前回致命的な攻撃をもろに食らってしまったガウラ。
ボロボロになりながらもなんとか立ち上がり強敵と対峙している。
辺りに激しい戦闘音が響いているが、敵の凶悪な攻撃を警戒して防戦一方のガウラ。
「ぐっ…はぁ…はぁ…」
(こいつ…私の格闘技まで学習している…)
一旦敵から距離を取り息を整えながら状況を整理する。
敵は戦闘の中でガウラの格闘術を学習し繰り出してくる。
(長引けば勝ち目は無い…)
ガウラはすでに許容量のダメージを超え呼吸も荒く、とうに限界は超えている。
このまま敵に格闘技を学習され続け、消耗戦を続けたら負けは必至。
(しかし負けるわけにはいかない…!)
(私の格闘技を使うなら、その弱点は私が一番理解している)
(その隙を突き、カウンターで流れを変える…!)
距離をとったガウラに敵が一瞬で近づいてくる。
(今…っ!!)
常人では認識すらできないような僅かな攻撃の隙に、鍛え上げられた巧みの技術でカウンターを繰り出すガウラ。この満身創痍の状態では考えられないような完璧なタイミング。日々の修練を積み上げてこそできる神業である。しかし…
顔面乳房腹部エナジーコア、身体中にとてつもない衝撃を受けるガウラ。
衝撃を受けた部分が大きく歪み、コアにはヒビが入り、そのダメージによって乳首や股からはエナジーが噴出する。
「ぶボハアァァッ!!?」
ガウラには何が起きたのかわからなかった。
完璧なタイミングのカウンターだったはずである。
「ぐぅ…っ、があぁッ!!!」
(なにが…私が攻撃を受けたのか…?)
吹き飛ばされながら身体中の激痛で攻撃を受けたことをかろうじて把握するガウラ。
(そうか…フェイクか…)
敵が見せた技の隙はフェイクで、ガウラはまんまと騙されてしまったのだ。
(十分考えられた…逆の立場なら私でもそうした…)
余裕の無さを思い知られされた。
立ち上がり必死に呼吸を整えようとするガウラ。片手でボロボロの腹部を押さえながらも、まだ戦えると戦闘態勢を維持する。
「おぇえ、ごほぉっ!」
えずきながらエナジーを吐き出さないように耐える悲惨な状態。
(ダメージでエナジーを吐き出してしまいそうだ…)
(なんとか立っているが、こいつの戦闘能力は次元が違い過ぎる…)
敵の戦闘能力に戦慄するガウラ。そんなガウラを余裕そうに眺めるモンスター。
「私はまだ立ってる…」
「そういう態度は勝負がついてからするんだな…!」
蓄積されたダメージで意識が朦朧とするなか、勝負はこれからとやせ我慢を見せる。
しかし、状況は絶望的である。
(攻撃が効かない、完璧なカウンターも返された…勝てるのか私は…)
ボロボロのガウラと無傷の強敵との戦闘が再開される。
はやみやゆう
2024-11-30 10:41:43 +0000 UTCバナナなばなな
2024-11-20 12:35:01 +0000 UTC