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【特殊懲罰房】第35話 懇願の姿勢

◆【懇願の姿勢】 ピピピピッ 『性感度強化処置が完了しました』 『実行時間《3時間12分》』 「あ゛……っ!…あ……ぁっ……………ぐっ」  体が崩れ落ちる 私自身の体液で汚れた床に、ベチャリと倒れ込んだ。 3時間以上、ガニ股蹲踞のポーズをキープさせられて、そのまま無様に、潰れたカエルみたいに倒れた。 体を動かす余力なんて、もう欠片も残っていない。 ガクガク震えながら、本音が零れた。 「イ゛っ、き………!たっ…………ぃ、い゛………!…っ…………………っ!…………」  感覚入力は止まったのに、体を弄られる感触が止まらない。 常に陰核を擽られ、乳首を引っ掻かれ、膣内を穿られ、 子宮口を舐められ、肛門を抉られ、尿道を吸われて、 全身を気持ち良くされている。 寸止めの苦しみだけは残したまま、イキっぱなしよりも遥かに快楽濃度の高い状態を、延々と維持されている。 異常な快楽で、ジリジリと脳が焦げていくような頭痛がし始めていた。 『姿勢指示、意識レベルの固定を解除』 「んぉっ……………っ…………っ」 そして唐突に、急速に意識が遠のいて、暗転。 覚醒維持を解かれた瞬間、私は気を失った。 心も体も、とっくに限界だった。 『性感度強化プログラムを終了』 『意識レベル低下を確認。本日の残り休息時間は《2時間13分29秒》です』 『休息時間の超過が確認された場合、超過時間に応じてペナルティが実行されます。注意してください』 ◆ 「っ……………ぅ、う…………」 ピピピピッ 『対象の覚醒を確認しました』 『《6時間15分33秒》間の休息により、本日の休息時間を《4時間2分4秒》超過しています』 「………っ!ひっ………!」  飛び起きる。 冷水をかけられたみたいに、寝ぼけた頭が一気に覚めた。 無機質な機械音声のアナウンス。 内容を理解して、血の気が引く。 最悪の目覚め。 『超過時間分のペナルティを実行します』 「…………ぁ、あ…………ぁぁぁぁ…………」  頭を抱えて絶句するしかなかった。 吐いた息に乗った掠れた音。 それが自分の声だと気づくのに時間がかかった。 体が重くて、熱い。 起き抜けに告げられた事実に、現実逃避したくなる。 これからまた、寝坊した時間分の懲罰が始まる。 『対象は直ちに《謝罪の姿勢》を行い、休息時間超過に対する反省を述べてください』 「…………は、い………ッ!」  問答無用の命令。 微睡んでいる暇などなく、反射的に従う。 恐怖と焦り。 不安と怒りがごちゃ混ぜになって、心臓が跳ねる不快感。 爪先を揃えて、床に頭を擦りつけて土下座。 寝ている間もずっと全身火傷したみたいに火照っていた体を疼かせながら、謝った。 「ご、ごめん、なさいっ………四時間も、余計に長く休んでしまって、っ、すいません、でした」  不本意な気持ちは恐怖に手折られて、誠心誠意謝罪した。 自分が、確実に調教されている事を自覚して、情けなくなる。 でも、許してはもらえない。 『反省の意思が不十分です』 『声量が不足しています』 『対象は反省の意思を示すと共に、これから行われる懲罰に対する感謝を述べてください』 「もっ、申し訳、ありませんっ!………………ううっ……反省が足りない私を、躾けてもらえて………ぅ、うれしいっ………ですっ……………っど、どうか、お仕置きを、おねがい………しますっ」  悔しい。 でも、それ以上に怖い。 反抗的な気持ちを表に出さないように気を付けながら、奴隷のように体を縮こまらせて、声を張る。 自らを貶めるように謝って、精一杯懲罰をねだる。 『反省の意思を確認しました』 『懲罰の為、新たな姿勢指示を行います。対象は仰向けで手足を広げてください』  そして、始まってしまう新しい懲罰。 本当に嫌だけれど、大人しく従う以外の選択肢はない。 せめて優しい罰であってほしいと願いながら、床に仰向けに寝そべった。 『手足の位置間隔を50㎝以下に保ちつつ、ブリッジ運動を行ってください。掌、足裏以外が床に触れないよう注意してください』 「っ……………はいっ……………っ!ん、ぅっ…………っ」  仰向けで、手足を床につく。 そのまま、胴体を持ち上げて、キープする。 すぐにその姿勢の辛さが襲ってきた。 「うぅっ…………っ………!」 『手足の接地位置が広すぎます。位置を50㎝以下に調整し、維持してください』 「~~~~~っ!……………は、いっ!……………ごめんなさいっ」  手足の位置がほんの少しでも違えば指摘される。 とても不安定で、負荷の大きい姿勢。 早くも汗が肌を伝い、それだけで、ゾクリとした恍惚が頭を痺れさせた。 『頭部が床に触れています。改善してください』 「はいっ………!……っんぐ………ぅぅぅ…………っ」  体に力を込めて、頭を持ち上げる。 少しでも気を抜けば、疲れ切った体が、勝手に楽をしようとする。 懲罰は、まだ始まってすらいない。 それなのに、体はもう音を上げていた。 『股間は70度以上開いてください』 『性器の位置を床から50㎝以上離した状態で保ってください』 『不必要な痙攣や身動きは禁止です。ペナルティ実行中の違反行為が確認された場合、回数に応じてペナルティ内容が強化されます』 「はいっ……………!ごめんなさいっ!……………さ、逆らいませんっ…………!許して、くださいっ…………っ!」  言われるがままに従う。 どんどん辛さが増していく。 でも、逆らえない。 逆らう訳にはいかない。 もし命令に従わなければ、どうなるか。 考えるよりも先に、体が服従する事を選んでいた。 「うぐぐっ………!……うぅぅうう~~~~~~ッっ゛………!!」  他の卑猥なポーズに比べてもかなり恥ずかしく、そして苦しい姿勢だった。 バランスをとるのも難しく、体のどこか一箇所でも力を抜けば姿勢が崩れてしまう。 手足がブルブルと震えて、腰の位置が下がり、頭を支える首が疲れ、今にも脱力してしまいそうになる。 『《懇願の姿勢》です。記憶してください』  それは、家畜のように四つん這いで辱められる《反省の姿勢》をそのままひっくり返したような、かなり無理のある姿勢。 仰向けで、おまんこを突き上げるように差し出したポーズ。 徹底的に焦らされ続けて、ヒクつきながら愛液を滲ませる肉の割れ目。 いやらしく開発された乳首とクリトリス。 ジクジクを疼き、指一本で屈服するほど過敏な媚肉に、これから容赦の無い責めが加えられると思うと、それだけで腰が抜けそうだった。 『今後、対象の意思での要求を含む発言は、《懇願の姿勢》を保ちながら行ってください』 『排泄申請の他、質問や停止を求める発言も該当します。《懇願の姿勢》以外での要求は却下、もしくは懲罰の対象です』 『休息時間超過のペナルティの為、《懇願の姿勢》での姿勢補助を実行します』 「ふぎっ!?っ、ん、ぐっ……………ぅぅうううっ」  自力で耐えるチャンスも与えられず、最初から四肢への拘束が実行された。 肘、膝の先がガッチリと固められ、その座標からピクリとも動かせなくなる。 今にも耐えられなくなりそうだったのに、無理矢理懇願の姿勢を維持させられる。 「あぐぅぅっ………!いっ、嫌っ………っ、くぅんッっっ!~~~~っ!!」 今回は、両手両足だけが固められていて、他の場所は動かせた。 しかし半端な海老反り姿勢で手足を固められてしまうと、腰を淫らにくねらせることしかできなくなってしまう。 完全に全身を拘束されるより、むしろ辛い。 苦しい姿勢から逃げようとする動きは、いやらしく異性を誘う腰振りに変換される。 『対象の規則的な覚醒を促すペナルティとして、痛覚と快楽の神経接続調教を行います』 「っ!?っ…………~~~~~っっ゛!」 そして、これから何をされるのか。 その絶望感を、言葉にすることはできなかった。

【特殊懲罰房】第35話 懇願の姿勢

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