SamSuka
初知(ういち)
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【小銭プラン・SS付差分14枚】ヘビメタ少女と音に呑まれる夜①

サイラのギターが火花を散らすように唸った。 だが、バスリブ・クロッカーの腹から響く低音が、それを圧し潰すように迫ってくる。 「ノイズがでけぇんだよ、ドラム缶……!」 毒づいたその瞬間、ぬめった舌が飛び出し、サイラの足に絡みつく。 バランスを崩したところを、両腕ごと分厚い掌にがっちりと掴まれた。 「デカブツのくせに素早い……! っ、ちょ……ああクソ……!」 悪態をついていた口が、相手の“次”に気づき、止まる。 クロッカーの腹が不気味に膨らみ―― “ブォォン……” 震えるような重低音が空気を歪めた瞬間、サイラの体がピクリと硬直した。 「っ、ぐ……!」 腹の奥まで響くその音に、肺が揺さぶられ、鼓膜が軋む。 足元がふらつき、視界が揺れる。 「……チッ……クソ……っ、効いてんのかよ……」 体が傾き、手元の力が抜けていく。 力なくもがく彼女の腰元に、再び舌がのたくりと迫る。 ギターのストラップをするりと解かれ、粘液にまみれた舌がそれを奪っていった。 「……随分と器用だな、バケモノのくせに……」 毒づく間もなく、舌は彼女の太ももへと戻り、いやらしく撫で始める。 ぬめった感触が肌を這い、感覚をねちっこく刺激する。 「……っ、下品なマネが得意ってわけ? でもセンスないな、ゼロ点。」 皮肉混じりに笑うが、声に覇気はない。 言葉とは裏腹に、体にはもう力が入らない。 舌はぬるりと腹部まで滑り上がり、サイラの背中がほんのわずかに跳ねる。 「っ……! ちょ、そろそろマジでムカついてきたんだけど……!」 そう言いながらも、クロッカーの巨大な口がゆっくりと開いた。 ぬるりと滴る粘液の中、彼女の頭部が包まれる。 「おい……まさか……マジで食うのかよ……!!」 自分の運命を悟ったサイラは、最後の力を振り絞り、あばれ始める。 だが咥えられた頭に、クロッカーの喉奥から響く“ドゥン……ドゥゥン……”という重低音が流れ込む。 それは骨を伝い、脳を震わせる。 「っ……あ、ぐ……っ……!」 脚がぴくりと跳ね、太ももが震える。抵抗の意思があっても、体が動かない。 もはや言葉にならない呻きが漏れる。 思考がかき乱され、意識が遠のく中、サイラの脚が虚空を泳ぐように持ち上がる。 「……まだ……終わっ……て……」 そのかすかな呟きとともに、彼女の身体はゆっくりと、呑まれていった―― ぬるい闇が、すべてを飲み干すように。 大銭プランは裸差分です。

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