「い、いやっ」 逃れようと身をよじると、 左側頭部が何かブヨブヨとしたものに当たった。 何者かの頭だ。 それは杏の恐怖など意に介さず、 猫がじゃれるようにイボイボの肌をほほにこすりつけてきた。 そのまま肩越しに、揉みしだいている乳房の上に口腔を近づけると べろり、と、生暖かい、ナメクジのような湿った器官を ふくよかな乳肉の上に落とす。 「ひいっ」 それが肌の上を、てらてらと涎の跡を残しながら這いずる。 乳を揉み、舌を這わせる毎に 何者かの生臭い呼吸は荒くなっていく。 「いや…いやあ!」 杏は必死にもがくが、 それがますます密着し、足まで絡ませてくる逆効果に終わった。 許された唯一の着衣である水色のパンティ越しに 「脈打つ何か」が、お尻に押し付けられる。