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ありたそ
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『運 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」』読んだ

読書メモ

言うまでもないことだが、あからさまに距離を取ってはいけない。無愛想ですげない対応をして、相手に嫌な印象を与えるような距離の取り方は最悪である。一定の距離をとる時こそ、笑顔で相手に接し、こちらの意図を悟られないようにすべきだ。


結局、真の利益とは、顧客の信用の積み重ねがもたらすものである。逆に目先の利益に走って、信用を失うようなら、そんな利益など無い方が良い。だから迷うことはない。仮に迷ったら何も考えず、無私で真正直な商売に没頭すべきである。


「なぜ商品が売れないのか」「どうしたら買ってもらえるのか」、ボトルネくを脱却する方法をいろいろと考え抜き、ようやく見えて来たのが、「売る側の一方的な意図など、買う側からは簡単に見破られてしまう」ということだった。


もちろん商人なら誰でも、「売りたい」「利益を上げたい」と常に思っている。一方、「売上に貢献して儲けさせてやろう」と思って店にこられるお客様は、ただの1人もいないはずだ。この売り手と書い手の構図は、未来永劫不変だろう。


主語の転換の重要性は、お客様との関係だけに留まらない。商売がらみで言えば、ライバル店との戦いなどにも、これが応用できる。

自店ではなく相手の店の側に立って、何をされたら一番困るのか、つまり「これをされたらかなわんな」ということを、徹底的に考え突き詰めるのである。


ここでいう人格とは、主に人間共感能力を指す。社員や現場の従業員たちにいかに共感して、「毎日ありがとう。大変な仕事だけで頑張ってるよね」と声をかけられるかどうかだ。いかに能力が高くて指示が的確でも、上から目線の店長などには誰もついて行かない。これが流通小売業の現場の実相でもある。


元総理の田中角栄に人気があったのも、共感能力が高かったからだ。選挙区に帰った時には、畦道や田んぼで作業している人たちのところに、わざわざ長靴を履いて駆け寄って、「皆さんのおかげで新潟は大丈夫です。ありがとう」と頭を下げて回っていた。同じ元総理でも東大出の福田赳夫や中曽根康弘より、田中角栄の方が圧倒的に人気が高かったのは、結局こういうことに尽きる。


「小売業は局地戦である」というのが、昔も今も変わらない私の持論である。日本一の店は必ずしも作る必要はない。商圏が限られているのだから、「地域チャンピオン」を何百も作れば、最終的に全体で日本一になれるという論法だ。


所感

最近ドンキを使うようになったので気になって買ってみた。


「主語の転換」という相手目線で考える思考法は参考になった。つい仕事でもプライベートでも自分都合で考えてしまうことが多いので。相手の目線になるって基本でよく言われているけど、徹底するのは難しい。


人格が人間共感能力だと考えたことはなかったのでへーと思った。田中角栄先生のファンなので、その文脈で先生の話が突然出てきて興奮した。自らのプライドを捨ててこういった行動ができるかどうかで確かに好感度は変わってくるな。結局人間は感情の生き物なので、こうやって感情を動かせる人は強い。


また小売業は局地戦であるという考えも、Webサービスに通ずることがあるなと思った。どこを「局地」と捉えるか次第というか、選んで欲しい顧客を理解しようってことだと思うのよね。




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