ギィィ…
「ほらっ!大人しくその檻に入っていなさい」
「やっやめ押すな!」
ギィィィ…ガチャン‥‥
俺は女の看守 に牢屋の中にぶち込まれた。
同じ牢の中には、大勢の男達で溢れかえっており最悪な環境…。
『何故?』頭の中は疑問ばかりでこの状況を理解できなかった。
「まっ待ってくれ!俺はただ万引きをしただけだろ!何で牢屋になんて入らなければいけないんだ!」
そう、俺は万引きをしただけなんだ。ただそれだけなのにまるで重罪人を捕まえたような扱いをされている。本当に意味が分からない。
「はぁ…煩いわね。あんたは運が悪かっただけよ。今日という日に犯罪を犯したあんたのね…。まぁ、直にあの方が来られるからすぐにそこから出られるわ。だからそれまで大人しくしているのよ?」
女の看守はそう言って、憐れみをこめた目をしながら俺を一瞥し、そのまま歩いて外に出る扉へ向かって行ってしまった。
「おっおい…待てよ…待ってくれよ!こんなのってオカシイじゃないか!おいっ!」
俺は扉の奥へ消えて行った女の看守を叫んで呼ぶが、その声は虚しく、ただ扉は閉じられたままであった…。
「なんだよこれ…何なんだよぉぉ!」
この牢屋に連れてこられる前、着ていた服を全て脱がされ丸裸にされた。
手と足には絶対にほどけないように幾重にもロープを締められており、牢屋に入れられた際、押されたせいで倒れてしまい自力で起き上がれない状態。
傍から見るとまるで芋虫のような恰好だ…。だって、俺の他にも牢屋に入れられた男達も全員同じ姿なんだから…。
「おいっ君。私の手に結んであるロープを歯で噛み千切ってくれないか?もしこれが外れたら君のロープを私が外してあげるから」
隣にいる同じような芋虫状態の男が俺にそう頼み込む。
周りを見ると男が話していたように、複数人の男達がそれぞれペアになり必死にロープを外そうと頑張っている…。
「わっ分かった。だけど外れたら絶対に俺のロープも外してくれよ」
「あぁ、約束しよう」
ガジッガジッガジッ…
歯を立て、男のロープを噛み千切ろうと何度も何度も噛むが…。
ガリッ!
「イッッッ!」
ロープの中から出てきたのはワイヤーのような細い鉄線。
噛んでロープの中身が露わになった箇所は、鉄線の回りに鉄のトゲがついており、それを強く噛んでしまったせいで口の中が切れてしまった。
御蔭で口の中から止めどなく血が溢れ出し、そして痛みでのたうち回る。
「おっおい、どうしたのかね?早くこのロープを‥‥えっ!?」
男は俺の顔を見て喋りかけた言葉を飲み込んだ。
俺の姿は口から血を垂れ流し、痛みで悶えているのだから。
周りでは俺と同じ状態の人間が複数人いた。見るに、全員のロープの中に鉄線が入っている事が窺える。
「むっ無理だ。これ以上は…」
だらだらと口から血を流しながら喋る俺に男は察してか、諦めたような顔になり…。
「すまない…」
その一言だけを言ってから何も喋らず、大人しくなった。
「ただ怪我をしただけで無意味だったのか…くそう…」
辺りは皆意気消沈とし、次第に誰も言葉を発する事無く時間だけが過ぎて行く。
・・・・・・・・・・・・・・・・
ガチャッ…
「どうぞ、月城様」
どれぐらいの時間が過ぎただろうか。再びドアが開かれ、そこから現れたのは二人の女。
一人は俺を牢屋の中に入れた看守の女で、もう一人はまだ年若い成人したばかりのような可愛くて綺麗な女だった。
「ふむふむ…皆さん新鮮でいいわね。あら、今回もお口からソースを垂れ流している子達がいるわ」
「はい、全員本日捕らえたばかりの者達でして、活きは良いと思います」
「ひぃ~ふぅ~みぃ~…うん。全部で50匹きっかりね」
年若い女と看守は、牢の外から俺達を見つめながら会話をしている。
「それにしてもこんな数を一気に使うなんて珍しいですね」
「えぇ急遽必要になったのよ。お得意様のお子様がひと月後にお誕生日らしくて、そのお祝いにとご所望なの。性具とスイーツをね」
「まぁ、それはおめでたいですね!」
「だからひと月前に下ごしらえをしとかないといけなくて。スイーツを作るのに時間がかかってしまうから」
「左様ですか…羨ましいです。私も一度でいいからこんなにいっぱい食べてみたいですよ」
動じない…何も動じない…。
俺達のこんな姿を見ながら、牢の外では世間話をしているかのように二人で会話を楽しんでいる…。
「さてっそれでは作業に取り掛かりましょうか」
「はい。分かりました」
ガチャッ…ギィィィィ…
看守の女は備中鍬(びっちゅうぐわ)のような物を手に持ち、牢を開け、出口付近に倒れている男の背中に鍬を振り下ろした。
「えいっ!」
ザクッ…
「ギャアアアアアアアアア!」
「んしょっ!…んしょっ!…」
可愛らしい声とは裏腹に、している行為はえげつない。
鍬を男の背中に刺したままそのまま牢の外までズルズルと引っ張り、女達の足元まで持って行く。そして…
「痛いでしょ?でも安心しなさい。こんな傷なんてすぐに再生して元に戻すようにしてあげるから」
年若い女はそう言い、手に持っている注射器で足元にいる男の首に刺した。
「あっ…がぁぁ…ガ…」
ツーと中に入っている液体を注入し、注射器の中身は空になっていく。
それから信じられない光景を目にした。
それは注射を打たれた男の体がみるみるうちに縮んで小さくなっていっているから…。
今では人間の指の大きさ程になってしまい、グッタリと地面に倒れ伏している…。
「なっなんだこれは!」
優雅に、そしてゆっくりとした所作で小さくなって倒れている男をしゃがんで手で掴み、脇に置いてある透明なビンの中に放り込んだ。
ざわざわと牢の中の男達がその光景を見て騒ぎ始め、次第にそのざわつきの声は煩くなり、隣にいる男の声すらも聞き取り辛くなる。そんな時。
「お黙りなさいっ!」
ザクッ…!ザクッ…!
「グアアアアアアアアアア!」
一番煩く騒いでいたであろう男を鍬で何度も刺し、先程と同じく外にズルズルと引っ張って行く…。
「まだ騒ぐ者がいたら痛い目にあわすから。それが嫌なら大人しくしていなさい」
看守の女は辺りをジロリと睨みつけ、声を出す者がいないかを探している。
「やっと大人しくなった…。月城様申し訳御座いませんでした。改めて続きを行いましょう」
「まだここに来たばかりで躾をしていないのでしょ?別に謝らなくてもいいのよ」
「あっありがとう御座います。」
看守の女は男の背中に鍬で刺し、牢の外に引っ張る作業をし、年若い女は注射器で男の首に刺す作業を続けて行う…。
一人…また一人と人数が減っていき、とうとう俺の順番が回ってきた。
「いっいやだ…止めてくれ!痛いのは嫌なんだ!たの…」
ザクッ!
「ぎゃあああああああ!」
余りの激痛に意識が瞬時に飛ぶ。激しい耳鳴りが襲い、目の前が白くなる。
こんな状態でもただ一つ分かる事は、俺も先の人間達のように注射され、体を縮められて透明な瓶の中に放り込まれる事…。
この時の俺は、これからどうなるかなんて分からなかった。
今でこそ思う。この時に意識が永遠と戻らなければ、まだ幸せだったのではないかと…。
私のお誕生日当日
今日は私の11歳のお誕生日。
パパはいつも忙しくお仕事でいないけど、その分ママがいっぱい祝ってくれる。
「明日はこれまで食べた事がない、すごく美味しいスイーツを食べに行きましょ」
ママのその言葉に期待し、昨日の夜はあんまり眠れなかった。
小さい子供みたい?いいもんっ!私は食べる事が大好きなんだからっ!
「さぁここよ。行きましょ」
ママに連れてこられた場所は大きなビルの建物だった。
ここの8階に入るには審査を受けなければいけない。私もひと月前から審査を受け続けたが余り内容は理解できなかった。
だって、小人がどうとか意味が分からなかったもん…。まぁ、規約だけ守れば大丈夫だとママが言うからそれを守る事にサインをして、それからも美味しいスイーツを食べるために通い続けて、無事合格した。
だからこの豪華な8階フロアを歩くのも、特別で選ばれた女性のみが歩けるのよと、ママに教えられ、少し得意げになっていたのは秘密。
「宮脇様ですね。どうぞこちらへ」
とっても綺麗なお姉さんが私とママを案内してくれて、そして通された部屋。
そこには食事をとるテーブルがあり、その上には蓋をした大きなお皿が置いてあった。
「こちらの箱の中身は奥様用に…では、ごゆるりと」
「えぇ、ありがとう」
私はタタタッとテーブルの側まで走り、大きなお皿が置かれている近くの椅子に座った。
何も聞かなくても大体分かる。この蓋をしたお皿の中身が何なのか…。
それは絶対にケーキ!それもとっても大きなケーキだと思う!だって、お誕生日と言ったら毎年美味しい特別なケーキだったもん。
「たっ‥‥け‥‥て‥‥」
「んっ、あれぇ~?ママ何か言った?」
「ふふ、ママは何も言っていないわよ。そのお皿の近くに耳を近づけて聞いてごらんなさい」
ママに言われるままお皿に顔を近づけ、耳を澄ます。すると確かにとっても小さい声で何か聞こえる。聞き取れないけど、何か…。
「なっ何これぇ!?」
「ビックリした?ほらっさっそく開けてごらんなさい」
蓋を開け、お皿の上に乗っていたのはケーキではなかった…。
「えっ…なっなんで…私のケーキは…?」
お皿の上にあったのはケーキではなく、小さい人間のような生き物だった。
小人さんっていうのかな?それが40人ぐらいわらわらとお皿の上に置かれていて、食べ物のように盛り付けをされている。
「うぅぅ…ケーキは?美味しいケーキはどこにいったのママぁ~」
小人さんを見たのは勿論始めてで驚きはしたが、私はそれよりもケーキがない事に衝撃を受けていた。
だって、すっごく楽しみにしていたんだもん…。ママが美味しいスイーツを食べさせてくれるって言うから…私は…。
「ふふ、そんなにしょげないの。ママが言っていたスイーツはお皿の上に乗っているそれなのよ」
これがスイーツ?何が…何処が…スイーツ?ケーキみたいに全然美味しそうじゃないし、それに生きて動いている…。こんなの食べられないよ。
「ひっ酷いよママ!たっ楽しみにしてたのにぃ!うわぁぁぁんっ」
「あぁ、泣かないの…。ほら、泣き止んで?ママはね本当に美味しい物を食べさせてあげたかったのよ?ほらっこれを舐めてごらんなさい」
「いっいやだぁぁぁぁぁ!やめてぇええええええ!」
そう言ってママは私と同じように泣いている小人を掴み、私の口元に持ってきた。
「ほら、騙されたと思ってこの小人の涙を舐めてごらんなさい。きっとビックリするわよ~」
「ヒック…グスッ…うっうん…」
舌を少し出し、小人さんの涙を少しペロッて舐めてみる…。
「んっ…!?んんんんっ?」
無言でママの手から小人さんを引っ手繰り、小人さんの頭全部を口の中に入れ舐める。
「もぅ、この子ったら…ふふふ」
ペチャッ…チュピッ…チュパ…チュゥゥゥゥ❤
「ぷはぁ~何これぇ~ママ!これすごく美味しい❤」
「ママの言う通りでしょ?とっても美味しいんだから。噛むともっと味が溢れてくるけど、その前に…まずはやる事があるでしょ?」
「やる事?何だろ…」
小人さんを手に持ちながらう~んう~んと考えてみるけど分からない…。一体なんだろ…やる事って。
「もう、今日はお誕生日でしょ?こんな嬉しい日は歌ってお祝いしないと」
Happy Birthday to you♪
Happy Birthday to you♪
この歌は本来皆が嬉しく、楽しい気持ちになりお祝いする歌。
しかし、お皿に盛りつけられた人間からするとただの鎮魂歌(レクイエム)
Happy Birthday dear 萌ちゃん~♪
萌という少女は嬉しそうに手拍子しながら唄い、その少女の母親は娘を思い、にこやかに唄う。
唄っている間も少女はお皿の上の男達をジッと見ており、最初とは違い今では美味しい食べ物を見る目に変化し、早く食べたくて仕方がないようだ。
40人の人間の命は今日で終わる…。この幸せの唄が終わればすぐに…。
少女に食べられ、その成長期の幼い体に消化され、吸収される…。
Happy Birthday to you~♪
「おめでとう!萌ちゃん♪」
「ありがとう~ママ♪」
少女の手拍子に巻き込まれた男は体がありえない方向に曲がっており、死にかけであった…。
ただ、その方が良かったかもしれない。だって…。
「んあ~んっ!」
少女は口を大きく開け、死にかけの男を口の中へ入れる…。
男の体を口の中で転がし舐め、味を堪能した後すぐに。
バキョッ!ゴリッ…ボリッ…
生え揃っている真っ白い岩のような歯で男を噛み砕き、男自身の全ての味を味わう…。
「おいひぃぃ❤」
せめてものはなむけだろうか…。美味しいと感想を言いながら咀嚼をする少女。
ゴクンッ!
少女の口内で肉塊と化した物を喉奥の闇の中に飲み込み、口内に残るは噛み砕いた男の少量の残骸と、今尚溢れてくる少女の唾液のみ。
小さな舌を妖しく動かし、口の周りをペロリと舐めながら少女の目は既に、次に食べる獲物を捕らえていた。
「次はこれにしよっと~♪」
「うわぁああああああああ!」
手で小人さんを掴もうとした時。
「あんっ❤」
ママが変な声を出した。
何かと思いママの方を振り向くと、そこには裸になったママがベッドの上に仰向けに寝転がっていて、ママの体の上には10匹の小人さん達がママのおっぱいとか色々な場所に小さい手で触っている。
「マッママ…?」
「んぅ❤ママ、変な声出しちゃったわね…ごめんね萌ちゃん。これ…気持ち良くて…あぁ❤とてもいいの」
気持ちいい?なんだろ…私は知らない…でも、ママがこんな顔をしているのを見た事がない。
「萌ちゃん、あなたも服を脱ぎなさい…んっ❤ここでは服は必要がないの…よ…」
「そっそうなの?うん、分かった…裸になるね」
ママと同じように全てのお洋服を脱ぎ、裸になる。
ママが言う気持ちが良いって事が知りたくて、ママと同じように私も経験したいと思って。
「ママ…脱いだよ?」
「じゃぁ、これを渡すわね。萌ちゃんのおっぱいにこれを近づけると自動で張り付くからためしてみなさい」
ママの大きなおっぱいを触っていた小人さんはママに掴まれ、私の方に手渡してくれた。
よく見ると小人さんはブルブルと震えていて、何か怖がっているみたい。
何が怖いのか良く分からないけど、ママの言う通り私のおっぱいまで小人さんを近づけ、おっぱいの乳首に掴まれるように持ってくる。
「きゃっ!んっ…あはっアハハハ!くすぐったいよ~」
小人さんは私の小さなおっぱいにある乳首に落ちないように必死で掴まっている。
それがとてもくすぐったい…。
「あら、やっぱりまだ萌ちゃんには早かったかしら…」
「ん…でも、ちょっと気持ちがいいかも?」
小人さんを見ていると、私の乳首から落ちたくないのか、頑張ってしがみ付いている…それに、乳首をチロチロと舐めている姿を見ると、まるで赤ちゃんみたいに見えてきて可愛く思う。
「ふふ、萌ってばママになったみたい。よちよち、ママのおっぱいをいっぱい舐めましょうね~❤」
小人さんが落ちないようにゆっくりとテーブルの椅子まで歩き、再度座る。
もちろん食事の続きをするために。
「ふぅ~じゃぁいただきま~す♪」
お皿の上に乗っている小人さんを手で掴み、口の中へ入れる。
甘く、そして口の中に広がる味。私は次々と小人さんを口の中へ放り込み、むしゃむしゃと歯で沢山噛んであげて飲み込む。たまに丸呑みもしてあげたりして。
こうするとお腹の中で小人さんがいっぱい暴れてくれて、楽しい事を知った。
「美味しい~❤ケーキよりも美味しいよ!もうこれは私の大好物になっちゃった」
少女は食べる事を止めない。お皿の上の人間達の数が40人いたのに、既に半分になっている…。
乳首にしがみ付いている人間は、遥か上空から聞こえる人間を食べる咀嚼音と飲み込む音…只々その音を聞いている事しか出来なかった…。
「あぁぁ…あぁぁぁぁぁぁ!そんな…人間が…食べられて…」
幼い少女がただお腹を満たすために食べているだけ…。
それだけの為に仲間の…同じ人間達が30…35と次々と食われ、少女のお腹を満たす。
「ゲェェプッ!」
全員を食べた後には、少女の膨れ上がったお腹を自分でさすり、満足げな表情をしながらゲップをしている…。
お腹をポンポンと叩き、胃の中に詰め込んだ人間達に向けて少女は最後に話しかける。
「ごちそうさまでした❤」
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本編5話に登場する人物達の4年前の話です。
5話の話は神谷優斗や葉山真一は出演しなく、この話に出てくる小人の話になります。
3話前編の加恋の紹介文で書いていた生徒会。宮脇萌(書記)の話を書きましたが、本編の方は峯藤心菜(生徒会長)に焦点を当てて書いていく予定です。
あっ…宮脇萌はこの頃から食用小人を大量に食べていたせいで、現在では爆乳になっております…。
マリア・ホーキンスの話は5話を投稿した後に書いていきますね。