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炎帝竹輪太郎
炎帝竹輪太郎

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100円プラン「体が資本 前編」

桜葉 清彦(おうば きよひこ):陸上で日本記録を出したホープ。

親孝行で知られていて収入を実家の工場運営に当てている。


岸川 双葉(きしかわ ふたば):日本有数の資産家である岸川グループの娘。

スタイル、顔、知能と何処をとっても優秀だが、それだけでは飽き足らず…?



とある陸上大会にて清彦は日本記録を大幅に上回る記録を出した。

駆け寄る仲間達、周りからの暖かい拍手…しかし、ソレを冷たい目で見つめる1人の女性が…


双葉:「ふふふ♡見れば見るほど良い体ですわ♡

では、契約通り彼の体を約束の金額で買い取らせてもらいます♡」


判子を押した2人の中年の男女は神妙な面持ちで頷いた…そして契約が結ばれた彼は会場からの帰り道に謎の集団に取り囲まれて、薬で彼の意識は意識を飛ばされてしまう。

双葉:「さあ、始めましょう?

彼にはウチの稼ぎ柱として活躍してもらいます。そして、も一つ大事な役割を果たしてもらいませんとね?ふふふ…♡」


清彦は岸川グループが所有する施設に運び込まれて行く。

そして大掛かりな機械に繋がれた謎のヘルメットを双葉と共に被されて装置が作動する。

双葉:「凄い!コレが岸川グループが総力をあげて作った装置の効果!!

コレで次に目が覚めた時は…ふふ…ふふふ♡」



「…うう…何だったんだ…確か俺は会場から帰ろうとしてた所を…

ここ何処だ…病室…にしては馬鹿みたいに広いな…?」


見渡す限りの白い部屋。病室と言うには何も無さすぎるし、何の施設何だ…ここは…俺は背中に寒いものが走る…

俺は倒れる前の光景を思い出す…そうだ囲まれてイキナリこんな所に…誰か来る前に脱出しよう…幸い何の拘束もされてない。


俺は急いで体を起こすと自分の体が何かされた事に気付く…体の感覚がまるで違う…鍛え上げえ丸太のようだった手足が細く変わっちまってる…

何をされたんだ…?これは本当に俺の体なのか…?


コツコツコツ


しまった!折角逃げるチャンスだったのに…!どうする寝たふりでもするか、いや、そんなの直ぐにバレる。

隠れるべきか…いや!何処に…どうするか迷ってる内にガラガラと扉が開く。


清彦:「ふふふ、御機嫌よう清彦さん?

体に変な所はありませんか?仰って頂ければドクターが飛んできますので」


!!?どうなったんだ!?アイツ…間違いなく俺だ…あの筋肉の付き方間違いない…俺だ…

俺は別人みたいになってんのに、何で目の前に俺が居るんだ!?


「え…俺?何で俺の前に…俺が?」


清彦:「あら?どうされました?そうですわよ?

コレは正真正銘、桜葉 清彦…貴方の体です。代わりに貴方には別の体に入ってもらいました。」


別の体…?あっちの体が俺で、俺は違う奴の体に入れられちまった…?

だから手足も違うし声も違うのか…!?

「あんた一体、何者なんだ!?何でこんな事をする!

金が目的なら、もっと他のやつ狙った方が良いぞ?」


清彦:「アハハっ、お金が目的か?何か生まれて初めて言われましたわ?

自己紹介が遅れましたが私の名前は岸川 双葉。貴方のスポンサーのライバル会社の岸川グループの娘ですわ。」


「岸川グループ!?そんな大会社の令嬢が俺の体何かを!?

って言うか体を返せ!ソレは俺の物だ!」


俺は何とか立ち上がり俺の体にしがみつく…正確に言うと頭で考えると動きと実際の動きにズレがあって、掴みかかろうとしたのに目測が誤っただけだが…

そんな俺の態度を鼻で笑うとお嬢様は語り出す。


清彦:「知ってますか?資本論曰く全ての物は商品である。服、車、スマホなど身の回りのもの全て…

いえ?何と自分自身も商品であると言うのですよ?」


「え?それって…もしかして俺の体って…?買われたのか…君に!?

俺は別の誰かの体に…?だから俺はこんな女みたいな体になっているのか!?」


買われた!?俺の知らない所で、そんな取引が行われていたのか…?

そんな権利があるのは、限られてる…いや、でも有り得ない…


清彦:「んー、女みたいですか…違いますよ?

ほら、鏡をみて下さい?貴方は正真正銘、岸川 双葉になっているんですから!」


俺は鏡をズイと差し出される…先程まで実感が無かったものが、鏡に映し出される事でリアルに感じとれる…


「なあ!?コレが…俺!?(つねっ…)

痛っ…嘘だろ…(ぺたぺた むにっ♡)あう…♡

胸が膨らんでる…?」


清彦:「胸だけじゃありませんわ♡下も男性器じゃなくてワタクシのおめこが付いてますわよ♡

(さわさわ♡)あは♡そんな顔されると昂ってしまいますわ♡」


「ひゃう…/////(何だこれ何だこれ!?

チンコじゃなくて敏感な何か付いてる!!?

しかも…何かめっちゃエロい気分になる…!?)」


清彦:「あらあら?端ない顔…私なら絶対にしなかった顔…ふふふ♡

まあ、イキナリこんな事になって色々と無理は無いのですが…ご理解頂けましたか?」


「馬鹿言うな…誰がそんな顔…ソレに金でなんでも出来ると思うなよ…ハアハア

確かに金で体は手に入れられたかと知れねえけど、俺の心は変わらないぜ!」


俺の言葉を聞くと 「あははっは!」と、あの野郎はいきなり笑い始めた。

何だ…何がおかしいんだ!俺は思わずたじろいでしまう。


清彦:「確かに私は貴方の体を買いましたが…それだけで中身まで好きに出来る訳じゃありません。

でも知ってますか?資本論ではお金でソレも買えるって言われてますのよ?」


双葉:「そ、そんな訳があるか!?

まさか洗脳するつもりか!?非人道的な事をするつもりじゃないだろうな!?」

清彦:「違いますわ?

そんな事するまでも無いんです…例えば仕事の時に働く時に意に反して丁寧な接客をした事はありませんか?

営業スマイル何かまさに、ソレですわね?他の例を上げるなら高時給の仕事に釣られたりというのは良い例ですわ?」


???よく分からない。つまりは俺が金の為に自発的にコイツの言う事を聞くって事か?

何の為に?ハッキリ言って俺はそんなつもりはない。


双葉:「俺は俺だ!お前にどうこうされる覚えは無い!

金を出されても俺は君の言う通りにはならないぞ!」


清彦:「くくく…所で貴方の強みって何だと思います?」


双葉:「何だ突然…?決まってるだろ?俺は陸上の選手だぞ?

足の速さに決まってるだろ?」


清彦:「違いますわよ?それは私の強みであって今の貴方のではありませんわよ?」


双葉:「???…どういう事だ?」


清彦:「あら?分からないんですの?ふむ…

なら試して見ますか?貴方と私で100m走?そしたら分かりますよ?今の貴方が走るのが得意かどうか?

万が一…貴方が勝てたら体を返して差し上げましょう?」


双葉:「本当か…?いや、口約束なら何とでもなるんじゃないのか?」


清彦:「ふふふ♡私、こう見えて義理堅いんですよ?

では…サラサラサラ 書面に残しましたよ?コレで満足ですか?ウォーミングアップしたら、外のグランドで競いましょう?」


はあ…どんだけ金持なんだよ…俺は取り敢えず約束を信じてウォーミングアップを始める。

ヨシヨシ…!思ったより鍛えてるし良い体してるな?

女性特有の手足の細さはあるけど、しなやかで申し分ない。ハッキリ言って良い体だ…能力だけじゃない、見た目も何もかも文句の付け所がない…なのに何故俺の体を欲しがるんだ?


清彦:「早速で悪いけど、そろそろレースで良いですか?

この後の予定がそろそほ迫ってきたので…もしくは延期させて貰えます?」


双葉:「分かった…直ぐに終わる…今からやろう。」


本当なら、もっと体のコンディションを上げたかったけど、時間をおいて勝負自体が無効になっちゃ話にならない…

俺は早く戻って、オサラバしちまおう。


しかしレースが始まると直ぐに違和感に気付く…え?え?胸が揺れて、いつも通りの走り方をしているつもりが、自然と女の子走りになってしまう?


双葉:「違っ、俺こんな走り方…何で!?」


清彦:「くくっ、この湧き上がるパワーにスピード…素晴らしい…素晴らしい体…コレが最速の体…

あらあら?走りにくそうにしてる所申し訳ありませんが、お先に失礼?」


まるで疾風のような速さで俺の体をしたアイツは俺を抜き去っていく。

待て!待ってくれ!違う違う!こんなの可笑しい!俺はレースの途中なのに涙が溢れ出て、ゴールと同時に泣き崩れてしまう。


双葉:「返せ…返してくれ!ヒック…こんなの違う…俺はレコードホルダーなのに、こんなの。こんなの違う…!」


清彦:「理解したようですね?貴方の体は普通の女の子よりは足が早いですけど、この体には及ばない…及ぶ訳もない体なんですよ?」


双葉:「…!!」


畜生!涙が止まらねえ…こんな奴に…俺の体を…コレからどうすれば良いんだよ…こんな体で…

全く知らない、この女として…生きていくのか…?陸上とは違う道で?

俺はフラフラと歩き出す…帰って休もう…疲れた…


清彦:「あら?何処に行くつもりですの?

貴方の家はそっちでは無いでしょう?それはあくまで桜葉 清彦の家で貴方は岸川の家へ行かなければならないのですよ?」


双葉:「ふ、ふざけるな!体だけじゃなくて生活まで入れ替わるのか!?

やってられるか!好きにさせてもらう!」


俺はキンキンに高くなった声で叫ぶ。アイツの思い通りになるもんか…

俺は思わず走り出そうとすると黒い服の男達が目の前に立ちはだかる。


清彦:「資本主義は超中央集権型で1パーセントの資本家と残りの労働者の資産は同じでなんですのよ?

岸川グループはその1パーセント…

貴方は貴方の体は岸川グループの一人娘何ですよ?

ボディガードも付けずに何処へ行くつもりなんですか?」


双葉:「ぐっ…それは、お前の家の事で俺には関係ないだろ…」


清彦:「嘘ばっかり、今ので痛い程理解出来たでしょう?

その細い手足も揺れる旨も貴方が岸川 双葉だと証明したでしょ?」


双葉:「ち、違う!体はそうでも中身は俺だ!」


清彦:「だから、それが誰に分かるんですか?あなたの知り合いや、万が一の時に誘拐犯に通じるんですか?」


双葉:「なら、どうすれば良いんだよ!

勝手に俺の体奪いやがって!その上自由まで…コレがお前が言ってた自由を金で買うって奴か

…?」


清彦:「ふふ、そう怖い顔しないで下さい。

何もとって食べようって話じゃないんですよ?ソレに其方にもメリットはありますから?」


「こんな所で話すのも何ですから後ほどゆっくりと…」そういうと俺を黒服達に連れられ車に乗り込んだ。

こえええ…漫画でしか見た事のないリムジンの中に黒服の男に囲まれて車に威圧感よ…


そして車は絵に書いたような豪邸に入っていく…アレは、確か何かのテレビで見た事ある!

岸川グループの御屋敷じゃないか!?って言うか俺は何素直に着いてきてるんだ!

見た目は令嬢だから、コレから俺はこの家で彼女として生活させられる…しかし、この人数に囲まれて逃げれる訳もなく屋敷に着くと部屋に連れて行かれた。


続く


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