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【先行公開】弱小同人作家がトップグラビアモデル二人に~ 第三話【先行公開】

 第三話です。

内容は「ドスケベ幼馴染グラビアモデルに弄ばれながらのらぶチュ~太ももコキ」です。

お楽しみください。



~以下本編~



「――――アタシのことす~~っかり忘れてぇ、綾華ちゃんとのガチ恋ラブチューに夢中なんて……せんせ~のくせに生意気♥」



 ――それは、この部屋にはもう一人グラビアモデルがいたことだった。



 彼女はキスを問答無用で一言のもと斬り伏せ、僕と彼女の距離を強制的に空けた。その人物とは……もう一人の超人気グラビアモデル……美奈さんだった。



「――これはもう、せんせ~にわからせるしかないっしょ♪……覚悟してよね~、せ・ん・せ・い♥♥」



 座り込む僕を見下ろす彼女の顔は、まるで本物の悪魔のようにニヒルに歪んでいた。



◆ ◆ ◆ ◆



「――それでぇ~、せんせ~……どうだったんですかぁ~~♥?綾華ちゃんとのぉ、フェラ童貞卒業オフパコお口セックス~~♥♥」



 美奈さんからものすごい圧力を感じる。



 ついさっきまで、僕の身体に満ちみちていた幸せや喜びといったプラスの感情が、その一言で蜘蛛の子を散らすように霧消していく。



「ちょっとぉ~~、アタシの話きいてますかぁ?せんせ~……♥♥『コミュニケーションは、童貞卒業の第一歩だ~』って言いましたよねぇ~?♥」



 笑ったままピクリとも表情を変えない美奈さん。そんな彼女が、高橋さんの手と絡み合ったままの僕の手首を掴む。……痛みはないが、僕からの電気信号は完全にシャットアウトできるくらいの力がこめられていた。



「――っていうかぁ、いつまで座ってるんですかぁせんせ~……♥立ってくださいよぉ~♥♥でないとぉ、床に落ちてる精液ぃ、お尻についちゃいますよ~~?♥」



 美奈さんが掴んた手首を思いっきり引っ張り上げる。その引力に射精直後で力が戻っていない僕の体は、簡単に立ち上がる。



「あっ……♡せん――」



「綾華ちゃんもお疲れ~♪良かったねぇ~……大好きな人とエッチなことができて♥長年の夢が叶ったんだよ~~!♥♥――だからぁ、次はアタシのばぁん♥綾華ちゃんは、ベッドで横になって休んでていいからね~~♪」



 高橋さんに有無を言わせず僕を奪い取った美奈さん。泥棒もビックリな早業だったけれど、僕はそれに言葉を失う時間すら与えられなかった。



ぢゅぢゅっ♥ぶぢゅっ……ぢゅうぷぶっ♥ん゛ぅっ♥



 僕の方に向き直った美奈さんは、そのままの勢いで僕の唇を強引に塞いだ。まだ自立できるほど力が戻っていないうえに、両手首も抑えられている僕は、何一つ抵抗も回避もできないまま襲われた。



んぢゅるるっ……!!♥れるれろろぉぶぷぅ!♥ぐぢゅっ、ぢゅじゅぐむぶうぅぅ~~♥♥れるるうぅぅう~~♥れろっぽぼぶぅ……♥♥



 肉を食いちぎるピラニアのように激しく口を塞がれ、唾液を吸い上げられ、舌が喉奥まで突っ込まれる。



 おでんみたいに熱々の長い舌が、僕の口内粘膜に傷をつけるみたいに暴れまわる。



 ついさっきした高橋さんと同じディープキスのはずなのに、まるで別物のように感じてしまう。



 酸素はもちろん水分もただただ一方的に奪われるだけ……愛を確かめ合うというよりは、主従関係を直接体に教え込んでいるような一方的な凌辱。僕の口内の空気と水分を根こそぎ奪っておきながら、窒息寸前まで流し込まれる大量の唾液。



 水面に顔を押し沈められているような苦しさの中、なんとか体を動かそうとする――――でも、目の前の捕食者(美奈さん)にはまるで敵わず、手を開閉することすらできない。



 生命の危機を感じた脳が、半分惚けていた体を急ピッチで叩き起こす。同時に、目の奥から涙が溢れ出し、視界が潤んでいく。



「ぢゅびぃっ♥じゅずっ……ぐべべっぶふぅ♥♥じゅびびび……っっ、ぢゅぞぞぞぞぉぉ~~……っぶばあ゛ぁ……♥♥――あっ……オイこら♥今、目ぇ閉じたなぁ~?♥……喋れないなら、せめて相手の顔は見続けるのがマナーでしょ、童貞せんせ~♥♥」



 目尻にたまった涙を処理するため……そして神様に請い願うように強く目を閉じる。だけどその願いも虚しく、すぐに美奈さんにバレてしまった。



 口内凌辱は一旦おさまったけれど、その代わりに彼女は更に一歩大きく前に進み、僕との距離が更に縮まった。



 いつもの僕を揶揄うためとは明らかになにかが違う接近。今の美奈さんが放つ謎の圧力と、死を感じるほどに教え込まれた圧倒的な力の差で僕はすっかり萎縮してしまい、彼女の言葉に黙って首を縦にふった。



「いい返事♥それじゃ、もう一回キスしますからぁ、せんせ~は瞬きしちゃダメですからねぇ~~♥♥――って、そんなに怯えないでくださいよ~♥……もう、さっきみたいなのはしませんかぁらっ♥ホラ、手も開放してあげますよ~~♥♥」



 その言葉通り、掴まれたままだった両手首が開放された。脳からの電気信号を遮断するくらいに強く握られていたのに、少し赤くなっている程度で、美奈さんの指の痕は一切残っていなかった。



「言ったそばからよそ見してぇ……せんせ~ってば反抗期ですかぁ?♥仕方ないですね~~♥……ぜぇ~~っったい、よそ見できないようにこうして~~♥♥」



 怒っているような言葉とは裏腹に、とても優しく美奈さんの両手が頬に添えられる。ほぼ無音で固定された僕の顔に、日本屈指の美貌がどんどん近づいてくる。



 あの時――高橋さんから肉棒にキスをされていた時とはまるで違う。漆のように艷やかな黒髪で遮られていた光が、今は少しも欠けることなく彼女の顔を照らし、その美しさがどれだけ高レベルなのか――どれだけ彼女が選ばれた高位な存在であるかを知らしめてくる。



 舞台の幕が下りるようにゆっくりと閉じられる瞼。“西のジャスミン”の異名通り、少しばかり褐色が入り混じった肌はとても健康的で瑞々しい。



「よ~っし♥もうコレで、よそ見なんて無理ですよね~~♥♥――それじゃあせんせぇ……いただきまぁ~~っす♥」



 催眠術にでもかかったように視線が固まる。右も左も、上も下も……全方向どこを見ても美奈さんの顔だけが映る。



 日本全国――子供から年寄りまで全世代の男を魅了し続けている顔。そんな顔からゼロ距離で振り下ろされる国宝級の笑顔。まぶたを閉じたまま目尻を下げて、柔らかい微笑みをうかべながら、のぼる朝日のように唇を尖らせる。



――――ゅっ♥



 またさっきのように襲われると警戒し強張った僕の顔。その無駄な力を解くように、とても優しく極小な衝撃が口に触れた。



 まさに天使が祝福を授けたような、音すら生じないほど小さなソフトキス。予めなにをされるか分かっていなければ、まず気づけなかっただろう……それくらい小さな唇同士のぶつかりあい。



「ん~~?♥――どうしたんですかぁ~、せんせ~♥♥もうファーストキスはと~~っくに経験した(おわった)はずですよねぇ……♥それなのにぃ、体ガチガチですよぉ~~~??♥」



 この人は本当に僕の情緒を弄ぶのがうまい。



 覆しようのない経験と力量の差を教え込む人殺しキスの次は、まるで母親が眠っている赤ん坊にするような……優しさとぬくもりに溢れたキス。



 十数秒前までの被虐体験ですっかり怯え縮こまった心と体を、最も効率よく慰めあやすことができる方法。狙い通り体の力は抜けたけれど、その二つの行動の間にあるギャップに頭が混乱し、僕の身体は固まったまま……動かない。



「せんせ~さぁ……♥『また乱暴にキスされちゃう!またさっきみたいに、思いっきりイジメられるよぉ!!』とか思ったでしょ~?♥あまいなぁ~、せんせぇ♥アタシがそんな単純じゃないってこぉとぉ……誰よりも知ってるじゃないですかぁ~~♥♥」


 

 十年以上の付き合いがあるのに、今日初めてみたキス顔。いつも通りの言葉とは逆に、その瞳は風がそよぐ草原のように広くあたたかい。



 カラコンによって紅色となったその丸い水晶は、美奈さんが隠し持って……。いや、“僕が気づかなかった”大人の女性としての魅力を何倍にも増幅させている。



 ――実際、僕は吸血鬼の術にかかったみたいに、そのルビーの如き輝きを放つ二つの宝珠に心を奪われた。



「あれっ?――お~いっ、せんせ~♥ん~~っ、も~しも~~しっっ♥♥…………ちょっ、マジぃ?w。せんせ~ってば、視線の次は、意識そらしちゃったよwwなに、その変な器用さw」



 十センチもないくらいに近いのに、彼女がなにを喋っているのかよくわからない。パントマイムをしているみたいに、目の前で手をフリフリと振っている。



「だぁめだ、全然帰ってこない……。――んも~~っ♥ほんっと、手がかかるんだからぁせんせ~はぁ♥……にひっ♥♥起ぉきろっ、コノヤロ~~~っっっ♥♥」



 意識が抜け落ちてポカンと空いたままの口に重たいものがのしかかる。――瞬間、寝起きに水をぶっかけられたように一気に目が覚めた。



「あっ、起きたおきた♥――おはよ、せぇんせ~♥♥お目覚めにぃ……日本一のグラビアモデルとの濃厚べろちゅーはどうですかぁ?♥♥」



 それだけ言い終えると、美奈さんはまた僕の口をふさいだ。今度は目を開けたまま、さっきよりも激しい粘膜の擦りあいを繰り広げている。



 僕にイニシアチブ(主導権)はない。最初の時と同じように、マウントをとられ、呼吸の自由も彼女の気持ち一つに支配されている。



 両頬に添えられていた手の片方が耳を通って上昇し、後頭部――無数の短い髪をなぎ倒す。そうして行われる、唇と唇を一本の直線で繋ぐディープキス。母親が一度物を噛んでから赤ん坊に食べさせ、物の食べ方を教えるように、“前戯”としてのキスの楽しみ方を僕にレクチャーしてくれる。



 窒息しそうなほど激しくもなければ、飯事(ままごと)のように軽くもない。まさにその中間――絶妙な塩梅で行われるベロキス。アイスを舐めるように理性が舐め取られ、このまま彼女と融合してしまいそうな感覚になる。



 けれど、なぜだか少しもそれが怖くも……恐ろしくもない。むしろ、もっとしてほしいという気持ちさえ湧いてくる。



「ふぉうらねぇ、しぇんせ~♥ちゅるるっ……ぢゅるっぱっ、ぱちゅ♥♥キィ~フっ。……んっ、ちゅるるっ……いひきっっ♥あったほうがぁ、れるれぉぅ……べろぉ♥ひもちいいれひょう?♥――べるるべうぅ……っ♥」



 強い同意をテレパシーを送るように美奈さんへ向ける。



 濡れた土粘土のようにねっとりと絡みつくトロ舌が、言葉を発するたびに僕の粘膜に撓垂(しなだ)れる。一定のリズムで定期的に送られてきていた酸素も、不規則に乱れたことで呼吸が浅くなる。でも、それがなんだか楽しく思える。



ちゅっ♥にゅるちゅむむっっ……♥♥んぷふぅ……るりゅっ♥ぬろろろぉぉ……♥♥ぷはぁっ……んふっ♥――はぁむっ♥♥むにゅっちゅ♥



 美奈さんの舌が蠢くたび、なにかよくわからないものが唾液と一緒に浸透してくる。ホットオイルのようなホカホカでトロトロの唾液が口内の血管を広げ、その隙間に染み込んでいく。



 そうして粘膜の内外からひっきりなしに送られてくる、とろけるくらい劇甘な快感。やがて時間感覚さえも不確かになり、いったいどれだけの間、口を繋いでいるのかわからなくなる。



「んちゅ♥むりゅるるるっ……ぬろっ♥ぬにゅろろぽぽほふぅ……♥ん、っっ……ちゅううぅ~~~……っぱぁぅ♥♥せんせ~ってば……顔、スゴイことになってますよぉ♥」



 美奈さんとのキスもまた、生涯記憶に残るほどに強烈なものだった。



 離れていく唇との間にかかる液体の粘度の高さがその威力を物語っている。元々バラのように赤い唇をより真紅に染めていたリップグロスが、鮮血のように口端から垂れ落ちている。それに気づいた美奈さんが、テラつきを増した舌でチロリ舐め取った。



 吸血鬼による吸血は吸血対象に凄まじい快感を齎す――――



 脳をよぎったそんな風説(うわさ)を証明するように、まだ離れて三十秒も経っていないのに、美奈さんとの脳細胞にこびりつくような濃厚キスのことで頭がいっぱいになる。



「そぉんなに気持ちかったんですかぁ……?♥アタシと見つめあいながらのぉ、ゼロ距離じんこ~こきゅう♥♥――――ま、そういうアタシもハマりかけたんですけどね~~♥」



 嘘か本当かもわからない。……いや、この際そんなことはもうどうでもいい。



 思考能力が著しく低下した脳が、今の言葉の最後だけを一言一句漏らさず聞き取り、拡大解釈する。



 僕がそうなったように、美奈さんも僕とのキスに夢中になった。それはつまり、僕が彼女を魅了したということ……。



 イコール、高橋さんだけじゃなく美奈さんも、僕のことを好きになってくれた――



「んぅ~~?♥ねぇせんせ~♥――今ぁ、アタシのセリフ聴いてなぁにかんがえたんですかぁ~~♥♥いまさらアタシに隠し事なんてぇ……出来ると思ってませんよねぇ~~?♥」



 その言葉も僕をハメるための罠だったのかもしれない……。だけど今頃気づいても、もう遅かった。



「ねぇねぇ~……せんせ~♥なに考えたんですかぁ……?♥♥教えてくださいよ~~♥おねがいしますぅ~~~……♥♥」



 後頭部を撫でていた腕が、肩を組むように僕の両肩にかかる。同時に、片方の脚があがりすっかり再起していた肉棒を膝裏で挟んだ。



 高橋さんの98センチの爆尻とほぼ変わらない大きさの巨尻から生えている太もも。見事な絶対領域を作り上げている黒のストッキングに包まれたそれは、とても人肌とは思えないくらいに滑らかな質感をもっている。



 そのくせ、肉つきはドネルケバブの肉塊のように厚い。特に内ももは膝裏の硬い骨の感触を殺すほどで、ふくらはぎでは届かない肉棒の側面すら完全に覆いかぶさっている。



 さっきのキスで、僕がすっかり自分の虜になっていることを知った美奈さんは、攻め手を一切緩めずに畳み掛ける。昨日今日で、彼女がどれだけ冠絶した美女であるかを改めて理解(わか)らされた僕の脳は、両足に退避命令を送る。



ゴンッ――――



「…………♥♥」



 だけど、僕は一歩たりとも後ろに下がれなかった。いつの間にか、僕の背後には部屋の壁が聳(そび)え立っていたからだ。



「『逃しませんわ~~♥し・き・か・ん・さ・ま……っっ♥♥』」



 知ってか知らずか……美奈さんもコスプレ元が言いそうなセリフを吐く。



「『覚悟して』って言ましたよねぇ~~♥♥――逃げ場なんてぇ、真っ先に潰すに決まってるじゃないですかぁ~~♥」



 軍師みたいに、僕の行動を先読みしていた美奈さん。得意げな笑みを浮かべながら更に僕の方へと体を寄せてくる。



――むちっ♥にゅむっ……♥



 そしてついに、顔と脚以外の部位も僕に押しつけられた。



 日本全国の女性の中でもトップクラスに大きい108センチのHカップ爆乳。あまりに大きすぎて、事務所公認で10センチも逆サバを読んでいる(サイズ詐称している)乳毬。

それがついに僕の目の前――正面から押し寄せられた。



 本人が自慢するのも頷けるほど、大きさに反してピンと上向いた双丘。それは、ゴム毬のような弾力を持っていた。



 今の僕には成人女性一人分の体重が圧しかかっているのに、壁からの反発力が“加わる前に”、彼女の身体が少し跳ね返された。……それほどまでに強い弾力を持っているのだ。



 その直後、何世紀かかったとしても造り物(シリコン)では再現できないと確信できる温度と柔軟性が遅れてやってきた。



 剛と柔――相反する二つの質感を見事に併せ持った奇跡の双乳が、僕の興奮を更に掻き立てる。



「――アタシ、好きですよ♥」



 削れていく理性を火種に性欲の炎がバチバチと燃え盛る音が鼓膜の内側から鳴り響く。その火花が散る音に美奈さんの小言が紛れる。



「♪♥」



 身長差のせいで普段は彼女を見上げることが多い僕。だけど今は、彼女の体勢が僅かに斜めになっているせいか……僕が彼女を見下ろす形になっている。



 溶鉱炉のように真っ赤に燃える赤い瞳が僕を炉内に幽閉する。早鐘を打つ僕の胸の鼓動が、彼女のそれと同調(シンクロ)したような錯覚がめばえる。



「だってせんせ~♥童貞なのに爪……ちゃんと切ってますよね♥」



 観光ガイドのように僕の視線を誘導する美奈さんの手が、僕のゴワつき、汗ですっかりベトベトの手を掴む。まるでエスコートをするように、僕の手の下に手のひらをおき、ゆっくりと持ち上げる彼女。



 その一連の動作は、それだけで一つの絵画になりそうなほど洗練されていた。

 


「ホラ、せんせ~の爪の長さ……♥一流モデル(アタシ)とほとんどおんなじですよっ♥♥」



 手に持った僕の指を一本一本、丁寧に折り曲げていく。



 なにをどうすれば僕が激しく動揺するかを熟知した動き。それでなくても、どんな堅物な男でさえも一撃で堕とす必殺技。



 自分の顔がいかに優れているのかを分かりきっているからこそ実行できる、媚び媚びであざとすぎな仕草。



「だからぁ……こうしても、ぜ~んぜん痛くないですよ……♥♥」



んあぁ~~……むっ♥――ンッフフ♥♥



 一切恥じることなく、臆することもしなかった彼女の胆力に呆然としている隙に、立てられたその指が口の中へと運ばれた。



 一歩間違えれば大惨事になりかねない体の内側。出血し、感染症にでもなったら即、何百万単位の賠償請求案件になる――それほどに価値のある血の通った宝石箱。



 そんな絶対守護されるべき聖域の一つに僕の指が迎え入れられた。舌の何倍も固く、比較にならないほどに穢れているそれを、キャンディを味わうように無音で咀嚼する美奈さん。


 

――んんぅ♥むにゅ、もにゅっ……んにちゅ♥



 卓越した舌技で僕の指が舐めしゃぶられる。一体化してしまいそうな不思議な感覚のキスがまだ記憶に新しいのに、ほとんど休む暇もなく次の捕食が始まってしまった。



 そもそも……僕が爪を切っていたのは、“こういう事態に備えて”いたからじゃない。――単に原稿作業の邪魔だったからだ。原稿作業だけに限らず、絵を描く時に掌に少しでも違和感を感じたら切るようにしている。



 ……つまりは、ただの癖であり習慣だ。



 それがまさか、こんな幸運を呼び込むなんて考えもしなかった。



「んっ……ふぉら♥ろこも……んくっ、けがひれないれひょ?♥♥ひぇんへいがっ、ろ~て~らからってぇ……へあをっ……んっ、にゅむるん♥おこらっへない……ひょ~こっっ♥」



 いくら美奈さんでも、そんな裏事情までは察せないのか。それとも、気づいたうえで“あえて”言及していないのか……。



 どちらなのかはわからないけど、自ら率先して舌を動かし、僕の指を飴玉のようにコロコロと口内で動かす様子をみせてくれている。



「んんっ?ろうひたのぉ、ひぇんへぇ♥――ににゅっ、るりゅるるっ……♥ま、なんれもいっは♪♥♥んっ……ちゅ~~~~っっっっぽん♥」



 僕の背筋に走るゾクゾクとした感覚を奪い吸うように、美奈さんが指に吸い付く。シャンパンを開けたような軽快な音と共に、唾液でコーティングされた人差し指が、彼女の紅蓮色の唇の前に直立する。



「――さ~ってと。いいかげん片足立ちっぱも疲れてきちゃったからぁ~……♥本格的にハジメよっか♪せんせ~もぉ、もう待ちきれなくなってるみたいだしぃ~~♥♥」



――むむっ♥ぬむっ、むちぬにゅっ♥……るにゅっ♥♥



 あげられていた方の足が動きはじめた。オナホールに負けない密着度を保ちながら、僕の肉棒をゆっくりと扱きはじめる。



 柔らかくエッチな脂肉(しにく)がぎゅうぎゅうに詰まった肉厚の太ももの感触は触れているだけで気持ちがいい。ずっとあがったままだったのに、少しも疲れ落ちた様子もない。



 これまで目が飛び出るくらいに高価なパンツや、撮影用の衣装くらいしか触れることができなかった美(媚)脚。タイツやソックスを履く度に、むちっ♥ぎゅむむむっっ……♥なんて効果音が聞こえてきそうなほど肉厚な太もも。



 それが今、僕の肉棒を上下左右――全方位から挟んでいる。



 ただでさえ汚い陰茎は、射精後のいろんな体液でドロドロになったままで、まさに極限まで汚れている状態。今もなお、先っぽからトロトロと先走り汁を流し、その上限値を更新し続けている。



 なのに、美奈さんの顔は嫌がるどころか、眉一つ……視線すら動かない。まるで観察日記をつけるように、僕が快感に悶える様子をじっとみつめている。



「せんせ~のチンポ♥ローションなんて必要ないくらいにベッットベトォ……♥それにぃ、さっき綾華ちゃんのお口にびゅくびゅく~~って射精(だ)したのに、もうガッチガチだしw♥あぁ~~あ~♥す~~っかりお猿さんになっちゃってますねぇ、童貞せんせ~……♥」



 美奈さんの声が、布団の中で聴くラジオのように脳内で反響しより奥に届く。その声は股間の快感を何倍にも増幅させ、僕をますます彼女に依存させる。



「でも、しょうがないかぁ……♥これまで紙の上とぉ、頭の中でしかエッチなことしてこなかったんだもんね……♥♥同年代の他の男子がぁ、女の子にモテようと一生懸命頑張ってる中……せんせ~は想像(絵)のクオリティをあげることしか考えてこなかったんだもんねぇ~~♥♥――みんなはジムで体を鍛えてるのに……せんせ~はこのオチンポをずぅ~~と一人でシコシコするしかなかったんだもんね~~♥」



 もはや親と同じくらい僕に詳しい美奈さん。グラビア界にデビューした時も、知名度が上がって忙しくなってからも……それでも僕と関係を持ち続けてくれた彼女。



「そぉうやってぇ異性デビューに失敗しちゃったからぁ……♥性癖と性欲が鍋みたいにグツグツ煮えたぎっちゃって~、おまけにグッッッニャッグニャに拗らせちゃったぁ……♥♥ドン引きするくらいムッツリスケベでぇ、ちょ~~ピュアッピュアな頭でっかちせんせ~♥♥」



 そんな彼女だからこそ、その言葉には確かな説得力(愛情)がこめられている。――だから僕は、彼女にどれだけバカにされても……少しも悲しくないし、やめて欲しいと思ったこともない。



「そんなせんせ~の初めてのエッチがぁ……日本中の男子の憧れ兼オナネタのアタシと綾香ちゃんなんだもんね~♥♥」



「顔も頭も運動神経も……ぜぇ~~んぶ良くってぇ♥女の子の扱いも当たり前みたいに上手でぇ、どんな娘でもあ~っというまにアンアン喘がせちゃうような♥♥経験豊富の勝ち組ヤリチンくんでも、ぜぇ~~~~ったい、実現できない……♥ハイパー上位クラスのぉ……生まれた瞬間から一生勝ち組確定なエロ雌二人がぁ、こうやって一対一(マンツーマン)でおちんぽの世話してくれてるんだもん……♥そんなの、いくらせんせ~でもぉ、エロいことしか考えられなくなっちゃうよね~~♥♥」



 僕から片時も視線を外さない彼女の言葉で、今のこの状況を再確認する。両親の言葉くらいに信用できる美奈さんの言葉には嘘が一つも含まれていない。徹頭徹尾、全部が全部紛れもない真実であり事実だ。



 ――だけど、もはや別の話レベルにまで脚色されていた。



 目の前のしがない男がどれだけ自分に信頼を寄せているのか……。自分と高橋さんがどれだけ“女”として優れた存在なのか……。そしてなにより、自分たちがどれほどまでに目の前の一匹の雄を愛しているのか…………。



 それらすべてを十全に理解しているからこそできる嘘偽りのない誇張表現。



「――ねぇ、せんせ~♥綾香ちゃんだけじゃなくてぇ……アタシのお願いもきいてほしいなぁ~~♥♥」



 美奈さんがまた僕により掛かる。鎖骨のあたりから顎下ギリギリくらいにまで顔をあげる。



 幼い女の子がするだけでも抜群の威力を誇る下から見上げる視線。それを、名実ともに日本一綺麗な美奈さんがすれば、その効力は計り知れないものになる。



「もういっかい、ちゅー……しよっ♥学生カップルがするような、あっっつうぅ~~いヤツ……♥今度は本当に溶ちゃうくらい……アツくてぇ、濃厚な……ラブチュー♥♥――ね?いいでしょ……?ちゅ~してる間っ、おちんぽ……ずっと太ももでニュコニュコしてあげるから……♥♥」



 ここにきての素面(シラフ)とか……いくらなんでも卑怯だろ、それは――――!!



 なんとか声に出すのは防げた……けれどその代わりに、体中の全細胞が、離陸する飛行機よりも大きな声で一斉に叫んだ。



 一人の自立した大人の女性としてではなく、僕を煽る事に重きをおいた、性技に長けたドスケベグラビアモデルとしてでもない――――。



 ただ一人の女の子として……。恋に恋し、好きな人を前にして、緊張と羞恥でいっぱいいっぱいになる――そんなどこにでもいる少女らしい(普遍的な)一面を見せつけてきた美奈さん。



 ――まさに完全無欠、最強無敵としか言いようがない。



 ここまで一騎当千の武将のように息つく暇もなく僕を誘惑し、僕を責めたて、理性を削りに削ってきた美奈さん。



 なのに、まだこんな武器を隠し持っていたなんて……。そんなの、太刀打ちできるわけがない。



「――――♥♥♥」



 何の示しも合図もなく、お互いに見つめ合ったまま僕と美奈さんの顔が近づく。そして――



ちゅむっ♥むちゅっ、んむっ♥♥んちゅるろっ……ろりゅ……っっんっ♥――んむぷぅ……んるっ♥♥



 “絡み合う”を超えて――完全に一体化するようなキスがはじまった。



 お互いにお互いの後頭部を抑え、顔が食い込むくらいにぶつけ合いながら続けるディープキス。ねちっこくぶつかりあい、絡みあい、蕩けあう舌を、お互いの性器に見立てて励むベロセックス。



 これまでの出来事で完全覚醒した本能が、そうさせているのか……。まだ卒業前(チェリーボーイ)な僕の舌ですら、自分のものじゃないみたいに彼女の口内と舌を犯している。



 砂を固めて城を作るように、舌を捏ねくり回しあえばあうほど、僕と美奈さんの情欲が一つの形になっていく。



――ぬむっ、むちっ、ぬるににゅっ♥……るにゅっ♥♥にゅっっ……っこ♥ぬるぅ…………みゅこゅっ、にぬっ♥♥にゅむむむぅぅ~~……みゅこっ♥



 それを後押しするように、なにかの病気と見間違うほど勃起した肉棒が、専用のもも肉布団で扱かれる。内部にひた走る痛みを押し潰すような強い圧迫は、美奈さんがどれだけ興奮しているかを如実に物語っている。



 国宝級の太ももがカリ首や裏筋をなぞりあげるたび、彼女が心の底から僕を求めているのがわかる。そんな彼女の意志に負けないようこっちもキスの熱さが増し、舌の動きを出来得る限りもっといやらしいものに変えていく。


 

「ぬちゅ……んっ♥ちゅ~、上手くなりすぎっ……はぷっ♥♥ろ~て~のくへに……ぬるっ、れるっ……ナマイキ♥んくっ、ほれっ、にぃ…………んむっ♥」



 自分でもどう動かしているのかよくわからないくらに蠢く僕の舌――それを簡単にコントロールしながら出来た合間あいまに囁く美奈さん。



 僕の口腔内に蛞蝓みたいに這う舌によって、内部の空気と唾液がジワジワとゆっくり吸われていく。僕が吸った彼女の唾液と共に、独特の気持ちよさが頚椎を経て脳の奥深くへと伝わる。

送られた快楽信号は脳神経をせわしなく走り回るうち、倍以上に増幅され全身へと――特に彼女の太ももに挟まれている肉棒へと重点的に送られる。



「んにゅるっ……れるぅ、スゴく、……んっんんぅ、動いてる♥♥♥」



 美奈さんの言葉通り、それまではただ包まれるだけだった肉棒が、ムチムチの太ももの中から脱出を図るようにはね動いているのがわかる。肉棒が跳ねた時の振動で、たぷたぷ♥と揺蕩いながらも水圧のように強い圧力をかけているそれに必死に抗っているんだ。



 肉棒の反り返る角度が変わったことで、カリの段差が高くなり厚いもも肉がつっかえ、一時的にせき止まる。



 だけど、すぐにその防波堤も決壊し、片方に偏重したムチモチの媚肉が、ぞりゅりゅっっ♥と段差の内側をなぞりあげる。そのままの勢いで亀頭が擦りあげられ……二度と反抗しないよう、肉棒全体をぐにゅぎゅむっ♥と揉み潰してくる。



 何度でも言うけれど、僕はまだこういう性行為に関わる事を一度に二つもこなせるほど手慣れていない。実際、今している舌の動きも記憶に残っている二人の激しいキスを真似して(なぞって)いるだけにすぎない。



 だから、下半身の刺激と快楽を堪えようとお腹に力を入れたら、その分だけ舌の動きが弱くなってしまう。――今の美奈さんは、僕の股間の動きには舌を止めてくれたけれど、これにも同じことはしてくれない。



 しかもダメ押しに、行き場を失った下半身の快感が、口へと舞い戻ってくる。



 前を美奈さん、背後を壁で塞がれた僕。そんな僕の体内は今にも爆発しそうなほど快楽が充満している。



『早く外に出せ!!』と強く訴えるその快楽は、体中の細胞を震えさせ、精嚢に次々と精子を溜めていく。電子レンジで温められたみたいに体が熱くなっていくなか、いよいよ限界が迫ってきたのがわかった。



「んりゅっ……にゅくっ、ぷにゅ、んちゅるる……っっ♥♥せんせ~、べろがっ、んっくっ……大人しくぅ……れるれぅれうれぉるうぅ♥♥なった……♥りろりろろぉ……にゅむっ♥ん、にゅちゅりゅ……っっ――射精(で)ちゃいそうなんだ~……♥♥」



 聡明で頭の回転が速い美奈さんはその理由をすぐに言い当てた。



 すぐさま、力が抜けた僕の舌を口端に追いやり、すっかり内部を自分のものにした美奈さん。勝手知ったる庭のように、彼女の柔舌が縦横無尽に動き回り、僕に休息を与えない。



 爆弾につながる導火線のすぐ横でマッチを擦られているような――いつ最後の一押し(着火剤)になっても不思議じゃない温かく不思議な多幸感と、お湯に浸かっているような気持ちよさが最後の我慢を……一線を守るナニカをじわじわと溶かしていく。



――ちゅりゅりゅりゅりゅっ……♥んくっ、にゅぬんっっ……ぬろろろろろるぅ……っぱぁ♥♥



 ニトログリセリンのように触れた瞬間爆発するくらいに張りつめた快楽。その地平線ギリギリにむかってバンジージャンプをするようにキスを続ける美奈さん。



 発情している一匹の“雌”が放つ生物本来のニオイと、超一流グラビアモデル故のとても芳しい匂いが、興奮で開ききった両の鼻腔から脳と肺に光の速さで届く。

それらのニオイ成分は体内で暴れている快楽と化学反応を起こし、その動きを更に凶暴化させる。

 


 ――――そしてついに、着火につながる最後の材料が投下された。



「イイよ……せんせ~♥このまま射(だ)してっ♥♥幼馴染でトップグラビアモデルでもあるアタシの太ももにぃ、金玉に溜まってるグツグツギトギトのザーメン……ッッ♥♥出しちゃおう♥アタシのファン(日本男子全員)がどれだけ妄想してもぉ、生涯賃金を貢いでもぉ……ぜぇ~~ったい叶わない――♥かないっこないせんせ~(ハーレム主)だけのぉ、日本一気持ちいい射精……決めちゃえ♥」



ぶっ――!!♥



 生ASMRで射精の許可がでたその瞬間――まるで屁をこいたような音が僕の頭の奥……海馬のあたりから耳の後ろにかけて大きく響き渡った。



ぶびゅーーっっ♥♥どぶびゅーーーっっっ♥

どびゅびゅううぅぅー♥びゅぐくくぅぅーー♥どぷっ!♥どぷぴゅ……っっ!!♥♥



 押し込められた空気がコルクを勢いよく飛ばすように、次々と精液が肉棒から噴き出していく。



 二回目とは思えないその射精は、まるで一本のうどんのように太さを持ったまま、美奈さんの太ももやタイツに降りかかる。

大空へ飛び立つような開放感とともに、全身を包む快感に身を委ねる。



「おぉ~~射(で)てる、射(で)てる♥♥二回目なのに量もさっきとほとんど変わらない♥……てか、ちょっと多くなってない?w」



「ん~~……。ま、それでこそトップグラビアモデルを二人も侍らせちゃうサークル(ハーレム)の主でしょ♥♥うんうん、カッコいいよせんせ~♥そのまま体の中に残ってる気持ちいいのぉぜ~~んぶ……せんせ~専属のドスケベコスプレ売り子のむっちりごん太ももにぶちまけちゃってくださいね~~♥♥」



 美奈さんの口調はすっかり元に戻っていた。だけど、その言葉に僕をイジメるような攻撃性はなく、どんどん抜けていく全身の力の代役をするように、スッと僕を支え包み込んでくれている。



 僕はそんな美奈さんに甘える(すがる)ように彼女を杖代わりにして立ったまま、いつ終わるのかわからない射精を続ける。



 今生だけでなく、来世分の幸運も費やしたくらいの恵まれすぎている今の状況。覚醒剤をどれだけ服用しても、これに勝る幸福をエられるとは到底思えない……それほどまでに強大で巨大な幸福。



 僕はそんな状況の中でする射精にすっかりハマってしまっていた。



「せんせ~ってば、女の子に体重かけすぎですよぉ♥はぁ~……努力家でぇ爪にまで気が回るくせに、詰めが甘いというかなんというかぁ~……♥ほんっっとぉ~~に、手のかかる人ですね~~♥♥――ホラ、おっぱいにか~お……♥埋めてあげますよ♥♥」



「――――まぁ、そういうところも好きなんだけど……♥」



 ――射精が終わった後も、僕は美奈さんを杖代わりにしたままだった。

僕よりも背が高く、毎日ストレッチを欠かさない彼女は、僕が全体重をかけても、ビクともしない。



 彼女は両肩に重くのしかかる僕の手を振り払うことはせず、赤ん坊を抱っこするように僕の頭を抱き寄せ、そのたわわに実った果実に顔を埋めさせ……さらには両腕で包み込むようにして固定してくれた。



 疲れている時、少しでも柔らかいものに包まれたいと思うのは当たり前のことだ。

だから僕は、さっき美奈さんが僕にしていたみたいに、全身を彼女のおっきなおっぱいや、それを支えるどっぷりと丸まったお尻に預けた。




 ――――だから僕は、その後に彼女がまだ喋っていたなんて全く気づかなかった。


~本編ここまで~


次話は最後のエロパート(3P)です。




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