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ごむらば
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5.ゴム製の女の子たち【閉じ込められた2人】

ラブドール、インナーのラバースーツともにファスナーに小さな南京錠を掛けて脱げなくした二葉と三葉ちゃん。 そんな2人と朝まで楽しむつもりだったが、突然予定を変更して帰ってきた二葉の両親に僕たちは慌ててクローゼットに隠れてやり過ごす事ができた。 しかし、今度はいくら探しても南京錠の鍵が見つからない。 そんな僕に二葉がポツリと南京錠の鍵を捨てた事を思い出した告げた。 《一難去ってまた一難》 僕は必死に考えを巡らせる。 二葉の両親が回転寿司に行ったとしたら混んでいてなかなか帰って来れないかも知れない。 でも、この状況が簡単に打開できる訳ではない。 自分を落ち着かせて打開策を考えるが、いつ帰って来るとも分からない二葉の両親の事を考えると思考が飛んでしまう。 “あ!スマホ!” 南京錠を解錠する方法が分かるかも知れないと思い、僕はすぐに検索を始めた。 しかし、焦っているので【南京錠】のワードすら満足に打てずに何度も間違えた。 それでも【南京錠 解錠方法】で検索を掛けてヒントを得た。 検索した動画にはクリッパーというハサミのようなものを使って南京錠のU字になったシャックル部分を切っていたのだ。 だが、クリッパーなど普通の家にはまず間違いなくないだろう。 困っていたのだが、小さな南京錠ならニッパーでも切れるかも知れないと思った。 慌てて二葉に尋ねる。 「二葉、おじさんが使っている工具箱ってどこにある?」 「階段の下の物置にあるけど、どうして」 僕は二葉に答えることなく、部屋を飛び出し走り出していた。 急いで階段を降りて階段下の物置を開ける。 昔、何度か工具箱を見た記憶があったから、すぐに工具箱を見つけられた。 工具箱を開くとペンチやラジオペンチと一緒にニッパーもあった。 工具箱を戻してニッパーだけを握りしめて二葉の部屋へと戻る。 部屋の中ではラブドール2体がベッドに腰掛けていた。 「今から脱がせるからね」 そう言うと僕は二葉の背後に周り、ラブドールのファスナーにつけた南京錠をニッパーで切ろうとしたが、そう簡単には切れない。 それでも力を込めると徐々にU字になったシャックル部分に切れ目が入り切ることができた。 ラブドールのファスナーを開くと、白いラバースーツのファスナーを開かなくしている南京錠も切ることができた。 僕の右手の掌は力を込め過ぎて赤くなっていたが、そんなことにかまってはいられない。 続けて、三葉ちゃんのラブドール、肌色のラバースーツも開けられないように取り付けられた南京錠のシャックル部分を切断した。 僕が三葉ちゃんの南京錠を切っている間に二葉はラブドールもラバースーツも脱いだ後、下着を着けジャージに着替えて言った。 「三葉の着替えは私が手伝うから、遊馬は部屋から出て!」 僕は二葉の部屋を追い出されるように出て、手に握っていたニッパーの事を思い出し、元あった工具箱へと戻しに行った。 幸い二葉の両親は帰って来る事はなかった。 三葉ちゃんの着替えも済み、2人が水分補給を済ませた後、僕と二葉が部屋で談笑している時におばさんたちが帰ってきた。 久しぶりに会ったおばさんは、僕と二葉が付き合っている事を告げると驚いていたが、おじさんの方は知らない男よりも昔からよく知る僕で良かったといった感じがなんとなくだが伝わってきた。 その日は無事にバレる事はなく家へ帰る事ができた。 その晩、二葉からこんなメッセージが来た。 [三葉がラブドールになって虐められたいと言ってきたんだけど、遊馬はどう?] “遊馬はどう?って聞かれても、良いとも悪いとも答えられないよ!” そう心の中で呟いた。 三葉ちゃんに注力したら、二葉はヤキモチを妬くし、かといって二葉と三葉ちゃんは仲が良いので申し出をないがしろにもできない。 “どうしたらいいんだろう?” そう思いながらも、呼吸制御好きが発覚した三葉ちゃんの事を想像しながら、ネットを検索していると良いものを見つけた。 それは透明のエアベッドを組み合わせて作られたソファー。 そのソファーは2人が腰掛けられるサイズで座面がエアベッドを二段重ねにしたようになっている。 その二段重ねにしたエアベッドの間には人が入れるようになっているのだ。 二段重ねになったエアベッドはズレないようにファスナーが付いており、密閉できるようになっている。 これなら三葉ちゃんを座面に閉じ込めて放置するも良し、そのソファーに座って二葉とじゃれ合うのもいいと思った。 さらに、このソファー専用のフェイクレザーのカバーも購入したので三葉ちゃんに見られたくない時はカバーをすればいいと思ったが、ラバースーツを着ると視界がなくなる事は後で気がついた。 そのソファーを購入していて、エアベッドとバキュームベッドが一緒になったものも見つけた。 二葉もMっ気があったので、そのバキュームベッドも購入した。 次に二葉と三葉ちゃんがラブドールになる日を楽しみにして待つことにした。 学校では普段通りの二葉だったが、ラブドールになる前の白いラバースーツに口元だけが露出した姿を思い起こすだけで、僕は興奮して席から立てなくなった。 それを知ってか知らずか、そんなタイミングで二葉は僕のところにやって来て、三葉ちゃんの希望が叶えられそうか聞いてきた。 僕は今週にも三葉ちゃんを満足させられそうなものが届くことを二葉に伝えた。 購入したものを使える日が、そんな都合良くやって来るのはまだまだ先だと思っていたのだが、意外にも早くその日は訪れた。 二葉の両親が2人とも週末仕事で家を不在にするというのだ。 僕は早速、届いたものを纏めると二葉の家へと向うのだった。 出迎えてくれた二葉は既に白いラバースーツを着てマスクは被らず、Tシャツを羽織っていた。 「今日は大丈夫?」 僕の問いに二葉は返す。 「うん、絶対に大丈夫!月曜に仕事があるから、2人とも前乗りして旅行を楽しむんだって」 「なら、月曜日まで大丈夫だね」 そんな会話をしながら二葉に後に続いて階段を上る。 「三葉ちゃんは?」 「ああ、三葉ならもう我慢できないって、着替えて私の部屋で待ってるよ」 部屋に入ると二葉の言った通り、ベッドには裸のラブドール【三葉】が座っていた。 「三葉ちゃん、こんばんは」 そう声を掛けると、三葉ちゃんは僕の方を向いてお辞儀した。 「ねぇ遊馬、どんなの?」 二葉が期待を込めて聞いてくるものだから、早速エアベッドで作られたソファーを取り出した。 透明のビニールの塊を見た二葉はというとリアクションはイマイチ。 まあ、これだけなら何をするものかはさっぱり分からないだろう。 僕はそれを広げると、空気も入れられるし、注入口と吸引口を入れ換えれば吸引も可能な機器を準備した。 そしてエアベッドを組み合わせたソファーに空気を注入していく。 みるみる膨らむ、その透明な物体がソファーの形にはなったが二葉はまだピンときていないようだった。 エアソファーがパンパンに膨らんでから、二段になった座面部分を開いて、ようやくここに三葉ちゃんを閉じ込められると気づいたのだろう。 「これ凄いね!」 興奮気味にそう言う二葉に嬉しくなり、僕はドヤ顔をした。 そんな会話を聞いていた三葉ちゃんは目が見えないので首を傾げていた。 早速、ベッドに座る三葉ちゃんの手を取り、ソファーの座面へと誘導する。 その時に気づいた。 ラブドール【三葉】のファスナーには小さな南京錠が取り付けられている事に。 前回、ニッパーで切ったものとは違い、市販されているどこにでもあるような南京錠だった。 「鍵はここだよ!」 そう言って引き出しの中を見せてくれた。 引き出しの中には南京錠の鍵とまだ使われていない小さな南京錠が2つあった。 これは二葉用なのだとすぐに分かった。 「三葉がね、閉じ込められて、すぐに脱げない方がドキドキするっていうから準備したんだ」 嬉しそうにそう言う二葉に僕が突っ込む。 「二葉もだろ!」 「もう、遊馬のイジワル!」 そんな膨れっ面をする二葉もまた可愛かった。 目が見えない三葉ちゃんを誘導し、エアベッドに触れさせてから、そこへ横になるように言うと、手からの感触がフワフワしたものであるのに若干不安そうではあったが、三葉ちゃんは座面のエアベッドに下段に横たわった。 「じゃあ、今から少し苦しくなると思うけど、苦しくて仕方ない時は暴れてね」 そう言うと三葉ちゃんは頷いて見せた。 座面の上段と背もたれ、それに肘掛けが一体となった部分を裸のラブドール【三葉】の上に被せるように載せていき、座面の上段と下段を繋ぎ合わせるようにして側面のファスナーを閉めた。 これで人間ソファーの完成、いやラブドールソファーの完成だ。 透明のエアベッド越しにラブドール【三葉】の表情の変わらない可愛らしい顔が少し歪んで見える。 「凄いね、これ!」 二葉が少し嬉しそうにそう言った。 「三葉ちゃん、大丈夫そうだね」 そう声を掛けると二葉は頷き、三葉ちゃんに声を掛けた。 「三葉、座ってもいい?」 「ん?んんんっ」 おそらく圧迫されていて声が出せないのだろう。 「良いみたいだね」 そう言うと二葉はラブドールソファーに座った。 「んっふぅ!」 重みに驚き、三葉ちゃんが声を漏らしたが、苦しそうではなかった。 「どう?」 僕が聞くと二葉が答える。 「なかなか座り心地いいよ!でも… 」 「でもって、なにかあるの?」 僕が尋ねると二葉は顔を真っ赤にして言った。 「あっ、なんでもないよ!遊馬も座ってみてよ!」 そう促されて軽く腰を浮かせるようにして座ってみた。 フワフワしていてエアベッドと変わりないが、三葉ちゃんの分だけ少し芯があるように感じた。 「ちゃんと座ったら?」 そう二葉に促されて、ドッシリと腰を下ろすと三葉ちゃんが体を震わせ始めたのが分かった。 おそらく二葉の重みに加えて僕の重みで苦しくなったのだろう。 僕は慌ててソファーから立ち上がった。 「やっぱり、2人で座るのは無理があるみたいだよ!」 僕がそう言うと、二葉も立ち上がって言った。 「じゃあ、遊馬だけが座って!私もソファーになるから」 そう言う二葉の顔は赤くなっていた。 恥ずかしいのか、それとも興奮しているのか、その辺りは分からないが、二葉の表情と声のトーンからもソファーになりたがっている事は明確だった。 Tシャツを脱いで白いラバースーツ姿になると、いそいそとラブドールに足を通す二葉。 体がラブドールに覆われると、白いラバーマスクを被る。 僕はラバーマスクを被り、唇だけ露出した二葉の顔を見ながら彼女の背中に腕を回してラバースーツのファスナーを閉める。 締め終わると同時に、ラバーマスクから露出したプックリとした柔らかい二葉の唇にキスをした。 そのままどちらかともなく、舌を絡ませ抱き合った。 濃厚なキスを交わした後、向かい合ったままラブドールのマスクを被せ、背中のファスナーを閉めようとすると二葉がくぐもった声で言う。 「遊馬、小さな南京錠でラバースーツもお人形さんも脱げなくして!」 「うん、分かった」 僕は分かっていた二葉もラバースーツ、そしてラブドールに閉じ込められたい事を。 なぜなら二葉の机の引き出しには、まだ小さな南京錠が3つも入っていたから。 その南京錠をラバースーツのファスナーに取り付けて脱げなくすると、ラブドールのファスナーも閉めて、こちらも簡単には脱げなくした。 次にソファーのファスナーを開いて二葉の手を取り誘導した。 三葉ちゃんはソファーから出られるタイミングであったが、そのままジッとしていた。 ラブドール【二葉】が隣りで横になると、2人は手を繋いでいた。 「じゃあ閉めるよ!」 そう声を掛けると二葉も三葉ちゃんも頷いたように見えた。 ソファーの上部を2体のラブドールの上に被せると側面のファスナーを閉めた。 2人で入ったので先ほどよりも狭そうだが、なんだか楽しそうな雰囲気が漂っていた。 そういえば後1つ南京錠が残っていた。 その南京錠でエアベッド同士を繋ぐファスナーにも南京錠を取り付けた。 その南京錠を取り付ける際、二葉と三葉ちゃんの声が聞こえた。 残念ながら会話を聞き取る事はできなかったが、エアベッドでできたソファーにラブドールの姿で閉じ込められた2人は楽しそうだった。 僕の目の前にはラブドールに姿を変えた美人姉妹がソファーに閉じ込められている。 時折、揺れるエアベッドを組み合わせたソファーに僕はうつ伏せになった。 透明のエアベッド越しには少し顔が潰されいる2体のラブドールが変わらない笑顔を湛えていた。 つづく ラブドール、インナーのラバースーツともにファスナーに小さな南京錠を掛けて脱げなくした二葉と三葉ちゃん。 そんな2人と朝まで楽しむつもりだったが、突然予定を変更して帰ってきた二葉の両親に僕たちは慌ててクローゼットに隠れてやり過ごす事ができた。 しかし、今度はいくら探しても南京錠の鍵が見つからない。 そんな僕に二葉がポツリと南京錠の鍵を捨てた事を思い出した告げた。 《一難去ってまた一難》 僕は必死に考えを巡らせる。 二葉の両親が回転寿司に行ったとしたら混んでいてなかなか帰って来れないかも知れない。 でも、この状況が簡単に打開できる訳ではない。 自分を落ち着かせて打開策を考えるが、いつ帰って来るとも分からない二葉の両親の事を考えると思考が飛んでしまう。 “あ!スマホ!” 南京錠を解錠する方法が分かるかも知れないと思い、僕はすぐに検索を始めた。 しかし、焦っているので【南京錠】のワードすら満足に打てずに何度も間違えた。 それでも【南京錠 解錠方法】で検索を掛けてヒントを得た。 検索した動画にはクリッパーというハサミのようなものを使って南京錠のU字になったシャックル部分を切っていたのだ。 だが、クリッパーなど普通の家にはまず間違いなくないだろう。 困っていたのだが、小さな南京錠ならニッパーでも切れるかも知れないと思った。 慌てて二葉に尋ねる。 「二葉、おじさんが使っている工具箱ってどこにある?」 「階段の下の物置にあるけど、どうして」 僕は二葉に答えることなく、部屋を飛び出し走り出していた。 急いで階段を降りて階段下の物置を開ける。 昔、何度か工具箱を見た記憶があったから、すぐに工具箱を見つけられた。 工具箱を開くとペンチやラジオペンチと一緒にニッパーもあった。 工具箱を戻してニッパーだけを握りしめて二葉の部屋へと戻る。 部屋の中ではラブドール2体がベッドに腰掛けていた。 「今から脱がせるからね」 そう言うと僕は二葉の背後に周り、ラブドールのファスナーにつけた南京錠をニッパーで切ろうとしたが、そう簡単には切れない。 それでも力を込めると徐々にU字になったシャックル部分に切れ目が入り切ることができた。 ラブドールのファスナーを開くと、白いラバースーツのファスナーを開かなくしている南京錠も切ることができた。 僕の右手の掌は力を込め過ぎて赤くなっていたが、そんなことにかまってはいられない。 続けて、三葉ちゃんのラブドール、肌色のラバースーツも開けられないように取り付けられた南京錠のシャックル部分を切断した。 僕が三葉ちゃんの南京錠を切っている間に二葉はラブドールもラバースーツも脱いだ後、下着を着けジャージに着替えて言った。 「三葉の着替えは私が手伝うから、遊馬は部屋から出て!」 僕は二葉の部屋を追い出されるように出て、手に握っていたニッパーの事を思い出し、元あった工具箱へと戻しに行った。 幸い二葉の両親は帰って来る事はなかった。 三葉ちゃんの着替えも済み、2人が水分補給を済ませた後、僕と二葉が部屋で談笑している時におばさんたちが帰ってきた。 久しぶりに会ったおばさんは、僕と二葉が付き合っている事を告げると驚いていたが、おじさんの方は知らない男よりも昔からよく知る僕で良かったといった感じがなんとなくだが伝わってきた。 その日は無事にバレる事はなく家へ帰る事ができた。 その晩、二葉からこんなメッセージが来た。 [三葉がラブドールになって虐められたいと言ってきたんだけど、遊馬はどう?] “遊馬はどう?って聞かれても、良いとも悪いとも答えられないよ!” そう心の中で呟いた。 三葉ちゃんに注力したら、二葉はヤキモチを妬くし、かといって二葉と三葉ちゃんは仲が良いので申し出をないがしろにもできない。 “どうしたらいいんだろう?” そう思いながらも、呼吸制御好きが発覚した三葉ちゃんの事を想像しながら、ネットを検索していると良いものを見つけた。 それは透明のエアベッドを組み合わせて作られたソファー。 そのソファーは2人が腰掛けられるサイズで座面がエアベッドを二段重ねにしたようになっている。 その二段重ねにしたエアベッドの間には人が入れるようになっているのだ。 二段重ねになったエアベッドはズレないようにファスナーが付いており、密閉できるようになっている。 これなら三葉ちゃんを座面に閉じ込めて放置するも良し、そのソファーに座って二葉とじゃれ合うのもいいと思った。 さらに、このソファー専用のフェイクレザーのカバーも購入したので三葉ちゃんに見られたくない時はカバーをすればいいと思ったが、ラバースーツを着ると視界がなくなる事は後で気がついた。 そのソファーを購入していて、エアベッドとバキュームベッドが一緒になったものも見つけた。 二葉もMっ気があったので、そのバキュームベッドも購入した。 次に二葉と三葉ちゃんがラブドールになる日を楽しみにして待つことにした。 学校では普段通りの二葉だったが、ラブドールになる前の白いラバースーツに口元だけが露出した姿を思い起こすだけで、僕は興奮して席から立てなくなった。 それを知ってか知らずか、そんなタイミングで二葉は僕のところにやって来て、三葉ちゃんの希望が叶えられそうか聞いてきた。 僕は今週にも三葉ちゃんを満足させられそうなものが届くことを二葉に伝えた。 購入したものを使える日が、そんな都合良くやって来るのはまだまだ先だと思っていたのだが、意外にも早くその日は訪れた。 二葉の両親が2人とも週末仕事で家を不在にするというのだ。 僕は早速、届いたものを纏めると二葉の家へと向うのだった。 出迎えてくれた二葉は既に白いラバースーツを着てマスクは被らず、Tシャツを羽織っていた。 「今日は大丈夫?」 僕の問いに二葉は返す。 「うん、絶対に大丈夫!月曜に仕事があるから、2人とも前乗りして旅行を楽しむんだって」 「なら、月曜日まで大丈夫だね」 そんな会話をしながら二葉に後に続いて階段を上る。 「三葉ちゃんは?」 「ああ、三葉ならもう我慢できないって、着替えて私の部屋で待ってるよ」 部屋に入ると二葉の言った通り、ベッドには裸のラブドール【三葉】が座っていた。 「三葉ちゃん、こんばんは」 そう声を掛けると、三葉ちゃんは僕の方を向いてお辞儀した。 「ねぇ遊馬、どんなの?」 二葉が期待を込めて聞いてくるものだから、早速エアベッドで作られたソファーを取り出した。 透明のビニールの塊を見た二葉はというとリアクションはイマイチ。 まあ、これだけなら何をするものかはさっぱり分からないだろう。 僕はそれを広げると、空気も入れられるし、注入口と吸引口を入れ換えれば吸引も可能な機器を準備した。 そしてエアベッドを組み合わせたソファーに空気を注入していく。 みるみる膨らむ、その透明な物体がソファーの形にはなったが二葉はまだピンときていないようだった。 エアソファーがパンパンに膨らんでから、二段になった座面部分を開いて、ようやくここに三葉ちゃんを閉じ込められると気づいたのだろう。 「これ凄いね!」 興奮気味にそう言う二葉に嬉しくなり、僕はドヤ顔をした。 そんな会話を聞いていた三葉ちゃんは目が見えないので首を傾げていた。 早速、ベッドに座る三葉ちゃんの手を取り、ソファーの座面へと誘導する。 その時に気づいた。 ラブドール【三葉】のファスナーには小さな南京錠が取り付けられている事に。 前回、ニッパーで切ったものとは違い、市販されているどこにでもあるような南京錠だった。 「鍵はここだよ!」 そう言って引き出しの中を見せてくれた。 引き出しの中には南京錠の鍵とまだ使われていない小さな南京錠が2つあった。 これは二葉用なのだとすぐに分かった。 「三葉がね、閉じ込められて、すぐに脱げない方がドキドキするっていうから準備したんだ」 嬉しそうにそう言う二葉に僕が突っ込む。 「二葉もだろ!」 「もう、遊馬のイジワル!」 そんな膨れっ面をする二葉もまた可愛かった。 目が見えない三葉ちゃんを誘導し、エアベッドに触れさせてから、そこへ横になるように言うと、手からの感触がフワフワしたものであるのに若干不安そうではあったが、三葉ちゃんは座面のエアベッドに下段に横たわった。 「じゃあ、今から少し苦しくなると思うけど、苦しくて仕方ない時は暴れてね」 そう言うと三葉ちゃんは頷いて見せた。 座面の上段と背もたれ、それに肘掛けが一体となった部分を裸のラブドール【三葉】の上に被せるように載せていき、座面の上段と下段を繋ぎ合わせるようにして側面のファスナーを閉めた。 これで人間ソファーの完成、いやラブドールソファーの完成だ。 透明のエアベッド越しにラブドール【三葉】の表情の変わらない可愛らしい顔が少し歪んで見える。 「凄いね、これ!」 二葉が少し嬉しそうにそう言った。 「三葉ちゃん、大丈夫そうだね」 そう声を掛けると二葉は頷き、三葉ちゃんに声を掛けた。 「三葉、座ってもいい?」 「ん?んんんっ」 おそらく圧迫されていて声が出せないのだろう。 「良いみたいだね」 そう言うと二葉はラブドールソファーに座った。 「んっふぅ!」 重みに驚き、三葉ちゃんが声を漏らしたが、苦しそうではなかった。 「どう?」 僕が聞くと二葉が答える。 「なかなか座り心地いいよ!でも… 」 「でもって、なにかあるの?」 僕が尋ねると二葉は顔を真っ赤にして言った。 「あっ、なんでもないよ!遊馬も座ってみてよ!」 そう促されて軽く腰を浮かせるようにして座ってみた。 フワフワしていてエアベッドと変わりないが、三葉ちゃんの分だけ少し芯があるように感じた。 「ちゃんと座ったら?」 そう二葉に促されて、ドッシリと腰を下ろすと三葉ちゃんが体を震わせ始めたのが分かった。 おそらく二葉の重みに加えて僕の重みで苦しくなったのだろう。 僕は慌ててソファーから立ち上がった。 「やっぱり、2人で座るのは無理があるみたいだよ!」 僕がそう言うと、二葉も立ち上がって言った。 「じゃあ、遊馬だけが座って!私もソファーになるから」 そう言う二葉の顔は赤くなっていた。 恥ずかしいのか、それとも興奮しているのか、その辺りは分からないが、二葉の表情と声のトーンからもソファーになりたがっている事は明確だった。 Tシャツを脱いで白いラバースーツ姿になると、いそいそとラブドールに足を通す二葉。 体がラブドールに覆われると、白いラバーマスクを被る。 僕はラバーマスクを被り、唇だけ露出した二葉の顔を見ながら彼女の背中に腕を回してラバースーツのファスナーを閉める。 締め終わると同時に、ラバーマスクから露出したプックリとした柔らかい二葉の唇にキスをした。 そのままどちらかともなく、舌を絡ませ抱き合った。 濃厚なキスを交わした後、向かい合ったままラブドールのマスクを被せ、背中のファスナーを閉めようとすると二葉がくぐもった声で言う。 「遊馬、小さな南京錠でラバースーツもお人形さんも脱げなくして!」 「うん、分かった」 僕は分かっていた二葉もラバースーツ、そしてラブドールに閉じ込められたい事を。 なぜなら二葉の机の引き出しには、まだ小さな南京錠が3つも入っていたから。 その南京錠をラバースーツのファスナーに取り付けて脱げなくすると、ラブドールのファスナーも閉めて、こちらも簡単には脱げなくした。 次にソファーのファスナーを開いて二葉の手を取り誘導した。 三葉ちゃんはソファーから出られるタイミングであったが、そのままジッとしていた。 ラブドール【二葉】が隣りで横になると、2人は手を繋いでいた。 「じゃあ閉めるよ!」 そう声を掛けると二葉も三葉ちゃんも頷いたように見えた。 ソファーの上部を2体のラブドールの上に被せると側面のファスナーを閉めた。 2人で入ったので先ほどよりも狭そうだが、なんだか楽しそうな雰囲気が漂っていた。 そういえば後1つ南京錠が残っていた。 その南京錠でエアベッド同士を繋ぐファスナーにも南京錠を取り付けた。 その南京錠を取り付ける際、二葉と三葉ちゃんの声が聞こえた。 残念ながら会話を聞き取る事はできなかったが、エアベッドでできたソファーにラブドールの姿で閉じ込められた2人は楽しそうだった。 僕の目の前にはラブドールに姿を変えた美人姉妹がソファーに閉じ込められている。 時折、揺れるエアベッドを組み合わせたソファーに僕はうつ伏せになった。 透明のエアベッド越しには少し顔が潰されいる2体のラブドールが変わらない笑顔を湛えていた。 つづく

5.ゴム製の女の子たち【閉じ込められた2人】

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