「うう…太ったなぁ…」
私は鏡を見ながら現在の身体を確認していた。
あれから数ヶ月後…見事に未来は改変されたようだ。…悪い方に。
「数ヶ月でこんなに駄肉が付くなんてな…」
あの出来事から、無性に腹が空く様になって、常に何かを食べている。
その結果、想定より早く肥満化が進んでいるようだ。
「数年先の事じゃなかったのか…?」
ダイエットは何度も試みたが、それを上回るスピードで太っていく。いつしかダイエットは諦めてしまった。
仕事(本屋のアルバイト)中は変若(をち)の能力で若返り、太る前の姿で出勤している。
「自業自得だが…それにしてもこんなに太るなんてなぁ…」
鏡を見ながら腹肉を掴み、太ったことを再認識する。
「まあ…太る前の姿に戻れるから困ってはいないが…」
「…そうか、常に太る前の姿に『軽く』能力をかけておけばいいのか!」
既に判断力が落ちてきている菫子は、この選択が肥満化を加速させること、1年もしないうちに『とんでもない』身体になってしまう事をまだ知らない…