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縮小奴隷日記外伝 後編③~千雨のペット~

 ………………

 …………

 ……


「そんな事もあって、次に目を覚ますと、いつの間にかこのケージの中にまた戻されていたんだ」

「お、おいおい……まじか……」


 晴樹が話す、これまで経験した出来事に絶句してしまう陽介。

 恋人だった人が他人に抱かれている姿を見せられ、ましてや膣内に入れられてセックスをされるなんて、どれほどの地獄を味わったのだろうかと想像して。


「お前は……いや、晴樹はあの女のペットになって幸せだって言ってたよな? そんな事をされているのに、まだお前は幸せだと言っているのか?」


 陽介の疑問は尤もだ。 普通なら、曲がりなりにも幸せなんて言葉は使えない。


「確かにそうだけどさ……もうその事は良いんだよ。 僕が目を覚ました時、千雨は泣きながら謝ってくれたし。 それにさ、あの日の後から好きだと言って、何故かやたら優しく扱ってくれるようになったしね。 まあ、何と言っても、もうあの男はこの家にいないみたいだから」

「家にいない? 何故だ、夫婦なんだろ?」

「うーん、あの営みの日から数日後に夫婦喧嘩しててさ。 原因はあいつの浮気なのだけどね。 まあ、それでも三年間は一緒に暮らしてはいたけど、半年前ぐらいかな? 朝早くに珍しく二人一緒に外出して行ったと思えば、帰ってきたのは千雨だけで、それっきりあいつの姿は見てないんだ」

「姿を見ていないって……別れたのか?」

「別れてはいないみたい。 気になって尋ねたんだけど、千雨は “別居中” って言ってそれ以上話してくれないから。 まあ、そういう事だから千雨と二人暮らししているみたいで幸せなんだ。 本当にすごく可愛がってくれるし」

「そ、そか……」


 話を聞いて、晴樹は今や自分の現状を受け入れているのだと感じた。

 人に世話をされて可愛がられるだけのペットとして。


「俺は……晴樹のようには未だ思えない。 人間の時に過ごしていた記憶はあまり思い出せないけど、でも、俺は確かに人間であって、飼われるペットじゃないから」


 そう言って陽介は、自分をペット扱いして飼う少女達に視線を向ける。

 ちょうどその時、陽介を気にしてかチラチラとこちらを見ていた心菜と目が合い、嬉しそうに小さく手を振ってきた。


「ふふ、優しそうな娘じゃないか。 それなのにまだ不満があるのかい? さっき陽介が話してくれたお店で商品として生きるよりも、あの娘に飼われて生きた方が断然幸せだと僕は思うけど。 何ていったって僕達はもう元の大きさには戻れないし、誰かの世話になって生きていくしか出来ないからさ」

「あ、ああ……」


 晴樹の言葉に納得する。


(そうだ、確かにあの店と比べたら今の方が断然幸せだ)


 陽介は思い出せないでいた。


 《自分が “誰” を想い、あの店での地獄を耐え抜いてきていたのかを》

 

「ほら、陽介。 あんなにあの娘は手を振ってくれているし、手を振り返してあげたら?」

「……あ、ああそうだな……」


 “最愛” を忘れた陽介は、言われたままに手を振る。

 すると少女は花が咲いたように笑顔になり、さらに手を振り返してきた。


「ハハ……なんだよ、手を振ったぐらいであんなに喜んで……」

「すごく愛されているみたいで良かったじゃないか」

「ああ、うん……。 そうか、俺はあの娘に愛されているんだな……」

「そうだね、僕が見る限り、かなり溺愛されていると思うけど?」


 無理やり飼われるに過ぎなかった陽介は、始めて心菜の “愛” を感じた。


(なんだろうか? あの娘に……心菜にあんなに愛されているのなら、俺は――)


 なのでこの時陽介は、晴樹のように新たな生き方をするのも悪くないと思い始めていた。


 《小動物みたいな本物のペットになって、飼われるという事を》



 時を同じくして、ペットの飼い主達の会話も一段落したみたいであった。

 今は渇いた喉を潤すために、千雨と萌は冷たいお茶やジュースを飲み、心菜に至ってはケージの中に居る陽介に向けて、手を振っている所である。


「うふふ、心菜ちゃんはほんまにペットの事が好きなんやね」

「あ、はい! もう可愛くて仕方がないんです。 見て下さい、ようちゃんが始めて私に手を振ってくれて……」

「わぁ、ほんとだ! あんなようちゃんの姿、萌見た事がないよ。 お友達が出来て嬉しかったのかな?」

「ええ♪ 千雨お姉さまのペットのおかげかと思います」

「そう言ってもらうと、晴ちゃんの主人としてウチは嬉しいわ。 それはそうと喉も潤した事やし、そろそろ “仲良くなる実践” をしましょうか」


 そう言って千雨は立ち上がり、晴樹達の方へと歩いてくる。


「うわぁぁぁッ!」

「陽介、大丈夫。 千雨は大丈夫だから」


 ドスンドスンッと千雨が歩く震動で陽介は怖がっているが、晴樹は逆に落ち着き払い、安心させるように声をかけ続けていた。


 ドォォォンッ!

 晴樹が全力で走って約三分もかかる距離を、僅か数歩……一瞬で歩いてきた千雨。


「晴ちゃん、ようちゃん、今から手で掴んで持ち上げるさかい、大人しくしててな?」


 そう言って、見下ろしながら晴樹達に喋りかけ、片手だけで晴樹と陽介をいともたやすく持ちあげてしまい、そのまま元いた場所に戻っていく。


「さて、実践なのやけど……心菜ちゃん達が言うように、人間の行動にようちゃんは怖がっているみたいやね」

「はい……。 しばらくすると落ち着いてくるのですが、手に持つときは最近何故か怖がってしまって。 ようちゃんを飼いだした初めの頃は、ここまで怖がったりしなかったのですが……」

「うん、何だか萌達が苛めてるような気分になるよ」

「そう……。 まあ、これもあのお店で女性達の性処理として扱われていたせいやと思う。 そやからまずは、心菜ちゃんと萌ちゃんが “それら女性達とは違う” って思ってもらわへんとあかへんね。 自分を大事にしてくれる唯一の味方なんやと」

「味方……ですか?」

「そう、味方。 まあ、見てて」


 千雨は晴樹達を丁寧にテーブルの上に置き、おもむろに着物の上半身を捲り出した。


 ぷるんっ♪

 だから露わになる二つの膨らみ。

 男にはない、女性が持つ膨らんだ胸が、晴樹達の目の前でプルプルと弾む。


「えっ!?」「ふぇっ!?」


 千雨の突然の奇行に驚く心菜と萌。

 いきなり胸をさらけだしたのだ。 驚かない訳がない。


「ち、千雨お姉さま? 急になにを……」

「びっくりした! 突然おっぱいを出すんだもん」

「ふふ♪ 実際に仲良くなるための扱い方を二人に教えてあげようと思って。 とりあえず見てて」

「あ、はい……」「うん……」

「じゃあ晴ちゃん達、お腹空いたやろ? “ご飯の時間” にするしウチの手の平に乗って」


 千雨はテーブルの上にいる晴樹達のすぐ目の前に、お椀の形作った両の手の平を乗せる。

 そんな手の平を前にして、陽介はブルブルと震えだす。


「ちょ、ちょっと陽介、大丈夫?」

「……こ、怖くないのかよ晴樹は……。 絶対この女は “俺達を使ってする” つもりなんだぞ? み、見ろよ……あんな悍ましい胸を出しているんだ。 絶対に俺達を使うつもりだ」

「ううん、違うよ、そうじゃないから大丈夫だよ陽介。 千雨は本当に食事をさせるつもりで胸を出しているだけだからさ。 絶対に性処理には使われないから、友達になった僕を信じてほしい」

「…………ともだち? そうか、友達か……。 久々に言われた言葉だ。 ……うん、分かった。 怖いけど、晴樹を信じる事にする」

「ありがとう、陽介にそう言ってもらえて僕は嬉しいよ。 じゃあ、僕は千雨の右手に乗るから、陽介は左手に乗ってあげて?」

「わ、わかった……」


 晴樹とは違い、恐る恐ると手の平を登る陽介。

 それを見て、千雨は決して急かしたりはしない。

 優しい眼差しで陽介が登りきるのをただ待っている。


 そうしてしばらくして、陽介がしっかり登ったのを確認した千雨は、ゆっくりゆっくりと、手の平を上に仰いだ状態のまま、胸元にまで持ち上げていった。


「さあ晴ちゃん、ようちゃん、お舐め。 今日は暑くて汗掻いてるし、濃くて美味しいはずやで」

「ぅぁ…………」


 上昇して辿り着いた先にある、千雨が舐めろと言っている発達した乳首に声を漏らす陽介。

 これまでに何度も道具のように使われてきたから怖いのだ。

 それは乳首だけじゃなく、女性のあらゆる性感の場所が……。


「んっ♪ 晴ちゃんったらそないがっついて、お腹減ってたんやね。 ごめんな、お昼ご飯が遅くなって」


 右側の乳首に蕩けた表情で舌を這わしている晴樹。

 あまりにも美味しそうに舐っている姿を見て、陽介は思わずゴクリと生唾を呑み込む。


(お、美味しそうだな……)


 ――時刻は十五時過ぎ。

 晴樹と同じで、陽介も少量の唾液以外口にしていなくて飢えていた。


「ようちゃんも遠慮せずにお舐め。 そない怖がらんでも、お店にいた人達のように使ったりせえへんし。 これはご飯を与えているだけ。 そやから安心して?」


(ご飯を与えているだけ……か)


 普段の陽介ならそんな言葉は決して信じない。

 だけど、新しく出来た友達の晴樹が信じてくれと言っていた。

 ――自分と同じく、人間に飼われている友達が。


 なので陽介は晴樹を信じ、目の前にある乳首に向けて舌を這わす。

 恐怖で身体をガタガタと震わせながらも。


「あっ❤ ちょっ……んぅ❤ ようちゃんってエッチな舐め方をするんやね。 別にウチを気持ち良くさせようとせんでもええんやで?」


 陽介はつい “癖” でいつもと同じ奉仕の舌使いで舐っていた。

 乳首の根元から先端へと舌を這わし、速度の強弱をつけていやらしく。


「んっ……あっ❤ こぉらっ♪ 晴ちゃんまでエッチな舐め方して……」


 千雨の嬌声を聞き、晴樹も負けじと舐め方をかえたようだ。

 そんな両方に這う小さな舌の動きに、二つの乳首はみるみる固く勃起していった。


「わぁ……千雨お姉ちゃん気持ち良さそう。 いいなぁ……」

「う、うん。 ようちゃんがあんなに素直に舐めるなんて……。 私もしてほしい……」


 二匹のペットに乳首を舐められている姿を見て、物欲し気にみつめる二人の少女。


「ふ……ん❤ こ、心菜ちゃん、萌ちゃん。 ご飯の時間は決して欲望に負けてしたらあかんよ? ようちゃんはおそらくウチ達女の身体自体にも恐怖心を抱いているみたいやし」

「私達の身体にも……ですか?」

「ええ。 この子はお店にくる女性客に、物として自慰に使われていたから怖いんやと思う。 もしかしたら女性自体を怖がっているかもしれへん。 そやから晴ちゃんと違って中々懐いてくれへんのと違うかな」

「うぅ、はい……」

「だから怖くはあらへんよって、これから身体を使ってご飯を与えて慣れさせていきましょうか。 たっぷり愛情を注いでお世話してあげれば、きっとこの子も心菜ちゃんや萌ちゃんの事を味方やと思って心を開いてくれるはずやし」

「……はい」「うん、分かった」

「ふふ♪ なら二人もこの子達にご飯を与えてみましょうか。 ウチがしているように優しく扱って舐めさせてあげたらええし」


 そう言って手に乗せているペットに気遣いながら、ゆっくりとした動作で二人の少女に手渡す。

 心菜には陽介を。 萌には晴樹を。


「わぁ♪ 千雨お姉ちゃんのペットを萌が借りてもいいんですか?」

「かまへんよ。 後はお腹がいっぱいになるまで萌ちゃんが与えてあげて?」

「うんっ! えへへ~じゃあ、さっそく」


 晴樹を乗せた手とは逆の手で、ブラと一緒に上着を捲り上げる萌。

 すると、千雨よりも大きなはちきれんばかりの爆乳が、ブルンッ! と晴樹の前に飛び出した。


「す、すっごっ…………」


 晴樹は少女に似つかわしくない爆乳にたじろぐ。

 これまで生きてきて、見た事もないほどに大きな胸だったからだ。


「いっぱい舐めていいからね? はい、どうぞ♪」

「うわぁぁッ! ――うぶッ!!」


 そんな爆乳にある乳首の先端に、晴樹の頭を人差し指でグイグイと押し付ける。

 頭が胸の中に沈み込む力で。


「ああ、晴ちゃんが痛がってるさかいにそない力任せにしたらあかんよ。 ご飯を与える時はペットの前に乳首を持ってくるだけでええからね。 ペットに喋りかけたりして、もっと優しく扱ってあげて?」

「う、うん、わかった。 えっと……ごめんね? 痛かったんだね」


 萌はパッと頭を押し付けていた指を離す。


「いてて……いや、いいよ大丈夫。 ご飯の時は僕の意思で舐めるから、萌ちゃんはそのままにしてていいからね」

「うん! じゃあ、ジッとしてるね」


 目の前にある萌の乳首に向けて、晴樹は舌を這わし始める。

 乳首にこびりついた汗をチロチロと。


 そんな晴樹と萌の姿を見て、もう大丈夫だと安心した千雨は、次に心菜の方へと視線を向けた……が、心菜は未だ晴樹を手に乗せたまま、何故だか陽介を見つめているだけであった。

縮小奴隷日記外伝 後編③~千雨のペット~

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