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猫亀パーク
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膨怨【先行公開】

俊司{ただいまーー♪


俺はこの時、上機嫌だった


母{おかえりなさい俊司、どうしたの?にやにやして


俊司{え?顔に出てた?実はさー例のあれ、抽選に当たって購入できることになったんだ!


母{あら良かったじゃない、ずっとほしいほしい言ってたもんね


俊司{ああ・・金貯めてて良かった・・2万もするけどどうしても欲しかったんだ・・


綾{きっも!


俊司{・・・・・あんっ?


綾{ガラスで出来たアニメフィギュアとかきっもって言ってんの!!


俊司{お前には関係ないだろ!


綾{あーーやだやだ、話しかけないで耳が腐る


俊司{お前から話してきたんだろうが!!


母{あーーもう!喧嘩は止めなさいよ俊司!


俊司{なんで俺なんだよ!聞いてただろ!


母{お兄ちゃんでしょ!我慢なさい!!


俊司{また出たよ・・お兄ちゃんでしょって、聞き飽きた・・


綾{ふんっ!


こいつは妹の綾・・見ての通り超クソ生意気なただ1人の妹だ


子供の頃は俺に懐いていた・・どこに行くにもお兄ちゃんお兄ちゃんと俺の後をついてきていた・・


周囲にも仲良し兄妹と周知されるいたほどだ


当然、俺も当時は綾を大事に思っていた・・何があっても俺が守ってやる


そう思っていたが・・今となっては正直・・・・鬱陶しい


目が合えば喧嘩ばかり・・そんな毎日を送っていた


俊司{早く一人暮らししてぇ~・・高校卒業するまでは実家暮らしって決められてるから我慢してたがもうすぐ高校卒業だ・・そしたらあんなやつとおさらば出来る・・我慢だ我慢・・



次の日・・学校


女1{ねぇ聞いた?またこの近くで・・


女2{うんうん知ってる・・他校の子がまた1人レイプされたって・・


女1{しかも被害者の子・・お腹がパンパンに膨らまされてたんだってよ?


女2{えっ!?なにそれ!?どういうこと?


女1{わからないわよ・・ただ救急車で運ばれていくのを見た子の話だと、妊婦みたいなお腹だったって


女3{妊婦だったとかじゃなくて?


女1{そんなわけないでしょ~?制服からお腹がほとんど飛び出してたらしいもん


女2{やだぁー怖ーい・・


俊司{へーー・・そんな事件あったんだ・・物騒な世の中だなー


女2{犯人ってわかってるのかな?


女1{わかってたら警察がもう逮捕してるんじゃない?


この時俺は、近所にも酷い事するやつもいるもんだと軽い気持ちで聞き流していた・・


【屋上】


男1{なあ俊司


俊司{んーー?


男1{お前の妹可愛いよなー


俊司{はっ!?なんだよ突然


男1{前に偶然お前が家族で買い物してるの見かけてさ、声かけようかと思ったら傍に妹さん居たろ?始めてみたけどめっちゃ可愛かったなって!


俊司{可愛くねーよあんなやつー!


男1{えーー!そんなことないってーー!アイドルだって言われても疑わないぜ!?


俊司{見た目は良い方なのは認めるけど、性格はクソだぜあいつ!


男1{そうなの?そうは見えなかったけどなーー


???{・・・・・・



【自宅】


綾{・・ねぇ、クソ虫


俊司{・・・・・・・


綾{聞いてんのクソ虫!


俊司{・・もしかして・・俺の事か?


綾{あんた以外に誰がいるのよ!聞こえてるならさっさと返事しなさいよ!


俊司{なんだとこのやろう!誰がクソ虫だこらぁ!!


綾{あーもう大声出さないでよ、ただでさえあんたの声気持ち悪いんだからー!


俊司{だったら出てけよ!!俺の部屋に入って来て何言ってやがる!


綾{あんたさ!今日学校で私の悪口言ってたでしょ!!


俊司{はっ?何のことだよ


綾{とぼけないで!!性格はクソとか言ってたでしょ!!


俊司{あーその事か・・って!なんで知ってるんだよ!


綾{偶然屋上の近くにいたらあんたのバカでかい声が聞こえただけよ!謝ってよ!!


俊司{なんで謝らないといけないんだよ!!真実だろうが!!


母{何してるの!!今何時だと思ってるの!!


綾{だってアレが私の悪口を学校で言い触らしてて!!


母{えっ!?本当なの!?


俊司{言い触らしてねぇーよ!!てかアレってなんだこらぁ!!


母{あーーもう!綾は部屋に戻りなさい!!俊司もあんた何で大人しくできないの!!


俊司{だからなんで俺がいつも悪いみたいな感じになってるんだよ!!今回もあいつから突然喧嘩仕掛けてきたんだぜ!?


母{おにっ


俊司{お兄ちゃんでしょ!って言うんだろ!?いつものことだな!!


母{もう勝手になさい!!


バタァン!!っと扉が閉まる


俊司{あーーーーーーーもう!!何なんだよ!!


俊司{・・てか屋上の近くになんで1年の綾が居たんだよ・・・・あーやめやめ!一時でもあいつの事なんて考えたくもない!


そして日が経過した・・・それからも当たり前の様に綾と喧嘩の毎日だ・・勿論、ほとんど綾から一方的に仕掛けてくる・・


俺をなんであんなに目の敵にするのか・・俺が一体何をしたて言うんだ・・


・・・・・・・


(子供時代)


綾{あっ!お兄ちゃんどこへ行くのー?


俊司{ママから小遣い貰ったからお菓子買いに行こうと思ってさ!


綾{綾も一緒に行くーー!


俊司{良いけど、何も買ってあげないぞー?


綾{良いもん!お兄ちゃんと一緒に居たいだけだもん!


俊司{仕方ないなーなら行くか!


綾{うん!


俊司&綾{行ってきまーーす!


ガチャン


俊司{道路危ないからな、手を繋ぐぞ!


綾{うん!


・・・・・・・・・・・・


俊司&綾{ただいまー!


母{おかえりなさい、あら?何それ


綾{えへへー!お兄ちゃんにお人形買ってもらったー!


母{あら、良かったじゃない!


俊司{くぅぅ~~買わされた・・しかも600円もするやつ!


綾{ありがとうお兄ちゃん!これ宝物にするね!




数年後・・綾が小学校高学年の時・・



綾{お兄ちゃん、この問題なんだけどー


俊司{どれどれ・・あーそれはだな・・ここの数字を・・ここに掛け算してだな・・


綾{あっ!なるほどーー!すごいお兄ちゃん!


俊司{他にも分からない所あったら聞けよな!


綾{うん!



そして・・綾が中1の時・・・俺は中3にして初めて彼女ができていた


俊司{じゃあ行ってきまーす


母{晩御飯は?家で食べる?それとも彼女さんと食べてくる?


俊司{それがまだ決まってなくてさ、決まったら連絡するよ


綾{・・・・・・・・


俊司{綾!何か欲しいのあれば言ってくれればー


綾{そんなの無いから・・・


俊司{・・そ、そうか・・


思えば綾が変わったのはこの時からだ・・


そして・・今に至る・・



そして・・今日も何も変わらない1日が終わる・・そう思っていた・・


【夜】


俊司{そうだ・・今日母さんたち出かけてるから晩御飯自分で買って来ないといけないんだった、あーめんどくせぇ~・・


俺は辺りがすっかり暗くなった時間に晩御飯を買いに家を出た


俊司{何にするかなー・・牛丼・・鉄火丼・・んーー悩むなぁ


???{ふぅ~スッキリしたー


俊司{んっ?


ある公園から6人の見るからに柄の悪い男達が出てくる


不良A{これからカラオケいくか?


不良B{いいねー!行くか!


俊司{うわ・・なんだあいつら・・


不良C{ああん?何見てんだこら!!


俊司{す、すいません!


不良たちは歩いて去っていく


俊司{ああいうのには関わりたくないからなぁ~・・てかこんな何もない公園で何してたんだ?


商店街に向かうにはこの公園を横断した方が早いため・・俺は公園の中へ・・


???{・・・うっ・・ううっ・・・


俊司{んっ?・・なんだ?


???{だ・・・だれ・・・か・・・


俊司{気のせいか?


???{たすけ・・・て・・苦し・・


俊司{気のせいじゃない!?女の声だ!


俺は声がする方へ向かった


俺は{誰かいるのか!


女{ううあ・・・


俊司{見つけた!誰か倒れてる!


茂みの中に足が見えた・・誰か倒れている・・


俊司{大丈夫ですか!?・・・なっ!?


そこに倒れていたのは・・


女{助けて・・・くださ・・い・・


まるで妊婦の様にお腹が膨らんだ制服がボロボロになった女子高生がそこにいた


俊司{こ、これは・・あっ!


クラスメイトの女子たちの会話を思い出した


俊司{まさか・・・


女{助けてください・・お腹が・・痛いぃぃ・・


俺はすぐにスマホで救急車を呼んだ


そして女の子は運ばれていった・・共に来た警察に色々事情聴取も受けた


俺は商店街に向かう途中だったこと・・公園から6人の不良を出てきたことなど


そこそこな時間が経過しただろうか・・


警察{ご協力ありがとうございました


俊司{いえ、それじゃあ俺はこれで


俺の脳裏には・・さっきの女子高生の姿が浮んでいた


俊司{酷いことするなぁ・・可哀想に・・


その日はこうして終わった・・・



(3日後)


この日は俺にとって待ちに待った日だ・・抽選で購入権利を得た例のフィギュアを買いに行く日だ


店主{ありがとうござましたー!


俊司{か、買った・・ついに買ったんだ・・


持っているだけで震えが止まらない・・


俊司{落したら終わりだ・・ガラスで出来てるんだ・・割れる・・壊れる・・28500円もしたんだ!


俺は慎重に・・最善の注意をはらいながら家に帰った・・


母{買えたの?


俊司{あ、ああ・・買えた・・


母{あはははは、そんな大事そうに持ってー・・あはははは!


俺は何を言われようと気にも留めず・・自分の部屋に入った



俊司{お、おお・・俺の部屋にある・・あれが・・俺の部屋に・・


袋を開け・・そして厳重に梱包された箱を開けていく


俊司{お、おおお・・・おわぁぁぁ!!


そこにはキラキラと輝いた推しキャラのガラスフィギュア


俊司{あとは箱から取り出して・・専用ケースに入れて飾るだけ・・ごくっ・・


俊司{待てよ・・地震とかきたら倒れるんじゃ・・あーーもう!もっと早くに確認しとけばよかった!!


俺はフィギュアを机の上にそっと置き・・この日のために用意したガラスケースの棚の元へ


ガチャ・・・


綾{おい、クソ!


俊司{んー・・棚は壁にちゃんと固定されてるから大丈夫だな・・


綾{聞いてるの!?ついに言葉も理解できなくなったの!?


俊司{今それどころじゃないんだよ!!黙ってろよ!!


綾{はぁ~!?なにそれ!きっも!母さんがジュース買ってきたからってあんなに渡して来てって言われたからわざわざ持ってきてあげたのに!!


俊司{ならそこらへんに置いとけって!


綾{はいはいそうさせてもらうわよ!!


ブォン!と缶を投げる・・・机のある方へ・・


ガコン!!


綾{あっ・・


まるで時の流れが遅くなったように見えた・・綾の投げた缶が・・あろうことか例のフィギュアが入った箱に直撃


箱が机から・・・・落下していく


俊司{うわぁぁぁぁぁ~~~~!!!!!


ドンッ!っという音と共に地面にたたきつけられる箱・・・そして・・聞き間違えであってほしい・・そう思ってしまうほどハッキリと・・


ガシャァン・・という音も箱の中から聞こえた・・


俊司{そ、そんな!嘘だろ!!


俺は箱を拾いあげ、慌てて中を確認する・・


俊司{!!!?


目線に飛び込んだのは・・頭も・・手も・・足も折れ・・胴体には大きなヒビが入った無残な状態となったガラスのフィギュアだった


俊司{うわぁーーーーーーーーーーー!!!!


俺はただ叫ぶしかなかった・・


大声で叫んだ・・久しぶりに目から涙まで溢れて・・


俊司{綾・・・貴様ぁぁぁ!!!!


綾{ふっ、ふん!そんな所に置いておいたあんたがいけないんだからね!!そんなゴミ!!


そう言うと部屋から出ていく・・


俊司{・・・なん・・・だと・・・


その時ハッキリと・・頭の中で何かが切れる音が聞こえた・・


俊司{・・・・・・殺してやる・・


俺は色々なパターンの殺害方法を妄想した・・


俊司{もううんざりだ・・我慢の限界だ・・・ヤってやる・・・


そんな時だった・・


スマホに電話の音が鳴り響く・・


それは・・彼女からの電話だった・・


俊司{・・・駄目だ・・俺がもし警察に捕まったら・・彼女が悲しむ・・


彼女は俺にとって大事な存在だった・・


俊司{だが・・・あいつに痛い目合わせないと気が済まない・・・何か・・何か方法は・・


・・・ある計画が頭をよぎった・・・


俺は・・ニヤリと笑みを浮かべた・・


それから数日が経過しただろうか・・俺は探し続けた・・


あの・・・6人の不良たちを・・・


そして俺はバイト帰りについに見つけた・・そこは人気が少ない・・空き地だった


俊司{見つけた・・あいつらだ・・


不良A{でよぉ!あっちから喧嘩売ってきといて、もう勘弁してください!って財布おいて逃げてってよ!


不良B{だから今日お前気前がよかったのか!


不良C{ご馳走さん!また頼むぜ!


不良D{それよりもそろそろ新しい得物探そうぜ!溜まっちまってさー!


不良A{おっ!いいな!どの子にする?


俊司{・・な、なぁ・・・あんたら・・


不良たちが一斉に振り向く・・


不良A{あっ?・・なんだおめぇ・・


不良B{何か用か?あぁん?


不良たちは俺が注意をしにきたと勘違いしたのか・・メンチきって威嚇してきた


俊司{・・用は・・・ある


不良C{なんだ?言ってみ?


指をポキポキ慣らし始めた


俊司{・・・頼みが・・あるんだ


不良たちはまさかの俺の言葉に首を傾げた


不良A{・・頼みだぁ?


不良B{俺達が人助けするように見えるのか?てめぇ?


俊司{助けてほしいわけじゃない・・


不良B{じゃあ何なんだよ!早く言えよ!!


俊司{・・襲ってほしい女がいるんだ


不良たち{!?


不良A{襲ってほしい・・女?


俺はうなづいた・・


不良D{はっ、はは!ははははははは!


不良C{何言いだすかと思ったら!はははははは!


不良A{面白いなおめぇ!よっしゃ!詳しく聞かせな!こっち来い!


不良たちは俺を気に入ったのか、ジュースを1本渡して座らせてくれた


不良A{で?その女ってのは誰だ?ムカつくクラスメイトとかか?


不良B{教師か!?


不良C{まさか母親って言わないだろうな?俺は熟女が嫌いなんだよ


俊司{・・・妹だ


不良A{妹?・・はは!お前自分の妹を俺達に売りに来たのか!


不良B{どんだけ嫌われてんだよお前の妹!はっはははは!


俊司{これが俺の妹だ


俺は用意した写真を見せた


不良A{まじかよ・・めっちゃ可愛いじゃん・・


不良B{ああ・・どんなブス紹介されるかと思ったら・・


不良C{おっぱいもでかいぜこりゃ!くぅぅたまんねぇー!


俊司{お願い・・できるか?


不良A{俺達は構わないぜ?・・なぁリーダー!どうするー?


目線の先にはさっきから一言も話に入ってこない男がいた・・


リーダー{・・・・・・・・


俊司{ごくっ・・


リーダー{・・・・良いぜ


不良たち{ひゃっほーーー!!


リーダー{後悔してももう遅いぞ?・・もう俺達のターゲットになっちまったからな・・


俊司{ああ・・後悔はない・・


リーダー{・・よし、聞かせな・・どうしてほしい?


不良A{おっと、さすがに殺し以外でな?


俊司{・・・・殺してほしいとまでは言わない・・ただ・・・


俊司{自殺を考えるくらい・・徹底的に悲惨な目に合わせてほしい


俊司{そのためなら・・何をしても構わない!


ニヤッ・・っとリーダーは笑みを浮かべた



【翌日】


母{おかしいわね~・・


俊司{何が?


母{いつも帰ってくる時間なのに綾が帰ってこないのよ


俊司{あー・・そういえばそうだな


母{友達とどこかに寄ってるのかしら・・・それに綾ね、お小遣い前借りして何か買おうとしてるみたいなのよ


母{だからもしかしたら買い物中かもしれないけど・・でも綾に限って何も言ってこないわけ・・


その時だった


スマホにメールがくる・・画像付きで・・


そこには・・


俊司{!!?


意識を失ったまま運ばれている綾の姿だった・・・


そこには場所が記載されていた


俊司{・・俺・・探してくるよ


母{えっ?・・


まさかの言葉に驚いた顔をする母


母{・・お願いしてもいい?


俊司{ああ・・


そして俺は・・メールに記載された場所に向かった・・


[newpage]


【廃工場】


綾{だ、誰よ・・あんたたち・・


不良A{やっぱ可愛い~~


不良B{ああ・・たまらんぜ・・・


意識が戻った綾は、見知らぬ男達に囲まれているのに気付いて慌てて立ち上がる


そして・・ある違和感に気づいた・・それは・・


綾{何これ・・私のお尻に・・何か入って・・


それは1本のホースだった・・そのホースは目の前の空気ボンベから伸びているものだった


綾はホースを抜こうとするが・・


綾{痛い!


リーダー{諦めな、そのホースの先端は中で膨らんでる・・無理やり引っ張ればケツ穴がブチ切れるぜ


綾{なんでこんなことするのよ!何が目的よ!


不良C{俺たちと遊ぼうぜ~?


綾{はぁ?お断りよ!警察呼んでやる!


だが、綾のバックはリーダーの傍にあった


リーダー{呼んでみな?


綾{だ、誰かーー!!


綾はその場から走り去ろうとする・・だが・・


ビィン!!っとホースが限界まで伸び、綾に激痛が襲う


綾{ぎゃ!!


重い空気ボンベはビクともしない・・


お尻を抑えてビクビクと痛がる綾


俊司{・・居た・・


俺はバレない様に・・遠くで隠れてその光景を見ていた


不良A{さてと・・じゃあ始めるか?


その言葉にビクン!っと身体を揺らし、怯える綾


綾{や、やめて・・


不良D{安心しなって、俺達の言う通りにすれば殺しはしない


綾{えっ・・こ、殺し・・


ナイフをちらつかせる不良たち


綾{や、やだ・・殺さないで・・


不良A{言う通りにするか?


綾は言葉なくただ静かにうなづくしかなかった


不良A{良い子だぜ、じゃあまず誰からにするー?


俊司{怯えてる怯えてる・・くくく、いい気味だ・・


不良B{じゃあまず俺からなー!・・お前処女ー?


綾{えっ!?


不良B{処女かって聞いてるんだよ!


綾{そ、それは・・


プシュウウ


綾{ひゃ!!


空気ボンベから空気の流れる音・・横に居るリーダーが空気ボンベを操作しているようだ


綾{嫌!?空気が入ってくるーー!!


慌てふためく綾


綾{処女です!処女ですーーー!!


キュ、キュっと空気が止まる


リーダー{ふっ


綾{うぅ・・ううぅ・・


不良B{処女!?くぅぅぅたまんねーー!


不良A{わかったか?言う通りにしないと・・


綾{やめて・・やめてください・・わかりましたから・・空気入れないで・・


綾はお腹の中の圧迫感に襲われていた


不良C{んじゃ次俺!・・そうだなぁ~・・何でもいいから踊ってくれよ!歌付きでな!


綾{踊りなんて・・私出来ない・・


リーダー{・・・・・・


プシュウウウ


綾{ひぃぃぃ!!!


慌てて綾が踊り出す


不良たちはその不器用な踊りを見て笑い出す


綾{踊ってます!踊ってますから空気止めてください!!お腹が痛いんですーー!


涙でびしょびしょになった顔で、よくわからないまま踊って見せている


制服に隠れてまだ目には見えないが・・膨らんだお腹に生地が押されている盛り上がっていた


それが綾には怖くてたまらなかった


俊司{なるほど・・被害者の子のお腹が膨れ上がってたのはこういうことだったのか・・


綾{空気止めてよーー!踊ってるでしょーー!!


不良C{歌ってないじゃん!


綾{・・うぅぅ~~!!ララ・・ラララァァーー!!


ギャハハっと笑いが起こる


俊司{ぷっ!くくくく!


もはや綾に対する憐れみは一切なかった


俊司{ここからじゃ綾の後ろ姿しか見えないな・・もっと良い場所ないかな・・


そんなことを考えていた


キュ・・キュ・・と空気が止められる・・


綾{ひっ!お腹が・・私のお腹・・


お腹は丸みを帯びていた・・上着が盛り上がっていた・・


綾{見たくない・・今お腹がどうなってるか見たくない!


そして圧迫感もさらに強くなっていた


綾{お願いします、もう許してください!お願いしますーー!


必死だった・・だが・・


不良D{じゃあ次俺な!そこでオナニーしろ!


綾{えっ!!?


不良A{ひゅーー容赦ねーー!


綾{そん・・な・・


不良D{オナニーだよオナニー!したことあるんだろ!


リーダーの手が空気ボンベに伸びる


綾{いや!!だめぇぇぇぇ!!


綾{あ、あの!お願いします!他のことにしてください!!他のことなら何でも・・


プシュウウウ!


綾{ひぎゃ!!


ぷくぅぅっとお腹が更に大きくなっていく


綾{苦しい!苦しいよぉ~~!!


不良たち{オーナーニ!オーナーニ!


綾{うっ・・うぅ・・嫌だよ・・助けて・・・・


綾は自分の胸を揉み始める


綾{うぅ・・ひっく・・これで・・良いですか?


不良D{リーダー!


キュ!プシュウウ!!っとさらに空気の量が増す


綾{ひっぎぃぃぃ!?


綾{お腹が!お腹が裂けちゃうよぉぉぉ!!!


不良D{それが嫌ならもっとちゃんとしろよ!このまま破裂したいのか!


綾{はっ・・破裂?・・・


考えたくもない言葉を耳にした・・このままお腹が膨らまされればどうなるか・・考えないようにしていた・・


だが・・風船は膨らませすぎれば破裂する・・ならお腹だって・・


綾{ひぃぃぃぃぃ!!やだぁぁぁぁ!!!!


今までにない程の悲鳴をあげ、咄嗟に手をスカートの中に入れる・・


綾{してますぅぅぅ!!オナニーしてます!!どうぞ見てください!だからお腹膨らませるのやめてーーー!!!


綾{破裂させないでーーー!!!お腹破裂させないでーーー!!


不良D{ごくっ・・たまんねぇ・・・


綾{んっ!んん!んーー!


必死だった・・その必死な行動が逆に不良たちを湧き立たせた・・それは俊司も一緒だった


俊司{みっともねー!ぷくくく!いい気味だ!


不良E{見ろよ!もうすぐへそが見えるぜ!


綾{えっ・・・ひぃ!


制服の上着がどんどんめくれ上がっていき、膨らんでいくお腹が見えて来ていた


綾{いやぁぁぁぁぁ!!


ぐい!っと上着を下に伸ばし、お腹を隠す


不良A{おいおい隠すなよー!


綾{なんで空気止めてくれないの!言う通りにしてるじゃん!


こうしてる間にもどんどんお腹は大きく膨らんでいっている


綾{誰か!誰か助けてーーーーー!!


不良&俊司{ははははは!


綾{助けて・・お兄ちゃん・・


リーダー{ほほう・・・・・


キュ、キュ・・っと空気が止まる


不良A{あれ?止めちゃうの?


リーダー{次は俺だ


綾{ひっく・・ひっく・・うぅ・・もう・・・いやぁ・・・


綾{苦しい・・痛い・・お腹痛い・・


お腹が見えない様に上着を下に引っ張っている・・絶対に見たくはないのだ


リーダー{良く聞けよ?今からお前の腹が破裂するまで空気を入れ続ける


綾{えっ!!?や、やだ・・嫌あぁぁぁ!!


リーダー{黙って聞け、だが助かる方法がある・・それは・・


真っ直ぐ指さすリーダー


綾{えっ・・・


綾が背後を振り向く


俊司{・・なっ!?


綾{なんで・・・ここに・・


リーダー{助けてもらえ、それが出来るならな?


キュ・・キュ・・プシュウゥウゥゥ!!


綾{ひぎぃぃぃぃ!!!!


空気が入ってくる・・またお腹が膨らみ始めた・・


俊司{ちょ!なんで!


綾{助けて・・・


俊司{あ、綾・・


綾{助けて!!お兄ちゃん!!


俊司{!!?


綾{うわぁぁぁぁん!お兄ちゃ~~~ん!!!


綾は振り返ると俊司の方へ走っていく


俊司{綾!?うわっ!


俊司にしがみつく綾


綾{お腹が痛いよ!!このままじゃ破裂させられちゃう!!お願い助けてーー!!


必死な乞い・・涙でぐしょぐしょになった顔で・・


俊司{・・そ、それは・・・その・・あの・・


綾{ごめんなさい!ごめんなさい!!ずっと謝りたかった!!ずっとずっと!ずっと謝りたかったの!!


俊司{えっ?


綾{私!わたっ・・ぐあ!


綾{ひっぐぅぅ!!く、苦しい・・あ・・ああ・・


不良A{おお!お腹丸見えだぜーー!


不良B{パンパン腹だぜーー!


既に上着からお腹が飛び出していた・・まるで臨月の妊婦のようなお腹になった綾


綾{私・・お兄ちゃんのことが・・すっ好き・・で・・うぐぅ!・・かはぁ・・はぁ・・はぁ・・


綾{兄妹としてじゃなく・・1人の男の人として・・好きで・・・


綾{だけど・・ぐああ!!


綾{でも・・彼女が出来たって聞いた時・・嫉妬でどうにかなっちゃいそうになって・・それで・・があ!!


綾{ああぁぁぁ!!痛いぃぃぃぃぃぃ!!!!


俊司{綾・・お前・・だから俺に強く当たって・・


綾{ごめんなさい!ごめんなさい!!謝っても無理なのはわかってる!だけど私まだ死にたくないよぉぉぉぉぉ!!!


綾{死にたくないよ・・助け・・あ゛っ!!


ミチミチミチ・・





俊司{綾!!・・うわぁぁぁ!もう良い!空気を止めてくれ!!綾をもうこれ以上苦しめないでくれーー!!


綾{お兄・・・ちゃ・・・


力無くその場に崩れ落ちる綾


俊司{綾!?


キュ・・キュ・・キュ・・っと空気を止める


リーダー{面白いもん見せてもらったぜ


不良A{今までで最高のショーだぜ・・


俊司{綾!綾!!


綾は気を失っていた・・破裂寸前のお腹のあまりの苦しさに


俊司{くっ・・ごめん・・ごめんな綾・・俺・・


リーダー{さてと、じゃあそろそろお楽しみといくか


不良A{待ってましたー!


俊司{え?


不良B{俺もう我慢の限界だぜ!リーダーの次俺な!


不良A{何言ってんだ!前もお前だったろ!次は俺だ!


俊司{何を・・


リーダー{どけ


俊司{い、いやだ!もういい!綾はもう十分苦しんだ!


リーダー{・・どけぇ!!


ゲシッ!


俊司{ぎゃ!!


リーダーはズボンを下ろし始め、不良は綾のパンツをズリ下ろした


俊司{ま、まさか!!


不良A{そこで見てな!妹の処女喪失レイプだぜ!


俊司{そ、そんな!やめろーー!


リーダー{へっへっへ・・


綾{・・・・んっ・・・


俊司{や、やめ!


偶然だった・・この時偶然にも大きく開いたまま横たわった綾のバックが目線に入った


そしてそこには・・・


俊司{あれは・・・まさか・・・あのフィギュアは・・・


綾{・・・・おにい・・・・ちゃん・・・


俊司{まさか・・・綾・・・お前・・


俊司{うっ・・・うわぁぁぁぁぁあ!!


リーダー{うお!?


俺はリーダーに殴りかかった


不良たちも集まって俺を袋叩きにした・・


全身から痛みが走る・・おそらく腕も折れた・・


だが・・俺は必死に綾に追いかぶさった・・


破裂寸前のお腹にされてしまった綾に・・これ以上酷い事をさせたくない・・


そんな願いが通じたのか・・偶然にも騒ぎに気づいて人が集まってきた


警察を呼ばれるとまずいと、不良たちは一目散に逃亡した・・


薄れていく意識・・・俺は綾を守り抜いた事への安堵を感じていた・・そして・・


深い後悔に心をえぐられながら・・


俺と綾は都内の病院に運び込まれた・・


綾は内臓の損傷が激しく・・俺は全身の打撲で入院を余儀なくされた


だが・・俺は周囲からまるでヒーローのような扱いを受けた


(妹を命がけで守った兄)


違う・・そんなんじゃない・・・


俺の言葉は誰の耳にも止まらない・・謙遜している・・そう思われてしまう


俺が妹を売ったからなのに・・・


自殺したくなるような辛い目に合わせたかっただけのなのに・・


それが真実なのに・・


母{俊司!本当によくやったね!あんたは自慢の息子だよ!!


俊司{だから違うんだ母さん!それは!


だが・・その後がいつも声でてこない・・


真実を話したら俺がどうなる?


そう思って怖かった・・


彼女からはまるで惚れ直したような表情を向けられる・・


警察からもヒーローのような扱いを受けた・・


そして・・


綾{お兄ちゃん・・・ありがとう・・助けてくれて・・


俊司{いや・・それは・・


綾{それと・・ごめんなさい・・謝っても、もう昔みたいにはなれないかもしれないけど・・許してもらえるように私・・


俊司{綾・・もう良いからさ・・俺はもう怒ってないから・・


綾{お兄ちゃん・・・ごめんなさい・・うぅ・・うわぁぁぁぁん


目から涙はこぼれる・・


俺は綾を優しく抱きしめた・・


周囲から拍手が起こった・・


母さんも感動で泣いていた・・




だが・・もしあの不良たちが捕まったら・・俺の事を話すかもしれない・・それが恐ろしく怖かった・・


俺は後悔をし、怯え続けたままこれから過ごす事になる・・


俺はヒーローでも、自慢の息子でもない・・・





俺が・・・・妹を売ったんだから・・



【完】

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