皆様は『童貞勇者 逸物たかしの卒業クエスト』という読み切りをご存じでしょうか? この作品は私が『けもっ娘どーぶつえん!』の次の連載作品として企画していたがボツになってしまった漫画です。 【あらすじ】 平凡な高校生逸物たかしは幼馴染の乳峰に振られて以降引きこもってエロゲー三昧の日々を送っていた。 その日もいつも通りしこっていたらテクノブレイクして死んでしまう。 しかし、童貞のまま死んだおかげか”純潔の女神”に救われ、女の子をメロメロにするエロスキルを習得して異世界に転移する。 異世界で早速ラミアに出会ってセックスすることになったのだけど、女神がテレパシーで「童貞を失ったら純潔の女神の加護を失い死ぬ」と告げる。 逸物は挿入をやめようとするがその気になったラミアに拘束され無理やり挿入させられそうになるが、エロスキルで乳首を責めをして腰砕けにして挿入を回避。 そのまま巻き付かれたままおっぱいを攻めつつ須股でフィニッシュ! こうして童貞を守れた逸物だったが、外に出したことをラミアに怒られるのだった。ちゃんちゃん。 一方そのころ、そんな逸物の姿を見て愉悦に浸る女神の前に乳峰が現れるのだった… 『次々と襲い掛かる性欲豊富なモン娘たちを童貞を守りつつエロスキルで腰砕けにしてゆく異世界ファンタジーラブコメ!』 て感じの連載を考えていたのだけど下記の問題点によりボツになってしまったのでした。 ・最終的な目的があやふや ・ヒロインの乳峰が物語に有機的に組み込めなかった ・異世界の世界観設定がうまく作れなかった(主に魔法とか中世の国家とか社会とかそういった設定) その他のボツになった理由は…一連の資料を見れば察せられると思います。 …しかし、この読み切り漫画を描くまでには編集さんが変わったこともあり、相当な試行錯誤が繰り広げられていたのも事実です。 特に異世界の世界設定に相当悩みました。 というのも自分は一発ネタの面白い設定とそれに準じた人間関係を描くのは得意ですが、箱庭的に世界を作って設定を細かく定めるいわゆるSF的なものは考えるのも書くのもめちゃくちゃ苦手だったのです。 また編集さんは後者よりの人間だったので「ちゃんと人間関係を積み重ねてゆけば自然に物語になるから、設定とかはその都度決めてゆけばいいでしょ」な考えの自分と「主人公の目的や今後どんなキャラが出るのか、どんな世界観なのかちゃんと書いてください」という編集さんとで意見が合わず、いろいろ資料などは作ったのだけど結局ボツになってしまったのでした。 今思えば編集さんの言うこともよくわかるのですが、当時の自分には「キャラが動いていないのに設定?どうすればいいの?」ってなっていたのでした。 今更こんなことを言っても遅いのですが、「この世界にはビッチの大サキュバスがいて生セックスで男を支配していた。そいつを倒すために純潔の女神の加護を得た勇者逸物が異世界に転生して、生セックスをせずに愛撫でモン娘を倒して仲間にする異世界転生です」みたいな企画が当時の自分に出せていたら通っていたかもしれないなぁと思います。 (ただこの企画も「挿入せずに愛撫だけ」という点が読者のサービス的に微妙かもしれませんが…) ただ、あの時ボツになって以来、異世界モノ…というかモン娘モノはずっと描きたいなと思っているので、東方の二次創作で一通り作りたいものを作ったらちゃんと書いてみたいなぁと思っています。 【ここから『うそつききつねの恋噺』の連載中のお話(作品のネタばれあり)】 ちなみにけもっ娘と耳袋さんはまさに1話1話の人間関係を積み重ねて、その積み重ねを最終回で畳むという方式で描いていて、描きながらラストはこうなるだろうなぁと決めていったのですが、うそキツも実は基本的に同じ描き方で描いていました。 厳密にいうと1巻の売り上げで3巻で打ち切りが確定したので、それまでにしんたろーは漫画家としてデビューしてその過程でもみじとの絆お深めて…というタイムスケジュールは頭の中にありました。 ただ、その中で絆を深めてゆけば、もみじは絶対にしんたろーを幸せにするし、しんたろーは真実を知ってももみじを許すだろうなと思いながら描いていました。 ただ途中まではラストはもみじはさくらさんの身体を返して山の遺体も供養して、もみじ自身が自分の力で人間に変身する能力を何年かの修行で得てしんたろーと一緒に暮らす、という風になるのかなと考えていましたが、編集さんに「しんたろーともみじが何年も離れ離れになるのは無理でしょ。」と言われて「確かにそうだ」とおもってボツになりました。 後に反魂香でさくらとお話しした時もさくらが「自分の身体はどう使っても構わないからしんたろーを支えてあげて」と言ってので、編集さんの判断は正しかったのだなぁと思いました。 そうそう反魂香でさくらとお話する話がありましたが、最初はイタコのキャラを出す予定でした。 そしてそのイタコの術をもみじが修行して会得して、最終回手前でもみじの身体にさくらの魂を宿らせていつでもしんたろーとお話しできるようになる…みたいな展開も考えましたが、こちらは3巻で終わることが決まっていたため新キャラと新展開を入れるスキマがなくボツに。 「妖怪は執着が無くなった時に死に至る」という設定を思いついたときに巻末のラストが見えてきました。 この設定は今でもお気に入りです。 うそキツはテーマも重く、またエロとシリアスのかみ合わせも悪く、また主人公が嘘をついているため感動するシーンでも常にもやもやが残るという、人を選ぶ作品になってしまったというのが正直なところでしたが、めちゃくちゃ悩んだおかげかその時のキャラの言葉や表情が真剣で良い作品だったなぁと思います。 ただ、もし今描くとしたら、1話目でしんたろーがもみじがキツネだと知ってしまうというプロットにすると思います。 もみじはしんたろーの為にさくらになりきろうとして頑張り、しんたろーは本当はもみじだと知りつつもさくらの格好をしたもみじに癒されて、生きる気力を取り戻し漫画家を再び目指す… みたいな話ならば嘘をつき続けるもやもやや罪悪感は薄れるし、もみじの尻尾や耳を隠そうとする姿もギャグとして成立するし、しんたろーもさくらの死を受け入れるという明確な目標もできて、切ないエロコメとして読みやすいものになったと思います。 …まあ反省は次に生かすとして… あとキャラが嘘をつき続ける物語は作者のメンタルも結構削っていたのは確かなので、今後は死や嘘はたぶん描かないと思います。 うそキツみたいな作品はうそキツきりだと思います。 それと、うそキツかかわらずですが連載中や連載後に感想をくださった多くの読者の皆様、本当に励みになりました。 心からありがとうございます。 そして今、こうしてご支援くださって楽しんでくれている皆様にも本当に感謝しています。 私の作品を見て楽しんでくださる方がいるからこそ、こうして私もいまだに漫画を描いていられます。 更新ペースはゆっくりですが今後も楽しんでいただけるよう頑張ります!
めぷちん☆
2024-07-07 10:15:28 +0000 UTCミヤツカ
2024-07-07 04:28:24 +0000 UTCめぷちん☆
2024-07-02 10:24:16 +0000 UTCGuroga
2024-07-01 22:38:23 +0000 UTCめぷちん☆
2024-07-01 14:25:35 +0000 UTC猫やん。
2024-07-01 13:57:06 +0000 UTCめぷちん☆
2024-07-01 13:21:24 +0000 UTCめぷちん☆
2024-07-01 13:13:18 +0000 UTCめぷちん☆
2024-07-01 13:10:56 +0000 UTC猫やん。
2024-07-01 11:57:20 +0000 UTCkai
2024-07-01 11:26:22 +0000 UTCスカーレッド
2024-07-01 11:25:24 +0000 UTC