未公開だった最後の7ページを全体公開しました。
http://mof.chu.jp/okojyo1.html
え?!そうなるんかい!!!って色んな人に突っ込まれたけど、はい!!!こうなりました!!!!!
元々、Twitterでだーいぶ前に描いた絵があって、それがこの記事のヘッダー絵なんですけど
このシーンにつながる物語を逆算して描いていったのがオコジョとドラゴン本編なんです。
このひといきなり再会のシーンを絵にしちゃったんですか??!!なんならペンケースとかのグッズにもしました…(懺悔)
二次創作で描いてる漫画とかも、全部結末のシーンを思い浮かべて、そこから逆算してお話を作っています。
お話を作ることになったきっかけみたいなのは、
当時企業の社員で、全然仕事がうまくいってなくて、もっと大人にならなきゃいけないな、感情がもっとうまく制御できたらいいのにな…って悩んでたことです。
自分に対しては厳しめにそう思ってたんですけど、周りの生き辛そうな子たちを見てると、「みんな魔法使いみたいな素敵な感性もってるじゃん…もっとその感性を全面に出して生きたっていいじゃん…」って思って。
他人に対してはそう思うのに、自分には思わないの??!!わたしももっと自由に生きていいのよ……
などと思いながらドラゴンのおとこのこを産みました。この子はすごく感情が爆発したような子で、とにかく魔法を使う。でも大きくなったとき、自分の感情の制御の仕切れなさに涙を流したりもする。
そんなときに支えてくれる子がいたらいい。全部抱きとめてありのままのドラゴンを好きでいてくれる子がいたら。そんな願いを込めてオコジョのおとこのこを産みました。
こんなところまで見てくださってる方のために、物語のプロット(的なもの)を公開しますね。
最初はこんなかんじで、小説みたいなものを書いてから原稿を描いています。
いつも暗号みたいなぐっちゃぐちゃなプロットしか書いてないんですが、今回は絵本にするか迷ってたところもあって
いつもよりはシンプルで分かりやすい筋書きとして残っていたので…お見せできるレベル…だと信じたい…
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オコジョとドラゴン
むかし あちこちの星には ふしぎなドラゴンがすんでいて
ドラゴンの魔法の力で 季節は巡り 土地は豊かになっていた
でもドラゴンはいなくなってしまった
ドラゴンのいない星はずっと止まっていて 全てが雪に閉ざされてしまった
これはそんな星に住む一匹のオコジョ
オコジョは命に厳しいこの星で 籠に食料を乗せて歩き回っている
ある寒い日に一匹のちいさなドラゴンと出会う
ドラゴンは一匹でとても寒そうにしていた
どこからきたの?と問いかける
言葉は通じなかった
カゴから春の植物を出して ドラゴンのまわりを春にしてあげた
ドラゴンはとてもよろこんで オコジョのともだちになった
ともだちになったとき、星は春になった
二匹は一緒に住むための家を一緒に建てた
ドラゴンは自分でも感情をコントロールできないようだった
いっしょにことばを覚えよう 会話をしよう
ありがとうを覚えた ドラゴンは気候を春にした
だいすきを覚えた ドラゴンは気候を夏にした
さよならを覚えた ドラゴンは気候を秋にした
ごめんねを教えた ドラゴンは気候を冬にした
ともだちを覚えた日
ドラゴンは他のオコジョに出会った
「ともだち?」とドラゴンは聞いた
オコジョはちょっとこまった顔をした
ぼくはふつうのオコジョじゃないんだ
他のオコジョたちは季節によって体の色を変えることができたけど
ぼくはずっとまっしろなまま
どんなにがんばってもまっしろのまま
だからね 雪の国で暮らしているんだよ
まっしろ おろそい! そういってドラゴンはオコジョのまわりをくるくるとまわった
おかあさんを覚えた夜に
お母さんを思い出してオコジョの胸に顔を埋めて眠る
オコジョは仕方なくドラゴンに体を預ける
その日オコジョは母の夢をみた
ドラゴンは日に日に成長していく 成長すればするほど力も大きくなる
覚えた言葉 生まれた感情で気候が変わってしまうので住民たちにはひとたまりもなかった
皆でドラゴンを追い出そうという話になった
オコジョはやっと、事の重大さに気づいた
ドラゴンに、この星はきみの感情で支配できてしまうから
別の星に向かって旅に出ようと言った
ドラゴンは笑って
オコジョを置いて一匹で他の星へ行ってしまった
手紙には
こうやっておてがみをかけるのも きみがもじをおしえてくれたおかげだよ
そらのてっぺんは ここよりうんとさむいから
きみはここにいて このほしでげんきにすごして
いままでいっしょにすごしてくれてありがとう
とかかれていた
オコジョはしずかになみだをながした
大きく育ったドラゴンは 宇宙ぜんぶの天気を変えることができる
そして自分の感情をちゃんと自分で整えることができるようになった
だからこの星はとても気候が安定している
だけどときどき雨が降るのは 空の上でドラゴンが涙を流しているからだ
オコジョはロケットと宇宙服をつくって
ドラゴンに会いにいく
まっててね いま 会いにいくからね
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いかがでしたか…!
漫画と読み比べてみると、だいぶ細部が変わっているのが分かると思います。
最初は絵本として描くつもりだったんですが、一ページごとに二匹の細かい動きを描きたかったので漫画にしました。
漫画の強みと絵本の強みは全然違うので、常にどちらで発表するかで悩んでだいぶせめぎ合うんですが…
絵本のほうはいかに流れを単純明解にするかに重きを置いているので、文章はするする入ってくると思います。
漫画はいかに読者さんを振り回すかに重点が置かれるきがする(??!!)すごい戦犯みたいになった!
漫画ってドキドキしない??!ドキドキさせつつも読みやすいみたいな…そういうちょっとひねくれたテクニカルさが感じが求められるじゃん…
そういうことで、物語中盤あたりの海での乱闘シーンとか、後半あたりの一回ハルトとクオンが離れ離れになりかけるけど復縁する(??)シーンとか
漫画でしか盛れないようなアップダウンを加えたのが完成したオコジョとドラゴンになります。
初期案ではさいごの別れの言葉、手紙で伝えてたんだな…!!この案も…ええやん…!
クオンに文字を教えるシーンを描いてる暇がなかったな、ということで夢の中で直接別れを言う流れに変更したんだと思う…
振り返るとどうして別の展開にしたのかいっこいっこ理由が見つかって趣がある 初期プロットっていいですよね(開き直り)
やっぱりイベントに参加するのはエアでも楽しい!!!
子供の頃に一番楽しかったことを思い出すとそこに「本当にやりたかったこと」が隠れてるってよく言われるのだけど、
わたしが子供のころに一番楽しかったことは…拙いながらも漫画や絵本を作って家族や友達に見せたり(昔は広告の裏とかに描いてましたね…!)
封筒に入れてお手紙と一緒に送ったりすることだったのね(鉛筆で描いた原画の本~ホッチキスで止めただけ~を送っていました…子どもの頃のわたし怖い!!)
つまりねぇ子供の頃からやってること自体はずっと変わってないんです…
あの頃の延長線上で、今は顔も声も知らないたくさんの方に向かってお手紙を書くように、物語を書いているのだと思います。
わたしのお手紙、どうでしたか?またそのうち、新しいお手紙を書きますね…( *˘ ˘)
天然温泉インドロイド
2021-06-17 23:19:29 +0000 UTCむくげすと
2021-06-17 17:14:24 +0000 UTCチクワ。
2021-06-17 13:49:09 +0000 UTCりっぷるふぉっくす
2021-06-17 13:01:56 +0000 UTC