順路とは逆の出口付近にはアンケートスペースが準備されていた。 帰りの際に個展についてのアンケートを書くようだ。 靴を脱いで上がれるようになった畳が敷かれた4畳ほどのスペース。 そこには【肉座卓】と【肉座布団】が6セット置かれていた。 【肉座卓】は肉塊となった女性が四つん這いになっているのが分かる。 それも手足が折り畳まれているようで太く短くなっている。 ただ、そのままでは足の方が長くなってしまうので、腕の方には明らかに高さを調整するための肉塊が追加されているようであった。 【肉座卓】の天板は肉塊となった女性の背中であり、全部で6卓あるがそれぞれ高さは異なっている。 そして、天板の裏側に当たる部分には肉塊となった女性たちの胸の膨らみも確認できた。 またその胸の膨らみもそれぞれ個人差があり、凄く大きく垂れたものもあれば、形良く重力に抗うように形をしっかりと維持しているもの、平たいものと様々あった。 そんな【肉座卓】の前には【肉座布団】が敷かれている。 それほど大きくないことから【肉座布団】にされた女性も小柄な女性だったのだろうと想像する。 【肉座布団】は肉塊となった女性の厚みほどはある。 中央辺りは膨らみがあり、より厚みが顕著になっていた。 よく見るとカエルが仰向けで車に轢かれてぺったんこになった画を想像させる姿で肉塊にされた女性が【肉座布団】にされているようであった。 それに見惚れてしまい立ち止まってしまい後続の来場者の妨げになっている事に気づいた俺は順路から外れる形で後続の来場者に道を譲った。 そんな気になって目が離せない【肉座卓】と【肉座布団】に1人の男性がアンケート用紙を持って靴を脱いで上がったきた。 かなり体が大きく太ったその男性は奥側の【肉座布団】を少し眺めた後、ゆっくりとそこへ腰を下ろした。 遠目で見ていても分かったのは男性が腰を下ろしたのは【肉座布団】となった女性の顔の辺りのようだった。 先ほど肉塊にされた女性に触れたが体温は人のそれと同じだった。 つまり、肉塊となっても生きている女性たち。 そんな女性の上にあんなに体の大きな男性が座り、お尻で顔を押し潰されてしまって女性は大丈夫なのだろうか? 肉塊となってしまった今はそんな感覚も無くなってしまっているのだろうか? そんな疑問を抱きながら【肉座布団】を俺は注視していた。 どっしりと腰を下ろしてアンケートの記入を始める男性。 【肉座布団】に座り【肉座卓】に向かうのだが、肉塊となった女性の天板下に垂れた胸を少し揺らしながら足を【肉座卓】へ突っ込んでアンケートの記入を始めた。 だが、その男性は時折、【肉座卓】の天板下に垂れた胸を弄ったり、【肉座布団】にワザとお尻を擦り付けたりしながらアンケート記入をするというより、【肉座布団】と【肉座卓】を楽しんでいるように見えた。 酷い男だと思いつつも、実際に自分があの状況になったら、きっと同じ事をしてしまうだろうと思った。 俺はパンフレットを捲り、最後のページを見で見ると【肉座布団】と【肉座卓】の説明があった。 ーーーーーーーーーーーー 【肉座布団】 本日見て頂いた肉塊作品を皆様にも体験して頂けるように、アンケート記入エリアに設置しました。 お尻から伝わる不思議な感覚をご堪能下さい。 【肉座布団】は小柄なモデルさんの手足を折り畳んだ状態で、実際の座布団の上に仰向けで寝てもらい、皮膚を溶かして塗り広げて【肉座布団】に仕上げております。 お尻から肉塊を感じて頂ければ幸いです。 ーーーーーーーーーーーー そう説明には書かれていた。 説明に書いてあると言うことは【肉座布団】にお尻を擦り付けることは合法という事になる。 ーーーーーーーーーーーー 【肉座卓】 【肉座布団】同様に手足を折り畳んで、肉塊となり座卓となって頂いています。 こちらも【肉座布団】と同様に肉塊を直に体験頂くため、ワザと天板下に肉塊となった女性の乳房をそのままにしております。 アンケートご記入中はそれを弄って肉塊を体感頂いても結構です。 肉塊となり作品となって頂いた女性に敬意を払って頂ければ幸いです。 ーーーーーーーーーーーー 説明にはこうあったが、モデルについての記載は【肉電気スタンド】同様にこちらも記載がなかった。 肉塊 第4話 肉塊家具 に続く