ここから見えるガラス瓶の中の、向こう側の世界。
見渡せど見渡せど、異常すぎる驚きの光景。
これまで普通に過ごし生きてきた世界なのに、今の自分からすると畏怖してしまう。
「あ”あ”ぁぁ!! 誰かぁぁぁぁ!!!」
《だってほら、また一人の男が”選ばれて”連れて行かれた》
大きな手に鷲掴みされ、物のように握りしめられながら、奥の扉の方へと。
”人間が、人間を手に持って…”
「ギャアアアアッ!!」
沢山の男の悲鳴や助けを求める声… どの男達も一心不乱に、あらん限り声を振り絞って叫んでいる。
…でもそんな男達の懸命な声とは逆に、この場では静かなクラシック曲が流れ、その曲の他にも、
「ふふ、今日はどれにします?」
「そうね~ …あっ私はこれにしようかしら。 先日は荒くれ者のような方を使いましたし、今回は大人しそうな物を使いたい気分♪」
「あ~良いですわね、たまにはそういう系も」
淑女の楽しそうな話し声もする。
「ん~ 私も大人しそうな物にしようかしら。 インテリ系とか♪」
そしてハイヒールを踏み鳴らして、物色しながら歩く淑女。
ガラス瓶の中に入れられている自分達を、物色しながら。
どれを使って楽しもうかと、遥か上空から俺達を見下ろし回って…。
「う~ん… んっ? これ良いわね。 今日はこれを使いましょう♪」
「いやだぁぁぁぁ!!」
また一人が淑女に選ばれてしまった。 隣のガラス瓶に入っていた男が…。
淑女はそのガラス瓶を片手で軽々と持ち上げ、中から男を外に取り出そうと瓶を傾ける。 そうする事で、中にいる男は転がりながら、嫌でも瓶の口から外に出る事になってしまう。
…瓶の中には何も掴まるものがないからコロコロと…。 瓶の出口に待ち受ける、大きな手の平の上に。
「さて、玩具も選んだ事ですし、早速使いにいきましょうか」
「えぇ、夫では満足出来ませんし、その分発散しましょ♪」
「まぁ! 実は私の所もそうなんです」
「「ふふふっ」」
ゴトッ… と、空っぽのガラス瓶を元の位置に置き、淑女達は奥の扉の方へと歩いて消えていく。
選んだ男をそれぞれ一人ずつ手に持ちながら、ウキウキとした楽しそうな声を出して。
―—何度見ても現実とは思えない。 自分が選ばれる立場として見るこの光景は。
物のように、服や下着を選ぶが如く物色されている事が、今尚とても現実の出来事だとは思えない。
だって…
「あぁ、こんな所に陳列されていたのね。 ようやく見つけたわ」
目の前に突如として現れた黒いタイツの巨大な脚。
恐る恐る見上げると、良く知っている… 働いていた部署のスーツ姿の年下の上司が、俺の事を睨んで見下ろしていたのだから…。
「どうして…」
こちらに向けて迫ってくる上司の手の平を、”笑み”を浮かべながら、どうしてこうなってしまったのかと思い巡らす。
~どうして女性の玩具にされてしまったのかと~
◇
月山桂馬 (32歳)
(つきやま けいま)
自分はある中小企業に中途採用で入社し、そこで3年間務めていた。
そこは実力主義の世界で、能力があればすぐに出世していける会社。
だが、逆に能力がなければいつまでも平のままだ。
最初は自分に自信があり、すぐに出世してやると夢見て頑張っていたが、どうやら俺は後者の方だったようで、1年過ぎ去る頃には自覚した。 ここには自分に向いていないのだと。
しかし、せめて3年は続けようと決めてコツコツと頑張っていたのだが…。
「月山くん、何度言ったら分かるの! 本当にあなたって役に立たないわね! あぁもうっ! すぐにやり直しなさい」
「あっ… はい。 やり直してきます…」
鋭い目つきで睨む、年下の「星野理央」(ほしの りお)課長。
綺麗な黒髪のロングで、スタイルも良く、美人だと誰もが答える女性。
それに、27歳の若さで課長にまでなっているのだから、もちろん実力もある。
同じ年に中途採用として入った同期なのに、平の自分とは大違いだ。
「なっ何をニヤニヤとした気持ち悪い”笑み”を浮かべて、馬鹿みたいにボケっといるの! 早くしなさい!」
そんな人が、刺すような目つきで自分を睨み怒っている。
他の部下達には優しく接するのに、自分だけには本当にキツイ言葉や目つきをするのだ…。
それに、好きでニヤニヤと”笑み”を浮かべている訳ではない。 これは昔からそうだったのだが、ストレスを感じるとどうしてもこんなニヤけた表情をしてしまうのだ。
これのせいで、幼少の頃から何度気持ち悪がられたり、怒られたりした事か…。
「はぁ… やはり星野課長に不真面目だと思われているのかな。 この悪癖の事をやはり星野課長に話しておくべきだったのかもしれない。 まぁ、今更話した所で信じてもらえそうにないけど」
ドカッ! と自分のデスクに腰を降ろし、星野課長に言われた箇所を直す作業を始める。
全員が帰宅する時間になっても、一人で黙々と。
そして、時計の針が22時を指す頃。
「ふぅ~終わった。 …さて、帰るか」
もうこれは毎日の事。 誰よりも遅く残って残業し、電車に乗って家路を進み、途中でコンビニに寄って晩御飯を買い、そして誰も居ない一人部屋で食べて、風呂に入り寝る。
朝になればまた仕事をして怒られる。 これの繰り返し…。
でも、そんな生活も後2週間で終わる。 幸い次の新しい職場も見つかった。
だから、残っている有給を少し消化しつつ、我慢していれば終わるのだ。
この地獄のような毎日が。
……そう、終わるはずだったのに。
「こっこの人痴漢です!」
「えっ!?」
「大人しくしろ! おっさん!」
通勤途中の満員電車の中で、若い男に片手を掴まれて持ち上げられた。
周囲の乗客達からは、一斉に軽蔑の眼差しが向けられている。
「おっさん、やっちまったな。 次の駅で一緒に降りてもらうぞ」
「いっいや、自分はやってない! 何もしていない!」
いくら否定しても男は聞き耳を持たず俺の腕を拘束してしまい、次の駅の駅員室に強制的に連れていかれた。
そこで警察を呼ばれ、
「違うっ! 本当にやってないんだ!」
「あのねぇ、皆そう言うの。 痴漢をしたのでしょ?」
どうする事も出来なかった。 涙を流しながら、婦警に何処を触られたかを話す女性と、自分を捕まえた男が、痴漢をしている現場を見ていたと言っているのだから。
「はぁ… とりあえず署まで来てもらいます」
「なっ何故!? やってないって何度も!!」
自分が連行されていく最中、ふとあの男女が”これであの人にお金を貰えるね”と話している会話が耳に入り、そこで始めて自分はハメられたのだと… 痴漢の冤罪にあったのだと理解した。
◇
「それから何故か牢屋に入れられ、体内に謎の液体を注射されて、こんな小さな体にされたのだったな…」
そんな過去の記憶を思い出して、今、自分はとある部屋の机の上でぼんやりと思いふけっていた。
「結局あれからどれほどの日にちが経ったのだろうか。 もう曜日感覚がさっぱり分からない。 会社も無断欠勤のままだし、それに新しい職場も、もう…」
きっと駄目になっている。 せっかく採用してくれたというのに、なんの連絡もしていないのだ。 今更連絡をして働かせてくれと頼んでも、鼻で笑われて一蹴される事は明白。
それに、冤罪と言えども自分は痴漢という犯罪を犯した事になっている。
例えこんな体にされていなくても、向こうから断られていたであろう。
「はぁ~… 何もかもが無くなった。 あの痴漢の一件があってから全て。 このまま元の大きさに戻ったとしても俺はどうやって生きて… ん? あぁ… 戻ってきた…」
ガチャッ…
机の上に大の字で仰向けに寝転がって、これからの事を考えていた時、部屋のドアがゆっくりと開いて、そこから一人の女性が部屋に入りこちらに向かってくる。
重機が落ちるかのような足音を響かせて、自分が”置かれた”机の前に。
「ふぅ~♪」
「ほっ星野課長…」
とても高級そうな甘い石鹸の匂いが星野から香ってくる。
それもそのはず、この人はあの店で自分を選び、そしてこの部屋に入ってすぐさまシャワーを浴びに向かったのだ。 物のように自分を机の上に置いて…。
だから星野の姿は、バスタオル一枚に身を包んだ姿。
普段はキッチリとしたスーツ姿なのに、今の姿はとても官能的だ。
まぁ、普通の男だったらそう思うって話だが…。
だって、自分を玩具として使う女性の体は、恐怖の対象でしかないのだから。
「んふふ♪ いつもの玩具と違って、身近な玩具を使うのは始めての事だから、少し恥ずかしいわ」
…何て言うのか、星野は弾んだ声を出して浮かれているように思える。
多分それは、小さくされた人間の玩具を、これから使う事に期待しての事。
それに星野は今から使おうとしている者が、まさか部下であった男だなんて思っていないのであろう。
もし知っていたら、あの課長が俺の前で、こんなバスタオル一枚の姿をさらすはずがないのだから…。
…だから、
「まっ待って! 星野課長。 俺だ! 月山桂馬だ!!」
精一杯大声で、星野の耳にまで聞こえるように声を張り上げる。
さすがに自分の事に気づいてくれれば、他の女性達のように俺を使う事はしないだろうと。 それにお互いを知っている仲なんだ。 星野ならこの異常な場所から助け出してくれるかもしれないと思って。
――でも、星野が告げた言葉は。
「知っているわよ。 月山くんだと知っていてあなたを使おうとしているの」
「は…? えっ…」
そう言って俺の事を近くで見ようとしているのか、前屈みになる星野。
目の前にはパッチリと開いた大きな目や鼻と口。 もっと言えば、鼻の穴の中までもが見える。 いくら美人な人でも、こうして近くで顔を見ると不気味で気持ちが悪い。
それに信じ難い事だが断言したのだ。 この人は知っていて、他の女性客と同様に俺を使おうとしていると。
――性欲を発散するための道具として…。
「それから、もう私はあなたの上司じゃないのだから、課長なんて言葉はつけなくてもいいわよ。 痴漢という恥ずかしい犯罪を犯してクビになったのだからね」
……やはりそうか。 分かっていた事だが、世間では俺が本当に痴漢をしたという事になっているのだ。 冤罪なのに…。
「星野課長… いえ、星野さん。 俺は痴漢なんてしていないんだ。 それなのに突然牢屋に入れられ、こんな姿にまでされて…。 だから星野さんからもう一度あの時の事を調べてもらえるように掛け合ってもらえないか? もしかしたら同じ車両に乗り合わせていた他の乗客が、痴漢をしていなかった事を証明してくれるかもしれない。 …だから!」
情けないが、年下の女に土下座をしてまで必死に頼み込む。
いくら玩具として俺を使おうとしている星野でも、冤罪だと知れば同情して憐れんでくれると思ったから。
…しかし
「嫌よ、面倒くさい」
必死な懇願も、面倒くさいという一言で切り捨てられた。
……そして更に星野はズイッと身を乗り出し、今、俺の目の前には星野の口がすぐ傍に… キスが出来そうな距離にまで近づく。
「月山くん、あなたは私や他の女性達に使われる性具として一生を終えていくのよ? それに良かったじゃない、痴漢までして女性の体を触りたかったのでしょ? 今のあなたならいくらでも触わってもいいのよ。 …あら? ふふ、そんなに笑顔を浮かべて嬉しそうにして」
いつの間にか俺はまた、笑みを浮かべていたようだ…。
ストレスが溜まって、勝手に出てしまう笑みを。
「あぁそれと、女性に使われる玩具の分際で、私の事を気安く星野さんと呼ばないでもらえる? 呼ぶのなら、理央様って崇め立てて呼んでくれないと。 あなたは人間である私に、”使ってもらえる”立場なのだから」
そう言って舌を出し、俺の体をペロっと一舐めする。
星野の舌だけで土下座をしていた俺の体は、簡単に仰向けに倒された。
「んふふ♪ 月山くん、そろそろ自慰を始めるわね。 誠心誠意私の身体に尽くしなさい」
星野は屈んでいた姿勢を元に戻し、身を包んでいたバスタオルをほどき、バサッと床にに落とした。
そうした事により隠されていた星野の、シミ一つない綺麗な裸体があらわになる。
「冗談ではなく、本当に俺を使うつもりなんだ…」
目の前で堂々と女体をさらす星野。
その女体を見上げていくと、気取ったように二つの胸のポッチがツンッと立っている。
そして胸から下に視線を向けていくと、星野の股間部、逆三角形もが隠す事なくさらされ、手入れをしているのか黒い茂みの陰毛が、綺麗に整えられている事が見て取れる。
「……今から俺は、この身体に奉仕を…」
こうして見上げて見ると、改めて本当に星野は綺麗だと思う。
透き通るような肌をしていてスタイルも良く、なによりとても美人だ。
――俺に対して散々イジメのような事をしていたから、性格は最悪だが。
「んふふ♪」
「うぐっ」
星野は雑に俺を掴み、ベッドへと仰向けに寝転がった。
そしてお腹の上に俺を落とし、両手を頭の後ろで組んで無防備な状態をさらす。
家でくつろぐみたいに無防備な姿をだ…。
「月山くん、仕事では役に立たなかったけど、新たに私の身体の役に立つ仕事が出来るわよ。 あなたを役立たずと思っていた私の評価を覆す最後のチャンス。 私を気持ち良くさせて頑張りなさいね。 さぁ、まずは使ってもらえる事に感謝してご挨拶なさい」
これまで役立たずと言われ何度堪えてきたか。 どんなに貶されようとも、上司だから逆らわずに。
……まぁ今のこの状況でも、別の意味で逆らう事は出来ないのだが。
「あぁ、分かった… するよ… 星野さんに今から奉仕を…」
「星野さん? 違うでしょっ! 玩具にされて人間だった頃よりもさらに馬鹿になったの? それに、あなたを使ってあげる人間の私に対して何なのその言葉使い。 崇めなさいと言ったわよね? ほらっ、もう一度しっかりとご挨拶しなさい!」
「……理央様、申し訳ございません。 理央様のお身体にご奉仕させていただきます」
「まったく、最初からそう言いなさいよ。 本当にあなたってどうしようもな ……ん? 何をボケっとしているの。 早く始めなさい! このグズ!!」
酷い言われようで怒りが湧くが、グッと我慢をして奉仕を始める。
丁度お腹の上に置かれたから、俺の頭よりも大きい星野のおへそに…。
「んふっ、んふふ♪ まずは私のおへその中なのね。 まさか一緒に働いていた部下に、こうしておへそを舐めさせる事になるなんて思ってもみなかったわ♪」
俺もそうだ。 元上司であった女のへその中に頭を突っ込み、舐める事になるなんて想像もしてなかった…。
「一応掃除をしてはいるけど、もし細かいへそゴマがあったら取り除きなさい。 あっ食べたかったら食べてもいいのよ? きっと美味しいわよ~? んふふ♪」
絶対に嫌だ。 誰が好き好んでそんなのを食べるか…。
同じ職場で働いていた頃から、どこまでも俺の事を馬鹿にしやがって…。
「はぁ~♪ 良いものね。 こうして身近にいた元人間をオナニーに使うのって」
そんな感想をもらして、私のおへその中を舐めている哀れな彼に、軽蔑の眼差しを向ける。
年下の私に馬鹿にされ、さらにはこんな事をさせられていると言うのに、彼は”いつものように”また笑みを浮かべている。
――実は、これまで月山桂馬の怒っている姿を見た事が一度もない。
入社したての頃からそうだった。 先輩や上司から怒られている最中も、いつもニコニコとしていた。 どんなにキツク怒られようとも。
だから私は、一度見て見たくなった。 彼の笑顔が崩れ、悲しみ落ち込む表情を。
これは私の悪い癖。 だけど、一度気になった男の弱った姿や、落ち込んだ表情を見るのが昔からどうしても好きで、今でもそれは変わらない。
一度でも私がその人物にそう思ってしまうと、その姿や表情を見るまでどんな”手段”を使ってでも必ず追い詰めてしまう。
……まぁ、良い癖だとは言えないけど、月山くんはこんな私に捕まってしまったと思って、諦めてもらうしかない。
――だから、
《一度、一度だけで良い。 私にどんな苦悶の表情をするのか見せてほしい》
そんな思いで日々、彼に辛く接していたのだが…。
「やっぱり笑っているわ…。 ここまで私にされているのに…」
見せてくれない。 何をしても彼は私にそうした表情を見せてくれない。
一度でも見せてくれたら、今まで辛い思いをさせてごめんなさいと、謝ろうと思っていたのに…。 まぁ、今の彼は玩具になってしまったのだから、変わらず使わせてもらうつもりではいるけど。
―—月山桂馬は、まさかそんな事を星野理央から思われていた事なんてつゆ知らず…
「よし、次はあの山に移動して…」
桂馬は理央のへその奉仕が終わり、次は胸に移動して乳首に奉仕を始めていた。
触ったり舐められる感触が気持ち良いのか、理央は甘い声を出して喘いでいる。
レロッ‥ レロォ…
「はっ…❤ やんっ❤」
ムクムクと乳首が天に向けて膨らみ、乳輪が小さく狭まる。
乳首が勃起した事によって、狭まったみたいだ…。
また、理央の顔はトロンッと蕩けた表情をしていて、悦しんでいる様子。
桂馬は睨まれる事しかなかったから、理央が見せる雌の表情を見て、本当に同一人物かと戸惑う。
クチッ… グチュッ…
「はぁ…❤ あはぁん❤」
「えっ!? ちょっ! うわぁぁっ!」
俺の奉仕で気持ちよさそうに喘いでいた星野だが、突然左の乳首を舐めていた俺を掴み上げ、右の乳首の上に落とした。
「……こっちの乳首も舐めて奉仕しろって事か…。 俺の事を道具扱いしやがって…」
道具のように扱われても… 惨めな気持ちを我慢してでも奉仕しなければいけない。
何故かと言うと、これまで女に逆らって消えていった男達を沢山見て来たからだ。
だから俺は、例え星野に酷い事を言われようが、献身的に奉仕しなければならない。
左の乳首にしていたみたいに、乳首の根元から丁寧に… 丁寧に舐め上げて…。
「はぅん❤ んぅ❤」
ビクッ! ビクビクッ!
俺に舐めさせて気持ちが良いのだろう…。 小刻みに震えながら、高く膨れ上がっていく乳首。 甘えたような喘ぎ声を出し、星野はその快感を悦しんでいる。
チュッ‥ グチュ…
そんな中、何処からか水音が聞こえてきた。
何処から? と、星野の胸の位置から、水音のする方へと視線を向けると、先ほど俺を掴んだ手がいつのまにか股間の方に移動していて、その手で自分のマンコを弄っているために、そこから音が鳴っていた。
グッチュッ…❤ クチッ…❤ ヌチュッ…❤
と、イヤラシイ卑猥な音を立てて。
「んぅ❤ もっもうベチョベチョ… ダメ、我慢出来ないわ❤」
「えっ!? おわぁぁぁっ!」
星野の言葉通り、我慢が出来なくなったのだろう。
突然乳首にいた俺を粗雑に掴み、愛液で濡れきったマンコの前へと持ってきて、
「まっまさかっ! 待てっ、このままじゃ入らないからっ! やめっ…」
「いっ! グゥゥゥアァァァァッ!!!」
頭からではなく、足からでもなく、膣口に俺のお腹辺りを当てて、無理やり指で俺の背中を押し、グイグイと中へ押し込んでいく。
そうされた事で背中の骨が折れ、逆方向にくの字に曲がってしまった俺の体。
それでも尚、自分の快楽のためだけに膣口の中へと押し込んでいく…。
グジュッ❤ グチュッ❤ グジュ❤
「ほらっ、動きなさい! 大人の玩具らしく、私のオマンコの中で動いて気持ち良くさせなさいよっ! んぅ! くぅぁん❤」
本来なら死んでいても可笑しくない状態… でもそんな俺に構わず、容赦なく星野は二本の指でマンコの中を掻き回す。
痛みと苦しみでもがく、星野の膣内にいる俺ごと…。
「あっ❤ あっ❤ イッイクのっ! もうイキそうなのよ! だから動いて… 玩具ならもっとオマンコの中で動きなさいよっ! この役立たず!! …んぁ❤」
そうは言っても自分の意志で動く事が出来ない。
骨が折れたとて、すぐに折れた骨は治る事には治るが… 今、俺の現状は身体がくの字で膣内に入れられた状態。 その状態のまま狭い膣壁に締め付けられ、固定されているせいで、元に戻らないのだ。
「ぁ…ぅ…ぅぅ…」
叫び声や悲鳴すら満足に出せず、激しい痛みでビクビクと勝手に痙攣を起こしてしまう体…。
ただ、痙攣して震えていた場所が、星野の感じる気持ちの良いポイントだったのか…。
「やぁん❤ なっ何これぇ! しゅごっ… しゅごいっ❤ 月山くんが私の気持ち良い所で震えて… あんっ❤ ちっ小さなローターみたいに… んっ…くぅ❤ イッイッちゃう! 月山くんを使ってイッちゃう! あっ… はぁぁぁぁん❤」
大きな喘ぎ声を出して、星野理央は達したのであった。
下品に両脚をM字にして、腰を上に持ち上げ、透明な液体をプシュッ! プシュッ! と何度も噴き出して…。
――星野理央は、元同僚で自分の部下だった年上の男を性具として使って、膣をギュゥゥッ! と締め付けながら本当に達したのだ。
「ぁ…はぁぁ~❤ ふぅ… ふぅ…」
ドサッ! と、持ち上げていた腰をベッドに落とし、理央は乱れた息を整える。
そして、愛おしそうに自分の下腹部に手を当てて、優しく撫でる。
未だ膣内にいる桂馬に向けて、気持ち良かったとお礼を言うみたいに。
「はぁ… はぁ… んふっ、んふふ❤ 月山くん、最後のあれは気持ち良かったわ。 仕事面では役立たずだったけど、女の玩具としてはまぁまぁ良かったわ。 さて、オマンコの中に異物感があって気持ち悪いし、一度外に出すわね…」
下腹部に力を入れて外に出そうと息む。 そしてすぐに、プチュッとオマンコから音が鳴って、ペチャンコの月山くんが外に出てきた。 その姿が余りに滑稽で惨めだ。
まぁ、自分がした事なんだけど。
「うっうわぁ… 凄く痛そうね…」
指で摘まんだペチャンコの彼を、自分の顔の前に持ってきて確認したら、それはもう酷い姿。
普通なら確実に死んじゃっている姿。
だって、手や脚があらぬ方向に折れ曲がり、体も後ろ向きに折れ曲がってペチャンコになっているのだから。
きっと、私が二本の指で月山くんごと掻き回したり、イッた時に膣に力を入れてしまったから、こうなってしまったんだ。
ただ私はオナニーしていただけなのに。
でも、それでも彼の表情は、
「まだそんな顔をして笑みを浮かべていられるんだ…」
涙を流して、鼻や口から血を垂れ流していても、彼は笑みを浮かべながら意識を失っている。
「……いいわ。 こうなったら意地でもあなたの苦悶に歪む表情を見るまで、こうして痛い思いをさせながら使い続けてあげる。 あなたには悪いと思うけど、どんな表情をするのかずっと気になってしまっているのよ。 だから、こんな癖がある私に捕まってしまった事を不運だと思って、諦めなさい。 まぁ、一度でもその表情を見せてくれたのなら、今後優しく使ってあげるから」
星野理央は、折れた骨が再生されていく月山桂馬の姿を見ながら喋りかける。
意識を失っている桂馬には… 聞こえるはずもないのに。
――ただその言葉通り、星野理央は毎回月山桂馬を使って自慰をする事になる。
いつか、気になっていた表情を見る事を夢みて…。
これは、お互いの悪い癖が重なってしまったがために起きた悲劇。
その癖は絡まり合い、決して解ける事はない。
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読んで下さりありがとうございます。
この話は続きがあり、次回で月山桂馬の出番は最後となります。
登場したばかりなのに…('ω')
また、私のお話にお付き合いしていただき、そして支援までしてもらって本当にありがとうございます。
私自身も投稿したての気持ちを忘れず、皆さまに読んでもらえている事、見てもらえている事に感謝して作品を作っていきます。
ではっ!