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ごむらば
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肉塊 第4話 肉塊家具

早く【肉座布団】と【肉座卓】を体験したくなった俺は順路に沿って、肉塊作品を見ていくことにした。 家具エリアで最初に展示されていたのは、【肉ダイニングテーブル】と【肉ダイニングチェアー】の肉ダイニングセット。 【肉ダイニングテーブル】は2人の女性が体を90°前屈した形でラグビーのスクラムを組む形になっているように見えた。 だが肉塊にされた女性の痕跡が残っているのは、テーブルの脚だけだった。 パンフレットの説明を見る。 ーーーーーーーーーーーー 【肉ダイニングテーブル】 こちらも肉塊となった二人の女性からできている作品です。 透明の型となるダイニングテーブルを全て覆う形で肉塊となった女性を前屈させて皮膚を伸ばしてテーブルに融着させています。 2人の女性は同じ身長、同じ足の長さの方を選んで2人で一つのダイニングテーブルになって頂いています。 見て頂きたいのはこの女性たちの足の美しさです。 肉塊となり皮膚はベースとなるテーブルに絡み付けてもなお美脚が維持されているところに注目頂ければ彼女たちも喜んでくれることでしょう。 ーーーーーーーーーーーー と書かれていた。 説明にあったテーブルから伸びる美脚を座って堪能させてもらう。 “なるほど!” 見た目には少しグロさのある肉塊だが確かに均整の取れた美脚と言われればそう見えてくる。 そんな美脚を間近でみながら【肉ダイニングテーブル】の天板を下から見ると透明の板があり、女性の胸が潰されたようになっているかと思ったが、天板の下もしっかりと皮膚で覆われており、完全に【肉ダイニングテーブル】となっていた。 天板上は肉塊のため厚さもあり凸凹しているでダイニングテーブルとしてはかなり使いにくそうではあった。 飲み物なんかを置いたら、すぐに溢してしまいそうだと思ってしまった。 そんな天板に触れてみる。 やはり、説明の通り女性の肉塊で作られているのだろう。 彼女たちの人の温かみが手のひらから伝わってくる。 ここへ突っ伏して眠ったら気持ちよさそうだと思わず考えてしまう。 そんな【肉ダイニングテーブル】に触れていると彼女たちのプロフィールを確認してみたくなってきた。 【肉ダイニングテーブル】 モデル : ハルカ 職業 : モデル 年齢 : 25歳 身長 : 173cm 【肉ダイニングテーブル】 モデル : トモカ 職業 : モデル 年齢 : 24歳 身長 : 173cm 職業は2人ともモデルで高身長、美脚も頷ける。 顔も美しく何もかも揃っている彼女たちがなぜ肉塊になって物言わぬ、動くこともできない【肉ダイニングテーブル】になってしまったのか、俺には全く理解できなかった。 この肉塊になっているモデルの女性たちは街中でもそうそうお目に掛かれないハイレベルな女性たちばかり、そんな彼女たちは全身の毛を剃られ皮膚を溶かされて肉塊作品となっている事に俺は疑問しか抱けなかった。 【肉ダイニングテーブル】の次に目が行くのは当然セットの【肉ダイニングチェアー】、入口にあった【肉椅子】よりも座り心地は良さそうな印象を受けた。 【肉ダイニングチェアー】は2脚あり、テーブルの2人を加え4人で1セットになっている。 【肉ダイニングチェアー】についての説明は、ほぼ【肉椅子】と同じようだったので読み飛ばし、彼女たちのプロフィールを見てみた。 ダイニングテーブルの2人に比べると、ふくよかに見えるが健康的な可愛い2人の女性のプロフィールがあった。 【肉ダイニングテーブル】 モデル : チナツ 職業 : 大学生 年齢 : 20歳 身長 : 160cm 【肉ダイニングテーブル】 モデル : マナミ 職業 : 大学生 年齢 : 20歳 身長 : 160cm 次に【肉電気スタンド】に照らされていた作品は【肉ソファー(一人掛け)】だった。 一人掛けにしては豪華な作りとなっている。 パンフレットに目を通すとこの【肉ソファー】の説明があった。 ーーーーーーーーーーーー 【肉ソファー(一人掛け)】 肉塊となった二人の女性からできている作品です。 左右で肉塊の大きさが変わらず一つのソファーを形造れるのはモデルとなって頂いた女性が双子だからこそできる作品です。 双子ならではの左右対称、二人で一つとなったソファーをご堪能下さい。 ーーーーーーーーーーーー 【肉ソファー(左)】 モデル : ムツミ 職業 : 短大生 年齢 : 20歳 身長 : 163cm 【肉ソファー(右)】 モデル : ナナミ 職業 : 短大生 年齢 : 20歳 身長 : 163cm 顔写真は2人とも見分けがつかないほど、そっくりな顔だった。 若く可愛い彼女たちはなぜ肉塊となり【肉ソファー】となってしまったのだろうか? ずっとこの疑問だけが繰り返される。 彼女たちには彼女たちの考えがあるのだろう。 双子に生まれ、また2人はくっつく形で一つとなっている。 一卵性だった彼女たちはまた一つになったのだと思うと同時に一つに戻りたかったのだろうかとも考えてしまう。 肉塊となり動く事のない【肉ソファー】となった2人は幸せなのだろうか? それは本人たちしか分からない。 顔も体もよく分からない肉塊となってしまったが、ソファーの背もたれの4つの揉み玉だけが彼女たちの存在を主張し伝えているようだった。 いろいろな思いを巡らせて隣に目をやると、【肉カウチソファー】が一脚置かれていた。 【肉カウチソファー】は【肉ソファー】に比べるとポツンと置かれてどこか寂しげに見えた。 【肉電気スタンド】に照らされている光でさえ、暗いように見えてしまう。 【肉カウチソファー】はソファーと違い人に座ってもらえず足置きに使われるのかと思うと尚のこと寂しさを感じる。 カウチソファーはソファーとは違い肘掛けもなく、肉塊にされそのまま体を丸める形となり、短い脚が4本取り付けられているだけ。 見た目にはただの肉塊で特徴らしい特徴もなく俺の興味も湧かなかった。 その横の【肉クッション】も同様だった。 肉塊に少し短い手が生えてクリオネのような姿になっているが、特にこれといった特徴もない。 動きでもあれば興味を惹かれたかもしれない。 だが、【肉カウチソファー】も【肉クッション】も動く事はなかった。 このクッションにも俺は興味が湧かなかったのだが、その横に展示されているものに目を奪われて【肉カウチソファー】と【肉クッション】のパンフレットの説明は読まなかった。 俺が何に目を奪われたかというと【肉便器】、それが【肉電気スタンド】に照らされて男性用の小便器と洋式の大便器が並んでいた。 肉塊 第5話 肉塊トイレ に続く

肉塊 第4話 肉塊家具

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