翌朝、ラバーホステスから部屋着に着替えた百合子は俺に甘えてきた。 昨日の茶巾縛りが相当気に入ったらしい。 また、やりたいと思ってくれたのは願ったり叶ったりだ。 今度は呼吸用のチューブ付きのラバーマスクを被せて、茶巾から呼吸用のチューブだけ出して、俺の手で呼吸制御してやるのも楽しいだろうと考えた。 これで着ぐるみフェチについては完全に回避できたと思っていたのだが、朝食を食べながらまたもフェチの話へ。 そして百合子は俺の全てを知りたいと言い出して、俺にはまだ他にフェチがありそうだと詮索してきた。 女性の勘は鋭いと思いながらも誤魔化していたのだが、結局上手く誘導されてしまい俺は着ぐるみフェチを告白した。 さらに他のフェチがないかと追求されたが、流石にもう隠し事はない事を伝えるとようやく百合子は納得してくれた。 だが、ここから着ぐるみフェチの追求が始まる。 「着ぐるみってどんなのがいいの?」 テーブルに肘をついて手のひらに顔をのせ、屈託のない笑顔で聞いてくる百合子。 「うーん!」 ワザと俺が焦らしていると百合子の方から入りたい着ぐるみを話し始めた。 「私なら可愛いワンちゃんがいいかな?今ってリアルなイヌの着ぐるみがあるみたいで… 」 確かに少し前にリアルなイヌの着ぐるみがテレビでも紹介されていた。 大きさはさておき、かなりリアルだったのを覚えている。 俺の頭の中ではラバーのヒトイヌスーツに閉じ込めた百合子にリアルなイヌの着ぐるみを着せて、部屋の中を散歩させたり、ケージに閉じ込めてエサを与える画を想像して興奮してしまう。 「俺はリアルでグロい感じの… 」 百合子のリアルなイヌの着ぐるみに引っ張られてつい、先日いろいろあったガルベロスを思い出して興奮気味に話し出している自分に気づいて途中で止めた。 「へぇ稔もリアルな着ぐるみが好きなんだ」 「うん、そうそう、リアルな着ぐるみなのに人が入っていると思うと興奮してしまうんだ」 「ふぅ〜ん、そうなんだ、リアルな着ぐるみだと恐竜の着ぐるみもよく見るよね、アミューズメントパークとかで動いてるの見るけど、あんな感じのも好きなの?」 「うん、そうだね恐竜とかも凄く刺さるよ、他には… 」 そう言い掛けたが後が続かかったが、何とかリアルな着ぐるみが好みだという事はバレたが、グロいまでは聞かれなかったようで安心したのもつかの間。 「ねぇねぇ、グロいってどんな感じなの?」 「えっ、あっ、うーんどんな感じって言ったら伝わるだろう?」 俺は必死に頭を回転させたが焦っているので適当な例を挙げられなかった。 額に汗が滲んでくる。 そんな動揺を隠せない俺に百合子が言った。 「ウルトラマンに出てくる怪獣でリアルでグロい怪獣もいるよね」 「そうそう、それそれ!」 俺は百合子に誘導されて、ウルトラ怪獣が好きな事を告白するのだった。 それだけで収まると思っていた俺なのだが、今度はタブレットを取り出してウルトラ怪獣の検索を始めた。 俺の好みの怪獣をとことん調べようとしているのだろう。 古いウルトラマンではいかにもといった怪獣が多いことから、新しいウルトラマンから検索を始めた百合子。 俺も知らなかった俺の心を揺さぶる怪獣もいた。 そして、ガルベロスが出た時、タブレットをスワイプする百合子の手が止まった。 俺は画面を見ていて気づいていなかったのだが、百合子はずっと俺の顔を、表情を見ていた様だった。 「へぇ、これが稔の好きな怪獣なんだね、何ていうの?」 「えーっと、ガルベロスだったと思うよ」 それとなく名前を答えたつもりだが、そこには全く触れずに百合子が聞いてくる。 「どの辺りが好きなの?」 そう聞かれても困る。 正直、ショーで女の子がこんな凶暴そうでグロい感じの怪獣の着ぐるみを着せられている事に興奮するとは答えられないから。 「うーん、妙にリアルな感じに作られているところかな」 「見た目は凶悪そうだけど、腰が括れてて女性みたいだから稔は好きなのかと思ったよ」 なかなか鋭いところを突いてくる百合子に苦笑いしながら、ガルベロスの話はなんとか回避できた。 そして、百合子からも意外な告白が… 、それは百合子も着ぐるみには興味があるという事。 そして俺と同じくリアルな着ぐるみに興味があるという事だった。 どんな着ぐるみを着てみたいのか聞いてみたのだが、顔を真っ赤にして答えずに下を向いてしまった。 「百合子、ヒントちょうだい、ヒント」 そう言うと百合子は顔を真っ赤にしたままヒントを出してくれた。 「えーとね、人の形はしていないかな」 そのヒントで俺が想像したのは、昆虫みたいな虫の着ぐるみだった。 虫なら人の形はしていない。 でも、恥ずかしくなるくらいだから… 、もしかして… ! 俺が予想したのはリアルなゴキブリの着ぐるみ、少しマゾっ気のある百合子ならゴキブリの着ぐるみを着て蔑まれたいと思っているのではないと考えた。 だが、顔を赤らめるほど恥ずかしい事ではないような気もする。 取り敢えず俺の予想した事を百合子にぶつけてみた。 「もしかして、昆虫というか虫の着ぐるみだったりする?」 「ううん、違うよ」 百合子はそう答えただけで顔を赤らめた。 「他のヒントはないの?」 「人の体の一部かな?」 そう言うと百合子はますます顔を赤らめた。 “もしかして!?” そう思った俺はスマホでネット検索してある着ぐるみに辿り着いた。 それを百合子に見せてみた。 百合子は今まで以上に顔を真っ赤にし、俯き加減で頷いた。 百合子が着たい着ぐるみはペニスの着ぐるみだった。 リアル過ぎるペニスの着ぐるみの画像は顔出しタイプのもので、足は完全に隠れ、腕もなかった。 「顔出しは恥ずかしいから肌色のラバーマスクを被って… 、大きなコンドームを被せて呼吸制御して欲しいな」 血管まで再現されたリアル過ぎるペニスの着ぐるみを全身肌色のラバーマネキン人形姿となった百合子に着せた画を想像しただけで勃起してきた。 見た目に巨大なリアルペニスが床に転がってウネウネと動くさま、さらにそのリアルペニスにコンドームを被せて呼吸制御してやると、苦しさからコンドームと床が擦れて『ピチッ、パチッ』という音を繰り返して蠢く姿が容易に想像できた。 ズボンの中で行き場を失った勃起した俺のペニスのポジションを替えていると、百合子が立ち上がった。 「ビチョビチョだからトイレ行ってくるね」 そんな言葉だけ残して百合子はトイレへと走っていった。 百合子もリアルペニスの着ぐるみを着せられて呼吸制御されている自分の姿を想像して堪えきれなくなったのだろう。 俺も百合子同様に想像だけで我慢できなくなっている。 近くにあったティッシュを手にすると、ギンギンに勃起したペニスを取り出してオナニーした。 それでもトランクスはかなり湿っていた。 あのまま放置していたら、トランクスの中でぶちまけて大変な事になっていただろう。 俺が後始末を終えて、しばらくすると百合子がトイレから戻ってきた。 そんな百合子を抱きしめて言った。 「リアルなペニスの着ぐるみを買おう!」 「そして、リアルペニスになった百合子をいっぱいイジメたい!」 俺も百合子も笑顔になりもう一度抱き合った。 気を良くした百合子が言った。 「今日は1日ラバースーツ着てあげるよ、稔はどんな格好がいい?」 「うーん」 少し迷ったフリをするが、実は決まっている。 「昨日のラバーホステスで、ラバーマスクも被って欲しいな」 「うん、分かった」 そう言うと浴室へ向かう百合子。 昨日着たラバースーツは洗って干しているのだろう。 そんな百合子に言った。 「目の前で着替えてよ!」 「えー!」 こちらを見て顔を赤らめる百合子だったが、こう言った。 「稔も手伝ってね」 「もちろん!」 そう言うと百合子はラバースーツなどの着替えを取りに行った。 その日、百合子はラバーマスクまで被ったラバーホステスで俺にご飯を作ってくれたり、一緒にテレビを見たり、もちろんベッドで絡みあったりと俺を満足させるべく、一日中ラバーホステスとしてサービスしてくれた。 深夜までラバーホステスでいてくれた百合子がシャワーを浴びている間、何気なく点けたテレビを見て俺は固まった。 そこでは百合子が着てみたいと言っていたリアル過ぎるペニスの着ぐるみを販売していたから。 しかも、肌色のラバースーツもセットで、巨大なコンドームも付いてくるというのだから、百合子のためにも買うしかない。 そう思った俺は早速電話で購入した。 スマホでリアルペニスの着ぐるみ動画を撮り、出てきた百合子を喜ばせようと動画を見せた。 百合子は顔を赤らめながらも、目を輝かせて動画を見ていた。 そんな百合子に購入した事を伝えると俺に力一杯抱きついてきた。 ただ、届くのは土日のどちらかで朝早い時間にここへ届く事も伝えると百合子は喜んで俺にキスをしてきたほどだった。 商品が届くのは約1か月後、今からリアル過ぎるペニスの着ぐるみが届くのが俺も百合子も待ち遠しくて仕方なかった。 つづく