院長と私は車から降りて古民家の玄関に向かいました。 これまでの院長からの説明で、これから行われることについて大方解ったつもりでしたが、ここで私は肝心のアシスタントの女性は何処にいるのだろうと思い巡らせていました。
すると、玄関の前で院長が立ち止まり、「 ところで T & Y さん、恐れ入りますが T & Y さんの意中の方ですが、名字は結構ですのでお名前の方だけ教えて頂けますか? この先、施術中は私もアシスタントの女性のことを同じ名前で呼ばせて頂きます。」と言うので、私はたった一言「舞さんです。」とだけ答えました。
次いで院長はこう続けました。 「アシスタントの女性は先に来ており、もう家の中におります。 彼女にはそれなりのメイクをして貰いまして、 T & Y さんの意中の女性『舞さん』にとてもよく似た感じになって貰っています。 私が言うのも何ですが、T & Y さんからすればまるで本物の『舞さん』を目の前で観ているような感覚に囚われるのではないかと思いますよ。 それでは、先程ご説明しましたように T & Y さんにはその覆面マスクを被ってガウンを羽織って頂きますね。 そして、私は普通にこの玄関から入りますが、T & Y さんにはこの家の裏側にある出入り口から入って頂き、向かって右側の四畳半の部屋の襖の影からその奥の部屋を覗き見するようにご覧になっていて下さい。 それでは、どうぞ裏口にお回り下さい。 鍵は開けて貰ってあります。」
私は他人の行為を「覗き見」するということにどうしても抵抗感を拭い去り切れませんでしたが、もうその時点では院長を完全に信頼しておりましたし、「やっとの思いで乗りかけた船だしなぁ!」という気持ちでもありましたから、院長の言う通りにしたのです。
<< あ~、やっと「前置き」が終わりました~(^o^) これまでのN-oyaji様の作品に付けさせて頂きましたコメント・ナレーション・セリフでもそうでしたが、私が書く文章って「前置き」が長くて、読まれる方々も退屈極まりないのではないかと存じます。 でも私はこういったスタイルでしか書けないものですから・・・・・、 誠に申し訳ございませんです(^_^;) さぁ、N-oyaji様のイラストに追いつかないと!!>>