「今度ハンバーグ屋開くので、店に飾る絵を描いてもらえない?」
そう友人からお声がかかり、今回始めて「飲食店の壁に飾る絵画」を描かせて頂く経験をいたしました。
個人的にパッとイメージするのはサイゼリヤですね。絵画がいっぱい飾ってあるレストラン。
まずラフを練ります。猫が主人公ならなんでもいいよ〜とのこと。
イメージを固めていくために実際にこの店のハンバーグを食べに行ったりしてました。おいしい!!!!!
主人公の猫はきんぴらちゃんっていって、実際に飼われている子です。
友人の家まできんぴらちゃんに会いに行ったんですけれど、とても人見知りな子であんまり顔あわせてもらえなかったですね。
写真はちょっとだけ撮らせてもらえました。
ラフでOKが出たので、パソコンでカラーラフを作ります。絵画になるまえの設計図みたいなの。
カラーラフを提出して、迷ってる色合い部分などを相談、調整します。本当はお店のランチョンマット、オレンジ色なんです。
でもきんぴらちゃんの色とかぶってよくわかんないことになるので、ちょっと色を変えよう…ということで緑色に。
絵の世界の向こう側ではランチョンマット緑色なんですよ…!!
印刷したカラーラフに沿って色を乗せはじめます。
いきなり一番濃い色を乗せましたね…
デッサンやってた人なら分かるんですが、一番濃い色から乗せないと全体的にぼんやりした絵になるんですよ…
(逆にぼんやりを狙うなら薄い色から乗せる)
この絵の具は全く透けないやつなので、はみだしてもOK。どんどん濃い色から乗せます。
色分け。はみだしては修正。はみだしては修正。
胸毛に魂を注いでいるところです。
もふもふになれ。もふもふになるのよ…
背景の子たちもこのお店を経営しているご家族が飼われている猫たちです。
口の位置が上の方すぎて幼女って感じだったのでちょっとシャキっとさせました。
初期のラフだともうちょっと若々しい顔してたんですが、きんぴらちゃんの写真を眺めてたらなんか違うなあ…となって
貫禄をつけさせています 笑 どうですか…?似てませんか…?
ラストスパートでハンバーグに油のテカりを入れたり猫にヒゲをつけたり湯気を描いたりしてます。(完全に加工前の写真しか撮れんかった)
ここが一番テンションあがる。
通話相手に「ハンバーグの色が手に付いた〜〜〜!!!」とか謎の奇声を浴びせながら描いてます。通話相手、毎回すまない。
特殊案件ですが、今回は額縁ごと納品ということで額縁を買いに行きます。(普段はここまではやらない)
額縁はラフスケッチができあがったあたりで下見に行って依頼主さんに写真を送ったりして目星をつけてました。
さて、絵が本当に額縁に似合うかな…?とドキドキしながら店員さんに原画を渡します…
「合うね……」と店員さんと意気投合したところで額縁を購入。
そろそろ完成かな〜〜というところで依頼主さんにご連絡。もうすぐ納品に行きますよっと。
今回は依頼主が身内なのと住所が割れているのとハンバーグを食べに行きたい欲で車を飛ばして直接搬入に行きました。
依頼主さんに直接見てもらって最終調整をします。(はるばる画材を持ち込む奴…)(本来ならこの工程はリモートで行うものなのでなかなか貴重な経験になった)
猫の模様が間違ってないかどうか、依頼主の旦那さんにも参加してもらって確認してもらいました…笑
最終調整が終わったので飾ってもらいました。
うんんん……完成です。ありがとうございました!
テーマは「レストランの座席に飾ってあったら楽しい絵」です。
小さいお子さんに喜んでもらえたら嬉しい〜〜!!と描いた。けれど、可愛いもの好きな大人にも楽しんで欲しい。
一人で食べにいっても猫が一緒に座席に座ってくれてるみたいな…そういう…個人の願望もちょっぴり…入ってますね…(ニコ…)
原画、ここに行ったら会えます。↓
2020年10月に彦根にオープンしたばかりの店です。ハンバーグの超おいしい店としてじわじわ話題を呼び始めている。
製法が特殊なんだ…やわらかいのにしっかり火が通ってる謎のおいしいハンバーグなんですよ…
額縁、ここで買いました。↓
岐阜ってあんまり画材買う場所ないんだ…いつも加藤画材店さんにはお世話になってます…
画材選びのたびにいつも親身に相談に乗ってくださってありがとうございます。