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山本アリフレッド
山本アリフレッド

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クラブワールドカップ決勝で暴れたあの男について語ることをお許しください。

3回目の更新でございます。
なんかいきなりゴタゴタでスケジュールが遅れてる気がしますが気にしないようにしよう。

そういえば、先日発売致しました拙作『理系が恋に落ちたので証明してみた。』の第1巻、またまた重版致しましたそうです。またまたありがとうございます。そんなに刷って大丈夫なのかと心配になってくる感じです。がんばろっと。

 

だいぶ突貫作業になりましたが、冬コミ向けのドM提督総集編も入稿致しました。

この表紙描くのはなかなか楽しかったですね。尺稼ぎのためにそのうちこの表紙のメイキングでもしようかしら。FANBOXの皆様結構メイキングやってらっしゃいますけど、私みたいにテキトーに塗ってると解説するものもないっつーか…

それと、また正式にアナウンスしますが、今回はパレス犬吠崎大感謝祭みたいな感じで、オトン提督とドM提督の総集編に加え、謎のグッズが色々ついた謎の新刊セットを頒布する予定です。謎ですね。宜しくお願いします。


というかもう冬コミっつーか年末までちょっとしか時間がないんですけど。どうなってるんだ…2016年がもう息してない…



さて、本日はサッカー話をさせて下さいな。先日行われたクラブワールドカップ決勝の試合を見て、なんか語りたくなったのです。需要無いかもしれんけど、私が語りたいだけなので聞き流してください。

 

■柴崎岳という男についての話。

 

 

先日、クラブワールドカップ決勝にて、鹿島アントラーズ対レアルマドリードという、ウイイレみたいな試合が行われました。試合をテレビで見た方もいらっしゃると思います。

サッカー知らない方の為に解説しておきますが、鹿島アントラーズは2016年度のJリーグ王者です。今年のレギュレーションはちょっと変な事情もありますが、一応チャンピオンです。

レアル・マドリードは2016年欧州王者です。サッカーのクラブチームはヨーロッパが一強なので、簡単に言えば2016年世界で一番強かったチームです。クリスチアーノ・ロナウドとかいう宇宙人みたいな人もいる、化物チームです。

 

この二つのチームにはもうとんでもない実力差があります。別に日本のチームが弱っちいからとかではなく、この大会に出ているチームはほぼ全部レアルととんでもない実力差があります。

クラブワールドカップという大会がいまいちパッとしないのは、各大陸の王者のクラブがトーナメントを戦うと、「欧州王者が勝つに決まっている」からです。

 

そういうわけで、鹿島とレアルが10回戦うと、たぶん8回くらいレアルが勝ちます。ただし、決勝戦はたった1回。サッカーは1試合だけの結果なら幾らでも番狂わせが起こるスポーツです。普通に考えるとどう考えてもレアルが勝つ。でも何かが起こるかもしれない。日本人にとってはそんな期待を持たせてくれる、そんなカードでした。

 

まあ普通に4−2で負けたんですが、延長戦までもつれる激戦が繰り広げられました。

 

90分でのスコアは、2−2。

鹿島側の2点は、同じ選手が得点しました。

試合を見ていた方は、後半開始直後の逆転ゴールを見たかと思います。

私も友人達と試合を見ていて、あの瞬間喜んだというより、「エエエエェェェェェェェ!?」とドン引きしました。

 

その男は、世界で一番強いチームを相手に、3、4人に囲まれながら左足でとんでもないミドルシュートを叩き込んだ後も、笑顔のひとつも見せずに涼しい顔をしていました。

 

 

柴崎岳。

 

 

たぶんこれから、日本を背負う選手になっていくであろう男です。

 

 

彼は恐らくじきに海外に出るでしょうが、あと2年早く行って欲しかった。ここ最近は少し目立たなかった印象がありました。

柴崎さんの能力の高さは若い頃からもう疑いのないものですが、才に溢れた選手ならば他にもたくさんいます。

それでも私が柴崎さんをスゲェと思う所は、

 

 

彼がいわゆる「持ってる男」だからです。

 

 

 

長い事サッカー観戦を趣味にしてると分かるのですが、サッカーには、

 

「ここでゴールを決めると劇的に運命が変わる瞬間」が存在します。

 

 

例えば4年に一度のW杯の決勝、引き分けのまま入った、延長戦。

激戦を経て、どちらも消耗し、なりふり構ってられないほどの総力戦が繰り広げられる状況。なにかの拍子で1点が入るだけで、世界中がひっくり返ってしまうような、決定的な時間。

 

で、そういう時に、実際に世界をひっくり返すゴールを決めてしまう人間って、不思議な事に、大体決まっています。

誰でも出来るわけじゃないんです。出来る人と、出来ない人がいます。

そして、それが出来た人間が、「スター」と呼ばれるようになっていく。

 

 

本田圭佑が日本のエースになったのは何故でしょうか。

彼は若い頃から優れた能力の選手でした。北京五輪代表にも選ばれ、将来を嘱望されていました。けど、正直当時の北京世代には彼くらい優れたアタッカーは他にもいました。水野も、家長も、柏木も、梅崎も、皆凄い能力の持ち主でした。でも、彼らは誰も本田圭佑の域には辿り着けませんでした。

何故彼だけが日本のエースと呼ばれるようになったのか。

 

それは、彼が南アフリカW杯で点を入れたからです。

4年に一度の大舞台で、チームを勝利に導く1点を入れた。50年くらいは語り継がれそうなFKを叩き込んだ。

それが出来たから、それ以降彼は日本のエースになったのです。たった2試合で、彼は世界をひっくり返したのです。

 

 

じゃあ、それが出来る人と出来ない人の違いって何なんでしょう?

 

 

それは…

 

 

え?駄文を垂れ流して悦に入るのは勝手だけどとりあえずなんか絵を出せ?

 

 

はいすいません分かりました。とりあえず黒歴史シリーズでも出します。

昔描いた和服少女の絵です。なんで描いたかは忘れました。

こういう風にいろんな色を節操なく使う塗り方は結構好きです。

 

 

で、サッカーの話に戻りますけど。

 

 

私は、それは「経験則と自信の差」だと思っています。どのくらい世界をひっくり返す経験をしてきたかどうか、の差です。

 

 

FC東京に、中島翔哉という選手がいます。リオ五輪代表にも選ばれた、若きアタッカーです。しかし実はリオ五輪の時、彼はFC東京でスタメンではなく、試合に出られていませんでいた。

普通、普段試合に出ていない人間を代表に選ぶのはリスクがあります。試合に出せるコンディションが整っていない可能性が高いからです。

ですが、リオ五輪代表監督の手倉森監督は、彼を呼び続けました。

何故かというと、彼は「持ってる男」だったからです。

 

中島翔哉は、年代別代表で凄まじい数のゴールを決めてきた選手でした。勝負所で、彼はいつも試合を決定付ける働きをしてきました。リオ五輪の最終予選、出場がかかったイラン戦の延長後半に、5分間の間に信じられないようなスーパーゴールを2点入れたのも彼でした。

それらの経験は、彼に自信を与えていたと思います。「自分は決定的な所で、世界を変えられる」という自信を。

 

 

そして中島翔哉は五輪代表に選ばれ、負ければ敗退の2戦目のコロンビア戦で、後半1点を追う絶体絶命の状況、ペナルティエリアの大外から、目の覚めるようなドライブシュートを叩き込みました。

彼はこれからも、どんな決定的な状況でも、臆することなくとんでもない位置からシュートを撃ち続けるでしょう。幾度も世界をひっくり返してきた経験則が、「決められる」という自信を生むからです。

 

 

 

本田圭佑は、2014年のブラジルW杯初戦でも、見事な先制点を決めました。

彼は、あの舞台でもう一度点を取る自信を、誰よりも持っていたでしょう。普通の人は気負いすぎてしまいそうな決定的な局面でも、彼は冷静に戦えた。日本のエースとして、結果を出し続けた経験と実績が、彼の自信となっていたでしょう。

最初の1回は、たまたまだったのかも知れません。しかし、一度世界をひっくり返した人間が、それを糧にその経験を繰り返していけば、エースと呼ばれる存在にも成り得るのです。

 

 

 

柴崎岳という選手は、若い頃からそれはもう特筆したタレントでした。才能ひしめくプラチナ世代の代表的な選手でした。

でも、私が「この男はそのうち日本を背負う」と思ったのは、2015年のアジアカップの準決勝、UAE戦でした。

1点を失った後半、残り時間が少ない状況。何としてでも1点奪わなければ、前回王者の日本が敗退に追い込まれる決定的な場面。私は思っていました。「ここで決められるとしたら本田香川岡崎の誰かだろうだな…」と。

しかしこの時、ボランチの位置から駆け上がり、本田の落としからダイレクトで同点弾をブチ込んだのは、若き柴崎岳でした。

 

 

他にも彼は、ナビスコの決勝で2点入れてヒーローになったり、代表初選出からあっという間に初ゴールを決めたり、勝負所で点を入れられる男なのです。

 

そして彼が、今回また、大きな大きな「経験」を積みました。レアルマドリードを相手に2得点。勝負強い、持ってる男が残したこの結果は、彼の勝負強さをより深化させるでしょう。

だから私は、柴崎岳に大いなる期待をせざるを得ません。

日本を背負うくらいの存在となって欲しい。

そして、これから幾つもの決定的な局面に立ち会って欲しい。

そして、それを経験に変え、自信として欲しい。

 

 

 

これからどんな決定的な局面を我々が迎えても、ピッチに柴崎岳がいれば、きっと何かを起こしてくれるでしょう。

 

 

 

だって、10回に1回しか勝てないような、世界で一番強いチームと決勝で戦って、世界中を震撼させるような2ゴールを決めた事に比べれば、大抵の事は出来るような気がしますから。

 

 

 

ところで柴崎の本来のポジションはボランチなので、別にあの人点入れるの仕事じゃないんですけどね!

あー満足した。自己満足終わり。そんじゃまたお会いしましょう。

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