生活安全課に勤務する私、柊木 千夏(ひいらぎちなつ)は、公然ワイセツの被害者の対応をする事が多いのだが、その日は違った。 ワイセツ犯の対応をする事となった。 という事は捕まった犯人は女という事だろう。 ワイセツ犯はほとんどが男性のため、レアケースではあるがゼロではない。 ただ、私が対応するのは初めてだ。 ワイセツ犯のいる取調室へ行くと上司の坂井 隼人(さかいはやと)巡査部長がいた。 目の前には髪の長い女性がベンチコートを羽織って椅子に座り突伏していた。 「おお柊木来たかぁ、俺ではどうしようもなくて困ってたんだよ」 そんな坂井巡査部長の言葉にビクッと反応したワイセツ女はゆっくりと顔を上げた。 その顔を見て私も同じようにビクッとしてしまった。 なぜなら、顔がない!ノッペラボウなのだから。 だが、そのノッペラボウは私を見て驚いたような反応を見せた。 「驚いただろう柊木、コイツ顔がないんだよ!それに… 」 そう言って坂井巡査部長はワイセツ女に近づくと髪の毛を鷲掴みにして、そのまま持ち上げた。 出てきたのはツルツルでテカテカした頭。 ノッペラボウでツルツル頭、もう人ではないこのワイセツ女に私が目を白黒させていると、坂井巡査部長が続ける。 「こいつなぁ、何を聞いても答えないだよ、どうやら話せないみたいなんだ」 「おい!立て!」 そう言ってワイセツ女を立たせるとベンチコートを脱がせた。 「ちょっと、坂井さん!」 私は思わず止めに入ったが間に合わず、ベンチコートを脱がされたワイセツ女の体を見て私は固まってしまった。 体も頭や顔と同じで毛の一本もなくツルツル。 よく見ると人ではないテカリがある、それはプラスチックか何か、人工的なテカリに見えた。 「柊木もコッチに来い!」 そう呼ばれてワイセツ女に近づくと、坂井さんが説明を始めた。 「見てくれ!コイツ、ファスナーも無いしコレをどうやって着たのかも分からないんだよ」 確かにワイセツ女の背中や胸、首元を見ても綺麗に一体になっていてどうやって着たのかも分からない。 「俺が体に触るといろいろ問題あるから、コイツの中身を引き摺り出して事情聴取してくれ、後は頼んだぞ!」 そう言うと坂井さんは行ってしまった。 まずはワイセツ女に事情を聞くために人に戻さなければならない。 「私は柊木 千夏、今からあなたの事を調べさせてもらいます」 そう言ってからベンチコートをすでに脱がされ、棒立ちのワイセツ女の体をグルリと見てみたが坂井さんの言う通り、ファスナーなどはなくどうやってコレ着たのかすら分からなかった。 サッと見て分かった事はこのワイセツ女に乱暴に言えば穴が2つあった、それは口と女性器。 つまり、このワイセツ女は男性のための性処理具のような機能しかないという事になる。 体のどこにも突破口がない。 唯一何かあるとすれば、この2つの穴ぐらいだろうか。 そんな時ある事に気づいたノッペラボウだが、ワイセツ女からは私が見えているようなので文字を書いて説明して貰えばいいのではないかという事。 そう思ってワイセツ女の手を見て肩を落とす。 ワイセツ女の手はお団子のようにまん丸でペンが持てなかったから。 「うーん、仕方ない」 一人そう呟いた後、ワイセツ女に話し掛ける。 「穴を調べさせてもらってもいいかなぁ?」 当然、首を横に振るワイセツ女。 そんなワイセツ女に私は言った。 「あなた、これを脱いで事情を説明しないとここから一生出られないわよ!」 語気を強めた私の言葉に大人しくなるワイセツ女。 そんなワイセツ女のまずは口から調べていく。 指を入れるとかなりの締め付け感があるが、指が入っていなかないわけではない。 指を奥まで入れて掻き回すようにして探ったが、ワイセツ女の体温を感じないだけでなく、何もなかった。 次は下の穴、つまり女性器部分に指を入れようとすると、ワイセツ女は腰を引いて私の指から逃れようとする。 「ジッとしなさい、あなたのためよ!」 語気を強めて言うとワイセツ女は体を震わせて逃げようとしなくなった。 私がゆっくりと指を突っ込んでいくと、ワイセツ女はより一層体を震わせ吐息を漏らした。 こちらも締まりがあり指がなかなか入っていかない。 グイグイ指を押し込むと、ワイセツ女からさらに激しい吐息が漏れ始めた。 「私もそんな趣味があるわけじゃないのよ」 言い訳するように言ったが、今私の顔は真っ赤になっているのが自分でも分かった。 ワイセツ女の女性器を弄っていると思うと、だんだんと私までエッチな気持ちになってくる。 それを誤魔化すようにさらに力を入れて指を押し込んだ時だった。 「んっんー!」 私はビックリしてワイセツ女の女性器から指を抜いた。 しかし、ワイセツ女は言葉にならない声を上げたかと思うと、その場に女の子座りで座り込んでしまった。 荒い呼吸をするその姿を見て思った。 “逝っちゃったんだ!私が逝かせちゃったんだ!!” そう思った。 思わず肩を抱くようにして弁解する。 「そんなつもりはなかったのよ、ごめんね」 そんな気持ちのこもった私の言葉が通じたようで、ワイセツ女はウンウンと頷いていた。 立ち上がると近くにあったホワイトボードをお団子のような手で指し示したワイセツ女。 ホワイトボードに何か書いて私に何かを伝えようとしているのだろう。 私がホワイトボード用のペンのフタを取り渡すと、ワイセツ女はホワイトボードにお団子の様になった両手で文字を書き始めた。 [助けて… ] 大きくて下手くそな文字だったが、それを見て私は愕然としてしまった。