◆夏休みはちびびと採集!
がんた:
「おい、みろよユウタ!まだ手つかずの村だっ!
うッほぉーっ!ちびびとどもがウジャウジャいるぜぇ~!」
ユウタ:
「ははっ、ビビってるビビってる・・・。
あぁー・・・ちいさいのを見下ろすのはいい気分だなぁ~。
一匹残らずつかまえてやるから、覚悟しろよ・・・アリンコども!」
ちびびとたち:
「で・・・で・・・でかびとだあぁぁぁ!!!」
「はやく逃げろぉぉ!!!」
「つかまったら殺されるぞおぉぉぉ!!!」
「つ、ついに見つかった・・・もう終わりだ・・・」
ちびびとたちは泣き叫びながら、
一目散に村の奥にある橋を目指して逃げ出しました。
橋の先は森が広がっていて、隠れる場所がたくさんあるのです。
がんた:
「あっ!森に逃げる気か!?」
ユウタ:
「ふん、バカどもめ!逃がすか・・・よっと!!」
ユウタはたった五歩でちびびとたちを先回りすると、
橋の上に足を持ち上げ・・・グシャッ!と踏み潰してしまいました。
がんた:
「おっしゃあ、ナイスユウタ!」
ちびびとたち:
「ああ・・・そんな・・・」
「だめだ、もう、だめだ・・・」
目の前で逃げ道を崩されてしまったちびびとたち。
絶望に青ざめて、その場にへたりこんでしまいます。
そこに、ズン・・・ズン・・・と地面を揺らしながら、
ゆっくりと、巨大な影がにじりよって来ました。
がんた:
「へへへ・・・おーら、カンネンしろや、ちびびとども・・・」
がんたはうんこ座りになって見下ろします。
ミケンにシワを寄せながら、いびつに笑いました。
がんたは、身動きのとれなくなったちびびとたちの頭上に左手をかざすと・・・
まるで『お菓子のつかみどり』のように、ひとからげにわしづかんだのです。
ちびびとたち:
「ぎゃあああぁあ!!!」「げああ!!足がっ、折れ・・・っ!!!」
「たすけてぇぇ!おとぉさぁん!!!」「ウワァっ、落ちるぅっ・・・」
「で、でかびとさま!どうかお慈悲を・・・!でかびとさまぁ!!!」
わめき、もがく、ちびびとたち。
ちびびとは生命力が強いので、そうカンタンには死にません。
それを知っているがんたは、ぐっと力を入れてちびびとを握りしめます。
がんた:
「オラァ!ちびびと大漁ゲットぉ!
へへっ・・・ちっちぇー手足でもがいてやがる、くすぐってー」
がんたの手をユウタものぞきこみます。
ユウタ:
「見して!何匹とった?・・・7匹、8匹?まだまだ、ぜんぜん足りないな!」
がんた:
「しょぼい村だけど、あと50匹くらいはいるだろ!全部ゲットしよーぜ!!」
ユウタ:
「リョーカイ!・・・あ、ちょっと待って。その前に、そいつら半分ちょーだい」
がんた:
「おう?いいけど、どうすんだ?」
ユウタ:
「ずっと歩きっぱなしで、小腹すいちゃってさぁ・・・!」
そう言うとユウタは、
がんたから受け取った4匹のちびびとを、まとめて口の中に放りいれ、
ぐちゃぐちゃと噛み砕いて、ゴクン・・・と飲み込んでしまいました。
ユウタ:
「う~ん!この歯ごたえサイコー!獲れたては鮮度がちがうなぁ!」
がんた:
「ハハハ!やるなーユウタ!じゃーオレも!」
がんたも手のひらに残ったちびびとたちを、バリバリと頬張ります。
ユウタ:
「よーし!!腹ごしらえもすんだし、はじめよーか!」
がんた:
「オッケー!いこーぜっ!!」
そうして、ふたりの最強巨大少年による、村の蹂躙が始まったのでした。
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がんたとユウタの夏休み。
いくら世界(宇宙?)最強とはいえ、彼らもまだ年端も行かぬ少年。
やっぱり虫取りアミ片手に森にでかけて、昆虫採集は外せません。
ただ彼らの場合はその対象が、人間そっくりのちびびとであるという…。
ちなみに「つかみどり」の手のアップは拘りが詰まっております。
いつもあとがき長いので今回はこの辺で。侍ジャパン🥇おめでとう!
HumanThing
2021-08-08 13:17:25 +0000 UTC