6回目の記事でございます。
更新が遅れ気味で、待っている方々には申し訳ありませんです。こんな記事待っている方がいらっしゃるのかは置いておいておこう。
全ては締め切りが悪いのです!
景気が悪いのも、戦争がなくならないのも、FGOのガチャででひとっつも☆5が出ないのも締め切りが悪いのです!
でも、締め切りがこの世から無くなっても戦争は無くならないし、FGOの☆5も出ないんだろうな。
嗚呼…なんて無常な世の中なんだ…
しばらくタマモキャットとステンノ様で頑張るしかないのか…
下らないクダマキはこの程度にして、アレやりましょうアレ。いよいよメイキング編、最終回です。
この1枚が一体如何にして完成したのか…
壮大に見せかけてちっとも壮大ではない波乱万丈のメイキングドラマ!
最後に待ち受けていた悲劇、衝撃の結末!
冬コミ新刊、ドM提督総集編表紙メイキング、最終回…
「デザインなんて出来るかクソッタレが」編!!
涙腺崩壊必至のフィナーレを、その目に焼き付けるがいい!!!
さて、前回のあらすじです。
紆余がウヨウヨと曲折して、このようなカラーが完成しました。
さて、ちょっと塗りの最終調整をば。
私が塗りでよく使う必殺技、「全影レイヤー」を作ります。薄めの灰色を乗算レイヤーに塗りたくることで、お手軽に影が書けます。全体を暗めの色にしたい時や、逆光の時に強めの影を入れたい時などにも便利。
こんな風になりました。
影が強まって、ちょっと妖しげな雰囲気になりましたね。
ちなみに、このレイヤーを乗算ではなく通常レイヤーにすると、こんな感じになってます。
セメントで固められた人達みたいになりましたが、要は暗くしたい所を灰色エアブラシでザクザク塗ってるだけです。
脚やら腕やら、比較的前に出ている所、目立たせたい所は灰色を薄くすることで、立体感を出すことにも役立ちます。
つまり脚がよりえろくなります。
股間の所が少しだけ灰色が薄くなってるのが笑える…
少しだけ強調したかったのか過去の私は…
では最後に、全影を塗っている反対側、光が当たりそうな所を発光レイヤーで光らせましょうか。
壁のおしゃれな燭台みたいなものの光に照らされているイメージでしょうか。
さて、これで絵の方は完成といっていいでしょう!
いよいよ最終局面!タイトルの挿入です!
さてさて。ドM提督シリーズの同人誌のロゴデザイン、第1巻はこんな感じでした。
めんどくさ…演出のための白背景をバックに、シンプルで小さい文字です。
しかし今回の総集編の表紙は、折角だしいつもと違う感じに…
英語のタイトルをどどーんと入れてオシャレに決めるのはどうだろう!
と当初から考えていました。
では早速、表紙の上の方の空けておいたスペースに英語のタイトルを入れてみましょう!
………………。
ここで私は気づきました。
「意識の高いドM提督の日常」って英語でなんて言うんだ?
提督はadmiralとかだった気がするけど、ドМ?super Mとかじゃ駄目?
意識の高いってなんて言うの?
high consciousness とかじゃ絶対駄目でしょ?
困りました。英語がまるでできない所為で理系に行くハメになった私には、こんな自分で作った訳の分からんタイトルの英語訳なんて荷が重すぎます。
英語がペラペラのグローバルなお友達もいないし、時々暴走するグーグル翻訳に頼るのもなんか危険な気がします。
試しにグーグル翻訳に「意識の高いドM提督の日常」を入れてみると、
「Conscious dead M Admiral's daily life」
…dead?
死んだけどホントにあってるこれ?
駄目だやっぱり危険だからやめよう。くっどうすれば…
幾らなんでも、総集編のタイトルの英語がテキトウというのはあまりにも…!
その時私は起死回生のアイデアを思いつきました。
ありがたいことにドM提督シリーズは、海外のファンの方によって英語、中国語等に翻訳されたものがネット上に転がっていたりします。
それらを探せば、ネイティブの方によって翻訳された美しい英語タイトルが見つかるかもしれない…!
早速私はネットの海の中を渡り歩き、遂にこの英語を見つけ出したのです。
「The Daily Life of a Sharp and Masochistic Admiral」。
あー!!ぽいぽい!!それっぽい!!
なるほどsharpですか!「意識の高い」にhighだのなんだの日本語チックにせず、ズババッとあえてsharp!「尖った」とか「聡明」みたいなニュアンスなのかな?
意訳の仕方がいかにもガチ英語っぽいじゃないですか。
本当にこれが妥当な訳なのかは全然分かりませんが、恐らくこれで問題ないでしょう!ありがとう海外(かどうかは知らんが)のファンの方!
これで英語のタイトルは判明しましたし、早速これを表紙に入れてみましょうか!
……………なんでしょうね。
なんというかこの、ウエスタン感。
まあまあ。色々なフォントにして試してみましょう。
英語のフォントは色々入ってますね。でもこれは明らかにおかしい。
あまり特徴的なフォントは良くないかも。
…………。
なんだ…この違和感は…
これはアレだ…なんというか…
英語の教科書みたいなんだ…!
いやまあ、日本語のタイトルも入れるとまた印象変わるかもしれないけど…
違う…何かが当初のイメージと根本的に違う気がする…!
くそッ!デザイナーさんに丸投げしたい!!
これだから慣れない事は専門家に任せるべきなんだ…!!
その後、色々フォント変えたり、色を変えたりしてみましたが、
何か違う感覚は拭えませんでした。
そして私は一つの結論に辿り着きました。
ロゴがおかしいんじゃない。絵がおかしいんだ。
背景変えよう。
後ろの壁を破壊し、夜闇に緊急変更しました。
そうです。後ろの壁の色がなんか謎のウエスタン感を助長させていたのです。
これでやや濃いめに全影とハイライトを入れ直し、月光に照らされる感じを出して…
うん。こっちの方がいいんじゃないかなあ。
なんというか、夜の闇がより妖しい感じを演出し、スタイリッシュで絵の内容ともマッチする気がします。
ではこれにロゴを入れてみよう!
とやってみたのですが、やはりなかなかこれだ!というフォントが見つかりません。
Mだけ大きくして強調すればかっこよくね!?と思い、こんな風にして色々なフォントを試したのですが、いまいちどれもパッとしません。
なんというか、字数が多いせいもあってゴッチャゴチャして見えるんですよね。
イメージ的にはアルファベットでバシッと決めたいのに、実際作ってみるとなんか微妙…ジレンマです。
ああ本当にデザイナーさんに丸投げしたい!!
しょうがないから仮にさっきのフォントにして、ちょっと試しに日本語を重ねて入れてみましょう。最後まで作ればイメージが変わるかも。
ふむ、こんな感じですかね。
既存の同人誌と同じシンプルな小さい白文字で日本語タイトルを重ねる。
Mの部分だけ英語と日本語を共通にする。このアイデアは良いかもです。
しかし、やはり全体のゴチャゴチャ感は拭えません。日本語はこれでいいだろうから、英語の方をなんとか…とフォントを変えたり、色を変えたり、色々試しました。
もっとシャープなフォントの方がいいのか?
暗い色にすればゴチャゴチャ感は減るか?
ああでもないこうでもないと。
試行錯誤に次ぐ試行錯誤。
そして…
私は恐ろしい事実に気付いてしまったのです。
悲劇でした。
待っていたのは、残酷すぎる結末でした。
こ れ が 一 番 し っ く り 来 る !!!!
それは、あまりにも悲劇的な事態でした。
総集編の為の特別な、スタイリッシュさを演出する英語タイトルが。
海外のファンの方によってようやく成し遂げられた、美しい英文が。
デザイナーセンスよこせと呪いながら試行錯誤し、ああでもねえこうでもねえと散々色々なバリエーションを考えた英語タイトルが!!
無いのが一番いいという結論に至ってしまったのです!!!!
信じたくない。けど駄目だ、これが一番いいわ。
ゴチャゴチャした感じが消え、いい具合に情報量が整理されてるし、
夜空の闇をバックに、タイトルの白文字がよく映えて美しく仕上がってるし。
つまりアレだ、英語タイトルは見えないぐらいでいいんだよ!!
そうするしかねえ!!消すのは勿体ないから、ギリギリ見えるぐらいの存在感で十分なんだ!
というわけで、不透明度をギリギリまで下げることにしました。
見えるか見えない程度まで。
というわけで、こちらが完成品となります。
…うん。…これだよ。
これが一番いい。
これで良いんだ。これで、良かったんだ…
長い長い旅路の果てに、辿り着いたこの答え。
最後の最後に待っていたのは、あまりの悲劇。
完成した表紙を前に、私の目には一筋の涙が流れ落ちました。
締め切り前、表紙と同じ蒼の月光がディスプレイを照らす深夜3時。
テープが巻かれた使い古したタブレットペンを片手に、私は立ち上がり、虚ろな目で窓の外の何も言わない三日月を見つめ、呪いを吐くように小さく呟きました。
「デザインなんか出来るか、クソッタレが———」
メイキング・オブ・ザ・デッド〜最終章〜 完
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