ラバーフェチの俺、坂下 翔(さかしたかける)は妻 坂下 理央(さかしたりお)にその事を思い切って打ち明けた。 ドキドキしながら打ち明けたのだが、意外にも理央の反応はノーリアクションに近かった。 そんな理央に俺はラバースーツを購入してもいいか尋ねてみた。 だが、理央から値段の事を聞かれることも咎められる事もなかった。 こうしてラバースーツを手に入れた俺は理央が先に寝た日を狙ってラバースーツに着替え、一人楽しんでいた。 他人にフェチは理解されない、俺も他人のフェチを理解できない事があるので当然だと思う。 なので、理央にもそれを強要しようとは思っていない。 それでも俺は満足だった。 そんなある日、夕飯で酒を飲んで気分の良くなった理央が話し掛けてきた。 「翔、前になんとかスーツ買うって言ってたけど… 」 「うん、買ったよ」 「ねぇ、どんなの?見せて見せて!」 「いいよ、持ってくるよ!」 俺は理央が少しでもラバーに興味を持ってくれればいいなぁぐらいに思い、ラバースーツを取り行こうとした。 そんな俺に理央の言葉が追いかけてきた。 「翔が着たところ見せてね!」 「え、あ、うん、時間掛かるけどいい?」 「いいよ!待ってる」 かなり機嫌の良さそうな理央の返事を聞いて、一瞬ラバースーツを着ていこうかどうか迷ったが、理央に興味を持ってもらいたい、そして普段でも理央に隠れて着なくても済むかも知らないと思いラバースーツを着る事にした。 ラバースーツだけでなく、ラバーマスクなどのグッズも全て着けた俺は理央の下へと向かう。 着替える前も着替えている最中もずっとドキドキし放しだった。 理央からの申し出であったものの、実際に見たらどんな反応をされるか分からなかったので。 だが、ラバースーツを着て肌の露出の全くない全身ラバーに包まれると、なんだか気分的に強くなった気がしてドキドキも治っていた。 リビングで待つ理央はソファーに寝っ転がってテレビを見ていた。 そんな理央に声を掛ける。 「理央、お待たせ!」 くぐもった俺の声に理央は反応し、体を起こして俺の方を見てビクッとした。 それはそうだろう、黒光りした人に見えないモノが立っているのだから。 それが自分より大きな男だったら尚更だ。 理央はビックリした表情でしばらく俺を見ていたが、ようやく口を開いた。 「かける?」j 「そうだよ!お待たせ」 俺がそう返事を返すと理央は駆け寄ってきた。 そして俺の周りをぐるっと回って言った。 「人じゃないみたい!凄い!」 「触ってもいい?」 「どうぞ!」 俺の体を不思議そうに触れる理央の手で感じてしまう俺だったが、それをジッと耐えた。 「これって苦しくないの?」 まず始めに理央が注目したのは俺の顔、つまりマスク部分だった。 ノッペラボウで見た目には覗き穴も呼吸穴も見当たらないマイクロホールマスクを俺は被っている。 さらに俺は理央を驚かせようと思い、マイクロホールマスクを被り、タンクトップとフードが一緒になったモノを被った上からさらにマイクロホールマスクを被っている。 そのため顔の凹凸も見当たらないほどになっていた。 そのため、かなり視界は悪く、呼吸も苦しいのだが、それが俺には堪らなく気持ちのいいものだ。 このフガフガする感じがなんとも。 そんな説明はさておき、不思議そうに俺の顔に触れる理央。 マイクロホールマスクを二重に被っているので、俺の顔の凹凸もなくなりノッペラボウ感は増している。 そんな俺の顔を触り続けていた理央だが、俺の手を取りソファーへと引っ張って行く。 そしてそのまま俺をソファーへと押し倒し、覆い被さってきた。 「凄いねぇ翔、人の温かみはあるのにモノみたいだよ」 そう言うと抱きついて俺の唇にキスをしてきた。 そんな理央に合わせるようにラバー越しに唇を重ねたが舌は絡められない。 それでもラバーマスクを被って理央とするキスは最高だった。 しばらく、唇を重ねていると理央の手が俺の乳首へと伸びてきた。 男の小さな乳首を弄り始める理央。 乳首を弄られピクピクと反応してしまう俺に気を良くしたのか、理央の唇は俺の唇から離れて俺の乳首へと移行する。 それがまた気持ち良くて体を反りかえらせてしまう。 キスをし始めた時から勃起し始めた俺のペニスはもうギンギンに勃起している。 当然、俺の勃起に気づいた理央は下半身の方へと下がっていき、すぐにクロッチファスナーを見つけた。 それを開いてすぐに驚きの声を上げた。 「うわっ、ココも!?」 理央が驚くのも無理はない。 俺はペニスケース付きのラバーパンツを履いているのだから。 理央からすれば俺のペニスが飛び出すと思っていたのが、黒光りするペニスが飛び出してきたので当然驚いた。 だが、理央はそんな黒光りした俺のペニスを口で咥えた。 そして、手と口の両方を使って扱き始める。 「あっ、ちょっと理央、待って!」 俺の言葉を聞くはずもない理央はどんどんペニスを扱くのを加速させていく。 そして俺はあっという間に逝ってしまった。 逝った後も俺の精液を絞り出すように扱く理央に俺はただただ身を任せた。 まだ、呼吸の落ち着かない俺の視界に入ってきた理央は言った。 「今、翔くんはどんな顔をしているのか見てみましょう」 そう言って俺のマスクに手を掛けて、脱がせていく理央の顔は俺の蕩けた顔を期待しているようだった。 ノッペラボウにしか見えないマスクを外した理央は俺の顔を見てまた驚いていた。 してやったりの俺に対して、理央は俺に軽くキスをしてから言った。 「翔のバカ!でもラバースーツ姿素敵だよ!」 「ありがとう!」 そう言って俺は理央をギュッと抱きしめた。 理央はラバースーツ姿の俺に抱かれたまま、体を揺らし始めて何かしている。 「どうしたの?」 そう聞くと理央は顔を紅潮させて言う。 「翔、しよ!」 そう言った後、抱きしめている俺の腕を解いて体を起こす理央。 理央は部屋着のジャージと下着を脱いでいた。 同時に元気を取り戻しつつある俺のペニスをギュッと握ると、腰を浮かせて自分に挿入し、俺の腹の上で天を仰いで喘ぎ声を上げ始めた。 俺の胸に手を置いて体を反らせて喘いでいた理央が言う。 「ねぇ翔が上になって!」 俺は理央を仰向けに寝かせ、入れ替わる形で俺が上から覆い被さり腰を振る。 理央の両手首をバンザイさせてソファーへ押し付けて、抵抗できないようにしてから腰を激しく振った。 「あっ、ダメっ、イクぅ、イクぅイクイクぅぅぅ!」 一際大きな声を上げ、大きく体を跳ねさせて理央は逝った。 理央がすぐに逝ったのは検討がついている。 レイプされているようなシチュエーションを好む理央、俺の全身黒光りするラバースーツ姿がツボにハマったのだろう。 理央は自分の知らない全身黒光りするラバー男に無理矢理犯されるというシチュエーションを妄想したに違いなかった。 これもまた一つのフェチだろう。 蕩けたような表情の理央に覆い被さるようにして抱きつき、しばらくそのままでいた。 俺にとっては最高の時間だった。 つづく