彼女はデュラハン。 首なし騎士とも呼ばれる死後に甦った騎士の亡霊であり、蘇りの恩義を返すために魔王軍幹部として兵を率いている。 しかし、彼女の肉体は腐りかけの死体ということもあり本気の一撃を振るうことは出来ずにいた。 「おい。本当に治るのか?」 「えぇ、もちろんよ」 そう問いかけるデュラハンに似合わない白衣を着たサキュバスは平然と答える。だが、その細身の腕の中にはデュラハンの頭が抱かれている。 デュラハンにとって頭部とは弱点その物だ。たとえ片手で剣を振るうことになろうとデュラハンは頭部を手放すことは絶対にないはずだった。 「肉体の一時的な再生とは言うが。どうやって腐りかけた私の身体を治すつもりだ?私の頭を抱える意味も分からん」 「一応の保険かしら?身体を治したら治したであなたが怒って私を斬り殺そうとするかもしれないし、私の魔法で身体を治すときに頭に損傷が起こるかもしれないもの」 「お前、私の身体になにをするつもりなんだ?さすがに仲間を斬るなど騎士道に反することはしないぞ。あと胸を押しつけるな」 「あら、ごめんなさい♪」 デュラハンの文句を意に返することなくサキュバスは豊満すぎる巨乳を押し付ける。そんな彼女にデュラハンは呆れながらガラス製の棺────カプセル槽に入っていく自分の身体を見つめる。 ◆ しかし、デュラハンの予想とは違う光景が目の前で起こっていた。カプセル槽の中で再生されていく肉体に安堵したのも束の間、水槽の中に出てきた触手が彼女の肉体をまさぐり、弄ぶように触り始めたのだ。 「おい!なんだこれは!?やめろ、今すぐやめさせろ!!」 そうサキュバスに向かってデュラハンは叫ぶ。が、サキュバスを押さえつける身体はすでにサキュバスの用意したカプセル槽の中で触手ごときに襲われている。 吸盤のようものがついた触手がデュラハンの乳首に張り付き、彼女のおっぱいを上下左右に振り回しながら乳首を吸い上げる。すると、吸盤の少し後ろがだんだんと膨らんできた。 あの触手はデュラハンの母乳を吸い上げているのだ。生前は未婚であったデュラハンにとって、それは信じられない光景だ。 「あ、ああ、うそ、うそだっ」 ビュウゥーーーッ!!と母乳を噴射する自分の身体を見つめて、そんなことをうわ言のようにつぶやき、ブクブクと頭よりも膨らんでいくおっぱいを、筋肉が削ぎ落とされ、ただの村娘のような身体に戻る自分の身体にデュラハンは絶望している。