高校の近くでゴムおじさんが出るという噂がチラホラ出始めたのは寒くなり始めた12月頃だった。 全身が黒光りしたゴムおじさんは革靴にコート、帽子を被ったという風貌だと聞いた。 私、山下 朋香(やましたともか)はそんなゴムおじさんに興味を抱いてしまった。 噂ではゴムおじさんは自分の体を見せるだけで去っていくらしい。 所謂、露出狂なのだろうが黒光りするゴムを纏っていて全く肌は露出していないので露出狂ではない気もするが… 。 そんなゴムおじさんを私は探していた。 私はネットで見つけた黒光りするラバースーツを纏った人に興味を抱いていた。 あの黒光りするラバースーツはどんな感触で、どんな匂いがするのだろうか、とても気になっていた。 だが、田舎に暮らす私にとってはラバースーツは遠い存在。 そんな時に現れたのがゴムおじさんだった。 そんなゴムおじさんの目撃情報は耳に入るものの、私の前にゴムおじさんが現れる事はなかった。 見たい人間には縁がないのだと思い始めた時だった。 部活が忙しくいつもより帰りが遅くなった時だった。 たまたまゴムおじさんらしき人が私の前を歩いていた。 “まさかね” そう思いながら後をつけていく。 そして、たまたま横を向いた時、今まで帽子で見えなかった黒光りする肌が見えた。 そこは川沿いのホテル街だった。 私は意を決してゴムおじさんの腕を掴むとそのままホテルへと引っ張り込んだ。 冷静に考えれば学校の制服を着てラブホテルに入るなんて、それに自分からゴムおじさんをホテルに連れ込んだのだから何をされても文句も言えない。 そんな状況に自らゴムおじさんを部屋に連れ込んで扉を閉めてた後で気づいた。 ゴムおじさんは噂どおり肌の露出する部分から黒光りした肌が露出していた。 部屋に入って対峙する私とゴムおじさん。 明らかにゴムおじさんは驚いている様だった。 「あのー、それってラバースーツですよね、全身見せて頂けませんか?」 私の思いがけない申し出にゴムおじさんは明らかに動揺していた。 そこでもう一度お願いしてみる。 「私、ラバーフェチなんです!でもこんな田舎でラバースーツなんて見られないから」 そうお願いしてみたが、ゴムおじさんはモジモジするだけで見せてくれる感じではない。 そこで思い切って言った。 「私を抱いて下さい!貴方の好きな様に扱って下さい」 私の渾身の思いをダイレクトに伝えた。 それを聞いたゴムおじさんは私の手を握ると部屋から出た。 入室してすぐに出たので料金は発生していないようだった。 私はゴムおじさんに手を引かれながらラブホテルを出た。 そこで終わると思っていたのだが、意外にもゴムおじさんは私の手を握ったまま歩いてきた道を引き返していく。 “どこへ行くんだろう?” そんな疑問を抱きつつも、私はゴムおじさんに引かれるままついていく事にした。 行き着いた場所は高校から程近いマンション。 マンションのエレベーターに乗り込み5階へ。 そして510号室の前でゴムおじさんは鍵を取り出してその部屋へ私を招き入れた。 部屋に入るとゴムおじさんはコートと帽子を取り、黒光りするラバーの体を露出させた。 手招きするゴムおじさんに誘われるがまま、部屋へ入るとダイニングの椅子へと誘導される。 部屋は綺麗に整理整頓されている。 全身ラバーで見た目は変わっているが、きちんとした人のようだ。 そんなゴムおじさんの部屋を眺めている間にゴムおじさんの姿が消えていた。 「あれ?どこへ行っちゃったんだろう?」 そんな独り言を言っていると奥の方で音がして、しばらくするとゴムおじさんが黒いビニール袋を持って現れた。 それを私の目の前へ置いた。 ゴムおじさんは何も話さないが、中身を見ろという事だろう。 ビニール袋の中身を取り出してみる。 出てきたのは小分けにされた透明の袋、袋の中身は濡れて黒光りしたものが入っている。 なんだろうと疑問に思ったのだが、すぐに気づいた。 「ラバースーツ?!」 私は思わず声を上げてしまった。 あまりの大声にゴムおじさんは少し驚いたようだったが、2回頷いていた。 つまり、今私の目の前にあるものはラバースーツという事。 「触ってもいいんですか?」 ゴムおじさんに尋ねると、ウンウンと2回頷いた。 袋を開くとゴムの匂いなのだが、どことなく甘いような香りが漂う。 ヌルっとした中身を取り出して広げてみる。 それは私が一度は触れてみたいと憧れたラバースーツだった。 そしてある事に気づく。 それは私でも着ることができそうなサイズであるという事。 バックファスナーのラバースーツを広げて体に当ててみる。 ほぼ私の体にピッタリ。 それにある事に気づいた、このラバースーツは女性用なのだろう、胸のところが立体裁断になっていた。 ラバースーツを自分の体に当てたまま、ゴムおじさんをみるとゴムおじさんは手振りでどうぞとして見せた。 「えー!着てもいいんですか?」 ゴムおじさんは2回ウンウンと頷いた。 ラバースーツは着ると通気性がないため非常に汗をかくのは知っていた。 という事は裸でラバースーツを着る必要がある。 少し恥ずかしかったが私はゴムおじさんの前で靴下とパンスト、それにショーツを脱いでスカートは履いたままでラバースーツに足を通していく。 だが、滑りが悪く足が通りにくい。 ラバースーツを着るのに夢中になりゴムおじさんが私に急接近している事に気づかなかった。 “何かされる!” そう思ったのだが、ゴムおじさんは黒いビニール袋の中のボトルを取り出し私の前に置くと離れていった。 おそらくだがこのボトルに入っている液体を使えば楽にラバースーツが着られるのだろう。 私はその液体を自分の足に塗ってからラバースーツに足を通してみた。 少し冷たく油のような液体のおかげで私の足は黒光りしたラバーへと変わっていった。 その後も滑りが悪くなるとこの液体を塗りながら私は下半身を黒光りするラバーへと変えた。 私は途中からお股からお汁が流れ落ち糸を引いている事に気づいていたが、ラバーを着る事もお股からお汁が流れ落ちるのも止める事はできなかった。 足とそれにお尻まで完全にラバースーツに覆われた。 程よい圧迫感と締めつけ感が堪らない。 加えて黒光りした足は自分の足なのに凄く妖艶に私の目には映った。 スカートを脱いで思った、このままだと着替えにくいと。 ジッとこちらを見ているゴムおじさんに話し掛ける。 「隣りの部屋お借りてもいいですか?」 すると、ゴムおじさんは手振りでどうぞっと隣りの部屋を指し示してくれた。 私はラバースーツを着やすくするための液体の入ったボトルを持ってその部屋へ入ったのだが、そこは寝室だった。 “ここにゴムおじさんが入ってきて押し倒されたら逃げ場がない!” そう思ったが、ラバースーツを着てみたい衝動が抑えられない。 私は上半身裸になると、ラバースーツに腕を通して一気に着てしまう。 背中のファスナーを上げようとしている時だった。 扉が開きゴムおじさんが部屋へと入ってきた。 慌てた私はファスナーを閉めるの途中でやめて背中を向けて逃げようとするが、狭い逃げ場のない寝室。 すぐに私はゴムおじさんに捕まってしまった。 自分のやって来た不可思議な行為にゴムおじさんが痺れを切らしただけと思うしかない。 だが、いざとなると急に怖くなってきた。 私は中途半端にラバースーツを着た状態でゴムおじさんに犯されてしまうのだと思うと恐怖から震えてきた。 ゴムおじさんの手が私の肩を掴んだ。 恐怖から体が全く動かない。 『ジッ、ジージー』 ゆっくりと背中のファスナーが閉じられて、ベッドに手をついてゴムおじさんに背中を向ける私の目の前にはグローブとソックス、それにマスクが置かれた。 「へ?」 私は驚いて言葉が出て来なかった。 振り返るとゴムおじさんはジェスチャーでグローブとソックスを付けてマスクを被るような動きをしていた。 私はゴムおじさんのジェスチャー通りにグローブとソックスを付けてマスクを被った。 マスクは細かな穴が空いているのがすぐには分からず苦労したがそれでも上手く被ることができ、私はゴムおじさんと同じ全身が黒光りするゴム女子高生となった。 胸は少し窮屈さはあったものの、その他は私のためにあつらえた様にピッタリだった。 窮屈に収まった胸の先には抗うように乳首が凛と勃起していた。 全身ラバースーツに覆われゴム女子高生となった私。 まさか、ゴムおじさんに触れるだけを目標にしていたのに私がゴムいやラバーに覆われてしまうなんて思ってもみなかった。 そんなゴム女子高生となった私は感触を確かめるように自分の体を舐める様に弄っていた。 突然だった。 ゴムおじさんが私をベッドへと押し倒す。 その際、大きく垂れたゴムおじさんのペニスが見えた。 “ヤバい、犯される!でもなんで?” さっきまでの私と今の私で違うところに気がついた。 「あ!」 ゴムおじさんはおそらく普通の人には欲情しないのだと。 だから、ホテルでも自宅に帰って来ても襲って来なかった。 しかし、全身ラバーで覆われた私を見てスイッチが入ったのだろう。 私はベッドに押し倒されながら対策を考える。 ありったけの男性の知識を総動員する。 勃起したペニスをシゴクと気持ちよくなる。 キンタマを蹴るとしばらく動けなくなる。 総動員して出てきたのはその2つだけだった。 だが、ペニスをシゴイて油断したところをキンタマを蹴ればこの場から逃げられるかも知れない。 外へ逃げてゴム女子高生姿を見られる事が頭を少し過ったがそれは後で考える事にした。 私に覆い被さってくるゴムおじさんのペニスをギュッと力いっぱい握りシゴキ始める。 案の定というべきか、ゴムおじさんの力が弱まったように思えた。 同時に今まで全く言葉を発しなかったゴムおじさんから声が漏れて私は固まった。 なぜなら、ゴムおじさんからは高い女性の喘ぎ声が聞こえきたから。 「ん、ん、ん、ふぅ」 「あっっ、あん、あん」 ペニスをシゴけばシゴクほど、ゴムおじさんは喘ぎ声を大きくしながら力を失っていく。 「あっダメっ、イクっ、ごめんなさい、もうやめて山下さん!」 「あっ、イクイクイクぅぅぅぅ!」 ゴムおじさんは体を大きく痙攣させた後、仰向けに私の真横に横たわった。 私は驚きでゴムおじさんのペニスをギュッと握ったままだったのだが、力なく垂れたペニスはゴムおじさんから完全に抜けてしまっていた。 私の横に横たわるゴムおじさん、そして私の手には何故か両方に亀頭のついたゴムのような長いペニスが握られていた。 “一体どういう状況?” もう私の頭の中はパニックだった。 ゴムおじさんはおじさんではなく女性、しかも確かにあの時私の名前を呼んだ。 少しするとゴムおじさんいや声が若い感じだったのでゴムお姉さんと表現を変えた方がいいだろうか。 ゴムお姉さんは苦しそうに呼吸しながら私に話し掛けてくる。 「ごめんね山下さん、驚かせてしまって」 そう言いながら、ゴムお姉さんは首元に手を突っ込むとゴムおじさんのマスクを外した。 その下からはかなり小顔の黒光りしたノッペラボウが出てきた。 そのまま首元を広げてゴツいゴムおじさんの体も脱ぎ始めた。 中からは均整の取れた黒光りしたラバーで覆われた女性の体が出てきた。 私と同じように黒光りしたマネキン人形のようなゴムお姉さんは肌の露出が一切なく、ラバースーツにはファスナーもなかった。 どうやってラバースーツを着たのだろうと不思議に思う私の手を取ったかと思うと抱きついてきたゴムお姉さん。 ベッドで抱き合い横になり、そのまま体を擦り付け合う。 凄く気持ちよく私からも吐息混じりの喘ぎ声が漏れた。 そんな体が反応する中でも必死にこのゴムお姉さんが誰なのか私は考えていた。 マンションの部屋に入る時、なんとなく表札は見ていた。 だが、なんとなくだったので思い出せない。 体を弄られ蕩けそうになる意識の中で表札を思い出した。 “510、510、510で後藤だ!上手くこんな部屋が借りられたなぁって思ったんだった” 男性で後藤という知り合いは私にはいない。 でも、女性なら1人だけいる。 高校の化学の先生 後藤 絢香(ごとうあやか)先生。 絢香先生とは気が合うので、よく化学準備室へ遊びに行って話をしている。 絢香先生は24歳と若く、身近なお姉さん感覚で女生徒から特に慕われている。 私も絢香先生の魅力に強く惹かれているうちの1人だ。 だが、まさかゴムおじさんの正体が絢香先生だったなんて。 「もしかして、絢香先生?」 「う、うん、よく分かったね、驚かせてごめんね」 そう言うと絢香先生はラバーマスクを脱いだ。 汗で湿った髪が顔に張り付きノーメイクだが、その顔は紛れもなく私がよく知る絢香先生だった。 私もラバーマスクを脱いで絢香先生に甘えるように抱きつく。 お互い黒光りするラバースーツ姿で体を重ねる、しばらくは気持ちよくて離れられなかった。 体を交わらせながらいろいろ話した。 絢香先生がゴムおじさんになった理由も教えてもらった。 絢香先生はラバーフェチで当初家で1人ラバースーツを着て楽しんでいたようだが、だんだんと外出したい欲望が高まってきた。 しかし、女性がこんな姿で出歩いたら襲われかねない。 そんな時見つけたのがこの男性になれるラバースーツだった。 これを着れば体がゴツくなり、不気味で人も寄って来ない。 ましてやこんな田舎ならなおのこと。 こうして、絢香先生はラバースーツを着て外を出歩くという願望を叶えたのだった。 しかし、ゴムおじさんの噂が高校でも流れ始めた事で徘徊するのを減らしていたので、私はなかなかゴムおじさんに出会う事ができなかったのだ。 「でもなぜ私を?」 家にまで連れて来て、ゴムおじさんが高校の化学教師 後藤 絢香であることを明かしたのか不思議でならなかった。 その質問をそのまま絢香先生にぶつけてみた。 すると絢香先生は説明してくれた。 私が化学準備室で一人で絢香先生を待っている時、スマホでラバースーツの画像を楽しそうに眺めているのを見ているのを後ろから見てしまったのだという。 私がラバーフェチだと確信した絢香先生は私とどんどん親密になっていった。 そして、いつかは自分もラバーフェチである事を私に打ち明けようと思ってはいたが時間だけが過ぎていったらしい。 そして、今日ゴムおじさんとして徘徊している時に私に捕まって全てを打ち明けようと決心し家に連れて来たという事だった。 「ところで山下さん、ゴムおじさんになってみたい?」 唐突な質問に少し返答に困るが、私には変身願望があり、ゴムおじさんの正体を知った今なら自分とゴムおじさんになってみたいと思っていた。 そんな私の考えは真っ赤になった顔にモロに現れていた。 「は、はい!いいんですか?」 私と絢香先生は身長も体型もそれほど変わらない。 今、身につけているラバースーツもおそらく絢香先生のものだろう。 という事は私もゴムおじさんになれるという事に他ならなかった。 そんな私の答えを聞いた絢香先生も顔を真っ赤にさせてモジモジし始める。 「どうしたんですか?絢香先生」 「うーん、こんな事教師がお願いする事じゃないんだけど、山下さんがゴムおじさんになったら私を犯してくれない?」 「えー!」 「そうよね、そうよね、今言った事は忘れて」 「いいですよ!私、経験ないので下手でも良いですか?」 私はより一層顔を赤くして言った。 そして私も先生にお願いする。 「私もゴムおじさんになった先生に犯して下さい」 「ラバーに包まれて快楽に浸ってみたらどんな感じなんだろうとずっと思っていました」 私の言葉に絢香先生は笑顔で私に抱きついてきた。 そして、どちらともなかキスをした。 その後高校の近くにはゴムおじさんが2人も現れるようになった。 そのゴムおじさんはいつも手を繋いで仲良さげで歩いている様子を目撃される事が増えた。 おしまい