうなの、こんな格好で発泡スチロールの箱に収まる大変だったのよ」 私は手足を折り畳んだまま、その短くされた手足に緑色のタイツを穿かされて、発泡スチロールの箱の側面に開いた穴から短くなった手と足を出した状態で収まっている。 緑色のタイツは後で画像処理を行い、手足が切断されたように見せるためだろう。 私と深雪ちゃんの会話を遮りスタッフが入ってくる。 「すみません、次の撮影しますので」 そう言うと、発泡スチロールの箱に収まった私に蓋をして運び出す。 深雪ちゃんの顔は見えないが、私は緑色の短い腕を深雪ちゃんに向けて振った。 私は男性スタッフに台車に載せられると、物扱いされて控え室へと運ばれる。 映画をやり切った充実感と倦怠感の中、私は急に眠くなってきた。 台車の揺れも心地よかったのかも知れない。 口に撮影で使用したペニスギャグ、それに鼻にチューブを押し込まれた事で私は目が覚めたのだが、すぐに私の視界は奪われた。 真っ暗で何も見えない、おまけにチューブでの呼吸はかなり苦しい。 声を出そうにもペニスギャグで全く声が出せない。 体を動かして何とかしようとするも、短く折り畳まれた手足に加え、私は今箱に収まって四肢を完全に固定されている。 劇中で私の入った発泡スチロールの箱は実は表面だけが発泡スチロールで、ベースは木で作られていた。 だから、箱の中に収まるのにはかなり苦労した。 発泡スチロールならすぐに壊れてしまうかも知れないため、壊れないようにベースは木で作ったそうだ。 声も出せず、身動きも取れない私。 きっと、黒船監督の虐めだと気づいた時はもう遅かった。 私は今どこにいるのかも分からない。 そんな私の耳に男性の声が聞こえてきた。 「お疲れ様です」 『ガチャ』 「うわっ、何コレ、ビックリした」 聞いた事のある声、共演者の中の誰かには違いないのだが。 「えー、なになに、肉便器の差し入れです、ご自由にお使いください」 「えー、マジっ、コレって本物の人かな?」 そう声が聞こえた後、こんな状況であっても勃っている乳首に触れられる。 体がピクんと反応する。 「うわっ、暖かいし、今ビクんってした、すげえー、なんか興奮してきた」 「じゃあ、遠慮なく頂きまーす」 そう言うと、私の体の中に異物が。 “ちょっと待って、なんて共演者、やめて、やめて、ダメっ、逝っちゃうぅぅぅ!“ あまりの激しさに私はあっさりと逝ってしまった。 劇中で強姦された余韻が残っているのだろうか。 何度も何度も、肉便器として使用された後、私は意識を失った。 『コンコン!』 「失礼します」 私を共演者の控え室へと運んだ男性スタッフの声。 「連絡を頂いたので、肉便器を回収にきました」 私はまた、台車に載せられると誰かの控え室と運ばれていく。 そして、その後もいろいろな男性共演者の肉便器として扱われた。 そして、最終的には男性スタッフにも肉便器として扱われ、拘束を全て解かれて自分の控え室に戻ってきた時は、体が動かなくなっていた。 ヘロヘロの私はパイプ椅子にどうにか座り、机に突っ伏し力尽きた。 体に力が入らない私の周りで女性たちの声がする。 私の体に何かしているようだが、今はどうでもいい。 指一本動かしたくない程疲れている。 女性たちの声が消えてどれくらい経ったのだろうか。 ようやく、体に力が入るようになってきた。 体を起こそうとするが、重く感じて上手く体を動かす事ができなかった。 そして、私は何処かへ連れて行かれた。 撮影はクライマックスシーン。 怒りでサイコキネシスを発動した渚は、姉に酷い事をした組織のボスである女性に復讐していた。 ボスの女性は渚の力により顔も体の全てを失い肌色のノッペラボウのマネキンのような姿に変えられていた。 「お姉ちゃんの苦しみを一生背負って生きていきなさい!」 人である姿を完全に失い、渚に首輪を付けて飼われるボスの女性。 肌は渚の力によって光沢のある肌に変わっていた。 「今日の撮影は以上です、また明日からの撮影も引き続きお願いします」 撮影が終わり、控え室へと向かう渚役の深雪の手にはリードが握られていた。 リードの先には首輪を付けられた肌色一色の女ボスの姿。 控え室に入るなり、肌色一色の女ボスに抱きつく深雪。 「凄い、凄い、マネキン人形みたいだよ!」 「それにこの肌はラバーって言うらしいだけど、感触面白いね」 「スタッフさんに聞いたんだけど、肌色のラバースーツを5枚も重ね着しているから、中が透けないんだって凄いね、1枚だけだと透けて見えるから恥ずかしいらしいよ」 一方的に喋る深雪に対して、全く話さないどころか、うんともすんとも言わない女ボス。 「ねぇねぇ、帰ったらこのまま深雪といっぱい遊ぼうね、お姉ちゃん!」 女ボスの中身は脱力し意識朦朧としている間に肌色のラバースーツを重ね着させられた私。 まさかこんな形で深雪ちゃんに捕まってしまうとは思っても見なかった。 私に許されたのは生きるための呼吸だけ。 私は肌色のマネキンのまま、実家へと連れ戻されることになった。 私は肌色のマネキンにされるまで、近森 深雪ちゃんの事を知らなかった。 彼女の本名は田仲 美幸(たなかみゆき)。 私の本当の妹。 私が家を飛び出した時、妹の美幸はまだ小学生で幼く、それから10年以上も会っていなかったので気づかなかった。 お堅い家柄が嫌で家を飛び出して一人暮らしを始めたが、お金に困って始めたセクシー女優の仕事。 今回は映画の撮影に浮かれてキャストを調べていなかった。 まさか、妹の美幸ちゃんが女優デビューして、その妹が主役の映画に出るなんて夢にも思っていなかったから。 何度も殺されそうになり、弱った私を逃げられないようにする案は、黒船監督だったのかそれとも美幸ちゃんの案だったかは分からない。 私は肌色のマネキン人形にされたすまま、逃げる事もできずにタクシーに乗せられて、あのお堅い実家へと運ばれ、田仲 華へと戻される。 完