週明けの月曜日、どうしても見てしまうのは金森 海風(かなもりうみか)ちゃん。 ゴムの塊にされ掛け布団に詰められていたが、実際のところは彼女かどうかも分からない。 あの状況では確認する時間も術も思いつかなかった。 だが、今日は朝礼の後、俺と亮介さん、海風ちゃんの3人でお客さん回りをする事になっていた。 亮介さんが海風ちゃんにお客さんの説明をしている時、俺は海風ちゃんの背後に周り頭の辺りの匂いを嗅いでみた。 先週まではしていなかった香水の匂い、そしてシャンプーに混じって、あのゴムの匂いが微かにした。 “やっぱり!” そう思い納得するように頷く俺。 海風ちゃんにも亮介さんにも気づかれていなかったが、乙葉ちゃんの視線が俺に向いていた。 ドキッとして俺は乙葉ちゃんから視線を逸らした。 乙葉ちゃんは何かを見透かした目をしていた。 まだ、俺の方を乙葉ちゃんが見ているのが何となく分かる。 そんな乙葉ちゃんが席を立ち歩き出した。 俺の背後をすれ違う時、後ろ手に組んだ俺の手の中にメモが握らされた。 その場では見ることができず、外回りに出る前にメモを見た。 [話があります、今日の仕事終わり時間ありますか?] とメモには書かれていた。 俺は席に戻ると返事を書いて素早く乙葉ちゃんに返した。 その後、仕事終わりで乙葉ちゃんの最寄駅の居酒屋で落ち合う事となった。 居酒屋で合流した俺と乙葉ちゃん。 いつもとは雰囲気の違う乙葉ちゃんに俺はどう話し掛けていいか分からなかった。 一つ分かっている事は先々週の亮介さんの家での事だろう。 乙葉ちゃんが重い口を開いた。 「佐々木さんは、加瀬さんの部屋の事知ってますか?」 主語が無くても乙葉ちゃんが何を言いたいのか俺には分かった。 「うん、知ってる」 そう答えて沈黙が流れる。 それには理由がある。 それはまだ誰にも言っていない事を俺が彼女にしたから… 。 初めて亮介さんの家に行ったあの日、ゴミ袋に詰められた黒いゴムの塊を見つけた。 誰かまでは特定できなかったが、黒いゴムの塊はラバースーツを着せられて拘束された女性だとすぐに分かった。 ラバースーツを着せられて拘束されているのが誰かを探っている際に気づいた。 女性器のところに穴がある事に。 そこへ指を突っ込んでみた。 中は温かくて指を出し入れする度に女性の体がピクピクと反応した。 初めて見つけた莉子さんの時は指を出し入れするだけしかできなかった。 そして、2度目の由那ちゃんの時は唾液を飲ませ、また女性器を弄るだけに留まった。 しかし、3度目の乙葉ちゃんの時は敷布団を全部捲るとすぐにお股を弄れるのを確認し、俺は覆い被さると挿入した。 この女性が誰かも知らないままに。 バキュームベッドで身動きが取れず磔にされた乙葉ちゃんを強姦するのは容易だった。 しかも身動きできないだけでなく、声も上げないのだ。 思う存分満足させて貰った後で、バキュームベッドの中でもラバースーツを着た変態女の正体が乙葉ちゃんだと知った時は正直焦った。 いつも会社では席が隣りだったから。 バレる事はないのではと思っていたのだが、こうもあっさりとバレてしまうとは… 。 俺の沈黙で全てを悟った乙葉ちゃんが言った。 この事は二人だけの秘密にしましょうと。 俺は言葉なく一つ頷き、そこからは亮介さんの部屋での事は触れる事はなかった。 その日はあっさりと居酒屋を出てすぐに乙葉ちゃんと別れた。 乙葉ちゃんの件はこれでひとまず落ち着いたが、まだもう1人残っている。 そう、俺はゴムダルマにされ、身動きも声も上げられない安藤課長にも挿入した上、かなり粗雑に扱った。 ゴムダルマは締まりがよくかなり気持ち良かったので、何度も何度も挿入して気持ちよくして貰った。 最後は気持ち良さを表現するように思いっきり投げ飛ばし、ゴムダルマは柱にぶつかっていた。 その後、麻袋へと詰め足で蹴って押入れの奥へと追いやった。 亮介さんの家へ俺が毎週飲みに行っている事も安藤課長には知られてしまった。 乙葉ちゃんからの呼び出し同様、安藤課長からの呼び出しも覚悟しておかなければならないと思った。 つづく