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10.映画 無個性ラバーメイド【メイキング:S-0003製造工場説明編】

宣伝撮影に出掛けて製造工場に着く頃に、咲希ちゃんの様子がおかしくなっていました。 それを石神さんに告げると、石神さんは咲希ちゃんの手を取りロケバスを一目散にに降りていきました。 私も咲希ちゃんのことが心配になり後を追いかけます。 石神さんが咲希ちゃんを連れてきたのは、撮影現場の廊下のような場所でした。 そこには低い位置にチューブが並んでいました。 石神さんは手前から3つ目のチューブのところへ咲希ちゃんを連れていくとラバーメイドのスカートを捲り上げて何か説明していました。 咲希ちゃんは白いラバーのショーツを下げると、壁から生えたチューブを自分のお股に押し当て、その上にあるボタンを押しました。 遠くで吸引するような音が聞こえたかと思うと、咲希ちゃんは体を反らせて震えていましたが、程なくして吸引音はなくなり咲希ちゃんの震えも止まりました。 私は石神さんに尋ねました。 「咲希ちゃんは何をしてたんですか?」 「ああ、あれはね… 」 石神さんが何か話そうとした時、咲希ちゃんが石神さんの口を塞ぎました。 「あ、ごめんね、南川さん恥ずかしいみたいだから… 、それにもうすぐ撮影が始まるから戻りましょう!」 そういって石神さんは濁しましたが、私には咲希ちゃんが何をしたのか何となく分かりました。 撮影現場に戻る途中で、先ほどと同じような廊下を通るとそこには先ほどとは違い、上の方にチューブが生えていました。 そこに咲希ちゃんはマウスピースの口を繋ぐとその下のボタンを押しました。 見ていると咲希ちゃんの喉が動いています。 “なるほど、そういうことね” つまり、ここはラバーメイドにされた人が飲み物を飲んだり、排泄ができる場所のようです。 廊下には多くのチューブが生えていますが、実際に使えるのは1つか2つのようでした。 本格的に作り込んでいる事に驚きながらも見学できる位置へと戻り撮影が再開しました。 「よーい!スタート!」 ーーーーーーーーーー 【「おかえり夏希ちゃん、いやS-0003、今日からあなたは製造番号S-0003番よ」 不敵な笑みを浮かべ私を見下ろす、まどかお姉ちゃん。 そんな私の首に首輪を取り付けるまどかお姉ちゃん。 そして説明を始めました。 「今、取り付けた首輪は逃亡防止及び懲罰用の電流首輪流れ、GPSが仕込んであるので逃げてもすぐに捕まえにいくからね、ちなみに外そうとすると電流が流れるから気をつけてね」 そう言うと、まどかお姉ちゃんは私の目の前で何かのスイッチを押しました。 途端に体に電気が流れ、私は体に力が入らずその場に座り込みました。 それに全身がピリピリして上手く動きません。 「こんな感じで電気が流れるからね、立って!」 そう言われても、体が痺れて上手く動きません。 そんな私の目の前にスイッチをチラつかせるとまどかお姉ちゃんが言いました。 「早く立たないともう一度押すよ」 静かなトーンでそう言われて、私は慌てて立ち上がりました。 ふらふらする私の体を支えてくれたまどかお姉ちゃんが説明を続けます。 「S-0003には刻印の確認作業をしてもらいます、製造されたラバーメイドに刻印された製造番号とQRコードが不鮮明な時、手を上げるだけよ!」 「ちなみに製造番号の始めのアルファベットはSが小学生、Cが中学生、Kが高校生、Dが大学生、Wが社会人だから覚えておくように」 “私は小学生だからSなんだ、あの時見たお姉さんの製造番号はKだったから高校生という事になるのだろう” 「S-0003、私について来て」 そう言われ私はついて行くしかありません。 従わなければきっと、また首輪に電流を流されてしまいます。】            ーーーーーーーーーー 由香里ちゃんもそうですが、それより咲希ちゃんが凄いなぁと私は感心していました。 先ほどまで一緒に宣伝撮影で出掛けていて、戻って来てから程なくして撮影が再開されたからです。 特に咲希ちゃんはゴム人間、そしてラバーメイドにされてからかなりの時間が経っています。 咲希ちゃんより先にゴム人間とラバーメイドにされたお姉さんたちは先ほど私に手を振って帰っていきました。 しかし、咲希ちゃんの撮影はまだ続くので当然ゴム人間のまま、ラバーメイド姿でいなければなりません。 でも、そんな咲希ちゃんを羨ましく思いながら、私はお股を濡らし続けていました。 撮影は咲希ちゃんの首輪に逃亡防止及び懲罰用の電流首輪を取り付けるシーン。 先ほどまで和気あいあいと宣伝活動をしていた思えないほどの演技をする2人に魅せられてしまいます。 そこへ石神さんがやってきました。 「さっきはありがとう、宣伝用の撮影バッチリだったよ!」 どうやら石神さんは撮った映像のチェックをしていたようです。 「逃亡防止の首輪のシーンね、玉井さんには知らされていないけど、あの首輪本当に電流が流れるのよ」 サラッととんでもない事を言う石神さんに私は驚きつつも尋ねました。 「えっ!咲希ちゃんのは… 演技じゃないんですか?」 由香里ちゃんがスイッチを押すタイミングに合わせて、咲希ちゃんが痛そうにうずくまる演技、その後も本当に電流が流れたかのような演技が凄いと思っていたのですが、そうではなかったようです。 咲希ちゃんは本当に痛みに耐えながら演技をしているのです。 しかも、ゴム人間にされて痛みを伝える術も奪われているのです。 スイッチを押すと脅されてオドオドとしている咲希ちゃんは電流が流されないか恐怖からの自然な反応だったのです。 ビクビクしながら由香里ちゃんの後をついていく咲希ちゃんはいつ押されるとも分からないスイッチを凝視していました。 次のシーンのため移動します。 やって来たところは宣伝撮影を終えて戻ってきた時、咲希ちゃんが飲み物を飲んでいた場所でした。 準備が整ったようで撮影が再開します。 「よーい、スタート!」 ーーーーーーーーーー 【まどかお姉ちゃんに連れて来られた場所は通路のような場所でした。 そこには左右にズラリと壁からチューブが等間隔で生えていました。 チューブの下にはボタンが一つだけあります。 “これはいったい何だろう?” と首を傾げていると、まどかお姉ちゃんが説明を始めました。 「通路の左側が水、右側が流動食で口を接続したら飲食ができるから」 そう言うと、まどかお姉ちゃんは私の首輪を引っ張り左側のチューブに私の口を接続しました。 途端に呼吸ができなくなる中、チューブの下のボタンをまどかお姉ちゃんが押すと水が流れ込んできました。 「止める時はもう一度押す」 そう言ってボタンを押すと水が私の口に少しだけ入ってきて止まりました。 「同じようにすれば流動食も食べられるから」 何となくですが、徐々にまどかお姉ちゃんの口調がキツくなってきたように思いました。 おそらく、もう私は夏希ではなく、ラバーメイドS-0003として扱われているのだと感じ始めていました。 「あと、ラバーメイドは立ったままで座らない事!」 私は語気を強めた、まどかお姉ちゃんの言葉に頷く事しかできませんでした。 「ついて来て!」 私はオドオドしながら、まどかお姉ちゃんの後について行きます。 飲食のチューブが生えた通路の先の自動ドアを抜けると、そこも通路でしたが左右の壁に棺桶の様なものが立って並んでいました。 “何をするスペースなのだろう?” 私が疑問に思い、また首を傾げていると、まどかお姉ちゃんが説明を始めました。 「ここはラバーメイドの寝室、立って寝るのよ!」 そう言われても立って寝たことはありません。 私はただ突っ立っていると、まどかお姉ちゃんが言いました。 「S-0003、そこへ入りなさい!」 私はまどかお姉ちゃんが指差す棺桶へと入りました。 「寝る時はこのボタンを押す!」 そう言って、まどかお姉ちゃんがボタンを勢いよく押しました。 途端に左右から白いテープのようなものが飛び出してきたかと思うと、私の体に巻きつき締め上げていきます。 首から下がミイラのようになり、全く身動きはできませんがこれなら立ったままでも眠れそうだと思いました。 「仕事が終わった後、飲食と排泄を済ませたら、こうする事、就寝時間になったら眠くなるマスクを被せて蓋を閉じてあげるから」 まどかお姉ちゃんはミイラのような白いテープがグルグル巻きになったマスクを持っていました。 ミイラにされて棺桶の蓋を閉じられれば完全にミイラだなぁと思いました。 「時間が経つと体を拘束しているテープが外れるから、ただ役に立たないラバーメイドのテープは外れないから、しっかりと働く様に」 そんな意味ありげな言葉を残し、まどかお姉ちゃんは何か操作をすると、棺桶の中でミイラにされていた私の拘束が解けました。 「S-0003、ちょうどいい機会だから、しっかり働かなかったラバーメイドの末路を見せてあげましょう」 まどかお姉ちゃんにそんな感じで丁寧に言われると、怖さを感じてしまいます。】            ーーーーーーーーーー 飲食用のチューブが生えた通路のシーンの撮影が始まりました。 由香里ちゃんは演技をしているのですが、咲希ちゃんは演技ではなく本当に怯え震えていました。 そんな咲希ちゃんの首を掴んで口をチューブに接続すると、由香里ちゃんがボタンを押して咲希ちゃんに水を流し込みました。 水を流し込まれた咲希ちゃんは少し咽せたようになっていましたが声は出ません。 それを見た由香里ちゃんは心配そうに咲希ちゃんを見ていましたが、咲希ちゃんは電流を流されないかと怖くて由香里ちゃんの方が見れないようでした。 そんな咲希ちゃんの演技ではない本気のリアクションの中、撮影は続いていきます。 由香里ちゃんに怯え切った咲希ちゃんを連れてまた移動します。 棺桶の様なものが並んだ通路へ移動しても、咲希ちゃんはいつ首輪に電流が流されるのかとビクビクしているのが見ていて分かりました。 それが作中で小学生の夏希がまどかお姉ちゃんに怯えているように上手く表現できていると思いましたが、ゴム人間のラバーメイドにされて首輪から電流を流される咲希ちゃんの身になると気の毒で仕方がありませんでした。 そんなビクビクした咲希ちゃんに棺桶の並んだ通路が寝室であることを告げた由香里ちゃんの演技の後、棺桶に入るように言われた咲希ちゃんは相変わらず怯えたまま指示に従います。 そこで一旦カットが掛かると、スタッフが何やら準備を始めます。 棺桶の下辺りに置かれていた白いテープを解した後、撮影が再開しました。 「寝る時はこのボタンを押す!」 そう言って由香里ちゃんが棺桶内のボタンを押すと、棺桶の後ろ側に回ったスタッフが白いテープを引き上げた後、引っ張り咲希ちゃんの体を棺桶に固定する形でミイラのようにしていきました。 いかにも左右から白いテープのようなものが飛び出してきて咲希ちゃんの体に巻きつき締め上げたようなシーンを撮影した後、またカットが掛かります。 一度棺桶から出ると、スタッフが咲希ちゃんの体を白いテープでグルグル巻きにしていきます。 そして再び棺桶へと戻してから、スタッフが後ろ側へと回り込み先ほどと同じ様に引っ張り、いかにも飛び出してきた白いテープで拘束されたように見せたのです。 その後は由香里ちゃんの説明シーンを撮り終えると一旦休憩となりました。 休憩にはいったのですが、首輪に電流を流された恐怖からか、咲希ちゃんは由香里ちゃんに近づこうとはしませんでした。 私のところへ甘えるようにやって来た咲希ちゃんを事情を知る私は快く受け入れました。

10.映画  無個性ラバーメイド【メイキング:S-0003製造工場説明編】

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