【先行公開】弱小同人作家がトップグラビアモデル二人に~ 最終話【先行公開】
Added 2023-09-04 15:00:00 +0000 UTC最終話までお付き合いいただきありがとうございました。
エピローグです。
~以下エピローグ~
その後、僕たちはあのラブホテルに宿泊した。
というか、僕が気絶しちゃったから、そうせざるを得なかったといった方が正しい。
まぁ、そんなわけで僕の初めての東京遠征は、色んな意味で忘れられないものになった。
あんな初体験をした以上は、なにか現実にも劇的な変化があった――――というわけではなかった。
――――カリカリ。カリカリカリ……カリカリカリカリ……。
「やっほ~、せんせ~♪せんせ~のザーメンで殺されかけたアタシがぁ、あ~~んな経験しておいて未だ童貞のせんせ~を哀れに思って遊びに来てあげたよ~~♥」
「……一言どころか、もういろんなものが余計です。美奈さん」
そう。僕はあの日から数ヶ月たった今でもず~~っと童貞のままだ。それどころか、同人活動もいまだ駆け出し――未だ下の中にはなれていない。
「え~~、そんなヒドイこと言わないでくださいよ~……せんせ~♥同じホテルに泊った仲じゃないですかぁ~~♪♥――そんでぇ、今のしんちょく?はどんなかんじですかぁ~……っと♥♥」
「うっわっ、今作もまたえっっっろぉぉ!!?♥――相変わらず、ど~て~とは思えないくらいにドスケベですねぇ……♥絶倫センセ~~♪♥♥」
東京に行く前と変わった事を強いてあげるとするなら、まず一つ目は、こんな感じで美奈さんが僕を揶揄うネタが増えたこと。
「ん~~?♥♥――っていうかせんせぇ~……。このヒロイン二人ぃ……♥な~~んかっ、アタシと綾華ちゃんに似てませんかぁ??背ぇも高いですしぃ……おっぱいもおっきくてぇ……職業が“アイドル”と“女優”ってぇ……♥流石に露骨すぎませんかぁ~~?♥」
二つ目に、僕が描く作品のヒロインがどうしても彼女たちに似てしまうようになったこと……。
――ピコン!
「あっ、せんせ~♥噂をすればぁ……愛しの綾華ちゃんからメッセ来てますよ~~♥――しかもこれぇ……ちょ~~どせんせ~が東京から帰った頃にぃ、『作った』って連絡があった綾華ちゃんの個人アカじゃないですかぁ~~♥♥」
「綾華ちゃんってぇ、せんせ~に会うまで見た目通りのクールタイプだったからぁ……グラビアモデルのくせにぃ、SNSのアカウントすら持ってなかったんですよぉ?♥自分の作品の宣伝はぁ、ぜぇ~~んぶっ事務所のアカウントでぇ、しかもマネージャーさんたちがしてたんですよぉ♥♥」
「うっっ、わぁ~~♥しかも、このアカウントぉ……フォローしてるのせんせぇだけじゃないですかぁ~~!♥♥大親友のアタシすらフォローされてないのにぃ~♥せんせ~のぉ、フォロワー200人ちょっとしかいない、ちょ~~~平凡なアカウントはぁフォローされてるんですねぇ~~♥♥」
「いいな~、羨ましいなぁ~……せんせ~♥“東の白雪姫”の異名が世界一似合うちょ~~可愛くてぇ、めちゃくちゃ性格も良くってぇ……おまけにとうとうお尻が100センチを超えちゃったぁ~~♥あの大だいダァ~~い人気グラビアモデル兼女優のぉ、高橋綾華に世界で唯一フォローされてるんですかぁ?♥♥世界には80億人近い人間がいるのにぃ~、せんせ~だけが綾華ちゃんの個人アカウントに選ばれたんだぁ~~♥♥ずっる~~~い♥」
そして三つ目に変わった事は、高橋さんがデビュー以来ずっとしてこなかったSNSの個人アカウントを開設したこと。
そして最後、四つ目に変わったことは――
「それでぇ~、肝心のメッセの内容はぁ~~……♥」
僕がきちんと見ているかどうかを確認しながら、美奈さんが僕のスマホを操作する。
高橋さんの個人アカウントページから、僕のアカウントへと戻り、滅多に機能しないベルのマークの左。……閉じられた便箋のアイコンをタップする。
表示されたなんとも寂しい連絡先一覧の画面。そこに唯一名を連ねていた、一つのアカウント……高橋さんの個人アカウントをタップする。
読み込み中を意味するランドルト環のようなマークが、数秒間表示された後。その液晶画面に表示されたのは……一枚の自撮り画像だった。
口元からお腹の中心辺りまでを写した正面からの自撮り写真。顔が完全に枠内に収められていないのは、特定対策だろうか……。
口端はかすかに釣り上がっている。
その平べった口を挟むようにして、細い華奢な指が二本立てられていた。
そんな口のすぐ下……簡単に手折れてしまいそうなほど細い首には、花の模様のつけ襟がつけられている。
僕と初めて会ったときより、明らかに大きくなっている胸部を飛び越えた先には、さらに磨きがかかったスリムなウエスト全体を覆い隠すように深緑色の布地が続いていた。
だが、ちょうど画像の下線で半分に分割されるように、立て細いひし形のスリットが刻まれ、そこには小さな楕円形の黒穴がチラリと見えていた。
だが、それよりも目を惹いたのは、写真の中央――ピントが完全に合わせられている二つの大きなデカ乳だった。
ウエストを覆う豊富な布地とは真逆に、そこはほとんど素肌が晒されていた。元々純白だった彼女の肌は、ウエスト部分の布地の色とのコントラストで、さらに視線を奪うものになっている。
そしてそんな肌が、大きく盛り上がった双丘。長年秘めてきた想いが結実したことで、より魅力とエロさが増したそのアルプスよりも美しい山麗にかかる布地は……とても少なかった。
肩から上の布地がないオフショルダータイプはもちろん、水着やビキニすら、その写真に写っている胸部の布地に比べれば多いと思えてしまう。……それほどまでに物足りない。
今をときめく超人気女優にして、美奈さんと同様殿堂入りレベルの人気を誇るグラビアモデルの高橋さん。そんな彼女の自撮り写真に写っていたのは――――
「――うっわぁ、なぁにこれぇ~♥もうこんなの、服というか、暖簾じゃ~~ん♥♥つけ襟からペロ~んって垂れ下がってるだけのぉ、ドスケベすぎる衣装だぁ~~♥♥こんなの、AVでも見たこと無いんですけどぉ~~……♥」
高橋さんの胸にかかっていたのはまさに“暖簾”だった。その大きい乳房を二分割するようにに垂れかかり、乳輪と乳首だけを覆い隠し、後はすべて晒してしまっているドスケベすぎる上着。……いや、それはもはや上着と呼べる代物ではない。
激しく動かずとも、扇風機の強程度の風で簡単に捲れてしまいそうなほど不安定なその“前掛け”
しかも、肝心の長さが足りていないのか、それともたれかかっている乳房が大きすぎるのか……。その前掛けの先端は、ギリギリ下乳に差し掛かっているくらいの場所で垂れていた。
「――ねぇ、せんせ~♥これもどうせ、この前着たメイド服と同じでぇ、“コスプレ”なんでしょ~~う?♥ってことはぁ、こぉ~~んなスケベでぇ、男の……。ううん、大好きな人をぉムラムラさせることしか考えてないようなぁ衣装……♥♥これも、せんせ~が着させてるってことだよねぇ……♥♥いや~~ん♥せんせ~ってば、サイテ~~……女の敵~~~っっ♥♥」
その通りだった。
画像の高橋さんが着ているエロゲーでも見ないようなドスケベ衣装は、前回東京で二人に来てもらったコスプレと同じ作品に登場するあるキャラの課金衣装なのだ。
だけど、僕は高橋さんに「これを着て欲しい」なんて一度も言ったことはない。
着て欲しいという願望はあったけれど、僕と違って彼女は多忙も多忙だ。いくら僕と個人的な関係があったとしても、彼女の活動の邪魔はしたくなかったし、なによりそこにつけ込むようなことだけは絶対にしたくなかった。
――――だから、これは……彼女が“自主的に”選んで着たコスプレ写真だ。美奈さんの言う通り、僕に情欲を抱かせるためだけに、わざわざ忙しい仕事の合間を縫って送ってきた。
それだけで僕は、あのラブホテルと同じくらいに悶々とした気持ちが湧き上がり、今描いている同人作品以外にもエロ同人のネタがポコポコ湧いてきた。
――――ピコン!
「あっ、また来た♥今度はなんてお願い(命令)したんですかぁ?♥せんせ~……♥」
一枚目の画像に既読の表示がついてすぐ、ニ枚目の自撮り画像が送られてきた。
構図は一枚目と同じ口元から臍の上半分までを写した正面からの自撮り画像。着ている衣装(コス)も一枚目と同じ、乳暖簾とでも表すべきエロさMAXのままだった。
だが、唯一……手の位置だけが違っていた。
一枚目は唇を挟むようにして二本指が立てられていた。だが、次に送られてきたニ枚目の自撮り画像は、口元から胸元へと手の位置が移動していた。
それも、頼りない布地を抑えるように、上乳に乗せられているわけではなく……むしろその逆。心許ない垂れ下がっているだけの布地を、めくりあげていた。
「あ~あぁ……♥これもう、乳首がみえちゃってるよぉせんせ~……♥♥ていうか、見せてるよね~コ・レ♥♥見せブラじゃなくて、見せ乳首しろって命令したんですかぁ~~?♥♥♥」いや~~んっ、せんせ~ってばやっぱり女の敵だったんだぁ~~♥こわ~~い♥♥」
「せんせ~?♥一応ききますけどぉ、超絶大人気のぉ現役グラビアモデル兼女優の綾華ちゃんにぃ、こんな画像送らせる意ぃ味ぃ……♥ちゃぁ~~んと分かってるんですかぁ?♥♥」
「もし、流出なんてしちゃったらぁ……綾華ちゃんの人生、一瞬で壊れちゃうんですよぉ~~?♥そうなったらぁ……もぅ、せんせ~が責任取ってぇ、綾華ちゃんとぉシワシワになるまでラブラブで、あまあまなぁ生活送るしかありませんよぉ~~♥♥その覚悟、あるんですかぁ~~?♥♥」
「一生勝ち組確定だった綾華ちゃんの人生壊したくせにぃ、綾華ちゃんがいないと生きていけないぃ~♥すっっっっっごぉ~~くなちゃけな~~い最低なヒモせんせ~になるぅ♥かぁ~くぅ~~ご……っっ♥♥」
視覚からは高橋さんの撮りたてホヤホヤな流出厳禁のエロコス画像とそのコス画像乳首丸出しヴァージョン。そして聴覚からは、男を煽るのにこれ以上無いくらいにピッタリな、媚びっっ媚びな美奈さんの猫なで声。
人気すぎて界隈以外からも、世界デビューを控えているという噂がたっている高橋さん。そんな彼女の栄華へと続く成功が約束された将来を、僕が握っているという現実が、美奈さんの声でより強調される。
高橋さんからの、自分の人生の命運を委ねるほどに強い信頼と愛情。
美奈さんからの、最悪の場合でも高橋さんのもとにいてもいいという遠回しな許可。
本来なら、そう簡単にことが運んだり、変わったりしないはずの現実。だけど、二人の絶世のドスケベ美女によって簡単に同人誌(創作物)以上にどこまでも都合よくねじまがる。
――――ピコン!
「あっ、せんせ~♥今度はちゃ~ンとメッセ……来ましたよぉ♥♥え~っとぉ、なになにぃ……」
『先生のために、甘くしておきますね♡だから……いつか、飲みに来てください♡♡』
――――どうやら、僕のこの夢のような現実はまだまだ続いてくれるみたいだった。
~エピローグここまで~
以上になります、お付き合いいただきありがとうございました。
童貞卒業セックス等の続編は……依頼されたら書くと思います。
(簡単な構想はありますので……)
では、また次の作品でお目にかかればと思います。