意識だけが残っていた。 感覚のない闇の中で、ドゥームラサメ――ドゥーは、ひとり、ただ浮かんでいた。 「どこ……キラキラは……?」 最期の瞬間、もうすぐだった。 世界の奥に隠された、特別な煌めき。 肉体を超えた美の極地――キラキラ。 ドゥーは、それに“イきたかった”のだ。 ふと、目の前に現れたのは、粒子のような、熱を孕んだ鼓動。 まるで誘うように舞い始めた光に、ドゥーは自然と顔を寄せていた。 「いいにおい……キラキラの匂い……?」 甘く、狂おしいほど芳しい香りが、虚空に漂っていた。 まるで光自体が、ドゥーを欲しているようだった。 ドゥーは、神聖な供物に口づけするように、そっと唇を寄せる。 舌先が触れた瞬間、光の核はピクリと震え、さらに強く脈を打った。 「すごい……光が見える……!」 それは男性器を模したような形をしており、柔らかな輝きでドゥーの精神を包み込む。 意識の奥へ、深く、熱を送り込むように―― 快楽。愛撫。陶酔。 キラキラと呼ばれるそれは、ドゥーが求め続けてやまなかったものだった。 「……っ! あ……ッ!!」 その瞬間、ドゥーの顔に向かって、熱を孕んだ光の雫が弾け飛ぶ。 透明で、まばゆく、魂を焼くように甘美な飛沫。 頬に滴った光を、ドゥーはゆっくりと舌ですくい取った。 指先で撫で、瞳に映す。 それは、長く渇望した“キラキラ”そのものだった。 「これが……好き……!」 とろけるような笑みを浮かべながら、ドゥーは静かに身を委ねる。 キラキラに包まれ、満ち足りた吐息とともに―― 魂は静かに、光の中へと溶けていった。