茉由、明日香、秋実さんの明るい言葉で始まった残虐な祝宴。
さっそくメイドの秋実さんがナイフでケーキを切り分けていく。
そして、切り分けて見えるケーキの断面。
《新鮮な小人様達をふんだんに使ったスイーツですよ》
その秋実さんの言葉が本当なのだと見て分かった。
だって…
ナイフで切断された断面には、まだ生きた人間や真っ二つにされた人達が沢山見えたのだから…。
「はい、どうぞ召し上がって下さいまし」
そう言い、二人に切り分けたケーキを乗せた小皿を、二人の前へコトリッと置いた。
ホイップクリームで真っ白だった色見のないケーキ。
それが今は、流れるドロドロとした血で赤く色づいていっている。
”ゴクリッ”
茉由と明日香、どちらからか分からないけど、確実に生唾を飲む音が聞こえた。
「すごいねっ! ”赤いクリーム”が垂れてまた更に美味しそうだよ」
「だねぇ~じゃあ食べよっか~♪ あっ、秋実姉も一緒に食べるんだよ!」
「はい、私もご一緒させて頂きますわ」
”あぁ~むっ❤”
3人の大きく開けた口の中に、フォークで切り分けたケーキが入っていく。
フルーツ代わりにケーキの内部に閉じ込められている、おじさん達と共に…。
「うまぁ~♪ やっぱり食用小人はケーキに合うね」
「食用小人の見た目は同じだけど、味はそれぞれ違うからお口の中で楽しめるよね❤」
ケーキ諸共人間を口の中でグチャグチャに咀嚼し、喉奥へ飲み込む幼馴染達。
「あぁ‥こらっ! 食べ物が動くんじゃありません! えいっ!」
”プスッ!”
フォークで逃げようとするおじさんの背中を突き刺し、そのまま大きく開いた口の中へ持ってくる秋実さん。
そして、チュルンッと噛まずに生きた人間をそのまま飲み込んだ…。
「はぁぁ‥また生きた小人を食べられる日が来るなんて、私は幸せ者ですわ❤」
「あはは、大げさだよ秋実姉。 これからは”あの子”に頼めば少しは融通してくれるからさ、んっ‥ゴクッ… 何時でもこの味がまた楽しめるよ♪」
「はっはい! あっ茉由様おかわりですね、どうぞ沢山ありますから召し上がって下さいまし」
「すっすみません‥ お昼ご飯を少しセーブをしていたからお腹が空いてしまって」
ゴトリッ‥と茉由の前に新しくケーキを乗せたお皿を置く秋実さん。
その切り分けたケーキでさえ、僕から見ると人間が入る小屋ぐらいに大きいんだ。
そんな物が…
「あ~ん♪ おいひぃ~❤」
ものの数分で茉由の口の奥へと全てが消えていく。
「あぁそうそう今日学校でさ~…」
「あっそれ知ってるよ!」
「まぁ、そんな事が‥ふふふっ」
楽しそうに…本当に楽しそうに世間話をしながら、おじさん達が詰まったケーキを食べていく3人。
《幸せに詰まった空間。》
この光景を傍から見て誰が想像できようか…。
何十人もの人間達が、この幸せな空間を作り出している3人に食べられているなんて…。
「神谷…」
「葉山君…」
僕と葉山君はもう見ていられなかった。
間近くで見せられる、僕達とは余りにかけ離れた体格差のある巨大な娘達の食事風景を。
それも、僕と同じサイズの人間を食べているから尚更に…。
「やっやめろぉぉ!たべなっ…ギャアァ!」
”あははははっ”
”うふふふっ”
”ふふっ‥ふふふ”
何が可笑しいのか、悲鳴を上げるおじさん達を頬張りながら笑いに包まれる食卓。
”狂気” 本当にそう思う。
目をそらし下に俯いていても聞こえてくる3人の楽し気な声と、人間を食べる咀嚼音…。
また、幼馴染の口元から飛び散る人間の血が、僕達の方へと零れ落ちてくる…。
どちらからとは分からない、だが、僕と葉山君は知らず知らずお互いの手を握りしめ合い、この残虐な祝宴が終わるのをひたすら耐えて待つだけだった…。
”ただひたすらに”
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・
・
「はぁ~食った食ったぁ~♪」
「おっお嬢様! はしたないですよ!」
ポンポンッと大きく膨らんだお腹を優しく叩いて、満足げにしている明日香。
食卓の上にあんなに沢山とあったお皿の上のケーキは、跡形もなく綺麗に食べつくされていた。
「もっもう私もお腹の中に何も入らない…」
茉由も自分のお腹をさすり、胃に詰め込んだ食べ物を早く消化させるように触っている。
「もう、茉由お嬢様まで‥ゲプッ!」
「あははっ秋実姉が一番はしたないじゃん♪」
「いっイヤだわ…私ったら…」
”あははははっ”
僕と葉山君が幼馴染達と同じサイズの頃では、絶対に見せる事はなかった下品な行為。
好きな人に見られたら、恥ずかしくて赤面してしまうような、そんな…。
なら何故茉由達はこうして恥ずかしげもなく、こんな下品な姿を見せるのか。
”それはもう僕は茉由から離れる事は出来ないから”
”茉由達にお世話をしてもらわないと生きる事が出来ないから”
それが分かっているから、こうして素の部分を僕に向かって平気で見せるんだ…。
”茉由にあの地獄の場所から連れ出してもらえた頃が懐かしい…”
ふと脳裏に、茉由にあの場所から連れ出してもらえた頃を思い出す。
そう最初の内はまだ、僕の事を恋人としてちゃんと扱ってくれていた気がする。
着替える時も僕にその姿を見せないように隠していたりしていたけど、今はもう平気で目の前で着替えたり、ましてや恥ずかしげもなく裸になったりもしている。
夜に茉由の性欲が高まった時は、一言断りを入れてから僕とそういう行為もしていた。
それも今や何も言わず、当たり前のように僕の事を使うようになっている。
それが段々と恋人から、ペットか物のような扱いをされている気がしてならない。
深い愛を感じるから、気のせいだとは思いたいけど…。
「そろそろお風呂に行こっか~」
「うんっ! 良かったら秋実さんも一緒にどうですか?」
「良いのですか? 私もご一緒しても…」
「もちろんっ! 秋実姉も一緒に行こっ♪」
二人はそのまま立ち上がり、浴場へと向かって行ってしまう。
僕達の事を見向きもせず、まるで存在を忘れてしまったかのように。
「お嬢様方~ 優斗様と真一様も浴場へとお持ちするのですか~?」
「あっ…忘れてた…。 ごめ~ん秋実姉、今日はポットで沸かしたお湯に入れておいてあげて~!」
遠くの方から聞こえてくる明日香の声。
「そういう事ですので申し訳御座いませんが、今日はこのお椀の中にお湯をいれておきますので、自分達でお体を綺麗にして下さいまし」
そう言い、お椀の中に注がれていくポットのお湯。
湯気が立ち、あきらかに火傷をしてしまう温度のお湯。
「不安そうなお顔をして…大丈夫ですよ。 ふ~ふ~っ」
秋実さんはお椀を口元まで持っていき、吹きかける息でお湯の温度を冷ましてくれている。
「さぁ、もう大丈夫でしょう。 こちらに布を置いておきますから、お湯から出たらこちらでお体をお拭き下さいまし。 あっ真一様は特にお体を綺麗にしておいて下さいね。」
そのまま立ち上がり、秋実さんも幼馴染達が待つ浴場へと向かって行った。
最後に含みのあるような言葉を残して…。
________________________________________
読んで下さりありがとうございます。
実はこの話の続きを紙芝居として6頁程作っておりまして、どこかのアップローダーにパスワード付きで投稿しようかと思っていましたが、その手法は読んで下さっている皆様にも失礼ですし、応援して下さる皆様にも大変な裏切り行為かと思い辞める事にしました。
プロフィールに書いてある(同じ趣味趣向の仲間達に楽しんで貰えるかな?との思いで縮小奴隷日記を投稿し始めました。)
この思いで投稿を始めたため、私自身に対しても許せなくなりますので…。
表のpixivに作ってある続きの話を投稿しますので、今回だけは言ったり来たりのこの面倒臭い行為に対してお許しください。
長々と長文失礼しました。 ではっ!