梨紗が行きたかったお店はラバーショップ、つまりラバーグッズを取り扱うお店だった。 そう、全身をラバーで覆われ人には見えないような姿にされて梨紗は犯されたのに… 。 俺は驚きのあまり固まってしまった。 それと同時にラバー女になって男に犯されていたのは梨紗の本意だったのだろうかと疑ってしまう。 お金は要らないがラバー女となり、男におマンコもアナルも犯される事は本人の希望だったのだろうか? いろいろな考えが俺の頭の中を駆け巡る。 俺は梨紗の事が分からなくなり、立ち尽くしてしまっていた。 「京介、ついて来て、私一人じゃ心細くて」 恥ずかしそうにそう言う梨紗は自らラバー女となり、男に犯される事を望む女には到底思えなかった。 何より付き合って1年になる俺から見ても梨紗はそんな女では決してない。 “じゃあ、なぜ?” 俺の中で疑問だけが残ったが、梨紗が歩みを進めるのに対して俺も梨紗に付き添う形でお店に入った。 初めて入ったラバーショップ。 独特の匂いと雰囲気の中、女性店員が迎えてくれた。 「いらっしゃいませ、何かお探しですか?」 そう声を掛けられたが梨紗は恥ずかしそうに答える。 「ラバーに興味があって」 とだけ返していた。 それほど広くない店内を2人で見て回る。 ラバースーツやラバーマスクといったものから、ガスマスク、拘束具も取り揃えていた。 そんな中、ラバーセーラー服やメイド服、修道服に梨紗は食いついていた 値段はかなりのものだが、梨紗にとってはそうでもないようだった 気さくに話しかけてくれる店員さんにラバーのメンテナンスについても梨紗は尋ねていた。 「ラバースーツの試着をしてみますか?」 店員さんの言葉に顔を真っ赤にした梨紗は緊張気味に店員さんにお辞儀をすると逃げるように店を出た。 梨紗の後を追って店を出て声を掛ける。 「どうしたの梨紗?」 「うん、ラバースーツの試着してもいいと言われたら急に恥ずかしくなっちゃって… 」 そう言って頭を掻く梨紗を見ていると、やはりラバー女となり自ら望んで男に犯されるとは到底思えなかった。 「独特の雰囲気で緊張したね」 まだ顔を真っ赤にして話す梨紗は純真無垢な少女のように見えた。 そんな梨紗を見ながら俺はあの時の嫌な記憶がフラッシュバックしなかったならそれでいいと思った。 「そうだね、ところで欲しいものあった?」 「うん、まぁそうだね、あった」 俺の質問にそう答える梨紗。 そして今度は梨紗が聞いてくる。 「京介は私にどんな格好して欲しい?」 そう聞いてくる梨紗を見ながら想像する。 セーラー服も可愛いが、メイドもいい、でも大人しくて俺の話を聞いてくれるシスターの修道服が梨紗には一番似合う気がしたのでそう答えた。 梨紗は笑顔で何度か頷いているところを見ると俺と全く同意見だったようだ。 梨紗がさらに聞いてきた。 「ラバー修道服を着た乱れたシスターを抱くという設定だったら京介は私を抱いてくれる?」 顔が茹で蛸のように真っ赤になりながらそう言う梨紗。 俺は想像して満面の笑みで答える。 「もちろん、乱れたシスター凄くいいね!」 2人とも興奮して抑えきれなくなってきたので、しばらくウインドウショッピングしながらクールダウンすることにした。 盛り上がり過ぎて変なテンションになってしまっていたから。 ウインドウショッピングの合間に梨紗は購入資金もATMで準備していた。 2人とも落ち着いていざ、2回目のラバーショップへと向かう。 店員さんは俺たちを見て不思議そうな顔をしていたが、すぐに笑顔になり接客してくれた。 梨紗は気になっていた修道服の試着を申し出るとすぐに店員さんは準備してくれた。 更衣室に入った梨紗、まずは黒いワンピースの修道服、次にウィンプルという頭と首周りを覆ってしまう白い女性用頭巾、最後に黒いベールと店員さんは順番に手渡していく。 もちろん、すべてラバー製だ。 独特の音を立てて着替える梨紗。 程なくして更衣室のカーテンが開いて梨紗が出てきた。 「ねぇ、どうかなぁ?」 顔だけが露出した梨紗はそれだけでも可愛く見えてしまう。 それは顔が整っているからだろう。 それに梨紗の背後に後光が差しているように見えてしまう。 「うん、凄くいいよ!」 そう言って俺は梨紗のラバーシスター姿を自然といろんな角度から見ていた。 あまりにジロジロ見ていると梨紗は恥ずかしがってすぐに更衣室へ戻ってしまった。 今度は修道服を脱いでいるようで、独特なラバーの音だけが聞こえてきた。 着ていた修道服から私服に戻った梨紗は店員さんと何やら小声で話をしていた。 一部聞こえてきたのは[リペア]という言葉だった。 ラバーは裂けやすいと店員さんが試着前に梨紗に説明していたので、破れた際の修理の事だろうと思った。 修道服の購入を決めたようで店員さんが梨紗に声を掛ける。 「ありがとうございます、こちらはレジでお預かりしておきますね」 そう言うとレジの方へ修道服を持っていった。 「後はねぇ」 そう言って梨紗は黒いストッキングと白いロンググローブも合わせて購入した。 その3点だけでもかなり高額だったが、梨紗はあっさりと購入を決め、着るため潤滑剤のドレッシングエイドとメンテナンス用のシャンプーも購入していた。 荷物持ちは俺。 梨紗は機嫌良く駅へと歩き出した。 「もういいの?買い物」 俺の問いに梨紗は答える。 「早く着ているところみたいでしょ!」 俺の前を歩く梨紗は振り向いて笑顔でそう言った。 そんな梨紗に追いつくと俺は梨紗の手を引く。 「早く帰ろう!」 2人とも笑顔で駅へと向かった。