SamSuka
ごむらば
ごむらば

fanbox


無個性ラバーメイド【前編】

私は下條 夏希(しもじょうなつき)、高校2年でした。 高校2年でしたというのはある事がキッカケで私は高校生には戻れなくなってしまったのです。 それを今からお話しします。 裕福な家庭に育った私は常に親の監視の下、自由らしい自由がありませんでした。 そこで全寮制の高校へ進学を希望しました。 私の学力では到底合格は難しいのは分かっていましたが、自立したいと強い意思を親に示すと合格を条件に認めてもらいました。 私は猛勉強の末、合格を勝ち取りました。 私は親元を離れたらやりたい事がありました。 それはコスプレ。 体にピッタリと張り付くようなボディスーツを着てコスプレがしてみたかったのですが、それは自宅では到底叶わぬ夢でした。 そんな私の夢を叶えるために、私は全寮制の高校へ進学したのです。 選んだが高校は生徒の個性を尊重する事が謳われており、全寮制で門限も緩く、休みの日は自由に過ごせるとありました。 しかし、入学してから全寮制の部屋は2人1組だと知った時、私は絶望しました。 しかしながら、同部屋の円 由香里(まどかゆかり)ちゃんもコスプレ好きと知った時は暗闇に光が差したように思えました。 明るくフレンドリーな由香里ちゃんとはすぐに打ち解けました。 こうして、私は最高の高校生活をスタートさせました。 勉強の方はなかなか成績は振いませんでしたが、私生活は最高でした。 コスプレには費用が掛かるため、アルバイトを探し始めたのですが由香里ちゃんからメイドカフェのアルバイトを一緒にやろうと誘われました。 コスプレ好きの私としてはメイドのコスプレもしてみたかった事もあり、その誘いにすぐに飛びつきメイドカフェのアルバイトが始まりました。 授業が終わるとメイドカフェへ急行し、そのまま寮の門限に間に合うギリギリまでアルバイトに明け暮れました。 メイドのコスプレをしてのアルバイトは楽しく、毎日がハッピーで、あっという間に高校1年は過ぎ去ってしまいました。 1年も経つとバイトでかなりお金が貯まりピッタリしたピンク色のスパンテックスのボディスーツと白のエナメルロングブーツに、それに肘まであるエナメルのグローブを購入できました。 私がコスプレしたいのは、フレッシュマンというの戦隊モノのピンクです。 ボディスーツもブーツもグローブも拘ってそれに似たものを厳選して購入しました。 ベルトと胸の辺りを覆うプロテクターは似ているモノを購入して自作するつもりです。 そして、一番高価なマスクはしっかりとお金を貯めてから購入しようと考えていますが、今のアルバイトでは高校の間にフレッシュマンのピンクになるのは難しそうです。 それでも私は今回購入したボディスーツとブーツ、グローブを気に入っていたので、それらを身につけると強くなった気になり嬉しくてキックやパンチを繰り出しました。 他人から見ればキレはないかもしれませんが、自分では凄く強くなった気分になりました。 そんな中途半端なコスプレ姿ですが、私は嬉しくて由香里ちゃんの前では恥ずかしげもなくその姿を披露しました。 コスプレ好きの由香里ちゃんはそんな私の姿を見て、「凄い!」と言ってくれたのですが、同時にお金の心配もしてくれました。 今回、購入したものだけで今まで貯めたアルバイト代は底を尽きました。 そんな私に由香里ちゃんは言いました。 「夏希って、ピッタリしたスーツとか着るの好きなの?」 改めて聞かれると凄く恥ずかしくなり、思わず体を手で隠してしまいました。 そんな私に由香里ちゃんが続けます。 「もし良かったらピッタリとしたボディスーツを着てするメイドのアルバイトがあるんだけどやってみない?今のメイドカフェよりも時給も高いし、客層もお金持ちの大人の人ばかりだよ」 可愛いメイド服を着てのアルバイトも楽しいが、ピッタリしたボディスーツを着てのメイドというのはイマイチ想像できないが、時給が高いというのは凄く魅力的でした。 客層も今はオタクの人が多いけど、お金持ちの大人となると雰囲気はガラリと変わる事は間違いなかった。 私は由香里ちゃんの誘いにしばし悩んでいましたが、すぐに結論は出ました。 「うん、やりたい!」 私が笑顔でそう答えると、由香里ちゃんも笑顔になりました。 「夏希さぁ、ラバースーツって知ってる?」 唐突に由香里ちゃんにそう聞かれて私はドキッとしました。 ラバースーツは知っていました。 言葉の通り、ゴムでできたボディスーツ。 私の購入したスパンテックスのボディスーツとは比べ物にならないくらい高価な代物だということも知っています。 「知ってるよ!もしかしてメイドのボディスーツってラバースーツなの?」 私の食いつきが良かったのに気をよくしたのか、笑顔で話を続ける由香里ちゃん。 「全身ラバースーツで顔まで覆われるので誰か分からなくなるから、高校生でも大丈夫だよ!それにメイド服もラバーなんだよ、凄いでしょ」 「それ凄い!」 私が笑顔でそう返したので由香里ちゃんも笑顔になりました。 そのラバーメイドのお仕事はメイドカフェの様な接客とは違い、ウェイトレスのように飲み物を運んだりするのが主な仕事だと聞きました。 そして、お金持ちに気に入られれば実際のメイドとしてお屋敷で働くこともでき、普通のサラリーマンよりも遥かに高額の報酬を貰えるようになるというのです。 そんな話を聞いた私はガッツポーズをし、思う存分コスプレしている自分の姿を想像しました。 そんな私の背後で由香里ちゃんが不敵な笑みを浮かべていることに私は想像もしていませんでした。 数日後、ラバーメイドとして働ける日がやって来ました。 由香里ちゃんに付き添って貰いやって来たのは、ビルの地下にある妖しくも美しい高級感のあるお店でした。 お店はまだ開店しておらず、従業員の女性が出迎えてくれました。 そして、簡単に挨拶を済ませるとスタッフの控え室へと案内されました。 控え室へは靴を脱いで上がりました。 その控え室はゴムの匂いと何か不思議な甘い匂いが漂っていました。 その匂いの正体はすぐに分かりました。 なぜなら、その控え室にはラバーの衣装がズラリと並んでいたからです。 「えーと、今日から働くのはお2人ですか?」 従業員の女性がそう尋ねたのに対して由香里ちゃんがすぐに答えます。 「彼女が今日からお世話になります!私はこの後用事がありますので」 そう言った後、由香里ちゃんが従業員の女性に目配せをしたように見えました。 「じゃあ、あなたが今日から… 」 「はい!下條 夏希といいます、よろしくお願いします」 私は深々と頭を下げました。 私に続く形で由香里ちゃんが話します。 「じゃあ、私はこれで失礼します」 「夏希、頑張ってね!」 「うん、ありがとう」 そう言うと由香里ちゃんは手を振って足早に控え室を出て行ってしまいました。 「あ、私の紹介まだだったね、私は檜山 京子(ひやまきょうこ)です、よろしくね」 「よろしくお願いします!」 私は改めて京子さんに頭を下げました。 「さっきの子から聞いてるかと思うけど、このお店の衣装は特殊でね、ゴムでできたラバースーツを着るんだけど大丈夫?」 私はラバースーツを着られると思うだけで嬉しくて興奮し顔を赤らめてしまいました。 いつからかは覚えていないのですが、ピッタリしたボディスーツに魅せられ憧れを抱くようになっていた私ですが、ラバースーツで全身を覆われた女性の姿を見た時の衝撃は今でも忘れられません。 顔までもラバーで覆われ全身黒光りし、肌の露出が一切なく、まるで高級ブティックのマネキン人形のようになった女性の姿を見て思いました。 “あんな姿になりたい!” “あんな姿になれたら絶対に気持ちいい!” 私もあんな姿に一度でいいからなってみたいと思ったのをハッキリと覚えています。 それが今から叶うのかと思うと興奮してドキドキが止まらなくなり、顔を赤らめてしまったのです。 私が興奮し喜びに満ちた顔をしていたのでしょう。 そんな私の表情から感情を読み取った京子さんが説明を始めました。 「ラバースーツを着てみたいようだけど、今日はあくまでラバーメイドになって簡単な体験してもらうだけだからね」 「それと今日はあなたの適性を試すのが目的だから」 何か突然、突き放された感じがして私は京子さんに尋ねました。 「適性って何ですか?」 「夏希ちゃんはラテックスアレルギーって聞いたことないかなぁ?ゴムやラバーに対してアレルギーが出るんだけど、ラバースーツを着てあなたの体に異常が出ないことを確かめるのよ」 私はラテックスアレルギーは聞いたことがありました。 天然ゴムに含まれるラテックスタンパク質がアレルゲンとなり、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性がある事を。 私が京子さんの言葉に頷くと京子さんが続けます。 「他にも全身をラバーで覆われて肌の露出を一切なくしてしまうので閉所恐怖症ではないか、また息苦しさを感じることもあるので呼吸制御に対する恐怖心はないか、また場合によってはお客様の要望で体を縛られることもあるので拘束されても大丈夫なのかを試すのよ」 京子さんの説明を聞いて合点がいきました。 というのも、ただラバースーツを着てメイドをするだけで高額な報酬というのは正直理解できませんでした。 しかし、拘束されるという京子さんの言葉で、私は全身黒光りするラバー姿で拘束され、呼吸も満足にできずにいる自分の姿が想像できました。 そんな私を楽しげに見下すお金持ちのお客様の姿も。 普通の人ならそこで引き返すと思うのですが、私の内なる変態部分に火が点いたのが分かりました。 私の中から湧き上がってきた感情は“やってみたい!”でした。 その思いはそのまま言葉になって、口を突いて出ました。 「私、全身ラバーで覆われてみたくて、それでそれで… 是非お願いします!」 私は上手く言葉に出来ませんでしたが、熱意だけは京子さんに伝えました。 京子さんも私の熱意を汲み取ってくれたようで説明を再開しました。 京子さんはまず、控え室の奥へと私を案内してくれました。 「まず、ここはシャワー室ね、狭いので1人ずつしか使用できないからね」 「あと、タオルはここのを自由に使ってね」 確かにそれほど広くないシャワー室と脱衣所的なスペースがありました。 “でも、なぜシャワー室?” 私がそう思っていると京子さんが説明してくれました。 「今から着てもらうラバースーツは全裸になってから体にドレッシングエイドという潤滑剤を体に塗ってから着るのよ、それにゴムだから通気性が全くないので汗をかくからシャワー室があるのよ」 私の考えが通じたように京子さんが説明してくれたのは、私がシャワー室を不思議そうに見つめていたからだろうか。 “それよりも今、京子さん全裸っていったよね” 私はラバースーツは下着を着た上から着るものだと思っていたが、そうではない様です。 控え室に戻ると使ってもいいロッカーを教えてもらい、私の身長や服のサイズを聞いた後、ラバースーツとラバーメイド服の準備を始めました。 準備が済むと京子さんが言いました。 「じゃあ、今から全裸になってもらえる?」 ここまできて裸になれないなんて言えません。 しかも、目の前にはずっと憧れていたラバースーツがあるのです。 私は自分を鼓舞するように一つ頷くと服を脱ぎ、恥ずかしかったですが全裸になりました。 「少し冷たいけど我慢してね」 そう言うと私の体にドレッシングエイドを足から塗り始める京子さん。 足にドレッシングエイドを塗り終えると、京子さんは私にラバースーツを渡してくれました。 「じゃあ、着てみようか」 私は京子さんから受け取ったラバースーツは鈍く黒光りし、驚くほど薄く当然なのですが感触はゴムでした。 ラバースーツを手にしているだけでドキドキが止まりません。 興奮してより一層顔を赤らめている私に京子さんが言いました。 「そこの椅子に座って片足ずつ履いてみようか」 「はい!」 私は椅子に座り片足ずつラバースーツに足を通していきます。 冷んやりとした感触の後を追いかけるように、ラバーが私の足に纏わりついてきます。 ですが、その感触は不快というよりむしろ気持ちいいと思えました。 足先が5本指に分かれたソックスまで一体となったラバースーツは私の体を採寸したようにピッタリで、中に空気が溜まって足が膨れたようになりました。 そんな膨れた私の足先からふくらはぎの方へ京子さんが押し出すと、『キュッ』と可愛い音がして空気が抜けました。 「面白いですね」 私がそう言うと京子さんは笑顔で応えてくれました。 足先がラバーで覆われるとたくし上げていくのですが、ラバースーツは滑りが悪くなかなか普段着ているような服のようにはいきません。 ある程度までラバースーツをたくし上げると、京子さんが私の足首から太ももの方へとさするにすると、ラバーが張り付きながら私の足を鈍い黒光りする肌へと変えていきました。 私は堪らなくなり体を震わせながら堪えましたが、多分愛液が滲み出ていたと思います。 それに京子さんが気づいていたかどうか分かりませんが、その後は黙々とラバースーツを着るのを手伝ってくれました。 手の指も当然5本指に分かれており、その頃には自分でもシワができないように伸ばしながらラバースーツを着ていきました。 両腕を通した私は自分の胸を隠すようにして急いで着ました。 京子さんの視線がオッパイにいきやすい位置にあったのもありますが腕を通している際、何度もラバースーツが乳首に接触し、ビンビンに勃起していたからです。 腕を通している時からラバースーツが乳首に接触しているのは当然分かっていました。 ただ、あまりに気持ちよくてやめられなかったです。 オッパイを隠すように急いで着た私に京子さんが言いました。 「夏希ちゃん、ラバースーツを着るの気持ちいいの?」 私は図星を突かれ、火が点いた様に顔が熱くなるのを感じました。 「ええ、まあ」 そう返した私に京子さんは今しがた隠した勃起した乳首を軽く触って微笑みながら言いました。 「乳首も凄いけどお股も凄いわよ」 そう言われて私は自分のお股を確認しました。 そこにはラバースーツ越しにでもハッキリと分かるほどマン筋がクッキリと浮かび上がっていたのです。 私は恥ずかし過ぎて、どうしていいか分からず下を向いていると京子さんが言いました。 「恥ずかしがらなくていいのよ!ラテックスアレルギーもなさそうだし、ラバースーツを着てこれだけ興奮できるということは、この仕事あなたには素質があるのよ」 凄く恥ずかしかったけど、京子さんの言葉で私は少し自信が湧いてきました。 「じゃあ、マスクも被ってラバースーツを着てしまいましょう!」 そう言うと京子さんは私の背後へと周り、胸元に垂れていたラバースーツと一体型のマスクを私に被せようとして手が止まりました。 「夏希ちゃん、髪長いから先にヘアネット被せるわね」 そう言うと私の髪を簡単に纏め、ヘアネットを被せてくれました。 そうした後、いよいよラバーマスクを被せられ私は全身ラバー人間になるのかと思うと嬉しくて体が震え、愛液が漏れラバースーツの中で太ももを伝っていくのがハッキリと分かりました。 ラバーマスクは目のところに大きなドットの覗き穴と鼻の穴と口の部分もしっかりと開いているで、視界も呼吸も問題ありませんでした。 腰の辺りから背中を縦に走るファスナーがゆっくりと閉められていくと、背筋が伸び引き締まる思いと共に何とも言えない幸福感が体を駆け巡りました。 「ラバースーツ着てみた感想はどう?」 京子さんにそう話しかけられた私は思わず本音を漏らしてしまいました。 「とても気持ちいいです!」 「そう、良かったわ、やっぱりあなたには素質があるわ」 そう言ってくれた京子さんに私は笑顔で応えました。 それにしてもこのラバースーツは私を採寸したようにピッタリで正直驚きました。 ゴムでできているので多少の伸び縮みがあるとはいえ、凄いピッタリ感と程よい圧迫感と締め付け感が私には堪ません。 そんな全身ラバースーツに包まれた私が自分の体を確かめるように触っていると、京子が私のラバーの体にスプレーをし拭き上げ始めました。 何をしているのか尋ねようとしましたが、すぐに何をしているのか分かったので尋ねるのをやめました。 京子さんにスプレーされて拭き上げをされると、鈍く黒光りしていた私のラバーの体がテカテカと黒光りしていくのです。 「これはね、光沢剤といって、こうしてスプレーして拭き上げると光沢が増すのよ!」 光沢剤を塗られた私のラバーの体はどんどん妖しく黒光りし始めて、あっという間に京子さんの姿が映り込むほどにまでなりました。 私的にはこれでも大満足なのですが、ラバーメイドになるのはこれからです。 まずは白いショーツを渡されて、それを履いていきます。 この白いショーツももちろんラバー製でした。 黒光りするラバースーツのマン筋を隠すように履いたのですが、少し刺激が欲しかった私は強めに引き上げました。 黒いラバーとは違い、白だとマン筋は気持ち目立たなくなりました。 白いショーツを履いた私に次に手渡されたのは、白い半透明のラバーストッキングでした。 黒いラバーの足に履いていくのは変な感じがしますが、履いていきます。 半透明なのでストッキング越しにでも透けて足の5本指もしっかりと確認できました。 ストッキングを太ももの真ん中辺りまで引き上げると、京子さんにガーターベルトを取り付けてもらい、ラバーストッキングがずり落ちないようにしてもらいました。 そしていよいよメイド服と思ったのですが、京子さんがてにしているものはコルセットでした。 なるほど!しっかりと括れを作ってからメイド服を着るのだと私は感心したように頷きました。 この辺りはやはりメイドカフェとは違います。 コルセットを付けてもらい、背中側でしっかりと締めてもらっていると気持ちまで引き締まり、自然と背筋が伸びました。 いよいよ、メイド服。 黒いミニスカートの長袖のワンピースをベースに白いエプロンが一体となったメイド服はスカートの裾や長袖の袖口に白いフリルがあしらわれていました。 首元はハイネックになっており、白い大きなリボンが付いていました。 そんなメイド服を着るのですが、背中側にファスナーはありません。 どうやって着るのだろうと首を傾げていると京子さんが教えてくれました。 「このメイド服は被るようにして着るのよ!」 そう言うと前後を確認した京子さんがメイド服を私に被せてきました。 私は慌ててバンザイする様にして、メイド服に体を通していきます。 胸が少しとハイネックになった首元で少しつっかえましたが、何とかメイド服を着ることができました。 ラバースーツを着て、その上からラバーメイド服を着た私は嬉しくなり、その場で一回転しました。 ミニスカートが捲り上がり、白いショーツとガーターベルトが凄くいい感じだなぁと思いました。 そんなはしゃぐ私を微笑みながら見ていた京子さんが言います。 「夏希ちゃん、まだ終わってないわよ!」 「すみません、テンション上がってしまって、つい… 」 そんなテンションの上がった私を京子さんは諭すと、今度は白いラバー製の太いベルトを私の腰に巻いてくれました。 体はすっかりラバーメイドとなった私だが、コルセットやベルト、それにメイド服を着たことで簡単にはラバースーツを脱ぐことはできなくなってしまいました。 そんな簡単にはラバーメイドから普段の下條 夏希に戻れないにも関わらず、興奮している私がいました。 「これから夏希ちゃんには無個性のメイドになって貰うわね、今は口が見えているけど話せなくなるし、呼吸も苦しくなるけど大丈夫?」 ここまできたら求められる完全なラバーメイドになってみたいと思う気持ちが勝り、恐怖や不安など一切ありませんでした。 不安はないと言いましたが、一つだけ不安が…それはラバースーツを着てから興奮し放しでラバースーツの中が愛液でグチョグチョになっていることです。 脱いだ時に京子さんに叱られないか、それが私の唯一の不安です。 椅子に座らされた私に京子さんが穴の開いた黒いマスクピースを持って近づいてきました。 そのマウスピースにはベルトが付いていて明らかに私の口に取り付けて外れなくすることは一目瞭然でした。 ですが、そんなマウスピースを取り付けられて今から私は話すことも許されなくなるのかと思うとますます興奮してきました。 「夏希ちゃん、少し口を開けて」 そう言われて私が口を開けるとマウスピースが口の奥まで入ってきました。 マウスピースは私の口の中いっぱいを犯し、舌の動きを封じ、口を閉じられなくされてしまいました。 そんなマウスピースを吐き出すことが出来ないように後頭部でしっかりとベルトで固定されました。 こうして私は言葉を奪われてしまいました。 おまけに口からの呼吸も若干苦しくなった様に感じました。 言葉を奪った私に京子さんはラバーマスクを見せてきました。 「次はこれだよ」 そう言って京子さんが見せてきたラバーマスクは見た目は完全にノッペラボウでした。 視界も奪われ、さらに呼吸が苦しくなることも覚悟している私に、京子さんはマスクの内側を見せてくれました。 目と鼻の部分には細かな穴が開いており、光が差し込んでいました。 口の部分も分かりにくいですが、穴が開いているようでした。 「見えにくくなるし、呼吸も苦しくなるけど落ち着いて呼吸したら大丈夫だからね」 京子さんはそう言った後、私にノッペラボウに見えるラバーマスクを被せてきました。 京子さんの言う通り見えにくくなりましたが見えないわけではありません。 呼吸も大きく息をすると、ラバーマスクが張り付いて苦しくなりますが、ゆっくりと呼吸すれば大丈夫でした。 「大丈夫?」 慌てる様子を見せない私を覗き込むようにして京子さんが聞いてきました。 私は「大丈夫です!」と答えようとしましたが、マウスピースで話せなくされていることを思い出し、手でOKサインを作りました。 京子さんは納得したようで笑顔で頷くと、また別の準備を始めました。 次に京子さんが用意したモノは、ラバー製の人の顔の凹凸がしっかりとあるマネキンのようなマスクでした。 「これを被れば、ほぼラバーメイドの完成よ」 そう言ってから、マスクの説明をしてくれました。 「この目の上の部分のスリットが覗き穴になっているのと、口のスリットからも呼吸ができるようになっているからね」 そしてマスクの内側を私に見せてくれました。見た目にはほとんど分かりませんでしたが、マスクの内側からだと光が差し込んで確かに覗き穴も呼吸穴もありました。 京子さんは簡単に説明を終えてから凹凸のあるマネキンマスクの首元を広げて私に被せていきます。 マネキンマスクを被せられている途中は全く見えないし息苦しさはありましたが、すぐに視界と息苦しさは解消しました。 顔に張り付くマネキンマスクを被せられた私は黒光りするお人形さんのような姿に変えられていました。 それはまるで、下條 夏希の存在がこの世から完全に消えてしまったかのように錯覚するほどでした。 しかし、何故か私は奇妙な高揚感に包まれていました。 私はずっとこんな姿になり名前も人権も剥奪され、ただの人形になりたかった。 それが私の幸せなのだと、何故かその時はそう思ってしまいました。 そんなメイド服を着たお人形さんにされた私に仕上げとばかりに、京子さんはハイネックになったメイド服の中へノッペラボウに見えるマスクとマネキンマスクの裾を入れるとそれを分からなくするようにすると黒いベースに白く可愛い柄の付いたラバー製のチョーカーを取り付けてくれました。 最後にラバーでできた黒髪のウィッグを取り付けて無個性のラバーメイドが完成しました。 人の痕跡が一切消えたラバーメイドは過程からも分かるように簡単には中の人にも辿り着けませんし、人に戻ることもできません。 言葉も発せない完全なるラバーメイドとなった私は姿見で自分の姿を確認しました。 鏡の中には全身が黒光りしたラバーメイドが私の方をジッと見ていました。 私が手を上げれば手を上げ、横を向けば横を向き、私と全く同じ動きをします。 それは当然です、鏡に映るお人形さんのようなラバーメイドは私なのですから。 姿見の前で私は楽しくなり自分の動きを何度も確認していると京子さんに声を掛けられました。 「気に入ってもらえたようね、じゃあ簡単に今から仕事の説明をするわね、ついてきて」 そう言って京子さんは控え室を出ようとしました。 私もその後を追いかけます。 控え室の入口には膝までのニーハイブーツが置かれていました。 首を傾げていると京子さんが言いました。 「お店ではそれを履いてね」 そう言われてブーツに足を通したのですがそれもラバー製だったことに驚きました。 それにふくらはぎの内側にファスナーはなかったのですが、私の足をピッタリと包み込みずり落ちてくる事はなさそうでした。 ピンヒールに慣れていない私は始めこそ歩きづらかったですが、それにもすぐに慣れてしまいました。 京子さんから仕事について、いろいろと説明がありましたが、今はメモを取る術もありません。 仕事の流れ、物の配置などを頑張って頭に叩き込むようにしました。 全身をラバーで覆われているのでジッとしていても暑くて自然と汗が滲んできます。 それに息苦しさもありましたが、この感じが大好きな私はここで認められて働かせてもらいたいと思っていました。 一通り説明が終わった後、京子さんが言いました。 「夏希ちゃんには今日は飲み物を運んで貰うだけだから、そんなに必死に覚えなくても大丈夫よ」 “えー!それ早く言ってよー!” そう思いましたが、同時に私の必死さが行動から滲み出ていたのかと思うと少し恥ずかしくなりました。 そんな色んな思いが交錯しましたが当然言葉にできません。 ただ、飲み物を運ぶだけの仕事なら私にでも出来そうだと少し安心しました。 飲み物を運ぶだけでいいと分かりホッとしている私に京子さんが言いました。 「ウェイトレスをしてもらう夏希ちゃんには特別なものを付けてもらわないといけないんだけど… 」 少し言葉を濁した京子さんに私はヤル気を身振り手振りで伝えました。 「夏希ちゃんなら大丈夫そうね」 京子さんは意味ありげにそう言うと、バーカウンターの方へ行くと何かを持ってすぐに戻ってきました。 京子さんの手には箱があり、その箱の上にはゴムのシートの付いたトレーが載っていました。 “なるほど、飲み物のグラスやコップが滑らないようになっていているこのトレーを使って運ぶわけね” その時は単にそう思いました。 しかし、そのトレーをテーブルに置くと箱の中にはあまり見慣れないものがいろいろ入っていました。 到底、普通のウェイトレスが使用する物でない事はすぐに分かります。 編み込めるようになった革製の筒状のもの、2本のチェーンの付いた首輪、1本のチェーンで繋がれた手枷か足枷のようなもの、そして厚みのあるベルトだったからです。 「じゃあ、今から着けていくわね」 そう言うと京子さんは編み込めるようになった革製の筒状のものを手にしました。 そして私の両腕を背中側に回すと、革製の筒状のもので一纏めにしました。 私は両腕を一纏めにされている途中で、これがアームバインダーという腕の拘束具であることに気づきました。 両腕が背中で1本に纏められ締め上げられる度に胸を突き出し姿勢がよくなっていきます。 胸を強調している恥ずかしさと若干の腕の痛みはあったものの、それが気持ちいいと思う自分がいました。 同時にこれでは両手が使えないので、飲み物を運ぶことができません。 “いったい、どうやって飲み物を運ぶのだろう?” そんな私の疑問を微塵も感じる事なく京子さんは箱の中から次に2本のチェーンの付いた首輪を取り出しました。 アームバインダーで腕を一纏めにされた私の首に首輪を取付ける京子さん。 続けて先ほどテーブルに置いたトレーを手にすると、2本のチェーンの先に付いたフックをトレーへと引っ掛けていきます。 それを首輪で下を見るのを制限された範囲で私は見ていることしかできませんでした。 京子さんはトレーを水平にし、何かを確かめるように私の胸の下辺りに触れてきました。 それが終わると今度は太いベルトを手にする京子さん。 そしてその太いベルトを私の一纏めにした両腕ごと胸の下辺りに巻いていきます。 しっかりとベルトを巻かれた反動で体が揺れて水平にしていたトレーがチェーンで垂れ下がり、首輪に繋がったチェーンに引っ張られ首が少し締まりました。 そんな事には気にも留めずに京子さんは太いベルトを巻き終えると、そのベルトの真ん中にある横に走る窪みに私の首から垂れ下がったトレーのチェーンとは反対側の私の体に沿うように湾曲した部分を押し込みました。 『カチッ』 そんな音がしてトレーがしっかりとベルトに固定されました。 トレーは私の胸のすぐ下と首輪から伸びる2本のチェーンの3点で水平となりました。 “なるほど、これなら両手を使わなくても飲み物を運ぶことができる” 私はそう思いました。 最後に京子さんは箱に残った1本のチェーンで繋がれた手枷か足枷のようなもの取り出すと、私の前で屈んで足首に足枷を付けていきます。 飲み物をこぼさないようにゆっくりと歩くためだけ…ではないと思いますがとにかくこのお店でウェイトレスをする時はこの格好なのだと私なりに解釈をしました。 「はい、これで準備は完了ね」 京子さんはそう言った後続けます。 「早速だけど、練習しましょうか?」 声が出せない事は分かっている私は頷こうとしたのですが、それも首輪に阻まれてしまいました。 しかし、私のことを見ていた京子さんは私が頷こうとしていたのを察してくれたので練習が始まりました。 まずはバーカウンター横で待機し、水を注いだグラスを2つトレーに載せてもらうことから始まりました。 「一番奥のテーブルまで運びましょう!」 京子さんにそう言われて私は歩き始めましたが、慣れないニーハイブーツのヒールに加え、見た目よりも遥かに短く感じる足枷同士を繋いだチェーンに阻まれ思うように歩けません。 特に足枷同士を繋ぐチェーンで私はバランスを崩し、グラスを落としそうになりました。 「歩きにくいでしょ、でもお客様の中にはお尻を触ってくる人もいるから驚き過ぎて転ばないようにしてね」 京子さんにそう言われて、その場面を想像してみました。 確かに拘束され、歩幅も制限されたこの状態でお尻を触られれば間違いなく、その手から逃れようとして転倒する事は火を見るより明らかでした。 そんな想像をしている私に京子さんが続けます。 「飲み物をこぼすのも、グラスを割っても仕方ないけど、お客様に飲み物を掛けないようにしてね」 そう言われてもどんな状況でお尻を触られ、自分がその時どんな反応してしまうのかなんて想像できません。 そんなことを想像しながらも、私は歩を進め時間は掛かりましたがなんとか水の入ったグラスを一番奥のテーブルまで水をこぼさずに運ぶことができました。 テーブルには京子さんが座りグラスを受け取ってくれました。 代わりにメモを一つトレーに載せました。 「このメモはね、テーブル番号と飲み物のオーダーが書かれているので、バーカウンターへ戻ったら、バーテンダーが回収してくれるから、じゃあ戻りましょう」 私は頷けないので、体を少しだけ前傾にして京子さんの言葉に応えました。 バーカウンターまで戻りながら京子さんの説明が続きます。 「こうやって戻っている途中も、オーダーのメモを載せられるから落とさないようにね」 私は少しだけ頷いて見せました。 バーカウンターまで戻ると京子さんが説明を始めます。 「飲み物を運ぶ以外はこの椅子に座って待機していてね、バーテンダーが飲み物を置いてテーブル番号を教えてくれるからあなたは言われた通りに運ぶだけよ!」 そう言った後、テーブル番号がどう振られているかを教えてもらいました。 椅子に座りながら京子さんの説明を聞きます。 「誤って飲み物をお客様に掛けてしまった時はお客様のテーブルの横で土下座して謝罪してね、ただお客様によっては謝罪よりも横に座って個人的なドリンクホルダーとして使用する方もいるのでその時は臨機応変にお客様の指示に従って対応してね」 私は2回軽い前傾姿勢を取って、理解したことを京子さんに伝えました。 「お客様への謝罪対応も立派な業務だから、ウェイトレスとして仕事は後回しでいいからね」 私はまた2回前傾姿勢を取りました。 「おはようございます!」 私が一通り説明を受けた後、お店の扉が開いて元気な女性が入って来ました。 「アケミちゃん、おはよう!」 「店長、今日は早いですね」 そんな会話を聞きながら、京子さんが店長だった事を今知りました。 「あっ!新しいメイドさんですか?」 「そうよ、夏希ちゃんっていうのよ、優しくしてあげてね」 「はい!夏希ちゃんよろしくね」 私は軽く前傾姿勢を取りました。 アケミさんは可愛いイメージの女性で顔を近づけて挨拶された私はドキドキしてしまいました。 「じゃあ、私着替えてきます!」 そう言うとアケミさんは控え室の方へ消えていきました。 その後も次々と女性が出勤してきては、京子さんに挨拶をして控え室へと消えていきました。 それからしばらくすると、全身ピンクのラバースーツにラバードレスを纏った女性が戻ってきました。 ラバーマスクからノッペラボウで口だけが露出しています。 「アケミちゃん、今日も可愛いわよ!」 京子さんが褒めるとアケミさんは少し照れたように見えました。 その後は赤や緑、青やオレンジ、紫色のラバースーツにラバードレスを纏って、ノッペラボウで口だけが露出した女性たちが続々と着替えを済ませ控え室から出てきました。 ただ、バーテンダーの女性だけはラバースーツにパンツスタイルにラバーシャツと蝶ネクタイといった風貌でした。 マスクは接客の女性たちと同じくノッペラボウで口だけが露出していました。 「私も着替えないと」 そう言うと京子さんは控え室の方へ歩いていきました。 店内は女性たちの話し声で溢れていましたが、見た目は話し声とは一線を画す姿である事は言うまでもありません。 そして、私がその中で一番異質さを放っている事も。 女性たちが私に話し掛けて来ないのは、話せないのを知っているからでしょう。 仮に話されても対応に困ってしまうので、ソッとしてもらっているので私は安心して待機場所にある椅子に座っていました。 開店時間が近づいてきたのでしょう。 艶やかなラバースーツにラバードレスを纏った女性たちの動きが慌ただしくなってきました。 そこへ黒光りしたラバースーツに黒と赤のラバー製の着物を纏った女性が現れました。 それが誰かは私にでも分かります、京子さんです。 京子さんがラバーの着物姿で現れると、店内の雰囲気が一気に引き締まった空気になり、騒いでいたラバードレスの女性たちにも緊張感が漂い始めました。 皆、京子さんの周りに集まり、私も自然と椅子から立ち上がりました。 「では、今日もお客様をお迎えしましょう!」 着替えている時とは違う気合いの入った京子さんの声に、ラバードレスの女性たちからは「はい!」とビシッと揃った返事をした後、店がオープンしました。 数組のお客様が来店されて店内は賑やかな雰囲気になりました。 すぐにドリンクのオーダーが入り私の出番です。 ゆっくり焦らずドリンクを運ぶとテーブル毎にお客様についているラバードレスのラバーレディがドリンクをトレーから取りお客様の前に差し出していました。 不慣れで歩くのは遅いですが、私は確実に仕事をこなしていました。 お客様が私の体に触れようと待ち構えている時は触られても大丈夫だったのですが、不意に触られるとビクッと大きな反応をしてしまう事もありましたが、何とかドリンクはこぼさずに持ち堪えました。 客席が満席となり、私も徐々に仕事に慣れ、気持ちに少し油断が生じた時でした。 ミニスカートの中に手を突っ込まれて、お尻を鷲掴みにされました。 流石にそれには私も耐えられません。 ビックリして咄嗟に逃げるように早足で歩いたのですが、当然足枷のチェーンが邪魔をバランスを崩してしまいました。 スローモーションで流れる目の前の光景。 顔面から倒れそうになるので、手を出そうとしたが両腕はアームバインダーで使えなくされています。 ゆっくりと床が近づいてきます。 私に残されたのは受け身も取れずに倒れるだけ、目を瞑り体を強張らせることしかできませんでした。 しかし、私は派手に倒れることも体に痛みも走りませんでした。 ゆっくりと目を開けると男性が間一髪のところで私をキャッチしてくれていたのです。 この高級店では珍しくかなり若い男性でした。 この若い男性はハンサムで私の目には輝いて見えました。 ですが、男性は私を助ける際に服を汚してしまいました。 幸い水だったため、大事には至らなかったのですが、私はお詫びとお礼を兼ねて何度も彼に土下座をしました。 しかし、彼は土下座を好まないようで、私を立たせると自分の横に座らせてくれました。 それから彼は閉店まで私を人間トレーとして扱ってくれ、その日の業務を終えました。 京子さんからはいろいろあるけど、うちで働かないかと誘ってもらい、私は笑顔で頷きました。 給料も多くラバースーツを着てラバーメイドになれるこの仕事が私は楽しくて仕方ありませんでした。 そして、初入店のあの日、私を助けてくれた彼についてもだんだんと分かってきました。 彼の父親は資産家で彼に跡を継がせるために、若いうちからいろいろと社会勉強をさせているのだというのです。 そして名前は大手前 和也(おおてまえかずや)さんというところまで知ることができた。 ただ、お店で得た情報は口外できないため、私の心の中に留めている。 それからも度々、父親と彼は来店すると決まって私を人間トレーとして使用してくれました。 どんどん彼に惹かれていく自分に気づいていましたが、資産家の跡取りと高校生のアルバイトでラバーメイドをしている自分とは釣り合わないことは明白でした。 それでも彼と一緒に過ごせる時間は私に取っては至福の時間でした。 何度目かの来店から、私の思いが通じてきたのか彼が私の体に触れるようになりました。 始めはミニスカートから出た太ももを少し触る程度でしたが、最近では周りが会話で盛り上がっている時に彼の手は私のミニスカートの中まで入ってきて、私のお股を弄るようになりました。 もちろん、何重ものラバーに覆われているので気持ちいいとは言えませんが、それでもマン筋に沿って彼に弄ってもらっているだけで私は幸せでした。 そんなラバーメイドになって夢心地でいる私でしたが、仕事をしながら不思議な感覚が私の中にはずっとありました。 それはラバースーツをこのお店に来る前に着たことがあるような奇妙な感じがするのです。 憧れはしていましたが、着たことがないはずなのに… 。 そんなモヤモヤも、今日も彼に、和也さんに会えるかもしれないと思うとどこかへ吹き飛んでいました。 それでも仕事を終えて家に帰り着く頃には【ラバースーツを着るは初めてではない】、【以前にも何処かで着たことがある】そんな感じが付きまといました。 中学生の時の記憶を必死に思い返してみましたが全く思い当たりません。 そして、ハッとしました。 小学6年生の記憶はあるのに、小学5年生の時の記憶がスッポリと抜け落ちていたのです。 いくら思い返そうとしても思い出せません。 高校でも暇さえあれば小学5年生の時、私はいったいどのように過ごしていたのか思い出そうとしました。 目を瞑って思い返そうとしながらそんな事を学校でも考えながら人とぶつかってしまいました。 相手は男子生徒で私だけが転倒しました。 「大丈夫ですか?」 考え事をしながら目を瞑って歩いてた私に優しく声を掛けてくれる男子生徒を見て私は固まりました。 驚きで声も出ません。 そこにいたのは私が思いを寄せる資産家の跡取り、大手前 和也さんだったからです。 「だっ、だっ、大丈夫です、すっ、すっ、すみません私の方こそ… 」 いつもはラバーマスク越しに見ていた和也さんが目の前にいて緊張し過ぎて上手く言葉が出てきません。 そんな私に和也さんは手を差し伸べてくれました。 私は生で和也さんの手に触れ、起こして貰いました。 嬉しすぎて顔が真っ赤になっているのが自分でも分かります。 そんな私に和也さんは心配そうに尋ねてくれました。 「顔が凄く赤いよ!熱あるんじゃないかなぁ、保健室へ行こう!」 そう言うと私の手を引いて保健室の方へ歩き出しました。 私は少しでも長く和也さんと一緒にいたくて手をギュッと握って保健室へ連れて行ってもらいました。 残念ながら、和也さんとはここまで、私は保健室の先生に引き渡されました。 和也さんの影響で顔を真っ赤にしていた私はすぐに赤みが引いていきました。 体温を測ってもらいましたが、もちろん熱はありません。 それでも念のため1時間ほどはベッドで休んでいくように先生に勧められました。 保健室のベッドで1人横になりながら思うことはやはり和也さんの事。 そして、いつもお店に来ても彼がお酒を飲まない理由が分かりました。 和也さんは私と同じ学校の高校生だったからです。 和也さんとラバーメイドとなった自分の姿を想像していた時でした。 頭の中に閃光が走ったかのように、小学5年生の時の記憶がフラッシュバックしました。 ベッドで体を起こした私の頭の中には小学5年生の時の記憶が溢れるように、かつ鮮明に甦ってきました。 あれは確か小学5年生になってすぐの時でした。 ご近所に縁と書いて【ゆかり】と読む、家族が引っ越してきました。 当時11歳だった私よりも5歳年上のまどかお姉ちゃんに私は遊んで貰うことがありました。 お姉ちゃんが欲しかった私にとってまどかお姉ちゃんと一緒にいるのが楽しく、またまどかお姉ちゃんも私を妹のように可愛がってくれました。 そんなある日、学校の帰りにたまたま、まどかお姉ちゃんを見かけた私は嬉しくて後を追いかけました。 まどかお姉ちゃんは工場の中へ入って行ったので私も後をついていきました。 工場内でまどかお姉ちゃんの姿を見失いましたが、地下へ階段を見つけ恐る恐る降りていきました。 地下には広い空間が広がっており、見下ろすとそこにはまどかお姉ちゃんと同じくらいのお姉さんが数人いて、その誰もが裸でフレームの様になったベッドに横たわっていました。 頭まで紙のようなもので覆われた人と思しき人たちがお姉さんたちの口に何かを詰めたかと思うと、透明のシートを被せました。 するとお姉さんたちの体に透明のシートが張り付き、まるで真空パックされた魚のようになってしまいました。 私はその様子を固唾を呑んで見ていました。 真空パックされたお姉さんたちの口にはホースのようなものが取り付けられたかと思うと、ベッドのフレームごとクレーンで持ち上がりました。 それはまるで額に入った絵のようになって運ばれていきます。 そしてそのまま黒いドロドロとしたものが入った水槽に浸けられました。 お姉さんの口から伸びるホースが水槽には浸かっていないので、呼吸は心配ないと思いますが… 。 しばらくして黒いドロドロとしたものが入った水槽から引き上げられたお姉さんはもはや人には見ないただの黒いフレームになっていました。 フレームの中心が人型になっていて、付着した黒いものがテカテカしていました。 そんなテカテカした黒いもののようになったお姉さんの姿になぜか見惚れていました。 黒いドロドロとしたものが入った水槽の上で付着した液がある程度水槽に戻ると、そのお姉さんは次の工程へ。 そしてまた別の真空パックされたお姉さんが黒いドロドロした水槽へ浸けられていました。 黒いフレームとなったお姉さんは次に白いドロドロとした水槽に浸けられ、さらに黒いドロドロとした水槽に浸けられていました。 3つの水槽に浸けられた後、ベルトコンベアの上に横たわれる形で置かれたフレームから黒光りし到底人には見えない姿となったお姉さんだけが外れて仰向けに横たわりました。 “凄く綺麗!私もあんな姿になってみたい!” そんな衝動に駆られ、黒光りするマネキン人形にされたお姉さんに視線を注いでいました。 フレームはそのままクレーンで吊り上げられて移動していきます。 黒光りするマネキン人形の様になったお姉さんはベルトコンベアで流されていきます。 口から伸びる呼吸用のホースを切断されたり、股の辺りで処置を施されながら運ばれていきます。 コンベアが止まると、黒光りするマネキン人形にレザーが照射されてスキャンされました。 スキャンが終わるとコンベアがまた移動し次の工程ではプレス機の様なものが上下からお姉さんをプレスしてしまいました。 “お姉さんは大丈夫なのだろうか” 心配しつつもドキドキしながら見守っていると、プレス機が上下の隙間から白い蒸気を吹き出しながらゆっくりと開きました。 出てきた黒光りするマネキン人形にされたお姉さんはメイド服を着せられていました。 絵や柄などのプリントではなくフリルなど立体的なもので、上下から挟む形で着せられたのでしょう。 よく見るとショートブーツを履いて、頭にはホワイトプリムも取り付けられていました。 プレス機で挟み込む形で、着せられたという事は簡単に脱げない、もしくはもう一生脱げないのではないかと思うと私のお股が熱くなるのを感じました。 そんなメイド人形にされたお姉さんはまたコンベアで移動していきます。 移動した先でお姉さんの左胸と背中に刻印が押されました。 【K-0157】 そして 【QRコード】 ハッキリと刻印は見えましたが、意味は分かりませんでした。 その時、背後から声を掛けられました。 「夏希ちゃん、何しているの?」 後半につづく

無個性ラバーメイド【前編】

More Creators