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炎帝竹輪太郎
炎帝竹輪太郎

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一般公開)ミーシャさんのコラボ小説

私の名前は化野あだしのみく。


もちろん、本当の名前ではない。 今日まではそうだった。

今日から私は正式に化野みくになるのだ。


私の本当の名前⋯⋯ 男・だ・っ・た・時の⋯⋯両親につけられた名前は化野未来(あだしのみらい)だ。


未来に向かって歩みを止めずに進めという意味があるらしい。


人の名前が変わるということは並大抵のことではない。少なくとも気軽に変えていいものでもない。


でも、私には変えざるを得ない事態が起きたんだ。


それは⋯⋯忘れもしない、大学を卒業し、初めて迎えた春。


私の運命が狂ってしまった日。四月五日。


私が生まれ持った男性という性から女性という新しい性になってしまった日だ。


その日、私は化野未来みらいから未来みくになったのだ。


何をバカな事をと思う方もまだまだいるだろう。


後天性性別転換症。


それが私の性別が変わってしまった原因の名前だった。


ここ十年、世界各地で散発的に発症する人が出てきた珍しい病⋯⋯? らしい。

詳しいことは偉い学者の間でも議論されている最中という。

なんでも発症例がまだまだ少なくて、更に個人差が多く何が原因なのかがハッキリと特定しきれていないのだそうだ。


正直、私自身も信じられなかった。人の性別がそんな簡単に変わってしまうなんて。

身近にそうなった人を知らなかったし、テレビの中の話だと、そう思っていた。


でも、現実は非情だ。


今まで当たり前に送っていた日常は、唐突に音を立てて崩れ去った。


私にとって運命の日となった四月五日。

私の異変に最初に気づいたのは、付き合い始めてかれこれ三年にもなる彼女だ。


一条沙織、天は二物を与えた⋯⋯という言葉は彼女の為にある言葉だと知り合った当時は本気で思った。


偶然、学内に沙織さんが来ていて、知り合った。


沙織さんが何の用事で来ていたかは今となっては覚えていないが⋯⋯


ちょっとした縁が恋心に変わるのはそう遅くはなく、勇気を振り絞って沙織さんに声をかけて、少ないバイト代でお茶に誘って⋯⋯ 必死になって告白したのだ。


よくもまぁ、年下の、それもあんまりパッとしない学生と付き合ってくれる気になったなと自分でも思う。

沙織さんに相応しい男になろうと努力はもちろんしたし、今もし続けているけども。


そして、その第一歩目になる筈だった、就職先が決まって、彼女と同棲し、初めて一つ屋根下の週末を迎えようとしていた朝のことだった。


「未来〜?起きなよ〜?おーくーれーるーよー?おりゃー!えっ⋯⋯ !??」


その日はいつも、彼女よりも少し早く起きる私が、起きてこないのを不審に思った彼女が起こしてくれたのだが⋯⋯


布団を勢いよく捲り上げると、そこには可愛らしい中学生くらいの女の子がぶかぶかの男物の寝着を着て寝息を立てていたとは彼女の沙織さんの証言だ。

『いやーまー最初はね?びっくりはするよ?だって⋯⋯彼氏のベッドに彼氏のパジャマを着た、中学生くらいの見ず知らずの女の子が寝てるのよ?びっくりしない方がどうかしてない?」


一理どころか万理ある。


むしろ浮気とかを疑われなかっただけマシというか、信頼されていたんだなと少しだけ嬉しくなる。


「いや、浮気とか⋯⋯ 顔がどことなく未来っぽかったというか⋯⋯そもそも!惚れた相手の性別が変わっただけでわからなくなるとかありえないでしょ?」


「はい⋯⋯感謝しています⋯⋯」


「でっ!どうするの!?これから⋯⋯?そんな身体で仕事とかできないでしょう!?」


「はい⋯⋯」


「とりあえず、私も休んでついて行ってあげるから⋯⋯病院、行きましょう?」


「はい⋯⋯」


沙織さんの運転する軽自動車に乗る時も、サイズ感が変わって着ていける服が私の服⋯⋯(沙織さんの服という選択肢もあるにはあったが丁重にお断りした)

だけだったのでやや大きめのセルフ彼シャツ状態になってしまい人目がつかないように乗り込むのに苦労した。


住んでいた所から車で一番大きな大学病院に向かったが、すぐに私は政府の専門の研究機関と併設された医療機関に移送された。

それから一週間ほど私の体はそこで隅から隅まで検査&検査のフルコースだった。


女の子の身体になってしまっていたので、配慮してくれていたのか、女性看護師さんや女性医師に囲まれて検査漬けの毎日は最初こそ非日常感があり、楽しかったが⋯⋯


週の折り返しの頃は、うんざりするくらいだった。


私に一週間付き添ってくれた彼女も最初こそ、楽しそうな私に怒っていたけど、最後の方は私に同情⋯⋯いや、殆ど憐みの視線を向けてくるほどだった。


「いや⋯⋯でも、あそこまで検査する必要があると思う!??」


やっと命には別段関わることはないと告げられ、検査漬けから解放された私と沙織さんは同棲先に戻り、私は少し前まで行われていた検査について愚痴っていた。


「トラウマになりそう⋯⋯自分でもそんなまじまじとまだ見れないのに⋯⋯あんな⋯⋯照らされて奥までじっくりと⋯⋯」


「うーん⋯⋯ 性別が変わるというのは知識では知っていても、この目で見たことはなかったんだし⋯⋯ みらい⋯⋯いや、みくちゃんがこの先女の子として生きていくしかないなら必要な検査だったんじゃない?」


「で、でも!あんな恥ずかしいことされたら誰でも嫌だよ!沙織さんはいいの!?彼氏があんな目にあって!!」


裸にさせられて検査台に乗せられると、少し前まで異性だった人たちに毛も生えていないおまんこや膨らみきれていない胸を隅々まで触られ、分泌液を採取される検査を思い出しては怒りに震える私。


子どもみたいにヒステリックに喚く私。⋯⋯いや、まぁ、今の見た目は子どもだけど。


「えー?どっちかというと⋯⋯彼氏というより、妹とか⋯⋯?そんな感じかな〜」


「じ、じゃぁ!妹がそんな目にあっても許せるの!?」


「検査は仕方ないわよ。私、まだ未来⋯⋯みくちゃんに死んで欲しくないし」


「なんで真面目なトーンで話しながらふざけられるの⋯⋯?」


「じゃぁ、真面目なこと言うわよ?」


「⋯⋯はい」


「私だってあなたが死んじゃうかもって少なからず心配したんだから。あなただって不安だったでしょう?その不安が少しでも検査で減るならそれに越したことはないのよ。それに⋯⋯検査してくれた人たちももう同性でしょ?」


いつになく、真面目なトーンでそう言った沙織さんに私は一瞬、何も言えなくなってしまって⋯⋯ 言葉尻を捕まえてごまかすくらいしかできなかった。

「うっ⋯⋯ そ、それは⋯⋯ その⋯⋯そうだけど⋯⋯あっ! ちょっと前までは異性だったんだぞー!そう簡単に割り切れるかー!それに人の名前も勝手にー!!!」


うぎゃー!と誤魔化しきれずに食ってかかろうとする私と大人の余裕を見せつけてくる沙織さん。


「お、俺はっ!まだみくって名前も認めてないからなっ!!」


「えー?私は良いと思うけどなー?みくちゃんって名前!字面は変わらないから手続きも性別のところ変えるだけで平気だし?なにより⋯⋯かわいいし似合ってると思うよ?みーくちゃん!」


「うわっ!!い、いきなりだきしめながら変な名前でよぶなー!」


一週間の検査の後、私に与えられたのはせっかく、得られた職からの退職依頼と、政府からの検査への協力費用、と特定疾病療養費と題された心付け⋯⋯それと新しい戸籍と身分証だった。


これまで日本で後天性性別転換症を発症した人たちは二桁いるらしいが、これは世界的にも人口比でもとても多く、こうした実績もあって行政的な手続きや支援はそこそこあるらしい。

今までそんな法律もあるなんて知らなかったけど。


そして、今の私にとって一番大事なことも知らされた。

私以外の発症者が今まで通りの生活に戻れた⋯⋯つまり性別が戻ったことはないらしい。


これは世界中の症例を探しても一度たりとも戻ったことはないようだ。


深い絶望感に苛まれる私に告げられた二の矢は私の身体のことだ。


何も研究のために隅々まで恥ずかしい検査をしていたわけではなく、私の体がど・の・程・度・の・年・齢・な・の・か・を調べていたようで。


それによるとおよそ平均的な成人男性の身体から十五歳から十六歳の女の子の身体に変化していることがわかった。


そして、やんわりと伝えられたことがある。


女の子の身体になったということは、その⋯⋯ 女の子が赤ちゃんを宿す所もしっかりとあって⋯⋯ 月のものもいずれは訪れるということだった。


覚悟はしていた。


一週間のうちに沙織さんに付き添ってもらって用をたしていたときに⋯⋯ もしかしたら⋯⋯ と伝えられたのだ。


勘も頭も私よりも良い沙織さんがわざわざ言うのだから無駄なことではないと思っていたのだ。


「その内慣れるわよ?人によって重い、軽いはあるけどね私はまだ軽い方だから痛み止めとかはあまり使わないけど⋯⋯」


「か、軽いのに痛み止め⋯⋯⋯⋯!?」


「怖がらなくてもいいよ〜死ぬほど痛いだけよ」


「怖がらせる気しかないだろ!!もういい!!」


「私の貸してあげるからそう拗ねないの!」


あまり嬉しくない予約を入れられて更に気分が沈んでいると、沙織さんがそういえばと思い出したように言ってきた。


「さっきまでは私、私って言ってたのにせっかくだし、お家の中でも『俺』じゃなくて『私』で統一してみない?」


まだ沙織さん以外の身内、知人に私の体のことを伝えてはいない。


でも、念のため自宅と定期的検診でまた来ることになる病院以外では『私』と言い、みだりに周囲に不審がられるような言動は控えるように言われている。


なにせ、原因不明、治療法もない不治の病なのだ。


世間には伝染することはないと知られているが、情報が少なすぎて差別的になる人も多い。


だからこの病気で性別が変わってしまった人たちは家で過ごすことが断然、増えるのだ。


気晴らしに外へ出ると『私』とセットで適度な女の子らしさを求められるのでせめて家の中にいるときは使い慣れた俺を使おうと思っていたのに。


「だれがするかっ!今時っ!『俺』って自分のことを表現する女の子もいるしっ!!」


「あーたしかに!高校生の時に何人かいたわね〜そっちの方向でもまぁ⋯⋯うん⋯⋯良いかも⋯⋯?」


「あの⋯⋯沙織さん?勝手に納得して先に行かないでくださいません?」


ぐぅぅぅ⋯⋯。


いいタイミングで腹の虫がなった。


「そ、そういえば!もうそろそろお腹すいてこない?」


「そうね〜家に帰ってから結構話してたのね⋯⋯もう日が沈んでしまって暗くなってる⋯⋯」


「何か食べに行く?それとも何か作ろうか?」


「いいわよ、今日は私が作るから」


「やったー!じゃぁ!あれがいい!」


「またナポリタン?私はクリームの気分だったんだけど⋯⋯みら⋯⋯じゃなくてみくちゃんになっても好きな食べ物は変わらないのね⋯⋯」


「あー!またみくって言った!」


「だってもう戸籍上はみくちゃんになってるのよ?みーくちゃん!」


「まだ完全に受け入れたわけじゃないからなー!!」


「早く受け入れた方が楽よ?みくちゃーん!」


「だからそうやってよぶなーっ!!」


「あら⋯⋯いいのかしら⋯⋯?みくちゃん?お料理してあげようっていう彼女の邪魔をして?」


「ぅ⋯⋯うぐ⋯⋯⋯⋯」


そんなこんなで久しぶりに沙織さんのナポリタンを食べておなかいっぱいになった。


味覚は変わっていないことは一週間の間にわかっていたが、胃は小さくなっていて、以前の半分も食べられなくなっていた。


沙織さんは食費が浮くからそれは良いんじゃない?と冗談を言っていたが⋯⋯


気を遣ってくれているのは十分理解できた。


病気の時とかいつもより食べられなくなってしまうと人はショックを受けるものだ。


私の場合、体調がどうのこうのというより、体格、胃の容積の都合だが。



–––––––––––––––––––––––––––––


食後。


なんだかんだで二人でシャワーを浴びることになった。


きっかけはふとした沙織さんの一言から始まった。


『そういえば、まだ自分でうまく身体洗えないでしょ?』


勝手が違いすぎる上に女の子の体で入浴するのは罪悪感が強く⋯⋯ 目を閉じてぼんやりとした⋯⋯殆ど感覚に頼った入浴をこの一週間で編み出してお風呂を済ましてきたのだ。


そうした一連のことが沙織さんにバレるのは時間の問題だった。


そして⋯⋯バレた。


『そ、そんな適当な⋯⋯!いい?私が一から教えてあげるから!きちんと体でおぼえなさい!!』


と、いうわけでドキドキバスタイムとなったのだ。


一緒に風呂に入るのは何も初めてではない⋯⋯というか何回もある。

服を脱いで、お互いが綺麗になると⋯⋯そのままキスしたり、沙織さんの豊かな胸⋯⋯を手のひらいっぱいで愛でて⋯⋯ 若さも相まってお風呂場でセックスしたあと⋯⋯ベッドでも⋯⋯という感じが多かったが⋯⋯


今日は全く逆だった。


「ふーん⋯⋯へぇ⋯⋯そうなるのね⋯⋯」


「あの、まずは頭を洗うと言ってから五分くらい経つんですが⋯⋯」


私の髪にはまだ泡の一つもたっていない。


「私のおっぱいも散々揉んだでしょ!?今度はこっちの番〜!うりゃうりゃ〜!にげるなー!」


女の子の入浴方法を教えるなどとは、嘘も嘘。


完全に女の子になった彼氏の命に別状ないと知り、その女体に興味が湧いた沙織さんがついた方便だった。


軽く、シャワー浴びたあとはこの始末である。


「気持ちよくないから!もー!下手っ!そ、そんなところさわるなー!」


「初めてだからでしょー?ほらおねーさんがやさーしくほぐして気持ちよくして⋯⋯おっきくしてあげるから⋯⋯!ほら⋯⋯こっちも⋯⋯」


「い、いいから!そんなこと頼んでないからっ!」


するすると阻むものが何もないことをいいことに進む沙織さんの手がついに未開域までの侵入を許してしまった。


「こらー!お風呂場であばれないの!あぶないでしょ!?もー!へー見た目通りのつるっつる!親近感が湧くわね」


はじめて沙織さんとえっちするときは驚いて更にドキドキしたが、沙織さんに下の毛は存在しない。


なんでも元々、体毛が薄く、あまり生えてこなかったらしい。


「胸もここも初々しい感じで背徳的ね⋯⋯」


結局、膨らみきってない胸をうっとりとしながら沙織さんはたっぷりと一時間、それはそれは楽しそうに揉みしだいていた。


途中、自分よりも小さな胸を虐めて楽しいかと問うたが楽しいと答えられてしまった。


ひょっとして、沙織さん女の子もイケる口⋯⋯?


いや、そんなまさかね⋯⋯


「ね?そろそろ指入れてみていい?」


「えっ?」


半ば諦めて、沙織さんが飽きるのを待っていたが⋯⋯


とんでもないことを言われた。


「あ、あえて聞くけど⋯⋯ ど、どこに⋯⋯?」


せめてタチの悪いジョークであってくれとすがるように聞き直す。


「もちろん、みくちゃんのおまんこ?」


ですよねー!!!この流れでそれ以外ないよね!うん!

わかってた!!


「けっこう前戯に時間もかけたし⋯⋯ 準備も良さそうだし⋯⋯いいかなって」


「えー⋯⋯」


「むー⋯⋯!なによ〜」


「沙織さんってもしかして⋯⋯ 女の子にも興味あったの⋯⋯?」


「うーん⋯⋯女子校しか知らなかったから⋯⋯そういうのは知ってたし、告白も何回かされたけど違うと思う」


「な、なら!」


「でもそれは間違いだったの」


「へ?」


「好きな彼氏が女の子になっちゃって⋯⋯どうしようかなって思ったけど⋯⋯好きな気持ちは変わらなかった」


「そ、それは⋯⋯うれしい⋯⋯けど⋯⋯!」


「でね?私は多分、女の子でも男の子でもあなたを愛せると思うの。だから⋯⋯ 私に初めてをください」


「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」


いつのまにか、沙織さんの鼓動がはっきりと聞こえるくらい密着していた。


いやにはっきりと聞こえるドク、ドク、ドク、という鼓動の音がお風呂場を支配していく。


もしかしたら、告白返しされてガラにもなくドキドキしてしまった私・の鼓動も混じっているのかもしれない。


「わかった⋯⋯⋯⋯けど、やさしくしてね」


「うん、出来る限り優しくする」


「で、できるかぎり⋯⋯?」


「私の時は三回目くらいまで痛かったから」


「や、やっぱり⋯⋯やめない⋯⋯?」


「だめ。こわいなら目を閉じていて⋯⋯」


「もう既に沙織さんが怖いんだけど⋯⋯」


「⋯⋯⋯⋯わかった」


私の小さくなってしまった身体を後ろから抱きしめるように沙織さんは抱きしめると、未熟な蕾に沙織さんの指が触れてきた。


「そ、そこはっ⋯⋯!?」


「知ってるでしょ?女・の・子・気持ちいいところ⋯⋯ ここを指で優しく転がしてあげたら⋯⋯」


「や、やめっ⋯⋯ そんなところっ⋯⋯さわられても⋯⋯な、なにもかんじないからっ!」


「初めてなのにきもちいいんだ〜?みくちゃんはえっちな女の子だったんだね〜ふふっ⋯⋯」


沙織さんはそう耳元に囁き、私の興奮を煽るために言葉でさらに責める。


「なにも感じないっていってるわりに⋯⋯とろとろになってきてるよ⋯⋯?ほら⋯⋯」


先ほどまで未熟な私の淫蕾を転がしていた指をそのまま、淫蜜滴るわたしのつるつるな割れ目になぞらせる沙織さん。


「ひゃぁ⋯⋯」


少し力を加えて押せばその蜜壺の中に沙織さんの指が沈んでしまいそうだった。


しかし彼女はそうはせずに、指で私の愛液を絡めとると私に見せつけてきた。


「ほら⋯⋯もうこんなに⋯⋯私も興奮してきちゃった⋯⋯❤️見慣れたもののはずなのにね⋯⋯?ちゅっ⋯⋯❤️」


沙織さんは⋯⋯ その⋯⋯ 口でのセックスはあまり嫌がらない方だった。


むしろ、キスはお互いが肩で息をするくらい激しいキスをするほどだ。


だから、私の愛液がついた自らの指を舐めとるなんて行動は想定の範囲内なのだ。


だけど⋯⋯ だけどっ⋯⋯⋯⋯⋯⋯


散々、沙織さんに弄ばれたから?


ちがう。


女体の快感に目覚めた?


そうかもしれないけど、今はたぶんちがう。


「沙織さん⋯⋯?今でも俺・のこと好き?」


「なぁに?えっちの時にそんなこと聞くなんて⋯⋯好きじゃなかったらしないでしょう?私はえっちなことがすきじゃないの、あなたが好きなのよ。もーせっかく責めてたのに⋯⋯恥ずかしいこと年上に言わせないでよね⋯⋯」


性が変わっても変わらぬ愛情を沙織さんが持っていてくれたことが途轍もなく嬉しかった。


恋人同士で肌を重ね、愛を育むのにそれ以上の理由はいらなかった。


お互いの初めてはお互いに捧げたが、一度やったのなら二度目も同じだ。


「⋯⋯⋯⋯⋯⋯沙織さん⋯⋯⋯⋯」


「⋯⋯みく、ちゃん⋯⋯?」


「お風呂ここじゃなくて⋯⋯ベッドがいい⋯⋯」


バタン。


お互い、ちゃんと髪も乾かさずにベッドへと倒れ込んだ。


肌の滴はバスローブがある程度吸ってくれたが、まだしっとりとしている。


無言のまま、キスし始める私たち。


俯瞰で見れば、大人の女性と背伸びしたい女子学生の甘酸っぱい交わりに見えるかもしれない。


ただ、私が感じていたものは恋人同士の甘く甘く、蕩けてしまいそうなくらい甘いそれだ。


「⋯⋯ちゅぅ⋯⋯んんん⋯⋯ぅんん⋯⋯❤️」


まだ身体に慣れていないのもあるが、完全に沙織さんのペースだった。


キスしながら、沙織さんの指がまたわたしの淫蕾へと伸びてきた。


今度はそれを拒むことなく、受け入れて沙織さんに全て委ねる。


「やさしく⋯⋯してね⋯⋯?」


「⋯⋯⋯⋯努力はするわね?」


先ほどの約束を持ち出して、やりすぎないようにブレーキをかけておく。


しかし、すぐにその約束は破られることになった。


「やっ⋯⋯ これいじょーは⋯⋯むりぃ⋯⋯❤️」


さっき、風呂場をあとにする際に軽くシャワーを浴び直したのでわたしのぬるぬるになっていたおまんこの愛液も流されてしまっていた。


それでいきなりは⋯⋯ という沙織さんの優しさから始まった愛撫だったのだが⋯⋯


「ほらっ⋯⋯かわいいクリちゃんがみくちゃんの愛液でぬるぬるだよ〜⋯⋯❤️くぱぁってしてみようね〜❤️」


沙織さんの子どもをあやすような言い方から想像できないほど、ねちっこく私の敏感なクリを弄られた。


そして。


「そろそろいいかな〜?くぱぁ〜❤️」


元よりベッドに倒れ込んだあとは沙織さんに身を任せていた私である。


好き放題、されるがまま散々クリトリスをいじめられたせいでぬるぬるおまんこになってしまった私の秘部が沙織さんの手で白日の元に晒された。


「へ〜こんなふうにみえるんだ〜⋯⋯たしかに⋯⋯これはちょっとだけ興奮してもおかしくないわね」


勝手に人の秘部を品評し始めた彼女に抗議の一つでもしたいところだった。


「そ、そんなことで⋯⋯なっとくしないでっ!」


「あ、そうだ!私の指がいい?それとも〜こっちがいい?」


「⋯⋯へ⋯⋯?」


やっと少し落ち着いてきた呼吸で漸く文句をつけると、ガサガサとベッドサイドで沙織さんが彼女のタンスから何かを取り出して訊いてきた。


沙織さんの手に持っていたものは⋯⋯ 私の失った男の象徴⋯⋯ を模したものだった。


「さ、沙織さん⋯⋯!?そ、そんなのいつのまに⋯⋯!?」


そりゃ、沙織さんだって自分を慰めたい時だってあるだろうけど⋯⋯ そんなものまで持っていたとは⋯⋯


「あぁ、これ?コレはね〜買ったんだ〜いつか試そうと思って!スイッチを押すとぶるぶる震えるのよ〜面白いでしょ?みくちゃんが病院で検査してるときにポチってたのよ」


「えぇ〜⋯⋯⋯⋯」


「あ、それと、念のために⋯⋯❤️私は指・派・だから❤️」


すごい説得力があった。どうりで私は初めてなのに絶頂してしまうわけだ。


「納得してくれたところで⋯⋯ どっちがいい?」


迷うことはなかった。


「⋯⋯指でお願いします⋯⋯」


「んじゃぁ⋯⋯コレは後でね❤️」


ベッドの隅に男の象徴が置かれ、沙織さんも仰向けの私に覆い被さる姿勢になる。


「みくちゃんのはじめて⋯⋯❤️貰うわね⋯⋯❤️」


ぬるぬるになった秘裂に指を這わせ、沈め込んでいく。


「ん⋯⋯⋯⋯さ、沙織さん⋯⋯⋯⋯」


私はぎゅっとシーツを掴み、くるであろう痛みを待った。


つぷん。ささやかな抵抗を抜けて、沙織さんの中指が私の中に入ってきたのがわかった。


「ほら⋯⋯入っちゃった⋯⋯❤️もう少し⋯⋯我慢してね?もう少し慣らしたら⋯⋯もっと気持ちよくしてあげるから⋯⋯❤️」


「ほえ⋯⋯?」


中指だけで沙織さんは私のおまんこをほぐしはじめる。


「な、なにっ⋯⋯?何なの⋯⋯!?んんっ⋯⋯」


初めての痛みがあまりなく、困惑する私に沙織さんが強引に口づけをして黙らせた。


「まだ中指だけよ⋯⋯❤️まだね⋯⋯❤️」


それから私は沙織さんに抱かれながらねちっこくおまんこを開拓されていく。


沙織さんの中指が私の中をくちゅくちゅといやらしい音を立てながら前後して暫く経ったあと。


ようやく、私にもあれ?と思うような感覚が芽生え始めていた。


「んー⋯⋯そろそろかな〜⋯⋯❤️」


「!?そ、そんなのわかるの⋯⋯?」


「女の勘よ❤️女の勘⋯⋯❤️だいたい、何回この指で自分を絶頂させたと思ってるの⋯⋯❤️全部任せなさい⋯⋯❤️」


「あっ⋯⋯はい⋯⋯」


不意に沙織さんがオナニーをしているところに出会して怒られたことを思い出してしまい、沙織さんの言うがまま身を委ねてしまう私。


「前戯はこれくらいにして⋯⋯❤️そろそろ本番⋯⋯しちゃおっか⋯⋯❤️」


「こ、これが本番じゃないの⋯⋯?」


「だって⋯⋯ まだみくちゃんの処女、もらってなーいもん⋯⋯❤️」


沙織さんは年上の女性だが、私とえっちするときは甘えさせてくれる時と甘えてくる時がある。


一晩でころころと交代するものではないが、今日の彼女はきっと両方の気分なのだろう。


私は犯し、犯されそして愛し愛されるのだ。


「ちゃんと私の指で処女を奪ったあとは⋯⋯❤️」


「お、お手柔らかに⋯⋯」


「もちろん⋯⋯❤️みくちゃんのだけじゃきっと痛いから⋯⋯たっぷりとこ・れ・もかけてあげるからね〜❤️」


空いている手で器用にローションを開けると、沙織さん自身の腕に垂らしていく。


「冷たくない?」


「うん⋯⋯大丈夫⋯⋯」


そして、腕つたいに私の秘部へと流れていく。


「みくちゃんの処女⋯⋯❤️いただきます⋯⋯❤️」


十分にローションが垂れてきて、私の愛液と混ぜられた頃合いを見計らって⋯⋯ 沙織さんの指がもう一本挿入された。


ぴちっ。とした感覚があった。


先ほどの中指が挿入されたときはさほど違和感は感じなかったし、それにもすぐに慣れたが。


二本も指を挿入されてはそうもいかなかった。


「血⋯⋯でちゃってるね⋯⋯本当に大丈夫?」


白くて細い以下にも女性らしい沙織さんの指が私の破瓜の血で薄らとピンク色になっている。


「ちょっとだけ⋯⋯じんじんするかも⋯⋯」


「休憩⋯⋯する?」


沙織さんも指を挿入した時以上奥に挿入せずに待ってくれているのがわかる。


でも、沙・織・さ・ん・の・時・だ・っ・て・そうだったのだ。


それを私が止めてもらうわけにはいかない。


「ううん。私なら大丈夫。沙織さんのときはもっと血が出てたし⋯⋯」


「⋯⋯わかった。でも、本当にダメそうなら言ってね?」


「うん。あ、でもひとつだけ⋯⋯」


「なぁに?」


「キス⋯⋯して⋯⋯?」



––––––––––––––––––––––––––––––


こうして私は『女』になったのだ。


えっ?そのあとはどうなったのかだって?


もちろん、あの沙織さんがコッソリ買っていたバイブで初めてなのに立てなくなるんじゃないかってくらい犯されたよ⋯⋯。


もともと、私たち二人の体の相性が良かったのもあって、三日に一度は愛し合っていたのに何日もご無沙汰だったのもあって本当に激しい情事だった。


私も処女だったのに沙織さんに変な調教まがいのことまでされそうになったのだ。それはまた別のお話で⋯⋯⋯⋯


end



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